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弓道で手につけている「かけ」の種類や注意点を解説!

スポシル編集部

公開日 :2019/03/29

更新日 :2020/05/11

「弓道」と言われて真っ先に思い浮かぶのは、弓や矢という人も多いかと思います。日本伝統の弓術であり、その弓道衣のカッコ良さにも目が奪われますよね。

なかなか近くで見る機会が無いかもしれませんが、TVで弦を引く構えや手元のアップの映像を観たことはありませんか?よくみると、手に弓道ならではの道具を付けています。それが「かけ」です。

以下、弓道では欠かせない「かけ」について詳しく紹介していきます。

目次

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弓道のかけとは

弓道の「かけ」とは、日本伝統の弓術で使用する道具の1つです。

かけは「弓かけ(ゆかけ)」とも呼ばれ、つくる職人は「かけ師」と呼ばれています。

弓術では、左手に弓を持ち右手で弦を引く動作を行いますが、この動作において弦から手を保護する為、補助するために「かけ」を手につけます。
武器として使用されていた時代にも「かけ」は存在していましたが、時代とともに改良が重ねられて今の形に至ります。
現在主流となっているのは、「かけ」の親指に筒状の木がはめ込まれたもの(堅帽子)。付け根のあたりには浅い凹み(弦枕)が付けられており、ここに弦をかけて使用します。

ちなみに、筒状の木ではなく革が2枚重ねになったものもあり、柔帽子・和帽子と呼ばれています。
柔帽子のタイプは親指の自由が効くことから好んで使用する人がいるほか、弦をかける感触をつかむために初心者が使うこともあるようです。

ちなみに、かけをはめることを“挿す”といい、取る場合は“外す”、これらの動作は必ず正座をして行うこと。弓を放つ時以外は外すのが基本的な作法となっています。

弓道のかけの種類

「かけ」にはいくつかの種類があり、弦を引く際に何本の指を使うかによって使用するタイプが異なります。

様々な「かけ」の中でも、主な3つの種類を解説します。特徴をしっかり抑えておきましょう。


  • 三つがけ

  • 四つがけ

  • 押し手がけ

三つがけとは、親指・人差し指・中指までをカバーするつくりとなっている「かけ」のことをいいます。

現在は最も主流となっているのが、三つがけの堅帽子かつ牛革で手首が補強できる(控え付き)タイプです。
木筒が入っていることで、弦の圧力が親指に直接かかるのを防いでくれるほか、手首が安定しやすい点もメリットとなります。

この構造上のデメリット点は親指の自由度が失われる点でしょう。

三つがけを使用し3本指で弦を引くメリット点は、親指が的に対してまっすぐ向く構え方ができること。薬指と小指をギュッとしめることで手首も固定することができます。
弦を弾くときの力が抜きやすい、無駄な力が加わらないという点もメリットとなります。

この構えのデメリット点は4本指を使う方法より、引く力が劣ってしまう点でしょう。
弓道では弦を引いた状態をしばらく保持しなくてはいけません。この状態を「会」と呼びますが、3本指だけでキープすることとなります。

弓道には28m離れた的を狙う“近的”と60m離れた的を狙う“遠的”の2種類ありますが、現在は近的が主流となっています。

そのため一般的には三つがけを使用する人の方が多いようです。初めて弓道の道具を揃える方は、こちらの三つがけを準備して間違いないでしょう。

四つがけとは、親指・人差し指・中指・薬指までをカバーするつくりとなっている「かけ」のことをいいます。

三つがけ同様、四つがけでも堅帽子かつ控え付きが主流となっています。
構造上のメリット・デメリットは全く同じです。

四つがけを使用して4本指で弦を引く際の特徴は、三つがげに比べて親指が少し下向きになる構え方となること。
その分手首が下向きに落ちやすいため起こす必要がありますが、親指を抑える指が中指と薬指の2本になるため、力強い安定した構えが可能となります。

4本指を使って弦を強い力で引くことができるので、弓の反発力に負けない、スピードのある矢を放てるというメリット点もあります。
20㎏以上の弓にも負けない、何度も弓を放たなくてはいけない時の疲れに負けない弓射が行えます。

