右利きや左利きというと、手をさすことが多いですが、足にも利き足があります。利き足は、利き手と同様に、正確で素早い動作ができる足です。そして、もう片方の足は利き足をサポートする足で、軸足となります。
では、「あなたの利き足はどちらですか?」と聞かれて答えられるでしょうか?なんとなくわかっていても、根拠や理由を説明できる方は少ないでしょう。
そこで、利き足の意味、利き足の調べ方、軸足との違いや関係などについて説明します。
目次

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利き足とは

利き足とは、何らかの動作や作業をする足と言われています。利き手と同様に、細かい作業や素早い動作を行なうための足です。
一方、もう片方の足は、サポートをするための足です。
足は、手と違って、左右同じように使っているように思いますが、実は片方を優先して使っています。あらゆる動作において利き足が中心となり、反対の足は補佐をする役割を持っています。
自分の利き足を知りたい人におすすめ利き足の見極め方

- ボールを蹴りやすい足
- 後ろから押されて先に出る足
- 階段を上る時の一番最初に出る足
- あぐらの時に外にある足
自分の利き足がどちらなのかを知りたい方のために確かめる方法を紹介します。
利き足は、手と同様に、人により違いがあります。また、利き手と利き足とは必ずしも一致しません。
尚、利き足を調べる方法は、これから紹介する方法を含め複数ありますが、あくまでも目安と考えてください。
ボールを蹴りやすい足
足を最もよく使うスポーツのひとつにサッカーがあります。
パス、ドリブル、シュートなどの足を使う動作においては、まず利き足を使おうとします。利き足のほうが、正確で早くボールを扱うことができるからです。つまり、利き足のほうがボールをコントロールしやすいからです。
したがって、ボールを蹴りやすく、自分が好んで使おうとする足が利き足と言えます。
後ろから押されて先に出る足
後ろから押されたときに、両足を同時に前へだすことはできません。どちらかの足が必ず先にでます。
先にでるほうの足が利き足と言われています。利き足が右足の人の場合、左足は軸となり、踏ん張って身体を支える役目をするのです。歩くときと同様に、利き足の右足で地面を蹴って、前進する勢いをつけることになります。
利き足が左足の人は逆になります。
階段を上る時に一番最初に出る足
階段を上がるときにどちらの足が先に出ますか?出す足を意識せずに試してみてください。
最初に踏み出した足のほうが利き足と言われています。後ろから押されたときに利き足が先にでるのと同様に、先に動作を行なおうとするほうの足が利き足ということになります。
そして、利き足とは反対側の足が軸となり、体重を支え、身体を維持するのです。
あぐらの時に外にある足
あぐらをかいたときに、ほとんどの人が、利き足が外になって重なっていると言われています。したがって、外側にある足が利き足と言えます。
あぐらをかいた状態やすわった状態から立ち上がるとき、ほとんどの人は、利き足とは反対の足で最初に膝をつくのです。そして、足を伸ばして立ち上がるときに、利き足が後からついてくる形になります。
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利き足は左利きと右利きどっちが多いの?

日本人で右が利き足の人と左が利き足の人の割合は、おおよそ7:3と言われています。
参考までに、利き手が右手の人は、利き足も右足の人が多くなっています。「利き手が右手」の人の中で「利き足が右足」の割合は90%超です。逆に、「利き手が左手」の人の中で「利き足が左足」の人は40%程度です。
利き手と利き足が一致せず違っている人も多いということになります。
尚、利き足が右の人は、女性のほうが男性よりも多いというデータがでています。
利き足と軸足の違いとは?

- 軸足とは?
- 軸足と利き足の関係
足には利き足と軸足があります。いろいろな動作の中心となり、動かしやすいほうの足が利き足です。そして、もう一方の補助的な役割を果たす足が軸足となります。
そこで、軸足の意味、軸足と利き足の違いや関係について説明します。
軸足とは?
軸足とは、身体を支えるときに軸になるほうの足です。
たとえば、ボールを蹴るときに、地面から離れずに、身体を支えている足が軸足となります。また、両足で立っているときに、軸足で身体全体を支え、利き足を休めさせています。
利き足が素早く正確な動作をする事に優れ、軸足は身体全体を支えるために力が強いことが特徴です。
軸足は利き足をサポートする足と言えます。
軸足と利き足の関係
利き足は、動作を行なうときに、よく使い、よく動くほうの足です。そして、利き足の反対側の足が軸足となります。軸足は、体重を支え、身体を支持するための足です。姿勢を維持することを役目としています。
利き足と軸足については、サッカーでボールを蹴るときの動作を考えると最もわかりやすいです。右足が利き足の人は、左足を軸足として、右足でボールを蹴ります。
すなわち、動かすほうの足が利き足、支えるほうの足が軸足ということです。
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両足が利き足のメリットとは?

両足が利き足であることの最大のメリットは、サッカーやフットサルなど足をよく使うスポーツにおいて顕著です。
たとえば、相手からプレッシャーを受けたときに、左右どちらでもボールを運ぶことができます。シュートチャンスのときには利き足に持ちかえる必要がありません。
右足と左足で使い分けることができて、プレーの選択肢が増え、相手との駆け引きにおいて大変有利に働きます。
また、日常生活で足を怪我した場合に、痛いほうの足をかばいながら行動することが容易になり、生活の不便さが緩和されます。
利き足が太くなりがち?足の左右差の原因と対策

左右の足の太さには違いがあり、利き足のほうが太くなりがちと言われています。原因は骨盤の歪みによる足の筋肉の差です。
日常生活では、体重は身体を支える軸足のほうにかかりがちです。利き足は、体重がかかっていない分、膝を軽く曲げた状態になるため、骨盤が利き足のほうに傾いてしまいます。
骨盤の歪みが生じ、足にかかる負担にも差がでて、太さに違いが生じます。
対策として、座るときは足を組まない、立つときは片足だけに体重をかけないなど、骨盤の歪みを生じさせる習慣をあらためることです。
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まとめ
日常生活においては手で物を扱うことが多いため、利き足についてはあまり意識することがありません。しかし、足にも使いやすい足があります。
自分の利き足がわからない、知りたいという方は、今回紹介した方法を参考にして確認してみてください。