ハンドボールのシュートは様々な種類があり、それらのテクニックを上手に使いこなすプレイヤーがいることで、相手チームに脅威を与えることができます。
ハンドボールのシュートのスピードは確かに速いですが、ただ打っていれば入るというわけでもありません。
シュートコースや腕・肩の使い方なども得点に関係してくるので、ハンドボールをプレーする方はシュートの極意を理解して日々の練習に生かしてみましょう!
目次

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ハンドボールのシュートにおけるルール
ハンドボールのシュートにはどういったルールがあるのでしょうか?
それを理解するにはまず6mラインを知らなければいけません。
ハンドボールはゴールから6mのところに線が引かれています。シュートを打つ際はこの6mラインを踏んで打ってはいけないというルールがあります。
もし、踏んだと判断されれば、その時点で相手ボールになります。ジャンプしてシュートする場合でも、ジャンプする前の足がラインにかかっていた場合はそれもラインバイオレーションという反則になります。
6mを超えないところで跳びながらシュートを打ち、シュート後に体が6mラインに入った場合は反則とはなりません。とにかく6mラインを踏まなければいいというわけです。この6mラインのルールを破らなければ、基本的にはどこからシュートを打ってもかまいません。
また、もう一つ覚えておかなければならないのは、シュートを打つまでにステップを3歩までしか踏むことができないというルールもあるので、歩数を意識しながら反則にならないように気をつけましょう。
ハンドボールのシュートの種類

さて、すでに説明したようにハンドボールのシュートにはいくつかの種類があります。
今回は主に6種類のシュートを紹介したいと思います。
まだ初心者でシュートのことをよく知らないという人はこの際すべて覚えてしまいましょう!
①ステップシュート
②ジャンプシュート
③スピンシュート
④サイドシュート
⑤ループシュート
⑥ブラインドシュート
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①ステップシュート

まずシュートの中でも安定感の出やすい「ステップシュート」を解説します。
ステップシュートはジャンプをせず、比較的ステップも小さくて済むので、シュートコースを定めやすいという利点があります。なるべく自分の体勢がしっかりと整った状態で打つとボールの勢いも増すので、相手とディフェンスの距離を判断して打つことが重要です。
打つ前に肩や手首のひねりを入れて打つコースを予測させておき、ひねった方向と逆に打ってみるなど工夫を入れてみると、より効果的に点を奪える可能性が高くなります。
また、後ほど説明しますが「ブラインドシュート」と呼ばれるステップシュートもあり、これは相手のディフェンスのわずかな隙間を通す時に使われます。これによりゴールキーパーからは突然シュートを打ってきたように見えるため、シュートコースを予測しづらくなるのです。
以下の動画でステップシュートのタイミングやボールのスピードを実際に見てみましょう!
このステップシュート反則すぎる pic.twitter.com/psqeFIxR2j
— たかはし まひろ (@twice_mahiro) 2017年12月22日
ステップシュートのコツと練習方法
ステップシュートは足の動き自体はそこまで大きいわけではないので、そこまで複雑ではありません。
ステップシュートのコツはボールを受ける前からシュートのイメージを持ち、ボールを受けたらすぐにシュート態勢に入れるようにすることです。
また、打つ姿勢まで持っていく場合は、体を入れ替えた時に地面に左足が付くと同時に重心を前に移動させ、腕を高く上げて強いボールでシュートを打てるような形を作っておきます。
以下の動画では、ステップシュートに入るまでの動きを細かく説明しているので、自分のステップシュートの改善にも役立ててみてください。
世界のステップシュート動画
以下のリンクの動画では世界で活躍するプレイヤーたちのステップシュートを見ることができます。
どれもすごいシュートばかりですが、ステップシュートをディフェンスに阻まれにくくするには構えを速くすることがポイントとして挙げられます。
ハンドボールは身体接触の激しいスポーツなので、あまりに動きが遅くてはせっかくステップシュートを打とうとしても止められてしまうでしょう。
ボールをもらったと同時にシュートモーションに入るスピードを上げること、また腕を振り抜ける距離感の判断を一瞬で行うことを頭に入れておかなければいけません。
②ジャンプシュート

