あらゆるスポーツ情報をお届けするスポーツメディア「SPOSHIRU」
サッカーsoccerおすすめ記事

【プロサッカー選手監修】柏レイソルの不動の右サイドバック 小池龍太選手が教えるオーバーラップのコツとは?

小池龍太
更新日 :2019/03/20

現代サッカーでは、どこのポジションにおいても攻撃と守備の両方の質の高さが求められます。デュフェンダーのサイドの守備を主に担当するサイドバックと呼ばれる選手も、守備だけではなく、攻守に渡り貢献する必要があります。サイドバックはスタミナも1番問われるポジションで、サッカーで最も上下動の多いポジションです。なぜなら、攻撃参加する際に試合中に何度もオーバーラップをするからです。そのオーバーラップを成功させるにはタイミングとコツが重要です。しかし、難しさもあると思います。そのため、そんなお悩みを抱えたフットボーラー向けにサイドバックのオーバーラップのコツをこの記事では解説致します。

目次

スポンサードサーチ

サッカーにおけるオーバーラップとは?

サッカーにおけるオーバーラップとは、ボールを持っている味方選手を外側から追い越すことです。

ボールを持っている味方選手の外側を走ることで、パスコースを増やし、攻撃の選択肢を増やします。

主にサイドバックの選手の役割で、サイドの後方から、味方がボールキープしている時間を使い、オーバーラップをしていくのが主流です。

オーバーラップの効果と弱点

オーバーラップは、タイミングを見計らい、効果的に決まれば、攻撃のアクセントになりますが、無暗にすれば良いと言う訳でもありません。

オーバーラップをするということは、自分のポジションを捨てて、攻撃参加するということです。

そのため、何も考えずに、適さないタイミングでオーバーラップをすれば、ピンチになってしまいます。

これから、そのオーバーラップの効果と弱点を解説します。

効果(長所)

オーバーラップの長所は、効果的な局面とタイミングでオーバーラップをすることで、攻撃の幅が増えることです。

オーバーラップは味方のボール保持者に対して前方に選択肢を作り、相手に対して数的有利も作れるため、攻撃に厚みが増します。

また、後方から駆け上がるので、相手選手はオーバーラップしてきた選手を捕まえにくいです。

そのため、オーバーラップした選手が受けるときは、フリーでボールを受けれる時間が比較的長いのも特徴です。

オーバーラップは相手選手の裏へ抜けることが多く、受けることが出来ればフリーで前を向いてボール受けることができ、よりゴールに近づけます。

また、効果的なオーバーラップをすることができれば、ボールを受けることができなくても、チャンスを演出することができます。

なぜなら、相手選手がその動きに釣られてポジションを開けた場合、相手の守備陣形が崩れ、スペースが生まれるため、そのスペースを他の味方選手が使って攻撃することができるからです。

相手と味方、スペースの空き状況をみて、適切なタイミングでオーバーラップができる選手は、チームに攻撃の幅をもたらせるため、試合を有利に進めやすくするのに重要な選手となります。

弱点(短所)

オーバーラップの弱点は、タイミングを見誤ってしまうと一気に大ピンチになってしまうところです。

サイドバックの選手がオーバーラップをする場合、自分のポジションを捨てて、攻撃参加するため、一時的に守備が手薄になります。

そのため、オーバーラップのタイミングを見誤ってしまうと、守備陣形に穴が出来てしまい、その穴を突かれるとピンチになり、失点のリスクが増えます。

また、オーバーラップをして、ボールを失った場合は帰陣しなければピンチになるので、その上下動を繰り返すため体力を激しく消耗します。

後半になると、サイドバックの選手は疲労を抱えてしまい、オーバーラップがなかなかできない、オーバーラップした後のスペースを狙われやすい傾向にあります。

そのため、成功確率が高い場合のみオーバーラップをすることが大切になるでしょう。

効果的に攻撃参加すれば、チャンスを広げますが、無暗な参加は、ピンチを広げ、自身も疲弊してしまうため、リスクがあるプレーと言うことを認識しておきましょう。

スポンサードサーチ

オーバーラップを成功させる2つのコツ

ここからは、オーバーラップを成功させる2つのコツをご説明します。
基本的に、何度も練習を重ね、慣れていくことが大前提となってきます。
オーバーラップを成功させるコツは、以下の2つです。


  • ①タイミング

  • ②味方の特徴を把握し、連携を深める
  • ①タイミング


    先ほどから何度もタイミングという言葉を使っていますが、オーバーラップは「タイミング」が最も重要です。

    なぜなら、タイミングを見誤ってしまうと一気に大ピンチになってしまうからです。

    では、どのようなタイミングでオーバーラップをすればいいのか?

