ラケットを使うネット競技は色々ありますが、ボールではなくシャトルと呼ばれる羽を使って打ち合うのがバドミントンの大きな特徴です。最近は日本でもオリンピックメダリストが増え、注目のスポーツの一つと言えるでしょう。
この記事では、バドミントンが始まってから現在に至るまでの歴史をポイントを押さえながら詳しく紹介していきます。
また、日本で発展やオリンピック競技としてのバドミントンの歴史にも触れ、プレー以外からもバドミントンという競技に迫る内容になっています。

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バドミントン競技の歴史と沿革

バドミントンのように羽根を板で打ちあう遊びは世界各地にあり、日本のお正月遊び羽根突きもその一つと言えるでしょう。
発祥については所説あるようですが競技として成立したのは1893年にイギリスでバトミントン協会が設立してからになります。
この時にネットを挟んでプレーすること、コートの広さ、プレー人数が決まりました。
その後1899年に全英オープンが開催されたのを機にカナダやヨーロッパ各国にバドミントン協会が設立されていきます。1934年には発祥の地イギリスに世界バドミントン連盟が設立されました。
バドミントン競技のルールの変遷

バドミントン競技のルールは昔と今では結構変わっており、現在でも細かいルール改正は頻繁にあります。
始まったころのコートは何と長方形ではなく、ネットに向かってすぼんでいく台形ような形でした。1901年からは現在のような長方形になっています。
サーブは現在ではシャトルのコルク部分しか打てませんが、1982年のルール改正までは羽部分を打つ変化球サーブも認められており、サーブだけでゲームが終わってしまうという事もしょっちゅうあったようです。
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日本におけるバドミントン競技の発展

日本にバドミントンがやってきたのは1921年、横浜YMCAに米国人名誉主事がバドミントン用具を寄贈したのが始まりと言われています。
その後活発に普及活動が行われた後第二次世界大戦中は下火になりましたが、戦後すぐの1946年に日本バドミントン協会が設立されました。
平成30年の時点で日本バドミントン協会に登録している会員は30万人もいます。これはここ30年でみると約3倍の数に増えており、人気のスポーツの一つと言えるでしょう。
実際、百田賢斗選手や山口茜選手など、男女ともに世界ランク上位の選手が多くいます。
オリンピックにおけるバドミントン競技の歴史

オリンピックにおけるバドミントン競技の歴史は意外と浅く、正式種目となったのは1992年と最近です。
1972年ミュンヘン大会と1988年ソウル大会では公開競技として採用されていましたが、中国の連盟離脱など国際バドミントン連盟のゴタゴタもあってなかなか正式種目になりませんでした。
現在オリンピックのバドミントン競技ではシングルス男女・ダブルス男女・ミックスダブルスの5種目があり、トーナメント方式で試合が行われます。
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まとめ
バドミントン競技の歴史を紹介しました。
イギリス発祥のバドミントンでは日本でも広い年齢層で愛好家が多く、ここ最近は世界で上位の選手も男女共に多く輩出しています。
東京オリンピックを控え、バドミントン熱は一層高まっていくことでしょう。