ジャンプシュートはその名の通りジャンプをして空中でシュートを打つテクニックで、ハンドボールの代名詞と言っても過言ではないシュートです。
跳んで高い所から腕を振り抜く分、ボールの威力も上がりやすいシュートになります。時速100km以上のスピードが出ることもあるため、ジャンプの際はバランス感覚と空中でシュートフォームを整えなければならない難易度の高いシュートです。
無駄な力がなく前に投げられるように体を開けるよう、右利きの人は左足で、左利きの人は右足で跳んでシュートを放ちます。逆の足で飛ぶ方法もありますが、空中のバランス感覚が非常に難しくなります。
使う場面の例を挙げると、6mラインの前からより近くまで距離を詰めてシュートする場合やディフェンスにブロックされないよう、高さを出しながらシュートを放ちたいときはジャンプシュートを選ぶといいでしょう。
両サイドの端から走りこんでキーパーに向かって飛んでシュートする「サイドシュート」でもジャンプシュートを使います。
上級者になるとジャンプするタイミングを早くしたり逆に遅くしたりすることに加え、空中での肩の動きや腕のしなりなどを交えてキーパーが予想するタイミングを外すことができるようになります。
以下のジャンプシュートの動画は10mと長い距離からのシュートになりますが、両足ジャンプというやり方もあるので、片足と合わせて使えるようにしておきましょう!
【プレー動画】
— 大学生なのにハンドボールコーチ (@hand_coach) 2018年11月28日
10mから両足ジャンプシュート????♂️
打点もコースも規格外!!!#handball #ehftv pic.twitter.com/s4DklpNQR4
ジャンプシュートのコツと練習方法
ジャンプシュートの練習方法は多岐にわたりますが、やはり試合で作れるような状況を作ってもらって試してみる方法が最適でしょう。基礎トレーニングではジャンプでバランスを取る練習やゴールに専用のゴムを結んで肩を強くするような訓練が必要です。
また、最初の方で説明しましたが、ハンドボールにおけるステップ数が3歩までというルールを頭に入れながら、どんなタイミングでも打てるようにすることも重要となります。動きを確認したら、今度はディフェンスやゴールキーパーを立たせたうえでシュートを打ってみましょう。
この時、ディフェンスにブロックされないためにはどのように飛ぶのか、また肩や腕の動かし方でどのようにキーパーが動きそうかをよく見る練習をしてみましょう。
練習中は自分の得意なコースだけではなく四隅にボールを散らすなどしていくとキーパーからもコースが読みにくくなり、より実際の試合にも役立てることができるでしょう。
世界のジャンプシュート動画
それでは海外の選手は一体どのようにジャンプシュートで得点を取っているのでしょうか?
それが以下の動画で分かりますが、よく見ていくとジャンプしてからシュートを打つまでの間にキーパーの動きをよく観察し、最後には逆をつけるようなシュートが多いことに気づきます。
また、それぞれの選手の共通点としてボールのスピードが非常に速いことや滞空時間の長さが挙げられます。腕を振り抜くタイミングも滞空時間を長くしてから振るときもあれば、跳んでからすぐ振り抜いていることも分かりますね。
もっとジャンプシュートの精度を上げたい方は動画の動きを取り入れてみましょう。
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③スピンシュート

