あらゆるスポーツ情報をお届けするスポーツメディア「SPOSHIRU」
サッカーsoccer

現代サッカーに求められるボランチ像とは?役割や種類を徹底解説!

浅岡大貴
更新日 :2018/04/03

ボランチは攻守にわたってゲームをコントロールすることが求められるポジションです。その攻守にわたって求められる多くの要素を細分化して考察します。

また、その中でも攻撃的であったり守備的であったり、チームによって特に求められる特徴は異なります。それぞれのタイプのボランチに必要なことを活躍しているプレーヤーをあげて解説しています。

過去に求められていたボランチ像からアップデートを図り、最新鋭のボランチになるための足がかりになると思います。

目次

スポンサードサーチ

サッカーにおけるボランチとはどんなポジション?


サッカーにはDF(ディフェンダー)・MF(ミッドフィルダー)・ FW(フォワード)という大きく3つのポジションがあります。その中でボランチはMFのポジションに属します。

MFの中にもサイドのポジションと中央のポジションがありますが、ボランチは中央のポジションに位置し、とりわけ中央のDF寄りに位置するポジションです。そのため、フィールドの中央、チームの「へそ」ともいえる場所が主なプレーエリアとなります。また、ボランチはDFM(ディフェンシブ・ミッドフィルダー)と呼ばれたりもします。

ボランチは攻守にわたってゲームをコントロールする役割が求められますです。あらゆる場所に顔を出し、ボールに触る機会が非常に多いポジションでもあります。だからこそ、ボランチが判断を誤ったりすると試合進行がうまくいかなくなる重要なポジションです。

チームのどこにスペースがあるのか、今はボールを奪いに行くのか、カバーをするべきなのか、パスをどこに出せば効果的に攻撃することができるのか。常に多くの情報を入れてプレーしなくてはいけません。自分が目立つことではなく、チームをうまく循環するためにプレーすることが求められます。

ボランチの語源は?


ボランチの語源はポルトガル語のBoranchiが由来となっています。ポルトガル語での「Boranchi」は、車のハンドルや船の舵を意味します。

車のハンドルは車を操り、船の舵は船を操るもの。ということは、サッカーでいうと、試合を操る、コントロールするということです。つまり、ボランチというポジションは、試合をコントロールする非常に重要なポジションなのです。

スポンサードサーチ

歴代の選手から昔のボランチ像を探る


歴代には数多くの優れたボランチがいましたが、求められる役割は変わってきています。世界のサッカーを牽引したACミランのガットゥーゾ選手やピルロ選手も、現代サッカーに照らし合わせて考えると最先端の選手ではないのかもしれません。

例えば、ガットゥーゾ選手はボールを奪う能力は天才的でした。圧倒的な走力に加えて、凄まじいほどのボール際の強さ。「闘犬」の異名を持っていた彼のプレーは相手が震え上がるほどだったと思います。実際に彼は自分にしかない一芸を磨き上げ、それを武器に世界最高峰のボランチという評価を受けました。

少し極端な表現かもしれませんが、一つの特徴を特化したスペシャリティなボランチが以前は求められていました。彼の所属していたACミランでも「守備のガットゥーゾ、攻撃のピルロ」というように分けて表現されることも珍しくありませんでした。

何か不得意なものがあったとしても、圧倒的に優れた長所で打ち消したり、選手同士の相互関係で補うことが多くありました。昔のボランチそのような特徴があったように思います。

現代サッカーのボランチに求められる役割と能力

以前のボランチと比較をして、現代のボランチは特徴を持ちつつ様々な役割ができなくてはいけません。自分の長所を発揮するスペシャリティな部分だけではなく、戦術の高度化・多様化に対応しうるポリバレント性が必要なのです。

さらに、テクニカルな部分だけではなくアスリート的な要素を兼ね備えていることも求められています。体力的な部分を技術で補うという発想は必要ですが、フィジカル要素があまりに低いボランチは活躍の場が減っていく傾向にあります。

