この記事では、経験者だけでに限らない初心者に向けてもショアジギングの入門編として必要な知識を紹介していきます。
豊富な釣りの種類の中でも、様々な魚種と対峙できるショアジギングに人気がありますが、他の釣り手法や装備で何が違うのかが分からない点が多い人もいます。
そこで、ショアジギングのことを詳しく知って、必要な装備を整えられるサポートになるよう入門編として解説していきます。
後半で紹介するルアーも好みの機能やデザインを吟味しながら読み進めてみてください。
目次

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ショアジギングとは

ショアジギングとは、陸からメタルジグなどのルアーを使用してフィッシュイーターを狙った釣りの種類です。
狙い目にする魚は小魚を捕食する種類であれば、青物以外にシーバスやサワラなど様々な種類の魚をターゲットにできます。
最近ではライトショアジギングなど釣りの手法が増えてきてはいますが、主な基準の1つにジグの重量の違いがあります。
ショアジギングの場合、ジグ重量が60g以上と説明されることがありますが、特に明確な定義があるものではなく、大まかに捉えて良いでしょう。
ショアジギングに適した時期・時間帯

ショアジギングをこれから始めたい人が知っておきたいポイントとして、ショアジギングに適した時期と時間帯を把握することです。
ショアジギング入門の基本として、ターゲットが活発となる時期や、狙いやすい時間帯を知っておくだけで、当たりの良さをより体感できるようになります。
ショアジギングに適した時期・時間帯を解説します。
- 時期
- 時間帯
時期
ショアジギングを年中楽しむ釣り人もいますが、多少の地域差を考慮に入れても釣りシーズンは初夏から晩秋までが適しています。
アジやイワシなどが初夏頃から動きが活発になり、岸沿いに回遊してくる状況が増えてくるため、青物や根魚らのターゲットも増える時期になってきます。
また、初夏からは気温も水温も上がって活動しやすい時期にも入ってきます。
そのため、ショアジギングの経験者だけでなく、初心者にとってもターゲットを釣り上げる確率が高くなってきます。
時間帯
ショアジギングの狙い目とされる最適な時間帯は、朝の明け方と日が暮れる夕方のタイミングです。
理由としては、ターゲットが餌として狙う小魚が水中を活発に動く時間帯と重なることと、日中と違って明る過ぎないから魚の警戒心が弱まる薄くなることの2点があります。
上記で触れた初夏から晩秋の時期で違いはあっても1つの目安として、夜明けや日没の前後1時間を狙い目として攻めてみることがおすすめです。
ただし、青物は完全に暗くなると釣れにくくなる特性があることには注意しておきましょう。
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ショアジギングで釣れる魚

ショアジギングで釣れる魚種は豊富にありますが、中でも最も釣りやすい魚種はブリやカンパチなどの青物です。
青物は釣り上げ時の引きにパワーがあり、サイズも大型に及ぶ場合もあることが人気の理由です。
他には、牙が鋭くてラインを切られることがありますが、初心者でもショアジギングで釣りやすいサワラや、青物を狙った流れで魚群を追っているシーバスも釣れる魚種です。
サイズのよらず、回遊している魚種を狙いやすいことが、ショアジギングで釣れるポイントになってきます。
ショアジギングのタックル