スピンシュートとは、どちらかと言えばハンドボールの中では上級者向けの技で、決まれば会場が非常に盛り上がるような技ありシュートと言えるようなテクニックです。
スピンシュートはボールに回転をかけ、地面にボールがついてからゴールの方に吸い込まれていくようなシュートです。
一番想像しやすいのは、無理な角度からジャンプしてしまった場合のサイドシュートでしょうか。また、滞空時間の長いジャンプをし、態勢がしっかり整った場合でキーパーが前に詰めてきたときにも使えるシュートです。
しかし、このスピンシュートは高度な技術を要求するので、まずは基本のジャンプシュートやステップシュートを覚えてから取り組むといいでしょう。
以下のシュートを見ると思わず「すごい!」と叫んでしまいそうですね。
むちゃくちゃ曲がるスピンシュート???? pic.twitter.com/wDAmmIIoet
— ecahandハンド垢 (@ecahands) 2018年4月6日
スピンシュートのコツと練習方法
スピンシュートというのはボールに回転をかけてゴールに入れるシュートなので、最初から枠を狙ってしまうとボールが中側に入りすぎてしまい、キーパーに反応されてしまう可能性が高くなってしまいます。
キーパーに実際に立ってもらって練習するのが一番ですが、無人のゴールで練習する場合にも、「キーパーの足がギリギリ届かないところ」をイメージしながら狙って回転をかける可能性があります。
また、ボールに回転をかける時は利き手を畳み込みながらリリースしてスピンをかけるようにしましょう。
以下の動画では日本ハンドボール界のスーパースター、宮崎大輔選手が実際に試合でスピンシュートを決めたシーンとスピンシュートの軌道イメージを紹介しています。ぜひ目に焼き付けておきましょう!
世界のスピンシュート動画
ここでも世界のハンドボールプレイヤーのスピンシュートを紹介したいと思います。
やはりスピンシュートを打つシーンで多いのはキーパーが前にポジションを取って来た場合、もしくは片足を上げた時が多いように思います。
しかし、中にはプレイヤーからの工夫も見られ、例えばキーパーを大きくずらすために片側に跳び、それを防いできた逆を突くためにスピンシュートを使う選手も多いことがわかります。
スピン量とそのコースも大事ですが、一流のプレイヤーはスピンシュートを選択するためにキーパーの位置を判断する能力が非常に優れているということにもなりますね。
④サイドシュート
サイドシュートとはポジションの中で主に左右のサイドに位置する選手が打つシュートのことを意味します。
コートの端から跳ばなければならないため、他のポジションからのシュートに比べると非常に角度の狭いシュートになり、難易度の高いシュートになります。
サイドシュートを使う場面としては、相手のサイドのディフェンスが左もしくは右45度のプレーヤーの攻めに警戒したときにパスをもらって打つケースが多いです。
シュートコースの角度と広さを考えれば、右利きの人は左サイド、左利きの人は右サイドからの方がシュートはしやすくなります。しかし、右サイドに関してはあえて右足で飛ぶなど工夫をすれば右利きのプレイヤーでも十分に右サイドシュートでの得点は可能です。
春日丘ノールックパスからのサイドシュート pic.twitter.com/CVQUdoabfO
— しなの (@shinaemon0102) 2017年5月28日
サイドシュートのコツと練習方法
まずサイドシューターが意識しなければならないのは、サイドからジャンプをした時の自分の視野とシュートをする時に放たれるボールの位置から見た視野が大きく違っていることです。
どういうことかと言うと、サイドシュートは角度が狭くなるため、跳んだ瞬間に見たキーパーの位置を確認するとシュートコースが限定されます。
跳んだ時に、なるべく腕を外側に持っていくようにすると、跳躍と合わせてシュート角度をさらに広げることができるため、ゴール奥上側または下側にも打てるようになることで得点のチャンスが広がります。
初心者の方はこの感覚をつかむのに少々時間がかかるかもしれません。
サイドシュートの練習にもキーパーを立たせることは大事ですが、キーパーにシュートが当たってしまうことが心配な場合は大きなネットなどを置いてどこを狙うのかを練習してみるのもいいでしょう。
世界のサイドシュート動画
サイドシュートを放つ場合は、6mラインの少し奥、約7mの位置に引かれているラインに向かって跳ぶことがコツと言われています。
7mラインはハンドボールではペナルティスロー(シュート体勢での反則があった時に行うPKのようなもの)で使われる線のことです。7mラインに向かって跳ぶことにより角度を広げられ、シュートコースもゴール奥、またはゴール手前側にも打ち分けられるようになります。
以下の動画の数々のサイドシュートも見てみると、ほとんどの選手がしっかりと7mライン、つまり中に入って角度を大きく作ろうするためにキーパーの位置を確認してシュートを打っているのがわかります。
角度を大きく取ることにはシュートの確率を上げること以外にもう一つのメリットがあると言えます。
それは動画内のいくつかのシュートで確認できるのですが、サイドシュートへプレッシャーをかけてきたディフェンスに対して、コート中央に向かって飛ぶと相手の反則を誘える可能性も出てくるということです。
日ごろの練習でも7mラインをめがけて飛んでみることを意識するといいかもしれませんね。
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⑤ループシュート
ループシュートとは、鋭い弾道のシュートではなく、ふわりと浮かせてゴールキーパーの頭を超すようなシュートのことです。よく使われるシュートではありますが、ループシュートもどちらかと言えば技ありシュートに分類できる技の一つです。
