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バレーボールのリベロとは?役割や意味を解説!今後ルールが廃止される?

スポシル編集部

公開日 :2019/04/09

更新日 :2019/04/09

リベロとは守備職人のことです。

バレーボールにおいて、攻撃に参加できない守備のスペシャリストがリベロなのです。

では、リベロは具体的にどんなことをしているのでしょうか。また、どんなルールがあるのでしょうか。

そんな疑問を解説していきます。

さらに、日本代表で活躍したリベロ選手の情報や、今後のリベロについても説明しているので、最後までお読みいただければ幸いです。

わかりにくいリベロというポジションについて理解を深め、実際のプレーや、観戦に役立ててくださいね。

目次

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バレーボールのリベロとは


結論から言うとバレーボールのリベロは、守備職人です。

そもそもリベロとは、イタリア語訳では自由という意味があります。審判の指示なしに自由にコート内に出入りができるのがリベロなのです。

そのため、監督の指示を聞き、コート内に入った際にその指示を他のプレーヤーに伝える役割を担うこともあります。

さて、冒頭で守備職人と紹介しました。それには理由があります。実はリベロは攻撃にはあまり参加しません。いや、厳密に言うとできないのです。

あとで説明しますが、リベロの行動範囲には厳密に定められたルールがあります。そのため、結果として守備的役割を担うことになっているのがリベロというポジションです。

リベロの役割


ここからは、リベロの役割を紹介します。

テレビなどで見ていて「リベロはどんなことしてるんだろう」と疑問に思ったこともあるでしょう。

そんなリベロの役割について独自の視点から紹介していきます。

リベロの主な3つの役割を解説します。


  • 守備でチームをサポート

  • ゲームの組み立て役

  • コーチ陣の指示をメンバーに伝える

守備でチームをサポート


前述のとおり、リベロは守備でチームを盛り上げます。

具体的に言うと、相手アタッカーからの強烈なサーブやスパイクを素早い動きで拾う役割を担っています。

なんだ。リベロはひろってるだけなのか。そんなふうにリベロをとらえてはいませんか?

実はリベロは確実にセッターにトスを上げやすいボールを返す役割があるのです。特にサーブの場合は顕著に現れます。

近年ではレセプション返球率(サーブレシーブの返球率)を個人ごとにデータ化することで、返球率の低い選手へサーブを集中させるという戦略が取られる場合が多いです。

そこで、リベロがしっかりと全体をカバーすることで、相手の戦略を封じる枠割を担っているのです。

相手の放った強烈なサーブをしっかり拾い、セッターに返すという重要な枠割を担っています。

決してただ拾っているだけではないのです。おわかりいただけたでしょうか。

ゲームの組み立て役


次にリベロのブレイン的側面について紹介します。

突然ですが、クイズです。リベロは基本的にどこにいるのでしょうか?

正解は、アタックラインの後ろ。いわゆるバックゾーンと呼ばれるところです。すなわち後衛ですね。

ディフェンスに特化しなければならないというのを利用して、後ろからコート全体を見回しています。

ゆえに、他の選手にポジションの指示を出しやすいのです。特にディフェンス面では、自分を中心として、レシーブ体制を周りに指示を出します。
こうすることで、自身の守備能力を活かし、次の攻撃につなげるわけですね。

