人気の高いショアジギングは、釣り初心者でも名前を知っている人は多いのではないでしょうか。
今回はショアジギングの基礎知識をはじめ、ショアジギングを始める前に準備しておきたいこと、効果的なアクション5つの具体的な方法について解説します。
また、名前の似ているオフショアジギング・ライトショアジギングなどとの違い、ショアジギングにおすすめのロッド・リール・ジグも紹介するので、興味のある人はぜひご覧ください。

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ショアジギングとは?

ショアジギングとは、陸(ショア)から青物をメインターゲットに、メタルジグを遠投して楽しむ釣り方です。青物を狙う場合は、夏のはじめから秋の終わり頃が最良の時期です。
ショアジギングに適したポイントとして、水深があって潮通しの良い場所、魚が集まる浅場付近、沖に面している堤防や海釣り公園などが挙げられます。
扱うジグの重さによってライトショアジギングやスーパーライトショアジギングなどに分かれ、60g以上のジグを扱う陸からの釣りをショアジギングと呼ぶのが一般的です。
ショアジギングをする前に

ここでは、ショアジギングの基本知識をまとめました。
ショアジギングと混同されやすいオフショアジギングやライトショアジギングとの違いや、事前に必要な準備も説明します。
初めて挑戦する人は確認しておきましょう。
- オフショアジギングやライトショアジギングとの違い
- 準備しておきたいこと
オフショアジギングやライトショアジギングとの違い
オフショアジギングとは、船の上(オフショア)で行うジギングです。オフショアジギングは、ブリやヒラマサなどといった大型魚を狙うことのできる釣り方です。
釣れるポイントまで船長が連れて行ってくれるため、初心者でも挑戦しやすく比較的釣れやすいのがオフショアジギングの特徴といえます。
ショアジギングとライトショアジギングの違いは、ショアジギングが60g以上のジグを使うジギングであるのに対して、ライトショアジギングは20〜60gまでの軽い(ライトな)ジグを使うジギングであることです。
ショアジギングと比べてライトショアジギングの方がジグやターゲットが小さく、一般的な堤防で楽しむことが可能なため、より手軽に始められます。
準備しておきたいこと
ショアジギングを始める前に、ジグの最後尾にトレブルフックがついている場合は外しておきましょう。トレブルフックを外しておくことで手返しが良くなり、釣り上げたあとに魚が暴れてもフックを外しやすく、効率よいジギングができるようになります。
トレブルフックがついていると、激しくシャクった際にフックがリーダーに絡みやすい、魚がトレブルフックにかかった際に首を振るとバラシに繋がりやすいといったデメリットがあります。
ショアジギングに出かけるときには、疲れでロッドから手を離しかけてしまった際の滑り止めグローブ、目への紫外線によるダメージを防ぐ偏光サングラスなどの装備品があると便利です。
さらに、釣った後フックを外す際に使うフィッシュグリップやプライヤー、PEとリーダーをしっかり結束させるための結束道具なども用意しておくのがおすすめです。
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ショアジギングで有効な5つのアクションを解説!