どういうときに使えばいいかというと、主にゴールキーパーがシュートコースを防ごうと前に出てきたときにその頭上を越すために使われます。
サイドシュートではよく見られるシュートですが、キーパーが前に出てくるシーンはサイドシュートに限定されるわけではないため、どの角度からでも打つことのできるシュートです。
ただし、ループシュートを最初から打とうとするとキーパーに読まれてしまうので、滞空時間をなるべく長くし、キーパーが出てきた瞬間に打つと決まりやすいと思います。
以下の動画がお手本になります。
【プレー動画】
— 大学生なのにハンドボールコーチ (@hand_coach) 2019年1月12日
サイドのループシュート????♂️
打点もボールも高い!!!#handball #ehftv #ループシュート pic.twitter.com/DEqz32ixaz
ループシュートのコツと練習方法
ループシュートで点を取るには、まずシュートの際のボールの高さが重要になってきます。
キーパーに触られては意味が全くなくなってしまうので、例えば、空中で一度シュートフェイクを入れてキーパーを動かしたり、キーパーがジャンプして止めにきた場合は、ジャンプから降りてきた瞬間を狙うなどの工夫をすることで、キーパーが絶対に届かない場所にコントロールしなければなりません。
以下の動画はループシュートの練習風景を撮影したものですが、これはポストプレーヤー(6mライン付近に立つプレイヤーのこと)がシュートを打つまでの動きを確認しています。
ポストプレーヤーはゴールまでの距離が非常に近いため、ポストプレイヤーがシュートを打つ場合はキーパーは全力で止めにきます。そこをうまく利用してループを打つ練習になります。
練習中から実戦を意識してなるべく確率を上げるように心がけましょう!
Elements HAND CLUB
— Elements HAND CLUB (@elements_hand) 2016年3月25日
リクエストシリーズ!
ポストの練習風景&ループシュート#ElementsHAND #リクエストシリーズ
#ポスト#シュート#ループ#練習風景#ハンドボール#沖縄 pic.twitter.com/gvcKEuzzQd
世界のループシュート動画
以下の動画では、ループシュートの得点例を紹介しています。ループシュートの上手な選手というのは、ゴールキーパーが手を挙げたタイミングや前に詰めてきたタイミングをうまく見極めて選択をしていることがわかります。
時にはふわりとした弾道ではなく、状況に応じて低い弾道のループ(ハーフループ)を混ぜている選手もいるようです。
また、プロ選手のループシュートを見てみるとそのボールには鋭い回転がかかっており、地面についたときにボールがちょうどゴールに向かっていくようにコントロールされています。
芸術的なループシュート集をお楽しみください!
⑥ブラインドシュート
すでに「ステップシュート」のセクションで説明したように、ブラインドシュートは厳密にいうとステップシューに分類される技術です。
ブラインドシュートはディフェンスの横から放つシュートで、できるだけ小さくコンパクトに打つことでゴールキーパーからシュートの出どころをわかりにくくできるのがメリットです。
肘のしなりを使い、腕の振りは通常サイドスローのような横振りになります。
ブラインドシュートは相手に固くディフェンスをされて、オフェンスでうまく責められない時に使うと有効なシュートになります。なぜなら、ブラインドシュートは相手が目の前にいる状態から打つシュートであり、相手が崩せていない状況でも打つことのできるシュートだからです。
ですが、スピンシュート同様、非常に難易度の高いシュートになるので、まずは基礎的なシュートを習得した後に取り組んだ方がいいでしょう。
それではブラインドシュートの例を実際に見てみましょう。
ブラインドシュートの引っ張り方が???? pic.twitter.com/o68Ig1Enmt
— ecahandハンド垢 (@ecahands) 2017年10月3日
ブラインドシュートのコツと練習方法
ブラインドシュートは主に肘と腕、手首を中心に使うため、強いブラインドシュートを打つならこれらの部位は重点的に鍛えた方がいいかもしれません。
ウォーミングアップとして、まずは二人でブラインドシュートの腕の振りでキャッチボールをします。その後、実際に動かないディフェンスを立たせ、シューターはそのディフェンスの正面に立つところから始まります。
フォームのコツとしては腕を横から出し、小さく鋭く振ることです。
最初は難しいかもしれませんが、慣れてくるとだんだん色々なコースに散らして打てるようになっていくので、反復練習が必要です。先ほども言ったように、ブラインドシュートは決して簡単な技ではありませんが、プレーの幅を広げるためにも有効なシュートなので、ぜひ挑戦してみてください!
世界のブラインドシュート動画
世界のプレイヤーはやはりブラインドシュートのような難しい技でもスピーディーにこなす力があることに気づくでしょう。
また、腕のテイクバックをうまく使っていることから、通常のステップシュートではないかと相手ディフェンスがハンズアップ(手を上げること)をした瞬間を狙って腕を横から出すので、ゴールキーパーは反応することができません。
シュートコースも下のコースだけではなく、上のコースにも分散させているためゴールキーパーの逆を巧みに突くシュートも多々見られます。
その華麗なブラインドシュートをぜひ実際に確かめてみましょう!
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ハンドボール日本代表選手 徳田選手にSPOSHIRU編集部が聞いた!
SPOSHIRU編集部がこの記事の監修者である徳田選手にハンドボールのシュートついてお聞きしました!
徳田新之介選手がシュートする意識していることとは!?

