シーバスは夜になると表層に現れることが多いため、夜釣りはシーバスを狙うのに適したタイミングといえます。
ただし、闇雲にルアーをキャストしても、シーバスは簡単に食いつかない点に注意してください。
こちらの記事では、シーバスを夜釣りで釣り上げるために必要な知識を詳しく解説します。
具体的に取り上げるのは、ルアーをキャストすべきエリアやシーバスの夜釣りに適合したタックルなどです。
おすすめのルアーも5つ紹介するので、夜釣りでシーバスを狙いたい人は参考にしてください。
目次

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シーバスの夜釣りの基礎知識

シーバスの夜釣りの基礎知識とは、その名の通り夜の時間帯にシーバスを釣り上げるのに必要な知識を意味します。
日中と夜間では魚の行動範囲や習慣が大きく異なるため、それを踏まえたうえで夜釣りではルアーや釣り場所にこだわる必要があることを覚えておきましょう。
シーバスは基本的に昼間は岩陰に隠れており、夜になると表層に現れます。そのため、シーバスの夜釣りを行うのに適した時間帯は、完全に日が沈み切った後です。
ただし、昼間の釣り以上に安全に配慮しなくてはいけない点に注意してください。
シーバスを夜釣りで釣る方法

出典:https://www.point-i.jp/catches
シーバスは夜釣りでよく狙われる魚の一種です。シーバスが夜釣りでターゲットとなるのには理由が存在します。
シーバスは夜の時間帯に釣り上げるコツが明確になっているからです。
満足のいく釣果を得るために、シーバスの夜釣りで押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
シーバスを夜釣りで釣る方法の3つのポイントを解説します。
- 明暗を狙う
- ルアーをゆっくりと動かす
- 適切なポイントを選ぶ
明暗を狙う
シーバスを含め、夜に釣りをするときのテクニックとしてよく使われるのが明暗を活かした釣りです。
明暗とは明るさと暗さの意味であり、夜釣りにおいては常夜灯などによって生まれた明るい場所と、光が届きにくくなった場所の境目を指すことが多い傾向にあります。
シーバス釣りでは、明暗の境界付近にルアーをキャストするのが基本的なテクニックです。
なぜなら、シーバスのベイトは光に集まる傾向にあり、明暗部分は餌を狙って活動を開始したシーバスにルアーを食いつかせやすい場所だからです。
ルアーをゆっくりと動かす
ルアーフィッシングは魚と釣り人の駆け引きがものをいうスポーツです。特にシーバス釣りはゲーム性が高く、そこに魅力を感じる人が数多く存在します。
そんなシーバスを夜に釣り上げる2つ目のコツは、ルアーをゆっくりと動かし、シーバスにルアーを視認させることです。
明るい場所であれば、シーバスはルアーを看破するケースも多々ありますが、夜間であれば海中の視認性が低下し、ベイトであると勘違いする確率が高まります。
シーバスに勘違いさせるためにも、本物の魚を真似た動きをゆっくりと表現してみましょう。
適切なポイントを選ぶ
シーバスの夜釣りで満足のいく釣果を獲得するには、シーバスがよく出現するとされるポイントを選択しましょう。特に覚えておきたいのがシャローとブレイクです。
シャロ―とは、比較的水深が浅い場所を意味します。具体的には、水深2メートル程度のタナです。
シーバスが餌として捕食する小魚が、夜にはシャロ―に集まるケースが多いことが、ここを狙うべき理由といえます。
また、浅瀬から急に深くなった場所を意味するブレイクも、シーバスの餌となる生物が集まりやすいため、ここに仕掛けをキャストしてみましょう。
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シーバスの夜釣りに適したタックルの選び方