【攻撃】
①縦パスとサイドチェンジを用いたゲームメイク力
②ミドルシュートによる決定力
③ボールを運ぶ力

【守備】
①ボール奪取力
②ボール回収能力
③危機察知・カバーリング能力

攻撃

歴代のボランチは守備的な役割がメインとなっていましたが、現代では攻撃的なセンスも求められます。その理由はサッカーの質の変化が大きく影響しています。

以前はFWやトップ下の選手がチャンスメイクしていましたが、そこに対するプレッシャーがあまりにも厳しいのが現代のサッカーです。それにより、もう1列下がった場所でプレーできるボランチにチャンスメイクする能力が必要となってきたのです。

チームを支えるだけではなく、自ら違いを作れるタレントがボランチにも必要となってきたのです。

①縦パスとサイドチェンジを用いたゲームメイク力

チームの中心にポジションをとるボランチはゲームを作っていくという大きな役割があります。そのゲームを作っていくという役割を果たすためには縦パスとサイドチェンジができる能力が必要になります。

縦パスを出せないボランチは相手からすると怖くはありません。なぜなら、そのような選手はボールを前に進めることができない選手ということであるため、相手は他の選手に注力することができるからです。

そのため、相手の脅威となるためには、まずはボールを受けたら、縦パスを選択する意識縦パスを出せる能力を身につけることが必要です。

そして、相手が縦パスを警戒してきて中央を固めてきたら、サイドチェンジで相手を左右に揺さ振ることが必要になります。そのようなボールの動かし方ができると、相手は縦にも横にも揺さぶられるのでとても守りづらいです。

海外のリーグでは縦パスを出せる選手はボランチとして高く評価されます。というよりも、縦パスを出せる能力を持っていることがボランチをする上で絶対条件となっています。

②ミドルシュートによる決定力

相手はゴール前になると特にバイタルエリアやDFライン背後への警戒心を高めて守備を行います。そうなると必然的にバイタルエリアの手前、ボランチのいるポジションが多少なりとも手薄になります。

そのエリアでボールを受け、強烈なミドルシュートを打てることは現代サッカーでは非常に効果的な攻撃手段です。

相手はミドルシュートを打たれることを嫌がり、ボールを奪いに出てくるでしょう。そうすればもう一列前のバイタルエリアやDFラインの背後にスペースができ始めます。

すると、バイタルエリアの味方にパスを入れて突破を狙わせたり、相手DFラインの背後にスルーパスを通しチャンスを作りだすなどの選択肢が出てきます。

また、そのようにできたスペースにドリブルやワンツーで侵入したり、自ら飛び出して点を取りに行けるのならば、相手にとっては非常に驚異となります。ボランチの選手がミドルシュートによる決定力を持っていることによって、その他多くの可能性が出てくるのです。

③ボールを運ぶ力

現代のボランチは周囲にパスを供給するだけでは不十分となりつつあります。受けてさばくだけではなく、自ら積極的にスペースにボールを運び状況を変える・打開する力が必要です。
 
中盤には限られたスペースしかなくなってきている現代サッカーで、パスだけで中盤を攻略することは困難を極めます。自分にプレッシャーがかかり、味方がマークされている状況というのは頻繁に起こります。パスという選択肢しかなければ、必ず攻撃は手詰まりとなります。

そのような状況になった時に、わずかなスペースでも見つけ出しボールを運び出せる選手は貴重です。ボールを運び、独力で打開したり味方のためにスペースを作れることができる選手がいれば試合の流れはまるで違うものになります。

そのようなプレーの必要性は以前よりも明らかに高まってきています。

守備

ボランチに不変的な能力として守備能力の高さが挙げられます。この能力は必要条件ではなく絶対条件です。

ボランチのタイプによっては攻撃的に振る舞うことが求められるボランチもいますが、間違いなく「守備ができた上で」という前提があります。どんなに見事な攻撃的センスを見せたとしても、守備で貢献できなければ評価されないのがボランチです。

現代サッカーでは「まずは守備から」というチーム作りが非常に多いです。それはプロでも育成現場でも同じです。そのような時代背景からもボランチの守備力は絶対に求められます。

①ボール奪取力

攻撃でボールの保持がゲームの支配とすれば、守備では相手の思った攻撃をさせないこと・ゴールをしっかりと守りながらボールを奪えることがゲームの支配となります。

そのためにまずは1vs1でボールを奪い切れることが重要です。例えば、相手ボランチにボールが入った時にそこでバチッと奪うことができれば、そのまま一気にカウンターに転じることができます。

