ランカーシーバスとは80㎝を超えるシーバスのことを意味しますが、シーバスアングラーであれば誰もが一度は釣ってみたいと思うのではないでしょうか。
しかしランカーシーバスは非常に警戒心が強いため、簡単には釣れません。
そこで今回はランカーシーバスの釣り方や釣りやすい時間帯、時期、おすすめのルアーやタックルなどについて解説します。
ランカーシーバスについて知りたい方や、ランカーシーバスを釣ってみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次

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ランカーシーバスとは

出典:https://www.point-i.jp/catches
ランカーシーバスとは80㎝以上のシーバスのことを意味します。
様々な魚にはランカーサイズの基準が設けられており、多くの釣り人はこのランカーサイズを釣ることを目標にしています。
その中でもシーバスは日本近海では生態系の頂点に近い魚種です。
そのためランカーサイズを釣るのは非常に難易度が高く、多くのアングラーがランカーシーバスを釣るために試行錯誤しています。
ちなみにシーバスは地方によって呼び方が異なり、40㎝以下をセイゴ、40~60㎝まではハネやフッコなどと呼ばれています。
そして、60㎝以上になるとスズキと呼ばれるようになるそうです。
ランカーシーバスは食べられる?

ランカーシーバスは食べられるのかどうか気になる方も多いと思いますが、基本的には食べられます。
ただしシーバスは元々匂いが強い魚。
特に河口付近に居座るシーバスは不純物を食して生活しているため、毒素が溜まりやすいとされており、臭いが強い傾向にあります。
逆に回遊性を持つシーバスは不純物が少なく、臭いがほとんどないので、美味しく食べられるでしょう。
そのためランカーシーバスを食べたいなら、回遊性のシーバスが多く生息するとされる河口から離れた海域で釣るのがおすすめです。
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ランカーシーバスが釣れる確率は?

それではランカーシーバスが釣れる確率は、どのくらいなのでしょうか?
東京湾奥などでは300匹に1匹と言われるほどなかなか釣れない魚ですが、場所によってはランカーシーバスが釣れやすいエリアもあります。
ハッキリとした数字は分かりませんが、ランカーシーバスが釣れる確率はおよそ5~10%くらいと予想されます。
ランカーシーバスが釣りやすい時期と時間帯

ランカーシーバスがなかなか釣れないと悩んでいる方も多いと思いますが、時期や時間帯を考えれば釣れる確率が上昇します。
そこで続いてはランカーシーバスを釣りやすい時期や時間帯をまとめました。
どうしてもランカーシーバスが釣りたいという方は、参考にしてみてください。
釣りやすい時期
シーバスは秋に産卵前の栄養補給のために岸近くに寄り付くので、ランカーシーバスも秋が最もよく釣れるシーズンになります。
さらにシーバスは冬になると産卵のために沖に出るので、産卵場に近い堤防や磯などで釣りをするとランカーシーバスに出会うことが可能です。
つまり具体的には11月後半から12月前半にかけての時期が、一番ランカーシーバスを釣りやすい時期といわれています。
またシーバスを最も簡単に釣る方法は、仕掛けを遠くに投げる投げ釣りという方法です。
ランカーシーバスを狙うのであれば引きが強くなるので、投げ釣り用の竿は27号以上がおすすめ。
ハリスは1メートル以上の長めのものがいいですよ。
釣りやすい時間帯
ランカーシーバスは条件次第では昼間に釣ることもできますが、活動的になるのは夜間です。
特に夕陽が沈んで日が暮れる前のタマズメの時間や、日の出の朝マズメの時間がおすすめ。
また、沖釣りをする際のポイントは、沖堤防のきわを狙うこと。きわはシーバスの絶好のつきばなので、ランカーシーバスがいる可能性も高くなります。
さらにランカーシーバスの釣果があった場所で釣ることも重要です。シーバスは住みやすい環境を見つけると居つく習性があります。
そのため定期的にランカーシーバスの釣果があるなら、そこが住みやすい環境ということになります。
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ランカーシーバスを釣るためのタックル