シーバスは餌に食いついた後の引きが比較的強い魚として知られています。
そんなシーバスを上手く釣り上げるには、タックルにもこだわっていきましょう。
夜に釣りをするときに役立つシーバス釣りのためのタックルを詳しく紹介します。
シーバスの夜釣りに適したタックルの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- ロッド
- リール
- PEライン
ロッド
シーバス釣りに適したロッドを選びたいのであれば、シーバスの強い引きに耐えうる強度と扱いやすさを両立したモデルを選びましょう。
シーバス釣り用のロッドとして有名なのがシマノから発売されているディアルーナです。
軽量でありながらも強度やパワーを失うことなく、使い勝手にもこだわっています。堤防やサーフはもちろん、河川や干潟での釣りでも活用する汎用性の高さもディアルーナの特徴です。
Gクラフトと呼ばれるブランドが展開するカーボン製のロッドは、弾力性の高さからシーバス釣りに向いているとされています。
リール
リールとはラインを巻き上げるための機構であり、釣り上げる魚に適したリールを選択することが、ベイトに食いついたシーバスをスムーズに引き上げるコツになります。
シーバスの場合は、基本的には2000~3000番の中型スピニングリールを選びましょう。
シマノから発売されているエクスセンスやツインパワーは、初心者でも比較的扱いやすいシーバス用のリールといえます。
ルアー釣りでシーバスを狙う場合、ルアーを何度もキャストすることも少なくないので、手早くルアーを回収できるモデルを優先しましょう。
ライン
ラインもまた、ターゲットとなる魚の種類に合わせて使い分けるべきタックルです。
シーバスについては、PEラインと呼ばれるラインを使用すると釣り上げやすい傾向にあります。
PEラインの特徴として知られているのが、キャストの飛距離が伸びやすいことです。
シーバスのベイトが集まるブレイクにルアーをキャストする場合、飛距離が必要になるケースがよくあります。
PEラインは空気抵抗が少なく、より距離を稼ぎたいときに向いているラインです。
また、魚が食いついたことを感じ取りやすい点も、PEラインがシーバス釣りに適している理由になります。
シーバス の夜釣りのルアー選び方

シーバスの夜釣りでは、ルアーでシーバスに対してアピールするのが基本的な釣り方になります。
ルアーを操るテクニックはもちろん、ルアー選びからシーバスとの駆け引きが始まっていることを意識しましょう。
シーバスの夜釣りで活躍するルアーの選び方を紹介します。
シーバスの夜釣りのルアーの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- サイズで選ぶ
- 種類で選ぶ
- カラーで選ぶ
サイズで選ぶ
シーバスの夜釣りに適したルアーを選ぶとき、最初に意識したいのがルアーのサイズです。
シーバス釣りにおいて、この大きさが最適といえるサイズを挙げるのは困難といえます。
なぜなら、ルアーはシーバスのベイトに合わせて大きさを選ぶべきであり、各エリアによってベイトの大きさは異なるからです。
そのため、シーバスを釣ろうと思っているエリアに生息するベイトの大きさをチェックしたうえで、ベイトに近いサイズのルアーを使用するのが基本になります。
種類で選ぶ
シーバスの夜釣りでは、シーバスを表層に引き付けてから食いつかせるというテクニックがあります。そのときに役立つのが、表層での動きをつけやすいタイプのルアーです。
いわゆるミノーと呼ばれるタイプのルアーは、小魚のような形状と扱いやすさでシーバスの夜釣りをサポートしてくれます。
アクションにこだわりたい場合は、視認性の悪い夜でも扱いやすいリップ付きのルアーを使用してみましょう。
バイブレーション系のルアーはアピール力が高く、ロングキャストにも向いているためシーバス釣りによく用いられます。
カラーで選ぶ
シーバスを夜に釣り上げたいのであれば、ルアーのカラーにこだわるようにしてください。
ポイントはシーバスからルアーのカラーがどのように見えるのかイメージすることです。
明暗の境目や常夜灯の周辺など比較的明るい場所にルアーをキャストする場合、イワシなどの魚を模したカラーの方が、シーバスにルアーと悟られにくくなります。
一方で、光があまり届かないブレイクなどにキャストするのであれば、チャートカラーでアピール力を高めたルアーを使用してください。
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シーバスの夜釣りで気を付けるべきこと