引きが強いターゲットを相手にするショアジギングでは、ターゲットに適したタックルを揃えることが重要です。
釣りの入門編として重要なルアーの操作やアクションだけではない、耐久性や引きの強さに負けないパワーなどの機能についても選択の際に吟味を行うようにしましょう。
ショアジギングのタックルを以下の3つのポイントから解説します。
- リール
- ロッド
- ライン
リール
ショアジギングに適したリール選びで重要なことは、引きが強い青物と十分戦える機能を備えていることです。
後述するロッドやラインとも適合させることは言うまでもありませんが、標準よりも太めのラインである1.2号から2号程度のPEラインを少なくとも200m以上巻ける力強さを装備しているリールを準備しておきたいものです。
引きが強い魚と渡り合うためには、リールの番手も4000番台のリールを使用することをおすすめします。
必要とされるリールを扱うメーカーも増えては来ていますが、機能が十分に備わったリールを手にしておきたいとなると、低価格のリールはあまり好ましくありません。
有名メーカーの1万円前後のリールからまずは試してみるのも良いでしょう。
ロッド
ロッドは単純にアクション性や操作性に富んだタイプだけではなく、リールでも説明した引きに強いパワーを備えたロッドが必要です。
特に、使用するルアーは重量があるメタルジグなどを中心に扱うため、キャスト時にしっかり振り抜いて飛ばせる性能は備えておきたいものです。
ロッドの長さや重量に関しては、魚種や釣りスポットでのロッドの使い分けは出てきますが、長さは9フィート(約270cm)前後で身長よりロッドの全長が長く、重量は40g前後でパワー負けしないロッドが基準になってきます。
ただし、ショアジギングを始めたい初心者には、経験者と同じロッドを扱うのが難しいことも想定されます。
基準よりも短めの7フィート前後で比較的柔らかめのロッドを選ぶと良いでしょう。
ライン
PE・フロロカーボン・ナイロンなど様々種類がある中で、ショアジギング用に適したラインはPEラインが当たりの感度が良く、抵抗や伸度も低いです。
使用するPEラインの太さは、キャスト時のメタルジグの重量やターゲットの魚種のサイズで多少の違いは出てきますが、0.8号から2号が標準です。
必要とするPEラインの長さについては、150mから200mは準備できるようにしておきましょう。
ショアジギングでは、引きが強い魚種との戦いだけでなくメタルジグが沈む深さなども考慮する必要があります。
そのため、キャスト時の飛距離を知っておくと、その2倍前後の長さを準備できれば安心です。
見るべきポイントが多いですが、様々な種類のPEラインを試してみる価値はあります。
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ショアジギングに必要な装備