中盤で相手に自由にボールを持たせなければ、相手の攻撃の選択肢をかなり削ることができます。奪えないまでも相手に抜かれず粘り強く守備ができるボランチがいるだけで、守備の安定性は増します。

グループで守ることも大切ですが、個人でボールを奪い切れるボランチは非常に魅力的です。 CBで止めるのではなく、ボランチのところで相手をストップさせることができるとチームはとても助かります。

②ルーズボールの回収能力

ルーズボールを回収する能力はとても大切な能力です。ルーズボールとは両チームの誰もが保持していないボールのことです。

そのルーズボールを回収することはあまり目立たないプレーかもしれませんが、ルーズボールを相手よりも多く回収できるかどうかで試合の勝敗が決まると言っても過言ではありません。

そのルーズボールを回収する役割をボランチは大きく担います。ルーズボールを拾うためには予測とポジショニングがキーポイントです。競り合いになる際のボールのスピードや回転で溢れそうな場所を予測します。

敵と味方が競り合う際にはその両者の力関係からもどのあたりにルーズボールが来るのか予測しなくてはいけません。また、よりハイレベルになってくるとそこに駆け引きも加わってきます。

例えば、わざと右にポジションを取るようにすれば、相手はカットされないように左側にヘディングするでしょう。そのように駆け引きして左側にヘディングさせてそれをマイボールにするのです。能力の高いボランチはギリギリまでそのような駆け引きを行い、ルーズボールをマイボールにする可能性を高めます。

試合の勝敗を決めるルーズボールの回収能力はぜひとも高めていきたい能力です。

③危機察知・カバーリング能力

危機察知・カバーリング能力が高いボランチがいればチームの危機的な状況を未然に防ぐことができます。そのような能力が高い選手は、ゲームの中でどこが危険になりそうなのか理解しています。

例えば、味方のセンターバックが相手選手にプレスに行って外に引き出された時に、そのセンターバックのスペースをカバーリングする能力が必要です。

他には、自チームが攻めている時も奪われるリスクを考えて、どこのスペースを埋めて、どこにボールがこぼれて来るだろうかということを常に予測し、自分のポジションを修正したり、味方を動かして、カウンターを未然に防ぐことも必要です。

さらに細かい技術でいうと、相手の目線なども細かく観察できれば相手の狙いも察知することができ、パスカットなどで相手の攻撃の芽を潰すこともできます。このような目立たないですが「効くプレー」ができる選手がチームには必要なのです。

スポンサードサーチ

ボランチとアンカーの違い

簡単に説明すれば、攻撃に参加することがより求められるのがボランチ。それほど攻撃参加は求められずにバランスをとることを求められるのがアンカーです。そのような役割になるのはシステム上の関係があります。

現代サッカーではDMFが2人並べば(ダブルボランチ)ボランチとみられますし、DMFが1人ならアンカーとみなされることが多いです。DMFが2人であるならば前線は2トップ、もしくはFW+OMFの2人になることが多いです。そうなると攻撃に厚みを出すために、ボランチの1人が出て行くことが求められます。

しかし、アンカーの場合、前線にはある程度必要な人数は揃っていますし、自分が出て行ってしまえば中盤の守備はスカスカになってしまいます。よってアンカーは攻撃参加するよりも守備に残っていた方がメリットが大きいのです。

ダブルボランチも1人上がっていけば、残る1人はアンカー的な役割を求められます。なので、ボランチもアンカーも基本的な役割は違わないけれど、システムのバランス上そのように役割が変わってくるというイメージです。


【タイプ別】に世界と日本を代表するボランチの選手を紹介!