SPOSHIRU編集部
Q.徳田選手がシュートを打つ際に意識していることは何でしょうか?

徳田選手
僕がシュートを打つ際に意識していることは、歩数を出来るだけ減らすということです。3歩使ってシュートを打つとDFに読まれてしまいます。なので、0歩や1歩でシュートを打つということを意識しています。2つ目はシュートを常に打てるように準備をするということです。そこで大事なのはどんな時でも極力ボールを下に落とさないようにするということです。
徳田新之介選手はキーパーのどこをみてシュートを打っていますか?

SPOSHIRU編集部
Q.徳田選手はキーパーのどこみてシュートを打っていますか?

徳田選手
僕の場合シュートを打つ際、キーパーのどこを見るというよりかは、ゴールの全体を見て、身体や目線を使ってキーパーを騙します。色々なタイプのキーパーがいるので、打つタイミングを変えたり、キーパーが取れない股の下や顔の上を狙って打ったりします。あとはそのキーパーの特徴的な止め方を把握するためにも試合前や試合中に相手のキーパーをよく観察しておくことが大切だと思います。
徳田新之介選手はどんなシュートの練習を?

SPOSHIRU編集部
Q.徳田選手はシュート練習でどんなことを意識してますか?

徳田選手
僕がシュート練習をするときに常に意識していることは試合を想定してシュートを打つことです。0歩、1歩でシュートを打ったり、クイックシュート、ためるシュートなど様々なバリエーションで練習をすることが大切だと思います。また、シュートを簡単にキーパーに取られてしまった時はキーパーに止められてしまった理由などを聞くといいと思います。
こちらの動画は徳田選手のシュート映像になります。
味方との連携。
相手と駆け引きしたポジショニング。
ボールを受ける前からシュートをイメージできている一連の動き。
あらゆる角度・距離からのシュートパターン。
徳田選手のシュートに至るまでの過程とシュートシーンの技術は参考になる点が多いと思うので、是非見てみてください!
【記事まとめ!】この記事で覚えて欲しい3つのポイント
ここまでハンドボールのシュートついて紹介してきましたが、この記事で覚えて欲しいポイントは以下の3つです。
①様々な種類のシュートがあることを知る!
②シュートを覚える前にまずは状況判断能力を養う!(ディフェンス・キーパーの位置の確認など)
③難易度の高いシュートに挑戦する前に基礎的なシュートを身につける!
この3つを覚えていただけたら、あなたの「ハンドボールにおけるシュート」はアップデートされたでしょう。