    次の2つの状況がどのような状況なのか把握をした上で、オーバーラップをすることが重要になります。

    ①味方のボール保持状況

    オーバーラップのタイミングで把握すべき状況として大事なのは味方のボール保持状況です。

    ボールを保持している味方選手が対峙している相手に対して、前向きの状態であり、有利な状況な場合であるかどうかを見極めた上で上がることが大切です。

    なぜなら、味方選手のボール保持状況が悪ければ相手にボールを奪われてしまう可能性が高いため、オーバーラップをしてもカウンターを受けてしまうかもしれないからです。

    そのため、味方のボール保持状況を把握してオーバーラップをしましょう。

    ②オーバーラップした先にスペースがあるか?

    次に把握すべき状況はオーバーラップをした先にスペースがあるかどうかです。

    オーバーラップをした先のスペースを把握せずにオーバーラップをすると、もしその先にスペースがなかった場合、味方からパスを受けてもスペースがないため、効果的な攻撃に繋げることができません。

    また、スペースがないと味方が判断して味方からパスを受けることができずただの無駄走りになってしまう可能性もあります。

    そのため、オーバーラップをする前に前方にスペースがあるかどうか把握しておくことが重要になります。

    ②味方の特徴を把握する

    オーバーラップを成功させるもう一つのコツは「味方の選手の特徴を把握し、味方との連携を深める」ことです。

    サッカーはチームスポーツなので、受け手と出し手の連携を深めることが不可欠です。

    パスの出し手となる味方の特徴を把握することで、どこでボールを受けるか自分の中で整理しやすくなります。

    出し手の選手がどのようなプレーが得意か。逆にどのようなプレーが不得意かをコミュニケーションをとったりしながら把握しましょう。

    またチーム全体として、どのような攻撃するかを把握することも大切です。

    なぜなら、チームの攻撃の形によってオーバーラップをするタイミングや意図が変わってくるので、チームの攻撃の形を正確に理解しておきましょう。

    チームの意図を理解できていないと上手くオーバーラップもできませんが、監督からも'あの選手は理解できていないな'と判断され、試合でも使われなくなってしまう可能性もあります。

    そのためにもチームと味方の両方の特徴と意図を把握することが試合で活躍するためにもオーバーラップを成功させるためにも大切になります。

    【柏レイソル不動の右サイドバック】小池龍太選手にSPOSHIRU編集部が聞いた!








    SPOSHIRU編集部



    Q.サイドバックでプレーしていて、オーバーラップをする時に意識していることは何ですか?




    ①2vs1の状況を作れているか?


    僕がオーバーラップをする時に意識していることは、オーバーラップをすることによって、その局面で相手に対して2vs1の状況を作れるかどうかです。

    なぜなら、相手に自分のオーバーラップがバレた状態、つまり、2vs1の状況を作れずにオーバーラップをすると、他の相手を連れて行ってしまい、攻撃のチャンスを失ってしまうからです。

    ですので、2vs1を作れる時にオーバーラップをする。

    作れない時はオーバーラップをしないで味方選手に1vs1をさせた方がチャンスになるので、勝負させて、自分はその1vs1のこぼれ球、もしくは、奪われた後の切り替えを狙うことを意識します。

    ②自分の走れる距離を知った上で味方との距離を意識する


    また、自分と味方SH(サイドハーフ)との距離+自分と味方CB(センターバック)との距離もオーバーラップをする時に意識しています。

    基本的にオーバーラップのタイミングが一番取りやすいのはSBがSHにボールを出して走り出すのが簡単にタイミングを取りやすいと思います。

    ですが、試合ではそういった場面よりその他の形でのオーバーラップする状況の方が多いので、この距離が大切になってきます。

    味方SHとの距離が遠いとオーバーラップが遅くなり、相手にオーバーラップに対応させる時間を与えてしまうため攻撃のチャンスを失う可能性があるからです。

    そのため、タイミングよくオーバーラップできる距離にポジションを取っておく必要があります。

    かといって、良いタイミングでオーバーラップするために味方SHに近いポジションを取っていると味方CBとの距離が遠くなるため、もしボールを奪われた時、味方CBのカバーに間に合わなくなってしまいます。

    SBは守備の選手であるため、ゴールを守るのが一番の仕事です。そのため、記事にも書いてありましたが味方CBのカバーをできるポジションを取っておく必要があります。

    そして、この味方SHと味方CBとの適切な距離を見つけるのに必要なのは、自分がどれくらいの距離をどれくらいのスピードを持って走ることができるのかを知っておくことです。

    これが把握できていないと、頭でオーバーラップとCBのカバーをしないといけないとわかっていても、体がそれについてこなければ、実際のプレーに活かせません。

    また、試合の時間帯や点差状況、ピッチコンディション、自分・味方・相手の疲労具合などあらゆることも考慮しながらのポジショニングも大切になります。

    ですので、サイドバックでオーバーラップを成功させるためのコツは自分がどれくらいの距離をどれくらいのスピードを持って走ることができるのかを知った上で、味方SHとの距離+味方CBとの距離を意識したポジションを取ることです。