ボランチには大きくわけて以下のような3つのタイプがあります。チームがどのようなサッカーを志向するかで、どのタイプのボランチが求められるか分かれます。

①守備型タイプ

②攻撃型ボランチ

③司令塔型ボランチ

チームが求めることにより必要とされるタイプのボランチは異なります。タイプの違いに優劣はありません。与えられたタスクとタイプの関係性が重要なのです。

ただ、タイプは分かれますがそれだけ出来ればいいということではありません。あらゆるタスクを高い基準でこなしながらも、それぞれのタイプの良さを出していかなくてはいけません。

①守備型タイプ

守備の局面での貢献を多く求められるボランチです。豊富な運動量でピッチのあらゆるエリアをカバーできなくてはいけません。それも正しいタイミングで正しいエリアを埋める判断が伴っていなくては走り損になってしまいます。

そして相手にプレッシャーに行った時に奪い切る力であったり、競り合いながらセカンドボールを拾うことが彼らにとって非常に重要な役割です。そのためフィジカル的な強さもなければ、DMFとして振る舞うことは難しいでしょう。
 
そして、そのような選手は技術的には不安がある選手もいます。マイボールにすることができたら、早く技術の高い味方に渡すことも重要です。過去の選手でいえばガットゥーゾ選手やマケレレ選手などは奪った後は無理をせず早く味方に渡します。

最近ではカンテ選手・カゼミーロ選手のように守備的ボランチの技術も上がりつつあります。今後は奪えるし高いテクニックでゲームを作れるというボランチが求められるようになるのではないかと予想できます。

【世界・海外】疲れ知らずのボランチ カンテ選手

現代サッカーの守備的ボランチの第一人者とも言えるのがエンゴロ・カンテ選手です。

「15の肺を持つ男」という異名がつくほど、その運動量は群を抜いています。抜群の運動量を武器に中盤を支配します。危険なエリアを察知する能力にも長けており、あらゆるポシジョンのカバーを行います。

そしてカンテ選手は170cmにも満たない体ですが、ボール奪取能力にも非常に長けています。ボールとボールホルダーの間に鋭く体を入れて、相手からボールを奪います。小さな体ですが体幹の強さとコンタクトスキルのうまさで、体をぶつけることを厭いません。

その運動量は攻撃にも生かされており、孤立しそうな味方がいれば抜群の運動量を生かして素早くサポートに入ります。また、最近ではスプリント力を生かした前線へのランニングで攻撃参加も積極的に行っています。

走るだけがサッカーではありませんが、走ることは試合を優位に進めるための大切なファクターです。そのことをカンテ選手は体現しています。

【日本・Jリーグ】日本屈指のプロテクター 山口蛍選手

山口蛍選手は日本屈指の守備的なボランチです。山口蛍選手の魅力はなんといっても守備力の高さです。高い守備能力を生かして自チームの守備を引き締めます。それを可能としているのが豊富な運動量とボールを奪う強さです。

海外でプレーするなど経験も豊富で常にゲームの流れを読みながらポジションを取れます。豊富な運動量を持っているため、正しい判断のもと守れる範囲も非常に広いです。動きすぎにより大切なスペースを空けてしまうというミスも無く、インテリジェンスにも富んでいます。

そして、ボールを奪う球際の強さは日本ではトップレベルです。どのような状況でもバチっと相手に強くいくことができます。そこで奪い切ることことができますし、万が一奪えないにしても相手からすれば相当プレーしにくくなります。体勢を崩して満足にプレーできなかったり、プレッシャーを嫌がり安易なプレーに逃げることになります。

②攻撃型タイプ

DMFでありながらチャンスと見れば積極的に前線に飛び出して行き、フィニッシュに関わります。そのためにもやはり運動量は必須です。一定の守備力は備えながらも高い攻撃センスを持っている選手が適任です。

高いパスセンスであったり、ドリブル技術の高いDMFも最近では出てきました。特に攻撃参加をした時に強烈なミドルシュートを打つことができれば、チームにとって強力な攻撃オプションになります。

積極的に攻撃参加するため、守備的ボランチと組み合わせて起用されることが多いです。ビダル選手やボランチを努めた時のデブルイネ選手などはゴールに絡もうと積極的に前線に駆け上がります。2列目から飛び出していけるパワーが非常に魅力的で、守備時も前から積極的にプレスに行ける力強さがあります。

モドリッチ選手や日本の中村憲剛選手も攻撃にアクセントを加えます。ミドルシュートであったり鋭いスルーパスを送り、多くのチャンスを演出していきます。上記の2人に比べてよりテクニカルな攻撃的ボランチです。 