ショアジギングで釣果を上げるには遠投はもちろん、うまくジグにアクションをつけることも大きなポイントです。
釣り場の状況や魚の様子でも、通用するアクションパターンが違います。
初めての人でも存分に釣りを楽しめるよう、ショアジギングで有効な5つのアクションを解説します。
- シャクり方の基本はワンピッチジャーク
- ただ巻きならスピードに変化をつけよう
- ジャカジャカ巻き(表層巻き)
- やや難しめのショートピッチジャーク
- フリーフォールよりもテンションフォール
シャクり方の基本はワンピッチジャーク
シャクり方の基本となるワンピッチジャークは、着底させてハンドルを1回転したら竿を上げるという動作をリズミカルに繰り返す方法です。
ジグを逃げ惑う小魚に見立てて、一瞬弱ったような動きをすることで食わせの間を与えられるため、魚が反応しやすいです。
初心者でも簡単にできる反面、着底後すぐにアクションを始めなければ根掛りの可能性が高まるため注意しましょう。
ただ巻きならスピードに変化をつけよう
さまざまな釣りの基本となるただ巻きはショアジギングでも有効で、簡単にできるため初心者にもおすすめのアクションです。
ただ巻きは一定のスピードでただ巻くだけのアクションです。しかし、ただ巻きにストップを挟むと幾分効果が上がります。
ショアジギングであれば1秒で2〜3回を目安として比較的速めに巻きます。最初のうちは、探るためにボトムまで沈めてからゆっくり巻くのも良いです。
ジャカジャカ巻き(表層巻き)
ロッドを縦、もしくは横に向けて小刻みなアクションをつけるジャカジャカ巻きは、ジグを小刻みに震えさせることで逃げ惑う小魚を演出します。
ジャカジャカ巻きでは常時ラインにテンションがかかるため、ジグは大きく動かず小刻みに動くのが特徴です。ジャカジャカ巻きは、普段より強引にリールを巻くイメージで行うのがコツです。
巻き続けながら時折フォールを入れて、魚が食いつくタイミングを作ってあげても良いでしょう。
やや難しめのショートピッチジャーク
ショートピッチジャークはワンピッチジャークをさらに細かく行うアクションで、着底したら糸ふけを取りリズミカルにハンドルを巻いて竿を上げるという動作を繰り返します。
ほかのアクションと併せて使うとさらに効果を発揮します。
特にハマチなどの中型青物に効果的ではあるものの、スローフォールするジグで行うとアクションにムラが出てしまうので注意しましょう。
ワンピッチジャークに慣れたらぜひ挑戦してみてください。
フリーフォールよりもテンションフォール
フリーフォールはラインを張らずにジグを落とすアクションで、テンションフォールはラインを張りながらジグを落としていく方法です。
風や潮の影響を受けやすいショアジギングでは、極力糸フケを起こさないように工夫する必要があります。
ショアジギングで糸フケを起こしにくくするためには、テンションをかけないフリーフォールよりも、テンションのかかるテンションフォールが適していると言えるでしょう。
ショアジギングにおすすめの釣り道具を紹介!

ここではおすすめのロッド・リール・ジグを紹介します。ショアジギングの初心者から慣れている人まで使いやすい製品を選びました。
気軽に本格的なスペックを体感できる、ソルパラシリーズのショアジギングロッドです。
ショアジギングで最も活躍する60g前後のジグを想定して作られています。キャストとジャークのしやすさに着目したレングスの長さに設定されているのが魅力的です。
初心者にも扱いやすい設計と、ホールド性が高く手に馴染むリールシート、高密度・高感度のグリップなどといったスペックを持ち合わせています。
手の出しやすい価格設定で、すべてのアングラーにおすすめできるロッドと言えるでしょう。
ダイワのレガリスは、かっこいいデザインはもちろん、ボディ・スプール・ハンドルといった細部に至るまで、使いやすさにこだわって作られました。
レガリス最大の特徴にして魅力は、徹底的に軽量化しながら、リールの心臓となるギアやボディのマテリアルはタフな構造であることです。
滑り出しがスムーズでラインブレイクしづらく、魚に違和感を与えないよう設計されたドラグ、レスポンスを向上させて高い回転性能を備えたローターなど、ダイワ独自のテクノロジーが詰まったリールです。
名前に撃投とある通り、矢羽のように空気抵抗を整流するエアロアイを搭載しており、飛びに特化しているジグです。
カラー展開が豊富で、フィールドや状況によって使い分けられます。
遠投性能が重要なショアジギングに最適なジグで、リアウエイト効果が重なることで潮目からナブラまで圧倒的なキャストフィールを実感できます。
軽いジャークでもよく動く高いアピール力も備えているため、さまざまなジャークパターンに対応可能です。
初心者からプロまですべてのアングラーに使いやすいジグと言えます。
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まとめ
人気のショアジギングでは、陸から気軽にさまざまな魚を狙うことができます。
ショアジギングでは遠投とジグを上手にアクションさせることが釣果に大きく影響するため、始める前にしっかり練習しておくのがおすすめです。
ぜひ今回紹介したアクションを制して、大物を釣り上げましょう!