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【プロサッカー選手監修】不動の右サイドバックが教えるオーバーラップのコツとは?

小池龍太

公開日 :2019/05/16

更新日 :2019/07/16

現代サッカーでは、どこのポジションにおいても攻撃と守備の両方の質の高さが求められます。

ディフェンスラインのサイドの守備を担当するサイドバックと呼ばれる選手も、攻守にわたりチームに貢献する必要があります。

また、サイドバックは攻撃する際に試合中に何度もオーバーラップと呼ばれるプレーをするため、チームの中で最も上下動の多いポジションでもあります。

上下動が多いということはその分スタミナも必要なのですが、間違ったタイミングだったり、何も考えずにむやみやたらにオーバーラップをして、ボールを失うと、余計な体力を使ってしまうことになります。

そのため、オーバーラップを確実に成功させることで90分間戦えるスタミナを保ち続けることができると思います。

この記事ではそんなサイドバックの選手のためのオーバーラップのコツを解説していきたいと思います。

目次

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サッカーにおけるオーバーラップとは?

サッカーにおけるオーバーラップとは、ボールを持っている味方選手を外側から追い越すことです。

ボールを持っている味方選手の外側を走ることで、パスコースを増やし、攻撃の選択肢を増やします。

主にサイドバックの選手の役割でサイドの後方から味方がボールキープしている時間を使い、オーバーラップの動きをします。

オーバーラップのメリットとデメリット

オーバーラップは、成功すれば攻撃のアクセントになりますが、闇雲になんでもオーバーラップをすればいいと言うわけでもありません。

オーバーラップをするということは自分のポジションを捨てて、攻撃参加をするということです。

そのため、何も考えずに間違ったタイミングでオーバーラップをすれば、ピンチになってしまいます。

これから、そのようなオーバーラップのメリットとデメリットをより詳しく解説していきたいと思います。

メリット

オーバーラップのメリットは、

①味方のボール保持者に対して前方に選択肢を作れる
②相手に対して数的有利を作れる
③後方から駆け上がるので、相手選手はオーバーラップしてきた選手を捕まえにくい

などが挙げられます。

また、効果的なオーバーラップをすることができれば、ボールを受けることができなくても、チャンスを演出することができます。

なぜなら、相手選手がオーバーラップの動きに釣られてポジションを開けた場合、相手の守備陣形が崩れ、スペースが生まれるため、そのスペースを他の味方選手が使って攻撃することができるからです。

相手と味方、スペースの空き状況をみて、適切なタイミングでオーバーラップができる選手は、チームに攻撃の幅をもたらせるため、試合を有利に進めやすくするのに重要な選手となります。

デメリット

オーバーラップのデメリットは、タイミングを見誤ってしまうと一気に大ピンチになってしまうところです。

サイドバックの選手がオーバーラップをする場合、自分のポジションを捨てて、攻撃参加するため、一時的に守備が手薄になります。

そのため、オーバーラップのタイミングを見誤ってしまうと、守備陣形に穴が出来てしまい、その穴を突かれるとピンチになり、失点のリスクが増えます。

また、オーバーラップをして、ボールを失った場合は帰陣しなければピンチになるので、その上下動を繰り返すため体力を激しく消耗します。そのため、成功確率が高い場合のみオーバーラップをすることが大切になります。

効果的に攻撃参加すればチャンスを広げることができるが、闇雲な参加はピンチとなり、自身も疲弊してしまうチャンスとリスクのあるプレーと言うことを認識しておきましょう。

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オーバーラップを成功させる2つのコツ

ここからは、オーバーラップを成功させる2つのコツを説明していきたいと思います。

①タイミング
②味方の特徴を把握し、連携を深める

①タイミング

先ほどから何度もタイミングという言葉を使っていますが、オーバーラップはタイミングが最も重要です。

なぜなら、タイミングを見誤ってしまうと一気に大ピンチになってしまうからです。

では、どのようなタイミングでオーバーラップをすればいいのか?

次の2つの状況がどのような状況なのか把握をした上で、オーバーラップをすることが重要になります。

味方のボール保持状況

オーバーラップのタイミングで把握すべき状況として大事なのは味方のボール保持状況です。

ボールを保持している味方選手が対峙している相手に対して、前向きの状態であり、有利な状況な場合であるかどうかを見極めた上で上がることが大切です。

なぜなら、味方選手のボール保持状況が悪ければ相手にボールを奪われてしまう可能性が高いため、オーバーラップをしてもカウンターを受けてしまうかもしれないからです。

そのため、味方のボール保持状況を把握してオーバーラップをしましょう。

オーバーラップした先にスペースがあるか?

次に把握すべき状況はオーバーラップをした先にスペースがあるかどうかです。

オーバーラップをした先のスペースを把握せずにオーバーラップをすると、もしその先にスペースがなかった場合、味方からパスを受けてもスペースがないため、効果的な攻撃に繋げることができません。

また、スペースがないと味方が判断して味方からパスを受けることができずただの無駄走りになってしまう可能性もあります。

そのため、オーバーラップをする前に前方にスペースがあるかどうか把握しておくことが重要になります。

②味方の特徴を把握する

オーバーラップを成功させるもう一つのコツは味方の選手の特徴を把握し、味方との連携を深めることです。

サッカーは一人でやる個人スポーツではなく、味方とやるチームスポーツなので、パスの受け手と出し手の連携を深めることが大切になります。

パスの出し手となる味方の特徴を把握することで、自分はどこでボールを受けることができるのかが整理できると思います。

出し手の選手がどのようなプレーが得意か。逆にどのようなプレーが不得意かをコミュニケーションをとったりしながら把握しましょう。

またチーム全体として、どのような攻撃するかを把握することも大切です。なぜなら、チームの攻撃の形によってオーバーラップをするタイミングや意図が変わってくるからです。

チームの意図を理解できていないと上手くオーバーラップもできませんが、監督からも「あの選手は理解できていないな」と判断され、試合で使われなくなってしまう可能性もあります。

そのためにもチームと味方の両方の特徴と意図を把握することが試合で活躍するためにもオーバーラップを成功させるためにも大切になります。

【プロサッカー選手】小池龍太選手にSPOSHIRU編集部が聞いた!








