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【柏レイソルの小池龍太選手監修】現代サッカーに求めれられるサイドバック像とは?

小池龍太
更新日 :2019/04/12

サイドバックは守備を主に任せられるポジションの選手ですが、現代サッカーでは攻撃でも大きな役割を担っています。

そのため、この記事では現代サッカーにおけるサイドバックの役割や求められる能力を日本と世界を代表するサイドバックの選手たちを挙げながら解説します。

目次

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サッカーにおけるサイドバックとは?


サッカーにおけるサイドバックは、チームのサイドに配置されるディフェンスのポジションです。

ですが、積極的に攻撃に参加して得点に繋げるクロス、ドリブルやパスでボールを運ぶ重要なポジションにもなります。

主にディフェンスとしてサイドで相手と1vs1で守備をする場面が多いですが、クロスを上げたり、攻撃の組み立てに参加(ビルドアップ)してボールを前進させ、試合を作る役割も担うため、現代サッカーにおいて非常に重要なポジションとして認識されています。

サイドバックは守備時において、自分と逆サイドにボールがある時はチーム全体を見ることができるポジションでもあるため、実はディフェンスを統括するようなポジションでもあります。

また、先ほども述べたように、攻撃に参加してクロスを上げる位置まで走り込んだりするポジションなので、どのポジションでも大切ですが、人一倍走る速さやスタミナが重要視されます。

サイドバックの役割


サイドバックでの最も重要な役割は守備です。

マッチアップする相手に背後を取られないポジションを取り、ドリブルで仕掛けられた際は突破されないように守備をすることが求められます。

また、「センターバックのカバー」も役割の1つです。センターバックがやられそうな状況の時は自分のマークとサイドバックのポジションを捨てて、センターバックのカバーに入ることも大切です。

なぜなら、サッカーにおける守備の一番の目的は「ゴールを守る」ことだからです。

しかし、ゴールを守っているだけでは試合に勝つことはできません。サイドバックの選手は「ゴールを守る」ための突破をされないような守備をしつつも、チャンスがあれば守備の第2の目的である「ボールを奪う」ことも求められます。

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サイドバックに求められる能力とは?


ここからはサイドバックに必要な能力を詳しく分けながらご紹介していきます。初心者の方や新しくサイドバックに配置された方は、ぜひ参考にしながら練習内容にも組み込んでみてください。

①攻守におけるサイドでの1vs1

②攻撃の起点となるビルドアップ能力

③オーバーラップのタイミングとスプリント能力

④チャンスメイクする正確なクロス

①攻守におけるサイドでの1vs1


サイドバックはサイドの選手であるため攻守において相手と1vs1をする回数がとても多いです。

そのため、求められる能力として最も大切なのは攻守におけるサイドでの1vs1です。

攻守においてサイドの1vs1で相手に勝つことができれば、守備の場合では相手の攻撃の手をほぼ封じることができます。

なぜなら、中央はチームで密集して守るため相手はサイドから攻撃の攻め手を探してくるため、そこさえもサイドバックの選手が抑えることができれば、相手は攻撃でどこからも攻めることが出来なくなるからです。

その裏返しで攻撃の場合では、1vs1で相手を突破することができれば、クロスやドリブルでチャンスを作り出すことができます。

そのため、攻守の両面でサイドでの1vs1の練習を重点的に行うことが大事です。

②攻撃の起点となるビルドアップ能力


ビルドアップとは「試合を構築する、試合を組み立てる」という意味で、チームでとしてボールを前進させることを指します。

冒頭でもお話ししましたが、ディフェンスだけでなくサイドバックにはこのビルドアップの能力が必要です。

多くのチームは守備で相手のサイドバックにボールを誘導して奪うという戦術を取ります。

なぜなら、


  • 相手のサイドバックは自分たちのゴールから最も遠いところに位置しているため、取れなくてもリスクが少なく、かつ奪えたらチャンスになるため。

  • 相手に中央突破をされないような守備をした場合、自然とサイドバックにボールを誘導することになるため

  • 相手のサイドバックは横がタッチラインであるため、プレーするスペースが少なく、ボールを奪いやすいため

これらの理由によって、相手はサイドバックにボールを誘導してボールを奪いにくることが多いです。

しかし、その相手のプレッシャーをかわして、攻撃の起点となるビルドアップができると、相手の守備組織は一気に崩れ、こちらとしては逆に一気にチャンスを作ることができます。