ただ、四つがけは三つがけと比較した場合、親指が下方向に向き、他の指も3本使います。そして、4本指に「かけ」を付けるため、指から手首の固定感が強くなり動作に縛りがでる点もネックとなります。

そのため三つがけを使用した構えよりも、的に当たりにくくなる人が多いようです。四つがけは構え方や力の抜き方を習得するために練習し、技術を身に着けるが必要があります。

押し手とは弓を持って構えた際の左手のことです。そしてこの押し手にする「かけ」のことうを押し手がけと言います。

親指だけを覆うタイプから、親指と人差し指を覆うタイプ、手首まで覆うタイプがあります。使わない人の方が多いのですが、押し手を保護したい方には必須の道具でしょう。
保護の面で説明すると、まず、弓道では押し手の親指に矢の頭をのせて構えます。離れで矢が上手く飛び出せば当たることはありませんが、失敗した場合は押し手に矢が擦れて流血してしまうことがあります。

また、弓を構えた際、弦を引く右手への負担が大きいように感じますが、一番力が必要なのはこの押し手。強く握りしめるため、親指の付け根の皮がむけてしまう人もいるようです。押し手がけをすることで、矢が当たることによる流血や擦りキズ、握りしめることによって皮が向けてしまうことを防ぐことができます。

ただし、審査の時に使用しているとマイナスポイントとなる場合もあるようです。
使用できない時のことも考慮して、使い慣れすぎないようにしたいですね。

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弓道のかけの選び方

「かけ」は弓道の道具の中でも、手入れをしっかり行えば比較的長く使い続けられる道具です。
選ぶ際は、素材やサイズ感を確認し、適したものを購入しましょう。

弓道のかけの選び方を以下の2つのポイントから解説します。


  • 素材

  • サイズ

「かけ」に使用される素材は、仔鹿の革が使われています。鹿の革が採用されているのは、肌につけたときの柔らかさ、使い込むほど手に馴染む質感が良いからです。

また、牛の革より軽く手に付けても負担にならない点や、程よい通気性、耐摩耗性が魅力となっています。「かけ」の素材は鹿の革のみが使われますが、染めの工程をかえることで質感をかえている「かけ」もあります。

製作しているかけ師によって異なるのですが、例えば革を染料に付け込んだ技法、丸染めで作られる「かけ」は汗や湿気に強くしあがります。
革をワラで燻しヤニで茶色く染める技法、燻染めで作られる「かけ」は丸染めより耐久性、軽量性、防虫性が高くなるという特徴を持ちます。
こだわって揃えたい時は、染めの工程をチェックしてみると良いでしょう。

とは言え、弓道では手に大量の汗をかくため手入れは必須です。汗や湿気から「かけ」を守るインナー(下ガケ)をこまめに交換する、使用後に陰干しするなどしてカビが生えないよう注意しましょう。

かけを選ぶ際に最も重要となるのがサイズ選びです。

中でも一番にチェックしておきたいのが、親指と手首の位置です。挿した時に緩すぎると上手く力が伝わらず、窮屈過ぎるとより自由が奪われ、どちらにしろ安定した離れが行えません。

親指に関しては、挿したときに親指の爪が先に触れるか触れないか、親指を付け根で多少動かせる太さがベストです。そして、縛るための紐がくびれに丁度くるものを選ぶようにしましょう。

もちろん、人差し指・中指・薬指のフィット感も確認しましょう。手を挿した時に、全ての指において指先が先に付いてしまわない程度が良いでしょう。

「かけ」は初めからベストフィットのものを見つけられないかもしれませんが、素材上使用しているうちに手になじみ伸びてきます。またメンテナンスによって指合わせも可能です。
大きすぎず、きつすぎないものを選べばそこまで神経質に選ばなくても大丈夫です。

まとめ

弓道において、手の保護や力強く安定した離れを行うために欠かせない「弓かけ」。いくつか種類を紹介してきましたが、初めての「かけ」選びなら三つがけの堅帽子・控え付きがおすすめです。

弓道の中では長く使い続けられる道具の1つ。サイズをしっかり確認し、自分の手にしっくりくる「かけ」を手に入れましょう。

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