釣りは、海や湖などで行うイメージが強いですが、川でももちろんできます。
その中でアブラハヤは釣ることもできれば、家で飼うこともできるかなり特別な魚として、多くの人に人気を集めています。
今回はアブラハヤの特徴から、実際に釣る際に必要な道具やポイント、家で飼う場合どんな環境が必要か、そしてアブラハヤを釣る際に使ってほしい道具も含めて紹介していきます。
アブラハヤの魅力をたくさんお伝えしていきますので、最初から最後まで楽しみながら読んでみてください。

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アブラハヤとは

アブラハヤとは、コイ目コイ科ウグイ亜科に分類される淡水魚です。
特徴のある体は、鱗が小さくヌメリが強い体液で覆われていることから、このような名前がつけられました。
アブラハヤは、日本中の河川に生息している魚で、その地域ごとに名前を持っているのも珍しい点です。
繁殖時期は春から夏で、水の中で群れをなして水の流れが速くない、水深が深い砂や小石がある場所で産卵をし、最大で体の大きさは15cm程度までに成長します。
アブラハヤの寿命は大体5年前後ですが、飼育した場合は寿命が長くなるともいわれており、棲む環境によってもその寿命は変わってきます。
アブラハヤとよく似ている魚としてタカハヤがありますが、タカハヤはアブラハヤと比較するとウロコが大きめで、尾びれの切り込みが浅く、尾柄も幅広く短めです。
アブラハヤと間違われる理由としては、その似ている姿と併せて、棲む場所や寿命や生態も似ていることが理由とされています。
仕掛けと餌

主に川に生息しているアブラハヤですが、アブラハヤを釣る際にはやはり必要な道具やポイントがあります。
その部分をしっかり押さえることによってより釣りの成果も上がってくるので、しっかりと確認していきましょう。
ここではアブラハヤを釣るための仕掛けや餌について紹介していきます。
アブラハヤの釣りでの仕掛けと餌を解説します。
- 竿・仕掛け
- 餌
竿・仕掛け
アブラハヤは、何でも食べる雑食で、食いつきやすいことが特徴のため、特に手が込んだ仕掛けを使わなくとも釣りやすい魚になっていますが、アブラハヤを釣り方法としてミャク釣りやウキ釣りがあります。
特にミャク釣りが最もポピュラーで、ウキは使わず、針と重りをメインとした簡単な仕掛けと延べ竿でおこなう釣り方です。
アブラハヤの食いつきやすいという特徴を生かして釣れる、面白味のある仕掛けになっています。
一方で浮きゴムをラインを通したものを、狙いたいポイントで使うウキ釣りもあります。
浮きの重さが軽いため飛距離を出すことはできないので、仕掛けを投げ入れられる場所が足元から竿下までに限られる仕掛けになってきます。
餌
雑食であることが特徴のアブラハヤなので、基本的にはどの餌でも釣ることができ、釣り具店で売られているミミズやカワムシ、極論を言ってしまえばスーパーで売られている魚肉ソーセージでも釣ることができます。
そのまま餌を針につけて投げ入れれば、もうそれだけで十分なのです。
一般的な釣りではよくルアーが使われますが、アブラハム釣りの場合は逆に通常の餌の方がルアーよりも食いつきがいいので、あえてルアーは使わずに餌を使って釣ることをおすすめします。
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アブラハヤを釣って食べる
動画では、川でまずウキ釣りでアブラハヤを釣っています。
竿と浮きと重り、釣り針と餌があればもう準備は万端、ラインの絡みに気をつけながら水に投入。
水面下や水の中の中層であたりがなければ、水底を狙うために浮きを外して再度投入します。
餌を同時に使うことで釣りの成果も効果的にあがっています。
やはりアブラハヤと生態が似ているカワムツが釣れていますね。
あたりを知らせるために穂先に鈴をつけるのもありです。
実際にアブラハヤを食べる時の方法ですが、今回は塩焼きで調理しています。
えら、内臓、鱗をしっかり処理した状態で、同時に頭の部分も全て取っておくのがいいです。
川魚全般には寄生虫がある可能性もあるので、内臓部分は特にしっかり処理し、十分な加熱調理が必要です。
あとは塩を振ったアブラハヤをを油をしいたフライパンで焼くだけ。
ハゼやウグイの塩焼きと同じような川魚の味で、臭さや苦みもないので非常に食べやすくなっています。
アブラハヤの飼育を楽しもう!