ボランチでありながら、攻撃に関しての重責を担うのが攻撃的タイプのボランチです。

【世界・海外】戦士 ビダル選手

ビダル選手は非常にアグレッシブなプレーを武器としている攻撃的なボランチです。

彼は「戦士」という異名通り、まさに闘う選手です。ボール際などの激しさはもちろん、プレッシャーの厳しいペナルティーエリアの中へも勇気を持って侵入していく姿は戦士そのものです。ゴール前にアグレッシブに侵入した後のテクニックも高いためゴール・アシストともに多い攻撃的なボランチです。

また、そのアグレッシブさは守備から攻撃の切り替え(ポジティブトランジション)の時にも存分に発揮されます。彼の場合、相手からボールを奪ったらそのままの勢いでゴールへと向かっていくプレーもできます。それが長い距離であっても抜群の走力と運動量で彼はゴール前まで駆け上がっていきます。

持ち合わせている能力に加えて「闘う」ことができるメンタリティ。アグレッシブなプレーでビダル選手はトップレベルへとのし上がっていきました。

【日本・Jリーグ】アタッキングボランチ 大島僚太選手

大島僚太選手はJリーグで活躍する日本を代表する攻撃的なボランチです。

彼のテクニックは抜群で観る者を魅了するほどです。中盤の危険なエリアでもボールを受け、前線へとボールを供給することができます。そして自らドリブルでも運んでいくことができるため、相手に脅威を与えることができます。

そして彼は後方で組み立てるだけではなく、相手ゴール付近に行けばOMFさながらの相手にとって危険なプレーをします。バイタルエリアなどで一瞬で前を向き、スピードに乗ったドリブル突破やワンツーによる突破、スルーパスやミドルシュートなど多彩な攻撃を仕掛けます。

彼のプレーを目の当たりにすると、新しい時代のボランチを観ているようでとてもワクワクします。

③司令塔型タイプ

優れたテクニックや戦術眼でゲームメイクを行うボランチです。DFラインからボールを引き出しスムーズに攻撃するためにパスを散らします。また、自分も生きつつ味方も生かすようなポジションを取ったりして、チームの効果的な攻撃を促します。

引退はしましたがシャビ選手やシャビ・アロンソ選手はその典型的な選手です。彼らのパスには次のプレーへのメッセージが入っていて、安全にかつスピーディーにゲームを展開していました。

ボールを受ける時も、ただ自分だけが受けるということではなく味方との関係を考えて受けます。数的優位を作り出したり、相手が飛び込めないようなスペースに立つセンスは抜群でした。
 
現在ではピアニッチ選手などがそのようなタイプのボランチとして活躍しています。やはり高いテクニックと戦術眼でチームを牽引しています。そのように1人いるだけでチーム全体が効果的・効率的に機能し始めるという存在が司令塔型のボランチです。


【世界・海外】泥臭い司令塔 ピアニッチ選手

ピアニッチ選手はユベントスで活躍していますが、それこそ以前同クラブで活躍した司令塔型のボランチ、ピルロ選手を彷彿とさせます。

前任者同様に、長短のパスを用いたゲームメイクには非常に狙いが見て取れます。キック精度もとても高くフリーキックからチャンスメイクできるのも大きな魅力です。

ピルロ選手との一番の違いは運動量にあります。ピアニッチ選手はよりアグレッシブに前に出て行くシーンが観られます。積極的にペナ内に入っていき自ら得点を奪いにいける選手でもあります。

そして守備面でも泥臭いプレーを厭いません。ゲームを組み立てる繊細さを持ち合わせていながら、泥臭く走りまわり相手を激しいプレスで潰します。ゲームメイクしながらも守備にも献身的なプレーをする彼のような司令塔はどのチームも欲しいと思うはずですし、学ぶ点も多くあります。

【日本・Jリーグ】日本の司令塔選手 遠藤保仁選手

遠藤保仁選手は日本を牽引し続けてきた司令塔型のボランチです。

遠藤選手はそれほど多くの距離を動き回ったり、頻繁にスプリントするタイプの選手ではありません。ポジションを取る場所とタイミングと類い稀なパスセンスでゲームを作ります。

