本記事ではバレーボールの上達には必要不可欠なテーピングの使用目的からおすすめ商品まで紹介していきます。
バレーボールはスパイクやブロックでジャンプ動作が多く、レシーブでは瞬間的にボールに飛びつく動作等、激しい運動です。そんなバレーボールをやったことある方は、大小問わず一度は何かしら怪我を経験したではないでしょうか。
怪我をしたときにテーピングをしたり、再発防止のためテーピングをしますが、今では怪我自体を予防する目的でテーピングをする選手が増えています。
しかし、どういうときにテーピングすればよくて、どのテーピングがいいのかなど疑問点も多いかと思います。
そこで本記事では、部位別・用途別のテーピングの選び方と、バレーボールテーピング人気おすすめ10選をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

スポンサードサーチ
バレーボールのテーピングはどこに何のために使うの?

バレーボールはスパイクやブロックでジャンプを繰り返したり、レシーブでは中腰姿勢を保ちながら瞬間的にボールに飛びついたり等、激しい運動のため、怪我をする危険性が高くなります。全身を使う競技のため、身体のあちこちを怪我してしまうかもしれません。
テーピングは指や手首、足等の関節に巻いて傷害を受けやすい部位を補強、その動きを制限することで怪我や傷害を予防し、再発を予防する目的で使用します。
また、ギプスのように関節をガチガチに固定するのではなく、プレーに支障をきたさない範囲で、無理な力が加わっても、捻挫を起こすような関節の動きを制限して、少しでも軽傷になるように使用します。
さらにバレーボールのプレー中に怪我をしてしまったとき、医療機関を受診するまでの応急処置としてテーピングを行う場合もあります。症状の悪化を最小限に抑えるための処置です。
肩
バレーボールのアタックの動作は空中で重いボールをヒットします。すると手は打点で止まってしまい、それまで動いていた肩の筋肉や腱の動きも止まってしまう非生理的動作です。こういった不自然な使い方のしすぎで、肩を上げる筋肉や腱が徐々に磨耗して、関節を安定させている腱板を損傷してしまいます。
バレーボールに多い肩関節障害は、「動揺型ルーズショルダー」です。元々肩の関節が緩い人、弱い人に多く、スパイクを打つと肩が痛くなります。特に青少年は肩に負担がかかりすぎて肩痛や亜脱臼の原因になります。
「肩関節亜脱臼症」は、無理な体勢や打ちすぎで疲労がたまってくると起こる亜脱臼で、いわゆる外れる感じがあるものです。
「腱板損傷(ローテーターカフ損傷)」は、肩の酷使によって、肩を上げる筋肉や腱が受ける損傷です。
「インピンジメント症候群」は、肩の中で腱が骨に当たって引っかかる障害です。
以上のような怪我の予防と再発防止のために、テーピングを肩に巻きます。
肘
バレーボールをする前から、元々「外反肘」や「内反肘」正面から見て前腕が外側に曲がっていたり、内側に曲がっている、「反張肘」肘が過度に反っているの人は、肘関節の障害になりやすいです。
例えば、肘が反っている人がブロックをしたとき、外側に向かってスパイクを打たれて当たると、いわゆる肘をもっていかれる状態になり、肘の靭帯を痛めてしまいます。またレシーブで他の人とぶつかったり、床に手をついたときにバランスを崩すと肘を痛める恐れがあります。
肘は突発的な怪我が多くなり、日常生活の中でどうしても伸ばしたり曲げたり動作させる部分なので、テーピングでサポートすることが必要です。
指
指の怪我でプレー中に注意すべきは、ブロックのときの「突き指」です。ブロックとスパイクのタイミングが合っている場合は良いのですが、相手がタイミングのずれたスパイクを打ったとき等、ブロック側が力を緩めていることが多く、その時突き指をしやすくなります。
「突き指」と言っても骨折、関節の脱臼、腱の断裂、靭帯の断裂等、さまざまな症状があります。負傷したときに「変形している」、「熱をもっている」、「腫れている」、「変色している」、「痛みがひどい」場合は、必ず医師に診せましょう。
医師の診察により、ギプス等不要だがサポートが必要な場合、再発予防のため添え木とテーピングで指を保護します。
膝
スパイクやブロック等のジャンプ動作で、大腿四頭筋が酷使されることにより、膝のお皿の骨を中心とした上下スネの出っ張り部分が痛みやすくなります。
これを「ジャンパーズニー(ジャンパー膝)」と言います。片方の膝に痛みが出ると、両方の膝に痛みが出る確率が高くなります。
突発的な怪我ではないため、どうしてもサボっていると誤解されたり、痛くても何とかプレーできてしまうので、医療機関を訪れる頃にはすでに重症というケースが多いので、注意が必要です。
またジャンプ後の着地で膝に無理な力が加わり、「半月板損傷」や「前十字靭帯損傷」を起こすことも少なくありません。筋肉の疲労や靭帯損傷のサポートをするため、テーピングで保護・サポートすることが重要です。
足首
足関節部の靭帯損傷、いわゆる「捻挫(ねんざ)」は、バレーボールで最も多い急性(突発的)障害です。
スパイクやブロックのとき、相手や味方の足の上に乗って足首を内反してしまい、外くるぶしの靭帯が伸びてしまいます。足首を捻挫すると、主にくるぶし周辺が内出血のために腫れてしまい、ジャンプしたときに痛みやぐらつき感を生じます。
捻挫して直ぐにテーピングを巻いて圧迫すると腫れが軽度で済むこともありますし、捻挫が治ってから再発防止のため、足首を保護する意味でテーピングを巻くと効果的です。
バレーボールのテーピングの選び方を紹介!