そのため、サイドバックには相手の厳しいプレッシャーを剥がすことのできるビルドアップ能力が求められるのです。

そして、相手が前がかりになってボールを奪いにきているのであれば、狙うべきは相手DFラインの背後へのボールです。前がかりになった分、相手の背後のスペースが空き、そこにボールを供給することができれば、チャンスになるからです。

また、相手DFの背後を狙うプレーは攻撃の中でも優先順位が高いプレーでもあります。ボールを受けて、まず近くへのパスやドリブルを選択しようとすると相手のプレッシャーに捕まってしまうため、それは相手にとっては怖いサイドバックではありません。

そのため、サイドバックでビルドアップをする時にはまずは「相手DFの背後のスペースを狙う」選択肢を持つことが大切になります。

③オーバーラップをするためのスプリント能力


サイドバックはクロスで得点を演出することも求められるため、クロスを上げられるシーンを作らなければなりません。

クロスを上げるシーンを作るにはオーバーラップが有効的です。オーバーラップとは「ボールを持っている味方選手の外側を追い越す動き」のことを指します。

そのため、サイドバックにはオーバーラップをするためのスプリント能力求められます。スプリントとは全力疾走のことです。

サイドでボールをキープしている味方選手をスプリントによるオーバーラップで追い越して、数的優位となる場面を試合中に何回作れるかでチームの攻撃のチャンス回数も変わってきます。

また、オーバーラップした後は守備に戻らなければいけないので、90分間上下動できる体力も必要になります。

スプリント能力を鍛える方法としては単純にピッチや平面でのダッシュを繰り返すだけではなく、少し傾斜のある坂道でのダッシュや陸上選手のトレーニングなどを参考にするといいと思います。

④チャンスメイクする正確なクロス


攻撃の一番の目的である「ゴールを奪う」ことを果たすためにサイドバックには「チャンスメイクする正確なクロス」求められます。

相手はできるだけ自分たちのゴールからボールを遠ざけるために、ゴール前やピッチ中央を堅く守ります。そのため、相手の守備が手薄なサイドから攻める回数が自然と多くなります。

そうなった時にサイドバックの選手がどれだけ正確なクロスをゴール前の味方に供給できるかできないかがチームの勝敗に大きく関わってきます。

当然、サイドから正確なクロスを何本も供給できるサイドバックがいれば、相手は嫌がるため、サイドの守備を厚くしてきます。

すると、相手はサイドの守備に人数をかけることになるので、今度は中央の守備の人数が少なくなり、中央から攻めることもできるようになります。

正確なクロスを供給できることによって、クロスによる直接的なチャンスメイクだけでなく、相手の守備陣形を崩す間接的なチャンスメイクもすることができるのです。

クロスの練習をする場合は、まずは正確なクロスを身につけるために相手をつけずにスピードもそれほど意識しないで行うこともいいでしょう。

しかし、正確なクロスを上げれるようになってきたら、試合で使えるクロスにするために試合を想定したクロス練習をしていくことをおすすめします。

ドリブルからのクロス。スピードを持ってのクロス。相手をつけてのクロス。試合で起こりうる状況を練習に取り入れることが試合で使えるクロスを身につけるために大切なことになります。

日本を代表するサイドバック① 酒井宏樹選手


酒井選手は現在、フランスの強豪チームであるマルセイユでレギュラーの座を掴み取り、日本のサイドバックを代表する選手です。2018年ロシアW杯では日本のベスト16進出に大きく貢献しました。