    スポンサードサーチ

    日本でオーバーラップが上手いのは内田篤人選手

    内田篤人選手は日本を代表をする右サイドバックです。

    特に体格やフィジカルに優れているわけではありませんが、オーバーラップのタイミングの良さと戦術理解度の高さが特徴の選手です。

    サイドバックとして高い位置をとることには勇気が要りますが、内田選手は相手・味方・スペースの状況を正確に把握しているからこそ高い位置をとることが出来ます。

    30歳を迎えた今でも、Jリーグで活躍できているのは、適切なタイミングでオーバーラップできることと、味方の選手をよく把握しているからです。

    海外でオーバーラップが上手いのはジョルディ・アルバ選手

    ジョルディ・アルバ選手はスペインのみならず、世界を代表する左サイドバックです。

    身体能力の高さと、オーバーラップの上手さを兼ね備えます。空いたスペースを突くのが非常に上手で、持前のスピードを活かして駆け上がります。

    味方選手の特徴を把握し、信頼しているため高い位置で思い切ってスペースを突くことが出来ます。やはり、味方選手を知ることによって、適切なオーバーラップのタイミングがわかります。

    スポンサードサーチ

    現代サッカーではインナーラップも必要?

    ここまでオーバーラップの解説をしてきましたが、現代サッカーではインナーラップという攻撃参加の形もサイドバックには求められています。

    オーバーラップは外側から追い越す動きですが、インナーラップは内側から追い越す動きになります。

    オーバーラップは外側から追い越すため、ゴールから遠ざかる動きなりますが、インナーラップは外でボールを保持している選手を内側から追い越す動きであるため、ゴールへ向かうプレーとなり、オーバーラップよりもチャンスになりやすい攻撃参加の形になります。

    しかし、ゴールに向かうプレーであるため、相手も警戒して簡単にはやらせてくれません。

    そのため、味方のボール保持状況や相手の状況、どこにスペースがあるかなどを見極めてインナーラップとオーバーラップを使い分けられる選手が、現代のサイドバックが評価されるポイントにもなります。

    SPOSHIRUおすすめ情報!

    こちらではSPOSHIRU編集部がおすすめするお得な情報をご紹介します!

    日常生活がトレーニングに代わるBMZ社の特許インソール『アシトレ』

    Aspole zero

    BMZ社特許取得「キュボイド理論」により、足の形を本来の形に戻し、疲れにくい正しい姿勢へと導いてくれるインソールです。

    足の外側にある立方骨(キュボイド)を支えることで、普段使わない足指が使えるようになり、足の筋肉が刺激されるため、通勤時や買い物しながらトレーニングができます。

    ジムへ行かなくてもに日常がトレーニングに代わる画期的インソールです。

    詳しくはこちら

    ダゾーン(DAZN)で新しい観戦スタイルを!

    DAZN

    DAZNは年間10000試合以上のスポーツコンテンツを、ライブ中継でも見逃し配信でも、テレビ、スマホなどの様々なデバイスでお楽しみいただけます。

    まずは1ヶ月の無料体験をお試しください。

    ダゾーン(DAZN)をおすすめする最大の理由は、

    • 無料トライアルあり
    • 見逃し配信で試合終了後も楽しめる
    • 月額2000円未満でコンテンツ見放題
    トライアル1ヶ月 ¥0

    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう

    最新情報をお届けします

    監修アスリート

    【サッカー】

    【マラソン】

    【ロードバイク】

    【陸上】

    【ハンドボール】

    【フィールドホッケー】

    【BMX】

    【BMXレース 東京五輪日本代表候補 中井飛馬選手 監修】BMXレースとは?初心者や子供もできるの!?練習すべき技も徹底解説!
    【BMXレース 東京五輪日本代表候補 中井飛馬選手 監修】BMXとはどんな競技でどんな種類があるの?初心者でもできる?
    サッカーサッカーおすすめ記事
    【アルビレックス新潟 早川史哉選手 監修】サッカーにおけるインターセプトを成功させるためのコツとは?練習方法やパスカットとの違いについても徹底解説!
    ハンドボールおすすめ記事
    【ハンドボール日本代表 徳田新之介選手 監修】ハンドボールのフェイントを種類別に徹底解説!
    サッカーサッカーおすすめ記事
    【清水エスパルス所属 金子翔太監修】サッカー選手なら絶対に身に付けたい3種類のドリブルとは?コツや練習方法を徹底解説!
    サッカーサッカーおすすめ記事
    【V・ファーレン長崎 米田隼也選手 監修】現代サッカーに求められるミッドフィルダーとは?
    特集記事おすすめ記事
    【競技外編】ライブ配信をするハンドボール日本代表×現役中の兼業も考えるプロサッカー選手~another sports アナザースポーツ~
    サッカーサッカーおすすめ記事
    【アルビレックス新潟 早川史哉選手 監修】技術と賢さがあるからこそできる術。サッカーにおける本当のマリーシアとは?
    競技から記事を探す
    soccer
    baseball
    running
    golf
    tennis
    basketball
    volleyball
    badminton
    rugby
    road bike