野球の審判といえば、プレイヤーの近くで片時も目を離さず、一瞬の出来事を一瞬で判断しなければならず、大変な職業ですよね。
プロ野球ではついに本格的にビデオ判定が採用されました。野球はルールが難しく、ストライクゾーンなど、感覚を磨かなくてはいけない部分があるので、野球の審判といえば元選手の人が多いのですが、審判をやってみたい!と言う方はかなり多いですよね。

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野球の審判に必要な用品と選び方を徹底解説!
高校野球やプロ野球を見ていると、審判はそこまで多くの道具を必要とするイメージはないかもしれません。
しかし実は、審判は多くのアイテムを使いこなす必要があり、あまり目につかないところで試合中に使っているのです。
この章では、そんな野球の審判に必要な用品と選び方について解説していきます!
野球の審判に必要な用品と選び方を紹介!
- ・インジケーター
- ・審判用シューズ
- ・審判用ウェア
- ・プロテクター
- ・マスク
- ・レガース
- ・ハケ
- ・ペン
- ・ボール袋
インジケーター
まず、「インジケーター」について紹介します。
あまり耳にしない言葉だと思いますが、審判にとっては必須アイテムです。
インジケーターとは、球審がカウントを記録しておくための道具です。
野球中継で、投球後に球審が手元を確認している仕草を見かけますが、あれはインジケーターでカウントを記録している動作なのです。
またカウントだけではなく、両チームのタイムの数を記録できるものもあります。
審判用シューズ
選手と同様に、審判にとってもシューズは重要なアイテムです。
野球のグラウンドは、人工芝であったり天然芝であったり、土であったりと、球場によって地面が異なります。
そして実は、球審であっても塁審であっても、野球の審判はよく走ります。
打球や状況によって、最も判定を下しやすい位置に、即座に移動しなければならないからです。
ですのでシューズは、審判にとっても非常に重要なのです。
審判には、靴紐を結んでいる余裕がないので、靴紐のキツさをダイヤルで調整できるBOAシステムを採用したシューズがオススメです。
審判用ウェア
審判用のウェアも、とても大切な用具です。
特に球審は、身の安全のため多くの防具を身に付けなければなりません。
そして野球は夏のスポーツであるため、暑さ対策がされている通気性や吸汗性に優れた、専用ウェアを選ぶ必要があります。
最近では、夏の猛暑にも対応できる、服に通気口がついている空調エアコン付き審判服なども販売されています。
プロテクター
プロテクターは、上半身を守る防具です。
高校野球やリトルリーグなどで、硬球を使っている場合、球審はファールチップや暴投など、常に高い危険に晒されています。
当たりどころが悪いと、怪我や命にも関わってくるので、プロテクターも必須のアイテムです。
従来は、厚いプロテクターは安全性は高いが通気性が悪いというデメリットがありました。
しかし最近では、安全性と通気性を両立させているプロテクターも多く販売されています。
マスク
マスクは、球審にとってのみ必要となるアイテムです。
キャッチャー同様、球審は避けることが不可能なボールが飛んでくる可能性が高いので、マスクの着用が必須となります。
マスクをつけると、どうしても視野が狭くなったり、重さで頭や首に疲労感が溜まってしまいます。
ですので、軽量感と視野の広さが確保されているかどうかを、選ぶ際のポイントとして重視することがオススメです!
レガース
レガースは、スネや膝を守るための防具です。
プロ野球や高校野球の全国大会のテレビ中継ではあまり見ることはありませんが、二軍の試合や地方大会では、審判の数が足りず、2人や3人で試合を受け持つことがあります。
その場合、球審と塁審を兼ねることになり、移動距離や走らなけれいけない場面が、必然的に増加します。
ですのでレガースは、安全性はもちろん、軽量感や走っても違和感を覚えないフィット感を重視して選ぶことが重要です。
ハケ
ハケはベースにかかった土を払うために必要な審判用品なので、球審・塁審双方に必須のアイテムとなります。
選び方としては、土を払いやすい機能性はもちろんですが、持ち運びのしやすさも重視するといいでしょう。
ポケットに入れていると、走った時に落としてしまうこともあるので、ベルトループがついているタイプなど、携帯性に優れたハケがおすすめです!
ペン
実は、ペンも持っておかなければいけない必須の審判用品です。
特に球審に必要なアイテムなのですが、どのような時に使うかというと、選手交代の際に活躍します。
プロ野球中継を見ていると、よく監督が球審に選手交代を告げている間、球審がメモを取っている様子を見かけます。
野球では、選手交代は主審に告げなければいけないルールがあるので、主審は正確に交代内容を記憶しなければいけません。
ポジションや打順、選手の名前など、一度にたくさんの交代が行われる場合もあるので、メモを取るためにペンは必須なのです。
ボール袋
最後に紹介するボール袋も、特に球審が使う審判用品です。
野球では、ファールボールがスタンドや場外に飛んで行ってしまったり、ボールに傷がついてしまったりなど、試合球を変える必要があるシーンが、頻繁にあります。
そのときに代わりのボールがないと、試合進行の妨げになってしまうので、試合球を複数用意しておくためのボール袋が必要となるのです。
マスク・レガースの正しい着用方法を紹介!
