サッカーは、世界各国で行なわれている人気のあるスポーツです。そのため、英語、スペイン語、イタリア語など様々な国の言葉で語られます。
発祥国が英国であるため、ルールなどについてもベースが英語の場合が多く、サッカーの初心者や小さな子供にはわかりにくいときがあります。
サッカー用語の意味を知らないと、自分のプレーに影響したり、サッカーの楽しさや面白さを満喫することができません。
そこで、サッカーに関する基本的な用語や外国語のフレーズの意味などについて解説します。
目次

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小学生や初心者が覚えたいサッカー基本用語集

最初に、ルールに関連する用語の中で、小学生や初心者が覚えておきたい基本的なサッカー用語について解説します。
オフサイド、スローイン、コーナーキック、ゴールキック、フリーキック、ペナルティキックの6つです。
プレーヤーにとってはいずれも必須のサッカー用語です。
基本的なサッカー用語を解説します。
- オフサイド
- スローイン
- コーナーキック
- ゴールキック
- フリーキック
- ペナルティキック
オフサイド
オフサイドとは、攻撃側に対して設定されたルールです。
味方が、守備側よりも相手ゴールに近い位置で待ち伏せをして、ボールを受けようとすることを禁止することです。
やや難解なルールですが、覚えると試合の面白さがアップします。
スローイン
スローインとは、ボールを投げ入れてプレーを再開させることです。
ボールがサイドラインの外側にでたときに、ボールをだした選手の相手側が、ボールが超えたラインの位置から、ボールを両手で投げ入れます。
尚、スローインを行なう選手は任意です。
コーナーキック
コーナーキックとは、コーナーアークからボールを蹴ってプレーを再開させることです。
守備側がボールを自陣のゴールラインの外側に出したときに、攻撃側が、ボールがでたラインの位置に近いほうのコーナーアークから行ないます。
尚、コーナーキックを行なう選手は任意です。
ゴールキック
ゴールキックとは、ゴールエリア内からボールを蹴ってプレーを再開させることです。
攻撃側がボールを相手ゴールラインの外側にだしたときに、守備側が行ないます。
ゴールキックを行なう選手は任意ですが、ゴールキーパーが行なうのが一般的です。
フリーキック
フリーキックとは、プレー中になんらかの反則行為が発生したときに与えられる罰則です。
反則行為を受けた側が、反則行為を受けた位置から、ボールを蹴ってプレーを再開させます。
尚、フリーキックを行なう選手は任意です。
ペナルティキック
ペナルティキックは、守備側がペナルティエリア内で特定の反則行為を行なったときに与えられる罰則です。
攻撃側が、守備側のゴールキーパーと1対1の状態で、ゴールラインまで12ヤードの位置からボールを蹴って得点を狙います。
尚、ペナルティキックを行なう選手は任意です。
ポジションに関するサッカー用語集

次に、ポジションに関連するサッカー用語について解説します。
トップ、トップ下、ボランチ、アンカー、シャドーの5つです。
「トップ、トップ下、シャドー」は攻撃陣、「アンカー」は守備陣、「ボランチ」は両方に関するポジションです。
ポジションに関するサッカー用語を解説します。
- トップ
- トップ下
- ボランチ
- アンカー
- シャドー
トップ
トップとは、相手ゴールに最も近い位置でプレーをするポジションです。フォワードとも呼ばれています。
シュートチャンスが最も多いポジションと言えます。
主な役割は、得点を取ることや得点を取るためのチャンスをつくることです。
トップ下
トップ下とは、攻撃の中心となる司令塔で、名前の通り、トップの真後ろでプレーをするポジションです。
主な役割は、攻撃の中心となりボールをおさめる、攻撃を組み立てる、チャンスのときには自らもゴールを狙うことです。
ボランチ
ボランチとは、攻撃陣と守備陣の間である中盤の一番底でプレーをするポジションです。守備的MFとも呼ばれています。
攻撃と守備のバランスを保つ重要な役割があり、試合の流れをコントロールする舵取りや司令塔としての役割を担います。
アンカー
アンカーは、ディフェンスラインの一歩前で、攻撃される前にボールを奪うためのポジションです。
チームを事前にピンチから救うディフェンスを行ないます。
ピンチになる前に相手の攻撃の芽をつぶす役割で、守備のスペシャリスト的な存在です。
シャドー
シャドーとは、ストライカーより少し後ろで、トップ下より少し前に位置します。
ストライカーの影のような存在であることからシャドーと呼ばれています。
ストライカーをサポートするとともに、チャンスのときには自らも得点を狙い、攻撃を活性化させる役割を担います。
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戦術やプレーに関するサッカー用語集