遠藤選手はたまに外に流れるシーンがありますが、それはただ自分が受けたいということだけではありません。そうすることで相手DFを引き出し、味方のためのスペースも作り出そうとしています。出てこなかったら自分が受けて、次の味方にパスを出せばいい。そういう類の駆け引きを常に行っています。

パスの動かし方にも様々な意図が凝縮されています。普通の選手ならサイドチェンジする場面で、わざと遊びのパスを1つ入れたりします。それによりもう1段階、相手をボールサイドに寄せて味方のためのスペースを作ってからサイドチェンジを行います。そのようなゲームメイクが本当に巧みです。

遠藤選手の意図の凝縮されたプレーには本当に色々な事を考えさせられます。

スポンサードサーチ

【記事まとめ!】この記事で覚えて欲しい3つのポイント



ここまでボランチについて紹介してきましたが、この記事で覚えて欲しいポイントは以下の3つです。

①ボランチに求められる事は過去と現在では異なる

②求められるプレーによってボランチのタイプは異なる

③ボランチにはスペシャリティな能力とポリバレントな能力が必要

この3つを覚えていただけたら、あなたの「ボランチ」はアップデートされたでしょう。

SPOSHIRUおすすめ情報!

こちらではSPOSHIRU編集部がおすすめするお得な情報をご紹介します!

日常生活がトレーニングに代わるBMZ社の特許インソール『アシトレ』

Aspole zero

BMZ社特許取得「キュボイド理論」により、足の形を本来の形に戻し、疲れにくい正しい姿勢へと導いてくれるインソールです。

足の外側にある立方骨(キュボイド)を支えることで、普段使わない足指が使えるようになり、足の筋肉が刺激されるため、通勤時や買い物しながらトレーニングができます。

ジムへ行かなくてもに日常がトレーニングに代わる画期的インソールです。

詳しくはこちら

ダゾーン(DAZN)で新しい観戦スタイルを!

DAZN

DAZNは年間10000試合以上のスポーツコンテンツを、ライブ中継でも見逃し配信でも、テレビ、スマホなどの様々なデバイスでお楽しみいただけます。

まずは1ヶ月の無料体験をお試しください。

ダゾーン(DAZN)をおすすめする最大の理由は、

  • 無料トライアルあり
  • 見逃し配信で試合終了後も楽しめる
  • 月額2000円未満でコンテンツ見放題
トライアル1ヶ月 ¥0

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

監修アスリート

【サッカー】

【マラソン】

【ロードバイク】

【陸上】

【ハンドボール】

【フィールドホッケー】

【BMX】

【BMXレース 東京五輪日本代表候補 中井飛馬選手 監修】BMXレースとは?初心者や子供もできるの!?練習すべき技も徹底解説!
【BMXレース 東京五輪日本代表候補 中井飛馬選手 監修】BMXとはどんな競技でどんな種類があるの?初心者でもできる?
サッカーサッカーおすすめ記事
【アルビレックス新潟 早川史哉選手 監修】サッカーにおけるインターセプトを成功させるためのコツとは?練習方法やパスカットとの違いについても徹底解説!
ハンドボールおすすめ記事
【ハンドボール日本代表 徳田新之介選手 監修】ハンドボールのフェイントを種類別に徹底解説!
サッカーサッカーおすすめ記事
【清水エスパルス所属 金子翔太監修】サッカー選手なら絶対に身に付けたい3種類のドリブルとは?コツや練習方法を徹底解説!
サッカーサッカーおすすめ記事
【V・ファーレン長崎 米田隼也選手 監修】現代サッカーに求められるミッドフィルダーとは?
特集記事おすすめ記事
【競技外編】ライブ配信をするハンドボール日本代表×現役中の兼業も考えるプロサッカー選手~another sports アナザースポーツ~
サッカーサッカーおすすめ記事
【アルビレックス新潟 早川史哉選手 監修】技術と賢さがあるからこそできる術。サッカーにおける本当のマリーシアとは?
競技から記事を探す
soccer
baseball
running
golf
tennis
basketball
volleyball
badminton
rugby
road bike