釣りの手法に問わずタックルは必要ですが、ショアジギングを楽しむためにはタックル以外の装備も充実させることが、入門者にとっての盲点です。
釣り上げに必要なルアーだけでなく、ルアーなどを整理収納に必要なケースなど、スムーズに釣りを楽しむ準備を整えていきましょう。
ショアジギングに必要な道具を以下の4つのポイントから解説します。
- ルアー
- リーダー
- スナップ
- 収納ケース
ルアー
ルアーは、ショアジギングで不可欠のアイテムですが、重量があるメタルジグの使用がメインになります。
使用するメタルジグの重量は60g前後ですが、ジグのバランスによって種類分けされています。ジグの中心にバランスがある場合、アクション性が良いため魚種問わず使いやすいです。
後方にバランスがある場合、キャスト時の遠投に優れて沈む速度に優れています。
前方にバランスがある場合は、自然な動きで誘い出しやすい点があるなど、釣り場の状況などに合わせて使い分けることがポイントです。
リーダー
リーダーについては、前記で触れたラインと同じ考えではなく、摩擦や引っ張った際の強度に優れたショックリーダーとを組み合わせて使用することが理想です。
そのため、リーダーにはPEラインとは反対の性質を持つ擦れに強いフロロカーボンライン、遠浅サーフでの太めのナイロンラインの使用が望ましいです。
ショックリーダーは、PEライン以上の強度を望めるラインを最低でも1mセットします。
例えば、ナイロンラインの場合は0.8号から3号程度を準備しておけば、リーダーへのダメージも想定内に抑えられます。
スナップ
スナップとは、ジグとラインの間に入れることで下端にジグ交換を行える優れものです。
釣り場でのルアー取り付けがスムーズにいかない時にスナップがあることで面倒な段取りを省ける手軽さがあります。
ただ、あまりに引きが強いターゲットとの格闘ともなると、スナップの接続部分に大きな負担がかかります。
取り付けに便利であっても、スナップ破損を想定しやすいこともあり、かえって危険性が増してしまいます。
ジグやラインへの負担が少ないライトゲームのあれば、スナップの利用は問題はないでしょう。
収納ケース
ショアジギングでは、様々な種類のメタルジグを釣りの状況に合わせて使い分けるため、整理しやすい収納ケースが必要です。
デザイン・重量・長さなど異なる種類を30本から40本を持ち合わせることがあります。
ケースの種類は、携帯性に優れるプラスチックタイプ、大型ジグを収納しやすいソフトタイプ、多くの本数を収納できる箱タイプがあります。
収納の仕方は人によってそれぞれこだわりが出てくるため、使用者の使いやすさやジグを収納できるサイズなどチェックポイントを絞って選ぶようにしましょう。
動画で解説!ショアジギングの釣り方
この動画では、ショアジギングの入門編として初心者に向けたショアジギングの楽しみ方を様々な視点で解説しています。
初心者にとっては、キャスト・ルアーアクション・ターゲットの合わせ方など、分からないことも多々あります。
キャストでの注意点は、目安とするジグの垂らし位置と、磯で周囲に気を付けることです。またライントラブルが起きないよう、ロッドを振り方も工夫すると良いです。
アクションについては、しゃくる中で不意にアクションを大きくするだけで食いつくことが多くあります。
あまり難しいスキルを必要とはしませんが、動画の中でも「実際にやってみないと分からない」という言葉通り、まずは様々試して釣りやすいパターンをつかむことは大切です。
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ショアジギングルアー人気おすすめ5選
ショアジギング入門者におすすめできるルアーを点紹介します。
前記での説明にもあるように、主にメタルジグになりますが、各メーカーでのカラーデザインやキャスト後のルアーアクションなど注目すべき性能があります。
好みで使いやすいルアーの購入検討の材料にしてみてください。
抜群の飛距離
シマノのメタルジグ・コルトスナイパーは、ステンレスプレートで高強度を誇る上に、リアバランスを形成するよう鉛を採用しています。
狙いとしては、重心を後方化させたことによって同じ重量のメタルジグと比較して、キャスト時の抜群の飛距離が物語っています。
試験を繰り返していくことで、今までメタルジグでは叶わなかったワイドウォブリングアクションを可能にしています。
アクション性も備わったしっかり遠方に飛ばせることで、今までとは違った異次元の釣りを体感できます。
安定した機能を持つ
マリアのショアジギングルアー・ボアは、荒磯での釣りを制するための青物専用ジャーキングミノーです。
従来のジグでは実現が難しいとされる逆風や荒天での釣りを楽しめるよう飛距離を出すことと、ターゲットに照準を合わせる高速リトリーブへの対応性能を強化しています。
また、従来のミノーと比べ物にならない左右へのアクションが、捕食を試みる青物の刺激を煽ります。
釣り場での条件がいつでも整っているとは限らない中で、安定した機能を発揮する頼もしいルアーです。
カラーデザインが豊富
タックルハウスから販売されているルアー・ベゼルジャークは、トップでの誘い出しやタダ巻きでは反応しない時など活躍するショアジギングでも活躍するミノーです。
40gと重量は比較的軽量ですが、従来品にはない独自のリップ形状がキャストにおける抜群の飛距離を発揮してくれます。
カラーデザインも20種類と豊富に展開し、ロッドアクションに連動したルアーアクションも魅力です。
巻き上げによるルアーが上昇した際のアクションと水平ローリングを繰り返すことで、低活性時の青物を誘い出します。
食いつきが良い
ジャッカルのバンブルズジグは、ショアジギングの中でも大型とされるブリやヒラマサなどと戦うために生まれたルアーです。
最大の特徴はターゲットに食わせるための反応であり、左右非対称のフォルムでロッドアクションに対する素早い反応性を実現しました。
また、ルアーのボディ中央部へ重心バランスを取るよう設計されたセミワイド形状になっており、ゆったりペースからテンポアップしても、ワンピッチでの誘い出しが可能です。
海上の条件によらず潮流が緩やかな場合でも食いつきを体感できます。
強度が強い
ダイワのサムライジグは、基本性能の極めるだけでなく、キャスティング時の風を切るような力強さを発揮した距離を備えています。
重心は、センターバランスになるよう設計されており、安定したアクションと水平フォールを両立させました。
天候や釣りスポットによらないシチュエーションでキャストの安定感があり、沈めてからも水中でのジャークにも機敏に対応します。
13種類に及ぶルアーの塗装コートについては、肉厚感を出すだけでなく、ターゲットの食いつきに負けないよう強度もアップしています
まとめ
ショアジギングを始めるにあたり、タックルやルアーなどの装備も含めた入門に必要な知識をまとめてきました。
ターゲットは青物などパワーが強い魚種になるため、釣果を上げるためにも機能だけでなく耐久性や強度でも負けない装備を整えて、ショアジギングを満喫しましょう。
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