夜釣りは日中の釣りに比べて、海に落ちてしまうなどのリスクが高まる点に注意が必要です。
シーバスを夜釣りで狙う場合は、安全に配慮した装備を身に着けることを心掛けてください。
夜釣りの安全性を向上するうえで欠かせない装備といえばライフジャケットです。サイズが合っていることを確認したうえで着用しましょう。
ヘッドライトは視界の明るさを確保するだけでなく、自分の位置を周囲の人に知らせるという意味でも安全に寄与します。
ライフジャケットの背面で点灯させる安全灯や、万が一の事態があったときにアピールするためのホイッスルも安全を確保するのに必要な装備です。
シーバス夜釣りルアーおすすめ5選
夜釣りでシーバスを釣り上げたいのであれば、ルアーを複数用意したうえで、シチュエーションに適合したものを使用する必要があります。
具体的にどのようなタイプのルアーを準備すべきかわからない人は、以下で紹介するルアーを手に取ってみてください。
アピール力が強い
シマノ エクスセンス サイレントアサシン 99Sはシーバスに対するアピール力が強いミノーとして知られています。
リップが付いているため、わずかな動きでもシーバスにアピールできる点が魅力です。
また、シマノ エクスセンス サイレントアサシン 99SはAR-Cシステムを採用しています。
重心を移動させることでキャスト時の飛距離を伸ばしつつ、着水後は水平姿勢を維持することができるシステムです。
本物のイワシの鱗を模したデザインは、常夜灯などの明るい環境でもルアーと悟られる確率が低くなります。
スムーズなアクションをサポート
ダイワから発売されているメタルバイブ モアザン リアルスティールは、シーバス釣りにおける使用を前提としたバイブレーション系のルアーです。
背びれに近い部分にはウォータースルーホールと呼ばれる穴が開いています。引き抵抗を軽減し、よりスムーズなアクションをサポートすることがウォータースルーホールの目的です。
メタルバイブ モアザン リアルスティールは18gと26gの2つの重量が展開されています。
前者はシャローに生息するシーバスを釣り上げる際に、後者は堤防でのシーバス釣りに向いていることを覚えておきましょう。
キャスト時の距離が伸びやすい
メガバス KAGELOU 155F 和銀ステイン落ち鮎はその名の通り155mmのサイズを誇る巨大なルアーです。比較的大型の魚をベイトとするシーバスが生息する場所で活躍します。
大きさに見合った重量と、ウェイトが瞬間移動するシステムを備えているため、キャスト時の距離が伸びやすい点もメガバス KAGELOU 155F 和銀ステイン落ち鮎の特徴といえます。
ダーターカップが大きく切られているため、小さなアクションでも大きなアピール力を発揮するルアーです。
デイゲームでも活躍
堤防や磯、港湾など幅広いシチュエーションで使用可能なシーバス用ルアーを求めている人は、メガバスから発売されているX-80SWを手に取ってみてください。
X-80SWは小型のボディのルアーであるにもかかわらず、重心のセッティングにこだわった結果、キャスティングの飛距離を伸ばすことに成功しています。
小魚をベイトとするシーバスに対して強いアピール力を発揮するX-80SWは、夜釣りだけでなくデイゲームでも活躍するルアーです。
初心者におすすめ
最後に紹介するのはワームと呼ばれるタイプのルアーです。メジャークラフト ワーム パラワーム SHADはシーバスやヒラメなど、海に生息する魚をターゲットにしたワームになります。
ワインドアクションとただ巻きの両方で効果的にシーバスにアピールできる点が特徴です。
ライトゲームからフラットゲームまで幅広い使用可能な汎用性の高さと、フックを刺しやすい針溝のおかげで、初心者にも扱いやすいルアーに仕上がっています。
ワームでシーバスを狙ってみたい人はメジャークラフト ワーム パラワーム SHADを試してみましょう。
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まとめ
シーバスを夜釣りで釣り上げたいと思っているなら、タックルの選別や釣り場所など、複数の要素にこだわりましょう。
タックルの中でも、ルアーは特に重要です。
シーバスのベイトに合わせたサイズや、釣り場所に適したカラーのルアーを用意したうえで、シーバスに挑んでください。