他にも、相手のアタックがどのコースにくるかを調べ、前衛に教えるのも重要な役割です。

このように後ろからコート全体を見て味方に指示を与える。まさにバレーボールのキャッチャーとったところでしょうか。

コーチ陣の指示をメンバーに伝える


リベロにはコーチ人の指示をメンバーに伝える役割もあります。

リベロは審判の許可を得ることなく、コートを出入りできる特性があります。そのため、いつでもコーチの意思を伝達することができるわけです。

監督と選手をつなぐパイプラインとして、どちらともコミュニーケーションをしっかり取らなければなりません。

そのため、コミュニーケーション能力に長けている選手でなければリベロは務まりません。

特に、強いチームになればなるほど、個々の選手と監督の意思疎通は重要です。

まさに縁の下の力持ちといえます。

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リベロに関するルール


リベロには他のポジションにないルールがたくさんあります。しっかりと守ることが優秀なリベロへの一歩です。

リベロのルールを簡単に説明します。まず簡単なところから説明します。


  • リベロはサーブを打つことができない

  • リベロはネットより高いボールをスパイクしてはいけない

  • リベロがフロントゾーンからオーバーハンドにより上げたボールをネットより高い位置でスパイクすることはできない


上2つはわかりやすいですよね。問題は3つ目です。中央線から前側でリベロがボールを上げてもスパイクを打てないのです。要するに、セッターになれないということですね。

次は交代について解説します。リベロの交代については、


  • 交代回数は無制限

  • リベロがコート外に出るときは交代時に入れ代ったプレイヤーのみ

  • リベロが交代できるのは後衛の選手のみ


というルールがあります。つまり、いつでも入場はできますが交代した元の選手とてなければ交代はできないということです。

こうしないと、リベロを介していくらでも選手の交代ができてしまいますから当然ですね。

これらの交代の情報などは、リベロチェックシートという記録に残し、スムーズな交代をして監督や審判、記録員が混乱しないようになっています。書き方は独特で、2人リベロがいるとややこしくなりがりなので、しっかりと覚えておきましょう。

また、リベロはキャプテンやゲームキャプテンになれない(ゲームキャプテンとは本来のキャプテンがコートにいない場合にコート内でキャプテンの代わりを務める選手)
というルールも有り、キャプテンとしてチームを引っ張ることが出来ないのも大きな特徴です。

このように、独自のルールがあるのがリベロなのです。

リベロに求められる資質


ここからはリベロにもとめられる資質を紹介します。

リベロには他のポジションにはない特殊な役割とルールが存在することを紹介しましたが、そうなると当然独自の資質が必要になります。

では、実際どんな資質が必要なのか。具体的に見ていきましょう。

リベロに求められる資質を以下の3つのポイントから解説します。


  • レシーブのコントロール

  • 粘り強さ

  • 統率力

レシーブのコントロール


まず1つ目がレシーブのコントロール力です。リベロの1番の仕事はレシーブですよね。

特に相手のサーブを受ける(レセプション)能力は重要で、確実にセッターに返すだけでなく、セッターがトスを上げやすいボールを返す必要があります。

ちなみに一般的にアタックの際、リベロは狙われにくいのです。これは、守備のスペシャリストであるリベロを狙っても決まりにくいためです。

しかし、スキを突く目的やデータによってリベロに向かってスパイクを打つという戦術も最近はあるので、常にセッターにいいボールを返す必要があります。

リベロのレシーブ次第で次の攻撃に繋げられるかが決まってしまうので責任重大です。

粘り強さ


レシーブをする際に求められるのがこの「粘り強さ」です。

相手からのサーブやスパイクはいろいろなところに落ちてきます。特にレベルが高くなると、簡単なところに打ってくれるのが珍しいくらいです。

そのため、リベロはそういったボールにも反応して打ち返さないといけません。

味方が取れなさそうなボールでも積極果敢に飛び込まなければ、わざわざリベロを使う意味はありませんよね。

反対に、相手の会心のスパイクを粘り強く返すことができれば、チームが盛り上がりチームワークも良くなるのです。

このように、リベロにはどんなボールでもレシーブしてやるという粘り強さが大切です。

統率力


プレー以外に必要なのが統率力です。

前述のとおり、リベロは監督と選手の橋渡し的な役割を担います。さらに、コート後部から全体を見回し的確な指示を送るのも仕事です。

そういった役割をこなさなければならないので、データの理解力やゲームメイクをするための頭脳は必須と言っても過言ではありません。

逆に、そういった能力に長けた選手は、リベロ目線で作戦を立てることもできます。

そういう選手はチームにとっても監督にとってもありがたい存在です。

そして、コミュニケーション能力もチームを引っ張らなければならないリベロに求められます。

いくらいい指示を送っても信頼されてなければ意味ないですよね。

このようにリベロはたくさんの仕事をしているのです。そして、たくさんの仕事をする上で必要なのが統率力なのです。

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リベロは身長が低い選手がやるの?