次に、戦術やプレーに関連するサッカー用語について解説します。
くさび、クロス、ビルドアップ、オーバーラップ、カウンターの5つです。
得点のチャンスをつくるために必要となる組織としての戦術やプレーに関する用語です。
戦術やプレーに関するサッカー用語を解説します。
- くさび
- クロス
- ビルドアップ
- オーバーラップ
- カウンター
くさび
くさびとは、味方のFWなどに縦にパスをだすことです。
主にポストプレーを行ないたいときに使います。味方が相手ゴールに背を向けて、相手DFを背中に背負いながらパスを受けます。
くさびのパスから攻撃を組み立てて、相手の陣形を崩して得点のチャンスをつくります。
クロス
クロスとは、フィールドの中盤の左右から、ゴール前やペナルティエリア内にいる味方に向けて長めのパスをだすことです。
味方がボールを受けてシュートを狙えるようにすることが目的です。
シュートに直結させることが目的なので、精度の高さが要求されます。
ビルドアップ
ビルドアップとは、自陣から攻撃を組み立てることを言います。
ゴールキーパーやDFから、中盤、前線へとパスやドリブルで攻め上がっていくことです。
ただし、相手ゴールまでの距離が短い位置で相手からボールを奪って攻める場合は、ビルドアップという言葉は使いません。
オーバーラップ
オーバーラップとは、ボールを持っているプレーヤーを、後方にいるプレーヤーが追い越して、相手陣内へ入り込んでいくことです。
両サイドのMFまたはDFが、パスやクロスなどを受けて、攻撃や得点のチャンスをつくることが目的です。
カウンター
カウンターとは、攻め込まれた側が相手ボールを奪ったときに、相手の守備体制が整わないうちに、素早く攻め込むことです。
自陣で守備を固めながら、カウンターのチャンスを狙うことが多いですが、比較的高めの位置でボールを奪い、カウンターを行なうこともあります。
試合中の掛け声に関するサッカー用語集

プレーヤーや観客が、サッカーの試合中にカタカナの短い単語である掛け声を発するのをよく耳にします。
しかし、言葉の意味がわかるのとわからないのとでは大きな違いです。
そこで、試合中によく耳にするサッカー用語をいくつか取り上げて、意味を解説します。
掛け声に関するサッカー用語を解説します。
- マノン
- ターン
- ディレイ
- ギャップ
- クリア
マノン
マノンとは、味方にマークがついていることを知らせる掛け声です。
たとえば、くさびのパスをだすときに、パスの受け手は相手に背を向けているので、後方を確認しにくい状況です。
近くの味方がマークがついていることを知らせることで、パスの受け手はプレーがしやすくなります。
ターン
ターンとは、マノンの逆の意味をあらわします。
くさびのパスをだすときなどに、パスの受け手にマークがついていないことを知らせる掛け声です。
マークがついていないので、パスの受け手は前を向いて積極的にプレーをすることができます。
ディレイ
ディレイとは、相手に攻撃の時間をかけさせることです。
相手の攻撃を遅らせるために、パスコースを消したり、ドリブルで抜かれないように相手との間合いを取ったりします。ただし、ボールを奪いに行くことはしません。
カウンターを受けた場合には、味方の守備体制を整える時間ができるので有効です。
ギャップ
ギャップとは、相手の選手同士の間にできるスペースです。
ギャップがあると相手はマークしづらくなるため、ギャップやギャップの前方でパスをもらえれば、チャンスにつながります。また、スルーパスを通しやすくなります。
クリア
クリアとは、自陣の危険なエリアへボールを運ばれたときに、キックやヘディングをして、ボールをゴールから遠ざけることです。
クリアが不十分な場合は引き続き相手のチャンスになるので、確実に遠くへクリアすることが要求されます。
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知っているとかっこいいサッカー用語