それではランカーシーバスを釣るためには、どんな道具が必要になるのでしょうか?
続いてはルアーやロッドなど、ランカーシーバスを釣るためのタックルについてご紹介します。
ランカーシーバスを釣りたい方は参考にしてみてください。
ルアー
ルアーはただ大きければいいというわけではなく、ランカーシーバスが捕食しているベイトサイズにあわせることが大切です。
季節ごとに食べる餌が異なるランカーシーバスに合わせて、春から夏にかけては細身のルアー、秋頃は大きめのルアーを選択しましょう。
また11月から2月頃は30㎝前後のコノシロがベイトパターンとなりますが、これが捕食できるシーバスは大型に限られます。
そのためコノシロの群れを狙うことで、ランカーシーバスも釣れやすくなりますよ。
ロッド
ロッドはランカーシーバスを狙いたいのであれば、M(ミディアム)からH(ヘビークラス)のパワーを備えている硬さのものがおすすめだと言われています。
ヘビータックルは大型ルアーを使った釣りにも適しており、ランカーシーバスを狙うのには最適です。
ただし軽いルアーではロッドの反発力を活かせず、遠投しにくくなるので、注意が必要です。
ライン
ランカーシーバスを釣る際のラインは、飛距離が出せて感度が高く強度も強いPEラインが良いでしょう。
またルアーの重さなどにもよりますが、PEの太さは通常のシーバスで使う0.8~1.2号だとラインが切れてしまう可能性が高まります。
逆にラインが太すぎるとルアーの飛距離が落ちてしまうことがあるため、ランカーシーバスを釣りたいなら1.2号~1.5号くらいが最適です。
動画で解説!ランカーシーバスの釣り方
続いてはランカーシーバスの釣り方について、解説している動画をご紹介します。
シーバス釣り初心者の方にもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、シーバス釣りをするときは地形の変化によって、潮の流れが出やすい場所にルアーを投げるのがポイントです。
シーバスが釣れるといわれる場所をある程度絞って通い詰め、潮の流れの向きや強さを観察し変化している箇所を探します。
その潮目を狙うとシーバスが釣れる確率が上がり、ランカーシーバスも釣れるようになります。
潮の流れを見分ける力を身に付けると、初めての場所でも結果を出す確率が上がりますよ。
また初心者の方は魚がコンスタントに釣れるようになるまでは、干潮時でも水深が3メートル以上ある場所で釣るのがおすすめです。
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ランカーシーバス用ルアーおすすめ
ランカーシーバスを釣るためには、ルアーも非常に重要です。
そこで続いてはランカーシーバス用のおすすめの人気ルアーについて紹介します。
どんなルアーがランカーシーバスを釣りやすいのか知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ランカーシーバスを釣りたい全ての方におすすめ
小型や中型を釣ってしまうとランカーサイズは警戒してしまうので、釣る確率を上げるために最初から大きめのルアーを使用するのは有効です。
そこでおすすめなのが、ランカーシーバスを狙う方のために開発されたダイワのモンスターヒッター。
モンスターヒッターは速く引いても潜りすぎないので表層付近を探るのに最適で、多彩なアクション性も魅力の一つです。
また、流れの変化に差し掛かると自動的にバランスを崩して弱ったベイト(餌)のような動きを再現します。
そのためランカーシーバスに反射的に喰いつかせることが可能となります。
水面に漂わせるだけでもアピールするので、誰でも簡単にランカーシーバスを狙うことができますよ。
長く愛されるルアー
サスケ裂波は抜群の性能と高い実績により、15年以上売れ続けているロングセラールアーです。
スリム化されたボディと最適化されたウエイトバランスにより、風の影響を受けやすい大型ルアーでも安定した飛距離を生み出します。
また激しい波でもしっかり泳いでランカーシーバスにもアピールしてくれますよ。
カラーバリエーションも非常に豊富なので、どんな場所でも対応でき、サーフから磯まで幅広く活躍してくれます。
釣れやすく扱いやすいルアーのため、初心者の方もぜひ試してみてください。
まとめ
ランカーシーバスは10月から11月にかけて、マズメ時を狙うと釣れる可能性が高まります。
また以前ランカーシーバスの釣果があった場所を選ぶのもポイント。
釣果のあった場所を絞って川や海の流れを読み、潮目を探してルアーを投げてみましょう。
ランカーシーバスは一度釣られた経験がある個体が多いため、非常に警戒心が強く、釣ることは容易ではありません。
しかしその分釣り甲斐があり、釣ったときの達成感も格別です。
今回紹介したことを参考に、ぜひランカーシーバス釣りに挑戦してみてください。
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