ところで、リベロは身長の低い選手がやるものだと思っている方も多いことでしょう。

しかし、リベロを選ぶ上で身長制限はありません。大きい選手がリベロをやっても構わないのです。

でも、実際に身長の低い選手がやっているイメージってありますよね。

ではなぜリベロは身長が低い選手がやることが多いのか。

先程述べたようにリベロに必要な要素の中に俊敏性があります。大きい選手だとどうしても素早さは落ちてしまいます。もちろん例外はありますが。

また、パワーよりうまさを求められるポジションです。大きい選手より小さい選手のほうが、うまい選手が多いのも原因かもしれません。

もともと、技術はあるが身長が低くて試合に出られない選手に平等に機会を与えるために導入されたのがリベロなので、理にはかなっているのではないでしょうか。

リベロとして一時代を築いた日本代表選手


さて、ここまでリベロについて紹介してきました。

ここで、リベロとして一時代を気づいた日本代表選手を紹介します。

身長が低いながらうまさで日本を引っ張った名選手たちです。

有名な選手なので知っている方もいるかも知れません。

佐野優子


まずは、女子バレーの名リベロ。佐野優子選手です。

佐野選手は、2002年に初めて全日本に選出されました。

世界選手権に2回、オリンピックに2回、ワールドカップに3回出場しています。

持ち前のレシーブのうまさで、相手からの強烈なスパイクを何度もアンダーハンドからトスを上げ、チームを救いました。

しかし、もともとリベロとして活躍していたわけではありませんでした。本格的にリベロに転向したのがアテネ五輪のときです。

そして、ベスト8獲得に大きく貢献しました。

さらに、記録としては2005、2006年の欧州チャンピオンズリーグではベストリベロ賞を受賞しています。

名実ともに名リベロといえる選手です。

津曲勝利


次は男子の名リベロ津曲勝利選手を紹介します。

津曲選手は現在、全日本男子でコーチをしている名リベロです。

もともと看護師を目指しながら9人制バレーをしていた選手でした。レシーブ能力に定評がありましたが、当時はリベロというシステム自体が導入されていなかったので、なかなか6人制では活躍できなかったようです。

しかし、リベロが正式に導入されてからは、すぐに脚光をあびオリンピック、世界選手権、ワールドカップと次々に出場しました。

また、Vリーグでもベストリベロ賞を獲得するなど、大活躍し男子の名リベロです。

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バレーボールのリベロは廃止されてしまう?


ここまで、リベロについてのメリットや役割などを紹介してきました。

しかし、このリベロ。廃止論も出てきているのです。それはどうったことなのでしょうか。詳しく解説します。

リベロ廃止の議論に関して以下の3つのポイントから解説します。


  • リベロの現状

  • リベロの必要性

  • 今後どうなる?

リベロの現状


リベロは現在ほとんどの強豪チームがとりいれています。

ルールでは必ずしも採用しなくてもよいにもかかわらずです。

やはり、自由にコートに出入りできる選手の利便性は大きいからです。

さらに、センスはあり、レシーブからアタックまでできる万能プレーヤーが枠の関係や、身長の関係でリベロをやっているパターンも多く、才能ある選手が選ばれているのです。

ただ、リベロを採用する弊害も起こっています。

例えば、アタッカーと呼ばれるようなパワーがあってジャンプ力のある選手は、ブロックとアタックができればよしとする風潮があり、レシーブが下手になってしまうということもあります。

レシーブ専門のポジションに任せればよいという考え方ですね。

賛否両論ありますが、こういったことがリベロの現状なのです。

リベロの必要性


さて、リベロは果たして必要かということについて見てみます。

リベロの必要性としては、


  • バレーセンス、技術があるのに試合に出られない選手が出られる

  • 監督と選手の橋渡し的存在

  • ミドルブロッカーの選手がオフェンスをメインに練習できる


というポイントが挙げられます。反対にデメリットとしては、

  • バレー選手全体的なレシーブ能力の低下につながる

  • リベロの選手の攻撃力の低下


といった点があります。

これらのことは一長一短あり、それぞれの考えがあるという他ありません。

みなさんはどうお考えでしょうか?

今後どうなる?


結論から言うと、リベロはしばらくは残るでしょう。

なぜなら、現段階では廃止にむけた具体的な動きがないからです。

しかし、廃止論があるのも事実です。

レシーブが上手い選手がアタックもできるようになれば、守備能力が上がり、いざというときに攻撃に参加できます。それは、チームにとってメリットと言えるでしょう。

こういったなくすことのメリットがなくさないことのメリットを超えるのかどうかが、カギとなりそうです。

いずれにしても、現状ではすぐに廃止ということはないようなので、上手に活用する方針のほうがよさそうです。

バレーボールのリベロのまとめ


いかがでしたか?バレーボールのリベロは賛否両論ありつつも、様々な役割を担う基調なポジションです。

ぜひ、リベロについての理解を深め、実際のプレーや観戦に役立ててくださいね。

きっと、あなたのバレーボールライフを充実させてくれることでしょう。

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