ヨーロッパなどの海外サッカーの試合を観戦していると、各国の言葉で様々な声が掛けられています。しかし、外国語を知らないと理解できません。
そこで、プレー中に使える、英語、スペイン語、イタリア語のサッカー用語をいくつか取り上げて、意味を解説します。
サッカーのプレー中に使えるフレーズを解説します。
- 英語フレーズ集
- スペイン語フレーズ集
- イタリア語フレーズ集
英語フレーズ集
サッカーの試合観戦のときに使える英語のフレーズの例と意味を解説します。
Get a shot!:シュートを打て!
Mark him!:マークしろ!
Man on!:相手が来ているぞ!
Clear off the line!:ボールをクリアして!
Book him/her!:カードを取れ!
Hold it!:(ボールを)キープをしろ!
Catch your man!:マークにつけ!
Cut inside!:中に行かせるな!
Down the line!:縦パスをだせ!
「Man on!」は、「マノーン」と発音します。味方に声をかけるフレーズとしてもよく使います。
スペイン語フレーズ集
サッカーの試合観戦のときに使えるスペイン語のフレーズの例と意味を解説します。
Mira alrededor!/ミラ アルレデドル/周りを見ろ!
Ten cuidado!/テン クイダド/気を付けろ!
Marca!/マルカ/マークをしろ!
Desmarque!/デスマルケ/マークをはずせ!
Despeja!/デスペハ/クリアしろ!
Manten!/マンテン/キープしろ!
Dame la pelota!/ダメ ラ ペロタ/おれにパスをだせ!
Madre mia,que golazo!/ マドレ ミア ケ ゴラッソ / びっくりしたゴールだ!
Muy bueno!/ムイ ブエノ/ナイス!
「Muy bueno!」は、よいプレーをしたときに使います。
イタリア語フレーズ集
サッカーの試合観戦のときに使えるイタリア語のフレーズの例と意味を解説します。
Vai!/ヴァイ/行け!
ドリブルをしてゴールに向かっているときなどによく使います。
Bravo!/ブラーヴォ
ゴールを決めたときやファインプレーのときなどに使います。対象が複数のときは、末尾の「o」が「i」になり、「Bravi/ブラーヴィ」となります。
Abbiamo vinto!/アッビアーモ ヴィント/勝ったぞ!
応援するチームが勝ったときに使うフレーズです。
e stata una bella partita!/エ スタータ ウナ ベッラ パルティータ
「いい試合だった」「面白い試合だった」というときに使うフレーズです。
サッカー用語が分かる人気のおすすめ書籍
サッカー用語を覚える主な手段としては、インターネット検索と書籍の2つがあります。
インターネットの環境がないときに備えて、書籍を持っておくと便利です。
そこで、サッカー用語を効率よく覚えるためにおすすめの書籍を2つ紹介します。
「最新 サッカー用語大辞典 ~世界の戦術・理論がわかる! 」は、ルール、技術、戦術、トレーニングなどサッカーに関する様々な用語を解説した書籍です。
一般的な用語から聞きなれない用語まで、言葉だけでなく図解を用いて、詳細に説明しているのでわかりやすいです。
W杯など世界の主要大会が開催される毎に変化していく技術や戦術などに対応して、最新動向を把握して用語の説明を展開しています。
サッカーに関連する最新の様々な用語を幅広く知りたい方におすすめです。
「サッカーを楽しむドイツ語」は、ドイツ語のサッカー用語やドイツのブンデスリーグなどを解説した書籍です。
サッカー用語は、ルール、プレー、フォーメーション、スコアなどを対象としており,収録数は2000語超です。覚えることで、試合速報を読んだり、SNSによる応援もできるようになります。
さらに、ブンデスリーグのチーム紹介や過去の名勝負についても紹介されています。
ドイツ語のサッカー用語やドイツのサッカーリーグについて知りたい方におすすめです。
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まとめ
サッカー用語は、プレーとして実践するためや楽しく観戦するために覚えることが必要です。
用語は数多くあり、短時間で覚えることは難しいです。また、覚える必要がある用語は人により違います。
効率よく覚えて、少しでも早く、サッカーをより楽しいスポーツにしましょう。