審判が使うマスクやレガースには、実は正しい着用方法と間違った着用法があります。
間違った着け方をしてしまうと、安全性だけでなく、正しい判定を下す正確性にも悪影響を及ぼすリスクが高まってしまいます。
そこでこの章では、マスク・レガースの正しい着用方法を紹介していきます!
野球の審判に必要な用品と選び方を紹介!
- ・マスクの正しい着用方法
- ・レガースの着用方法
マスクの正しい着用方法
まずは、「マスクの正しい着用方法」について紹介していきます。
マスクは必ず左手で持ちます。右手には、頭にかける紐部分であるハーネスを持ちます。
②ピッチャーを注目しながら、左を引いてマスクを装着します。
ポイントは、マスクを装着する間も、ピッチャーから視線を逸らさないことです。
牽制やボークなど、投球以外の時間でもプレーは継続されています。
いつ何が起きても正確な判断を下すために、マスクを装着する時間も、選手から目を外すことがないよう意識しましょう。
レガースの着用方法
次は、「レガースの着用方法」について解説していきます!
よく見かける間違った装着法としては、レッグガードの下端の部分とシューズが重ならないように着けてしまっている方法です。
これでは、足首部分を保護出来ず、ファールチップが足首に当たった場合、怪我をしてしまいます。
ですので、レガースを装着する際は、まず膝から合わせて、レッグガードの下端とシューズが重なるように装着しましょう。
下端とシューズが重ねることで、膝から足首までをしっかり保護できるので、安全性を担保することができるのです。
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軟式用と硬式用で選ぶマスクが変わる!?
実は、審判用のマスクは、軟式用と硬式用で使うマスクを変えなければいけません。
なぜなら、軟式の試合で硬式用のマスクを使うことは、非常に危険だからです。
まず、硬式用と軟式用のマスクの違いとしては、目の部分の幅が、硬式用のほうが若干広く設計されています。
そして軟式の試合では、ボールが柔らかいため、ファールチップが飛んでくる場合、ボールが潰れていることが多いです。
軟式用マスクは、潰れたボールがマスクの中に入らないよう、目の幅が狭めの設計になっています。
しかし、硬式用マスクは広いので、マスクの中にボールが飛び込んでくる恐れがあるのです。
ですので、軟式の試合で硬式のマスクを使用することは、絶対に避けなければならないのです。
野球の審判に必要な用品を紹介!
野球の審判をする際に必要な用品についての理解が深まったところで、具体的なおすすめ商品の紹介をしていきます!
それぞれのアイテムの特徴を踏まえて、詳しく紹介したので、是非審判用品選びの参考にしてみてください!
素材 | プラスチック |
サイズ | 18.8 x 13.9 x 1.3 cm |
原産国 | 日本 |
重量 | 22g |
ブラインドタッチ可能なインジケーター!
薄型タイプで手にフィットしやすく、握りやすい設計が嬉しいインジケーターです。
カウントを確認するために必須のアイテムですが、プレーや選手から極力目を離さないためにも、インジケーターに目を移す回数はできる限り少なくしたいですよね。
このミズノのインジケーターは、ダイヤルに溝が掘ってあるので、いちいちインジケーターを見ることなく、カウントを数えられます。
ブラインドタッチが出来ることにより、プレーに目を配れる余裕ができる点が、一番のおすすめポイントです!
素材 | 合成繊維 |
サイズ | 25.0-30.0cm |
カラー | ブラック |
重量 | 22g |
小さめ設計でフィット感抜群!
エスエスケイの塁審用シューズは、靴幅が2Eと狭めの設計なので、足にぴったりとフィットする感覚が嬉しいアイテムです!
塁審は、各塁の判定はもちろんのこと、外野の打球判定も強いられるので、とにかく移動距離が長く、走らなけれいけないシーンが多いですよね。
ですので、最も重視すべきは、判定がしやすい位置に即座に移動できる俊敏性です。
大きめのゆったりとした靴では走りづらいので、極力早く移動するためにも、フィット感を重視したこのシューズがオススメなのです!
素材 | ポリエステル100% |
サイズ | S,M,L,O,XO,XO2 |
カラー | パウダーブルー |
重量 | 240g |
機能性抜群の日本高野連指定仕様!
軽量感と通気性に優れていて、日本高野連指定仕様なので、安心・安全品質のベースボールウェアです。
大きめのメッシュホールを、さらにメッシュで編みこんであるので、とにかく涼しく、軽いことが特徴です。
表面の素材にブライト糸を用いることで光沢感を高め、裏面はソフトな肌触りの合成繊維で、快適な着心地をもたらしてくれます。
また、審判らしさを感じさせるパウダーブルーのユニフォームは、テレビで目にする機会も多いので、高揚感ももたらしてくれます!
素材 | PE、ナイロン、ポリウレタン |
サイズ | フリーサイズ |
カラー | ブラック |
重量 | 約1,100g |
ゴツいビジュアルが魅力の硬軟両用プロテクター!