SPOSHIRU編集部



Q.サイドバックでプレーしていて、オーバーラップをする時に意識していることは何ですか?




①2vs1の状況を作れているか?


僕がオーバーラップをする時に意識していることは、オーバーラップをすることによって、その局面で相手に対して2vs1の状況を作れるかどうかです。

なぜなら、相手に自分のオーバーラップがバレた状態、つまり、2vs1の状況を作れずにオーバーラップをすると、他の相手を連れて行ってしまい、攻撃のチャンスを失ってしまうからです。

ですので、2vs1を作れる時にオーバーラップをする。

作れない時はオーバーラップをしないで味方選手に1vs1をさせた方がチャンスになるので、勝負させて、自分はその1vs1のこぼれ球、もしくは、奪われた後の切り替えを狙うことを意識します。

②自分の走れる距離を知った上で味方との距離を意識する


また、自分と味方SH(サイドハーフ)との距離+自分と味方CB(センターバック)との距離もオーバーラップをする時に意識しています。

基本的にオーバーラップのタイミングが一番取りやすいのはSBがSHにボールを出して走り出すのが簡単にタイミングを取りやすいと思います。

ですが、試合ではそういった場面よりその他の形でのオーバーラップする状況の方が多いので、この距離が大切になってきます。

味方SHとの距離が遠いとオーバーラップが遅くなり、相手にオーバーラップに対応させる時間を与えてしまうため攻撃のチャンスを失う可能性があるからです。

そのため、タイミングよくオーバーラップできる距離にポジションを取っておく必要があります。

かといって、良いタイミングでオーバーラップするために味方SHに近いポジションを取っていると味方CBとの距離が遠くなるため、もしボールを奪われた時、味方CBのカバーに間に合わなくなってしまいます。

SBは守備の選手であるため、ゴールを守るのが一番の仕事です。そのため、記事にも書いてありましたが味方CBのカバーをできるポジションを取っておく必要があります。

そして、この味方SHと味方CBとの適切な距離を見つけるのに必要なのは、自分がどれくらいの距離をどれくらいのスピードを持って走ることができるのかを知っておくことです。

これが把握できていないと、頭でオーバーラップとCBのカバーをしないといけないとわかっていても、体がそれについてこなければ、実際のプレーに活かせません。

また、試合の時間帯や点差状況、ピッチコンディション、自分・味方・相手の疲労具合などあらゆることも考慮しながらのポジショニングも大切になります。

ですので、サイドバックでオーバーラップを成功させるためのコツは自分がどれくらいの距離をどれくらいのスピードを持って走ることができるのかを知った上で、味方SHとの距離+味方CBとの距離を意識したポジションを取ることです。

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日本でオーバーラップが上手いのは内田篤人選手

内田篤人選手は日本を代表をする右サイドバックです。

特に体格やフィジカルに優れているわけではありませんが、オーバーラップのタイミングの良さと戦術理解度の高さが特徴の選手です。

サイドバックとして高い位置をとることには勇気が要りますが、内田選手は相手・味方・スペースの状況を正確に把握しているからこそ高い位置をとることが出来ます。

30歳を迎えた今でも、Jリーグで活躍できているのは、適切なタイミングでオーバーラップできることと、味方の選手をよく把握しているからです。

海外でオーバーラップが上手いのはジョルディ・アルバ選手

ジョルディ・アルバ選手はスペインのみならず、世界を代表する左サイドバックです。

身体能力の高さと、オーバーラップの上手さを兼ね備えます。空いたスペースを突くのが非常に上手で、持前のスピードを活かして駆け上がります。

味方選手の特徴を把握し、信頼しているため高い位置で思い切ってスペースを突くことが出来ます。やはり、味方選手を知ることによって、適切なオーバーラップのタイミングがわかります。

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現代サッカーではインナーラップも必要?

ここまでオーバーラップの解説をしてきましたが、現代サッカーではインナーラップという攻撃参加の形もサイドバックには求められています。

オーバーラップは外側から追い越す動きですが、インナーラップは内側から追い越す動きになります。

オーバーラップは外側から追い越すため、ゴールから遠ざかる動きなりますが、インナーラップは外でボールを保持している選手を内側から追い越す動きであるため、ゴールへ向かうプレーとなり、オーバーラップよりもチャンスになりやすい攻撃参加の形になります。

しかし、ゴールに向かうプレーであるため、相手も警戒して簡単にはやらせてくれません。

そのため、味方のボール保持状況や相手の状況、どこにスペースがあるかなどを見極めてインナーラップとオーバーラップを使い分けられる選手が、現代のサイドバックが評価されるポイントにもなります。

【記事まとめ!】この記事で覚えて欲しい3つのポイント

ここまでサッカーのオーバーラップについて色々と説明してきましたが、この記事で覚えて欲しいポイントは以下の3つです。

①オーバーラップはサイドの選手が味方の外側を追い越して、攻撃のチャンス作る動き
②オーバーラップはタイミングを間違えれば、ピンチになる動き
③味方の内側を走る「インナーラップ」という動きもある

この3つを覚えていただけたら、あなたの「サッカーにおけるオーバーラップ」はアップデートされたでしょう。

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