アブラハヤを釣ることも楽しめますが、飼育ができるという面も持ち合わせている非常に珍しい魚になっています。
淡水魚ではありますが、適した飼育環境で育ててあげればより寿命も延びると言われているので、ここではアブラハヤの飼育に必要な道具や環境について確認していきましょう。
アブラハヤの飼育する際の知っておくべきポイントを解説します。
- 水槽を用意する
- 適切な水温と水質
- 餌
- 稚魚の価格
水槽を用意する
アブラハヤは泳ぐ力に優れているので、広々としたした場所でストレスなく泳げるよう、60cmから90cm程度の大きい水槽で飼うことをおすすめします。
水質にも敏感で綺麗な水が好きなので、ろ過能力に長けているフィルターを常設し、水槽内の掃除も1週間に1度行うことが理想です。
酸素量も必要なので、ポンプやフィルターなど使ってあげることもアブラハヤにとっては大事になってきます。
体のツヤを保つために暗い場所ではなく、適度に陽があたる場所、もしくは強い照明の下に水槽は置くようにしましょう。
適切な水温と水質
アブラハヤは低い水温が好きなので、水温は17度〜20度をキープすることが大事です。
水温が水が凍る程度でなければそのまま冬を過ごすこともできますが、鑑賞用で飼うのであればヒーターを入れておくのがいいです。
特に水温が上昇しやすい夏は酸素量を多めに、水の量も多くすることで28度前後でも大丈夫ですが、低い水温を好むので、状況を見ながら冷却ファンを使うこともおすすめします。
水道水をそのまま利用できますが、きれいな水の状態をキープできるように1週間に1度、1/3程度でも構わないので水換えをしてあげましょう。
餌
アブラハヤは雑食なので、特にこれでなければ食べないというものはありません。
最初は冷凍のアカムシやミミズなどの生の餌を食べさせながら、人工の小魚用の餌に慣れさせていきましょう。
水の底に落ちてしまった餌は食べないので、餌を大量にあげないように注意が必要です。
基本的にはおとなしい性格のアブラハヤですが、泳ぐスピードが速いため、ゆっくり泳ぐ金魚などの魚と一緒混泳させると、餌がまんべんなくいきわたらない可能性もあります。
特に野生のアブラハヤは自身口にのサイズで食べられるものは何でも食べてしまうので、ナミヌマエビやメダカなど口に入ってしまう大きさの生き物と一緒に泳がせないように注意しましょう。
稚魚の価格
アブラハヤは川などで釣ることもできますが、ホームセンターやインターネットで1匹400円前後で購入することができます。
しかし、熱帯魚などのよくある魚ではないので、取り扱いされている場所が少ないのも事実です。
もし購入しようと考えている人は、川魚をメインに扱っているお店やペットショップなど、事前に下調べをしてから買いに行くようにしましょう。
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アブラハヤ釣りにおすすめ釣り具
ここではアブラハヤ釣りにぜひ使ってほしいおすすめの竿と仕掛けを紹介していきます。
雑食で何でも食べる習性があるアブラハヤとはいえ、釣り道具は必須アイテムです。
ここで紹介するのは一部なので、ぜひお気に入りのものを見つけてみてください!
伸縮式の竿になっていて、渓流釣りや川での釣りをメインに考えてつくられています。
使いやすさも追及し持ち運びしやすく、機能性や利便性もバッチリで小型の魚から大型の魚にも対応できます。
竿の軽さと硬さもよく考えられており、頑丈なボディと約35〜138gと軽量なので手首にも負担がかかることなく、大人から子供まで使える万能アイテムです。
竿の種類もいろいろとあるので、施設の釣り場から河川や渓流釣りまで、さまざまな場所で使うことも可能です。
小型の魚を狙いたい時に、針先に一粒程度つけるだけで完成という簡単な餌になっています。
針先につけて使うのがメインの使い方ですが、釣りたいエリアにひとつまみ巻くことによって、魚を集める効果も発揮してくれる、いろいろな使い方ができるアイテムになっています。
水の中に長時間入れておくと餌自体の匂いがなくなってしまうのが短所ではありますが、生の餌が苦手という人には使いやすいです。
無理なく使える価格設定なので、コスト面でも安心です。
まとめ
アブラハヤの特徴や釣り方から食べ方、飼い方まで紹介してきました。
実にいろいろな面を持っているアブラハヤにはびっくりでしたね。
アブラハヤは棲んでいる環境によって性格や大きさも違ってくるので、実に奥深い魚です。
簡単に釣ることができて、大人から子供まで楽しめるアブラハヤ釣りを、ぜひみなさん楽しんでみてください。
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