用途で選ぶ!
「アンダーラップ」…テーピングの前に肌に巻いて、かぶれ等から皮膚を保護します。
「非伸縮テープ」…主に関節の固定や可動域制限に使う、基本のテープです。
「ハード伸縮テープ」…主に膝・肘・肩等の筋肉の収縮、弛緩の大きな部位に使います。「ソフト伸縮テープ」…圧迫や固定のほか、テーピングの仕上げに上から巻いて使う、薄くて柔らかいテープです。
「キネシオロジー」…疲労した筋肉のサポートに使います。筋肉に沿って貼ることにより、筋肉の正常な動きをサポートします。
テープそれぞれに求める目的や効果が違います。用途で使い分けなければ、効果を発揮しないテープもあります。
伸縮性で選ぶ!
「伸縮性テープ」は引っ張ると伸びるテーピングです。怪我をしたときに、痛みが軽度の場合や完全に固定すると動きにくい競技や状況で効果を発揮します。
伸縮性があるため、関節や筋肉の動きを妨げにくい効果があります。
「非伸縮性テープ」は伸びないテーピングです。患部が動かないように固定するときに効果と意味を発揮します。
怪我の治りを早くするため、患部を圧迫する効果もあります。関節や靭帯損傷といった、関節周囲の怪我や動いたときに痛みが強い場合に、最も効果を発揮します。
テープの幅で選ぶ!
テープの幅は、19mm、25mm、38mm、50mm等さまざまなので、用途に合わせて選ぶことが重要です。
指・手首にテーピングする場合は、細めのテーピングを使用します。
その他大きな関節(膝・腰・肩等)にテーピングする場合は、関節の大きさに合った太さのテーピングを使用します。
指に太めのテーピングを使用しても、役割を果たしてくれなかったり、大きな関節に細めのテーピングを使用しても役割を果たすどころか、うっ血させてしまう恐れがあるので、テープの幅の選び方も重要となります。
スポンサードサーチ
バレーボール用テーピンググッズ人気オススメ10選
それでは、バレーボールをするときによく使われるオススメのテーピングを10個紹介していくので、どんなテーピングを買おうか迷った時の参考にしてください。
テーピングを巻く体の部位やテーピングを巻く目的によってオススメが変わってくるので、どの部位にどのような時に巻けばよいかも解説しながら紹介していくことにしましょう。
カラー | Orange |
サイズ | 10.7 x 7.2 x 7.1 cm |
大きな筋肉や大事な関節に
筋肉や関節動きをサポートするために巻きたいのがキネシオテープです。
今回紹介しているキネシオテープは7色展開で、色違いの2巻入もあるところがポイントです。
キネシオテープの色でも個性を出せるというのもありますが、肌の色と違う2色を使うことで、テーピングを正確に貼れるという点が最大のメリットでしょう。
目立たせたくない人にはもちろんベージュもあります。
膝や腰、肩など複雑な関節に貼るのは難しいこともあるので、専門家のアドバイスをもらう様にしましょう。
カラー | ホワイト |
サイズ | 16.6 x 15.8 x 8.5 cm |
蒸れにくいテーピング
非伸縮性テーピングの中でも、蒸れにくさを売りにしているのが3Mのマルチポアスポーツホワイトです。
マルチポアという名の通り粘着剤が網目状になっているので汗が逃げやすく、通気性に加えてはがれにくさも実現しています。
同じ理由ではがす時に皮膚へのダメージが少なくて済みます。
また、非伸縮性のテーピングながら横方向のしなりがあり、長い距離を巻いてもヨレにくいので、テーピング初心者にも使いやすいでしょう。
頻度が高い幅はまとめ買いをおすすめします。
カラー | イエロー |
サイズ | 70mm×27m |
テーピングで肌が荒れがちな人は必須
肌が弱くて通常のテーピングに負けてしまう人や、毛深くて外す時に痛いという人には、テーピング前にアンダーラップを巻くのがオススメでしょう。
D&Mのアンダーラップは厚すぎず薄すぎずのちょうどよい厚みで、27mとたっぷり使えてお得です。
D&Mに限りませんが、アンダーラップを巻くと、ウレタン製といえども通常のテーピングよりも通気性が悪くなったり、固定力が弱くズレやすいと言った欠点もあるので、練習の長さや頻度を考えながら使うことをおすすめします。
サイズ | 75 mm Wide X 435 mm Long |
素材 | 綿 |
素人でも貼りやすい
テーピング知識がさほどなくても大丈夫なのが、既にカットしてあるニトリートの簡単テーピングシリーズです。
特に膝は複雑な関節なので、自分で巻くにも細心の注意が必要になってきます。
伸縮性テープなのでがっちりサポートとまではいかないので、膝に不安がある場合はサポーターと併用するのもオススメです。