胸部と肩部をしっかりとガードしてくれる、防御能力の高いプロテクターです。
全体に施されたポリエチレン性のガードは、パッと見ただけで安全性の高さを伺うことができます。
胸部はもちろんのこと、首回りや鎖骨周りもしっかりとプロテクトしてくれます。
また、インナーパッドは取り外し可能で、丸洗いできるので、衛生面に配慮してあることも嬉しいポイントです。
プロ野球でも実績のある安心のNPB仕様の品質を、是非一度試してみてはいかがでしょうか?
素材 | 軟鉄中空鋼 |
サイズ | 33.1 x 26.8 x 10.9 cm |
カラー | ブラック |
重量 | 630g |
軽さと強度を両立した軟式用マスク
軽量感と硬度に優れている軟鉄中空鋼を素材に作られているので、軽さと安全性の両立を実現しているマスクです。
A球とB球両方に対応しているので、これひとつあれば、多くの軟式の試合で審判をすることが可能になります!
少年野球の審判で使用している人が多く、軽くて丈夫だという口コミや評判で人気を得ています。
アゴ下までしっかりガードされている配慮や、上とサイドでできるハーネスのサイズ調整のしやすさも、おすすめポイントです!
素材 | スチール |
サイズ | 36 x 32.5 x 12.2 cm |
カラー | ブラック |
重量 | 670g |
軽量スチール製の硬式用マスク!
チャンプロ社の審判用マスクは、フレームに軽量のスチール素材を用いることによって、670gという驚きの軽さを実現した硬式用マスクです!
軽量モデルであるため、たとえ試合が長時間に及んでも、首や身体を疲れさせず、疲労感や負担を軽減してくれます。
装着した際の軽量感を重視しながらも、アゴや額を守るインナーパッドは、厚めのパッドを使っているので、衝撃吸収性や安全性もしっかりと担保されている、高品質マスクです!
素材 | ポリエチレン |
サイズ | 膝から足首部/370mm、全長/440mm |
カラー | ブラック |
重量 | 約825g(両足) |
リーズナブルな価格でコスパ良好!
ゼットの審判用レガースは、硬式用レガースとしてかなりお手頃な値段でありながらも、機能性に優れており、抜群のコストパフォーマンスを誇ります!
硬式用レガースは、安くても1万円以上はするものが多いですが、このレガースは7,000円台とかなり低価格です。
価格は低く抑えながらも、機能性でも他商品に劣りません。
レガースにありがちな厚ぼったい重さを感じない軽量感でありながら、強度は申し分なく、長さも膝から足首までをしっかりとカバーしてくれます!
素材 | ポリプロピレン |
サイズ | 高さ59×幅131mm |
カラー | 黒 |
重量 | 92g |
大きめサイズが嬉しいハケ
大きめのサイズ設計で、ベースを掃く際の回数が少なくて済む、使いやすいハケです。
小さめのハケだと土を払うために何度も掃く必要がありますが、このハケだと3〜4回で、ベースを綺麗な状態にすることができます。
また、ケースも付属されていて、そのケースにはベルトループが付いている点も嬉しいポイントです。
ケーズごとベルトに固定できるので、持ち運びがしやすく、試合中に全速力で走っても落としてしまう心配がありません。
内容 | ファイリングホルダー、レコーディングカード、ライティングペン(消しゴム付) |
ファイリングホルダーサイズ | 横198mm×縦198mm |
レコーディングカードサイズ | 横90mm×108mm |
ライティングペン・消しゴム付サイズ | 長さ100mm |
メモを取るための必需品一式!
審判が、メモを取るために必要なアイテムが全て揃っている商品です!
具体的には、メンバー表やスコアシートを挟んでおくためのファイリングホルダー、スコアやタイム回数をメモするためのレコーディングカード、そして記入するための消しゴム付きのライティングペンが内蔵されています。
審判員は、交代選手やタイム回数など、覚えておかなければいけない事柄がたくさんあります。
相手チームから抗議があった場合でも、毅然と対応するために、逐一メモで記録しておくことは、とても重要です。
このサポートグッズは、記録を残しておくために必要なアイテムが全て揃っている、審判員にとっての必需品です!
素材 | 合成皮革 |
サイズ | 25 x 18 x 2.5 cm |
カラー | ブラック |
重量 | 99g |
手頃な価格とサイズ感が嬉しい革製ボール袋!
価格もサイズも手頃なボール袋です。
少年野球などでは、ボール袋を使用していない審判も多く、使っていても布製の袋を使っている方が多いです。
しかし革製のボール袋は、プロ野球や高校野球の主審は必ず使っていて、よく目にするアイテムでもあるので、やはり持っていると高揚感を感じさせてくれます。
このボール袋は、軟式や硬式球であれば4個まで収納することができます。
1,000円台と革製のボール袋では低価格なだけでなく、インジケーターやハケも入れることができる便利さもあるので、やはりボール袋はひとつ買っておいて損はしないでしょう!
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
審判は、選手よりも目立たない存在かもしれませんが、審判がいないと試合を行うことはできません。
自らの身体の安全を保ちつつ、正しい判定を下すためにも、自分に合った審判用品を選ぶように心がけましょう!