スピードに乗ったオーバーラップから高速のクロスを供給することが得意な選手で、左サイドバックもできる万能な選手です。

また、守備の能力も非常に高い選手で、あのネイマール選手とも互角に戦えるフィジカル・頭の賢さ・守備の技術を持っています。身長も185㎝で空中戦にも強く、日本を代表するサイドバックの選手のひとりです。

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日本を代表するサイドバック② 長友佑都選手


日本を代表するサイドバックのもう一人は長友佑都選手です。日本代表がベスト16まで進出した2018年ロシアW杯では酒井選手が右サイドバックで長友選手が左サイドバックとして出場していました。

長友選手の特徴は疲れを知らないスタミナの量とスプリント能力の高さです。海外の選手に劣らないスタミナを持っており、試合終了まで全速力で走り続けることができます。

右足が利き足ですが、左サイドバックで主に出場し、利き足ではない左足でも正確なクロスが上げられるので多くのチャンスを演出することができます。

また、体幹トレーニングの本を出すほどであるため、長友選手自身も体幹が強いです。体は大きくはありませんが、自分より体の大きな海外の選手たちと互角以上に戦えるのが長友選手の最大の強みです。

長友選手は「サッカーに身長は関係ない」の体現者でもあるように思えます。身長のせいにして自分で限界を作っている選手は長友選手のプレーを一度見てみてください。

世界最高のサイドバック マルセロ選手

世界最高のサイドバックの選手とも言われているのがマルセロ選手です。マルセロ選手も長友選手同様、海外の選手のなかでもとても大きな選手ではありません。ですが、誰もが憧れ全ての人を魅了する世界トップレベルのサイドバックの選手です。

マルセロ選手の特徴は高い攻撃能力です。

サイドバックというポジションでありながらも多くの得点を決めることができる選手です。キックの精度がとても高く、ディフェンダーですがシュートも積極的に打っていきます。

ドリブルで持ち運ぶ上手さも世界トップレベルです。スピードを保ちつつドリブルをしながら、パスやターンのテクニックを多種多様に使い分け、サイドで相手に囲まれた局面でも打開することができます。

レアル・マドリードがあれだけ強いチームであるのはマルセロ選手がドリブルで相手を剥がすことができることも理由の一つであると思います。

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【柏レイソル不動の右サイドバック】小池龍太選手にSPOSHIRU編集部が聞いた!






SPOSHIRU編集部



Q.サイドバックでプレーしていて意識していることは何ですか?







小池龍太選手



味方のSH(サイドハーフ)をどれだけ助けられるかということは攻撃の時に常に意識してプレーしています。サイドを攻略するにSH(サイドハーフ)が相手SB(サイドバック)に対してどれだけ優位に立てるかが重要になります。
その為にはコンビを組む相方のSH(サイドハーフ)に常に良いボールを渡せるか・良い状況で動き出させる事ができるかが必要になります。その手助けをすることが僕のサイドバックとして役目であると思うのでそこを意識してプレーしています。









小池龍太選手



また、相手のSH(サイドハーフ)にどれだけ捕まらずにボールを受けれるかということも意識しています。先ほどの味方のSHを助けるという事に繋がることですが、助ける前に相手SHよりSB(サイドバック)である僕自身が優位に立っている事が最重要事項だと思います。
SBの僕が相手SHに捕まってるのに味方のSHを助ける事は出来ません。だから、ボールを受ける時に相手SHのプレッシャーを受けない場所・スペースでプレーする事が重要になると思うので、そこを意識してプレーしていますね。



以下の動画は小池選手のサイドバックでのプレーです。是非、参考にしてみてください。

【記事まとめ!】この記事で覚えて欲しい3つのポイント

ここまでサイドバックについて色々と説明してきましたが、この記事で覚えて欲しいポイントは以下の3つです。

①サイドバックでの最も重要な役割は守備です。
②直接的にも間接的にもチャンスメイクするために正確なクロスを供給できる能力が求められる
③「サッカーに身長は関係ない」

この3つを覚えていただけたら、あなたの「サッカーにおけるサイドバック」はアップデートされたでしょう。

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