通常のキネシオテープに比べると割高で、特定の部位にしか使えないのが欠点ですが、お金を払ってわざわざプロに巻いてもらうことを考えればコストパフォーマンスは高いとも言えるでしょう。
カラー | ホワイト |
サイズ | 25mmx9.1m |
品質に定評あり
ジョンソンエンドジョンソンのゾナスは、非伸縮のテーピングの中でも品質が好評です。
ハサミを使わず手で切れても、力を入れないと切れなかったり、端糸がほつれたりというテーピングも多い中、ゾナスはそのような問題は一切ありません。
また、25㎜以下の指や手首に巻くテーピングは使用頻度も高いので、まとめ買いしておくことをおすすめします。
このタイプのテーピングとしてはわずかに価格が高めですが、ストレスなくテーピングを巻きたい人には是非使ってみてほしいテーピングです。
容量 | 300ml |
テーピング前の一吹き
汗かきの人などは、アンダーラップやテーピングが食い込んで痛い思いをしたこともあるでしょう。
フィノアの密着用 のりスプレーを使えば、そんな問題が解決するかもしれません。
このスプレーは、テーピングする部位にテーピング直前に吹きかけることで、テーピングの粘着力をアップさせてくれます。
ただ、時間とともに汗や動きが原因でズレも生じてくるのはテーピングを巻いている以上仕方がありません。
通常のテーピングも含め、粘着力を出来るだけ持続させる商品と捉えた方が良いでしょう。
原産国 | 日本 |
自分ではケアしづらいところもサポート
トレーナーがテーピングを巻いてくれるチームもあるでしょうが、ほとんどは自分で巻かなければならない場合も多いはずです。
また、腰や肩などは手が届きにくく、テーピングが不十分なことも多いでしょう。
そんな時はエクセルスパイラルテープに頼ってみて下さい。
筋肉が貼っている部分に格子状のシールを貼るだけでその筋肉の動きをサポートしてくれるので、時間っをとらず素早く問題を解決してくれます。
ただ、貼る部位を間違えると逆効果なこともあるので、最初はスポーツトレーナーや整体師など専門家のアドバイスをもらうことをおすすめします。
カラー | イエロー |
素材 | 97% Cotton, 3% Polyurethane |
カット済みだが色んな部位に使いやすい
キネシオテープをカットする手間を省いてくれるのがニューハレのプレカットVテープです。
このテープは、10㎝の伸縮コットンテープが途中から半分に切れた単純な構造をしています。
特定部位用のテーピングのように細かい構造をしているわけではない分、ふくらはぎ・腰・膝・太もも・肩などどこの部位にも使えて汎用性が高いでしょう。
1枚300円程度と少しコストはかかりますが、はがれにくく、伸縮率60%と抜群の伸縮性で筋肉や関節をしっかりとサポートしてくれる頼みの綱の1枚です。
カラー | ピンク |
サイズ | テープ1枚あたり/(約)長さ25×幅5cm |
汎用性と使い心地を考えたデザイン
筋肉や関節のサポートをしやすい5㎝幅×長さ25㎝のプレカットキネシオテープがKT TAPE ORIGINALです。
四隅が丸くカットされているのではがれてしまう心配もありません。
各部位の一般的なテーピング方法をYoutubeで紹介してくれるので、テーピングに馴れている人であれば動画を見ながら巻き方を覚えることも可能でしょう。
カラーが多いのも人気の理由の一つです。
また、サポート力をさらに強くしてしっかり補強したい人には、ここで紹介した「オリジナル」ではなく「プロ」タイプがオススメです。
カラー | 黒 |
サイズ | Small: 60 × 7.5 cm Medium: 90 in W x in H 7.5 cm L: 150 x 7.5 cm |
応急処置やアイシング用として重宝
テーピングと言うよりは、怪我をした応急処置時の固定用バンテージとして救急セットに入れておきたいのがLUSASのバンテージ3本セットです。
テーピングのようにカットしたり貼り付ける手間なく、通気性に優れているので蒸れなく素早く患部を圧迫できます。
巻き終わりはマジックテープで留めるので繰り返し使うこともでき、洗濯もできるので衛生的です。
急な怪我以外にも、プレー後のアイシングの固定などにも使えて一石二鳥でしょう。
マジックテープで留める部分は繰り返し使うと毛羽立つのには注意です。
まとめ
以下かでしたでしょうか?!
今回は、バレーボールにオススメのテーピングについて詳しく解説を行いました。
部位ごとに、巻き方や選び方が違うことが理解できましたでしょうか?!この記事を通して、バレーボールをこれからも楽しく行ってください!
スポンサードサーチ