足が大きい人は身長も高くなる…そんな話を誰しも一度は効いたことがあるでしょう。しかし、一概には言えないかもしれません。
実際に足ばかり大きくて身長がなかなか伸びない人もいるでしょう。この記事では、足が大小で生じるメリット・デメリットを始め、足の大きさに関する基礎知識を解説していきます。
また、足の大きさでスポーツ種目との相性が変わってくる場合もあるでしょう。
これに関しては、サッカー・陸上・柔道の3つのスポーツと足の大きさの関係について記事の中で触れていきます。

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足のサイズの基礎知識

まずは、足のサイズに関する基礎知識を紹介していきましょう。
日本人の足は世界的にみると小さいと思いがちですが、実際はどうなのでしょうか?
そして、誰もが気になる足のサイズと身長の関係についても解説していきます。
- 日本人の足のサイズの平均
- 足のサイズと身長は関係する?
日本人の足のサイズの平均
アパレルECサイト「ゾゾタウン」の2020年調べによると、統計をとった男性41万人の足サイズの平均は左足25.5㎝・右足25.4㎝でした。
同様に、女性52.7万人の平均は右足・左足ともに23.3㎝です。海外では人種によっても色々なので平均が何㎝とは一概に言えません。
それでも、海外では日本よりも遥かに大きなシューズを売っていることを考えると日本人より足が大きい人も一定数いることが伺えます。
また、男女共に平均身長が高いオランダでは23㎝以下の靴はなかなか売っておらず、足の小さい人はほとんどいないと言えるでしょう。
足のサイズと身長は関係する?
先ほどオランダの例を出しましたが、オランダ人に限らず、身長が高ければ足が大きい傾向はあります。
しかし、足が大きいからと言って身長が高くなるわけではなく、足が大きくても身長がそれほど伸びない人もいれば足が小さめでも身長が高い人もおり、医学的根拠はありません。
一つ確かなのは、「足を含め、四肢の方が身長よりも成長期が早く来る」ということです。
つまり、足のサイズそのものに関係なく、成長期前の足の伸び率が大きいほど、成長期の時の身長の伸び率も大きくなる可能性はあるでしょう。
足が大きいメリット・デメリット

では、足が大きいとどういうメリットやデメリットがあるのでしょうか?
ここでは、足が大きいことがもたらすメリット・デメリットについて、「なるほどな」と納得できるようなことから、あるあるネタのような細かいことまで色々と集めてみました。
足が大きいメリット・デメリットを紹介します。
- メリット
- デメリット
メリット
足が大きいメリットは何といっても安定感です。
地面についている面積が広いので地面を捉えてバランスを取りやすく、踏ん張りが効くうえに疲れにくいでしょう。
また、足が大きいと靴も必然と大きくなるので、飲み会など大人数で靴を脱ぐ機会には区別がつきやすく便利です。更に、足が大きいことを話のネタにもしやすく、初対面の人とも打ち解けやすいという意外なメリットもあるでしょう。
デメリット
足が大きいと靴のサイズが見つけにくく、男性なら28㎝、女性なら26㎝以上になると店頭に在庫がないこともザラでしょう。
さらに、サイズよっては生産していないメーカーもあり、海外メーカーなど特定のメーカーでしか靴が買えないということもあります。
また、デメリットとは言い難いですが、日本人の文化として「足が小さい女性の方が可愛い」という固定観念があり、コンプレックスを感じてしまう人もいるようです。
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足が小さいメリット・デメリット

では、足が大きい場合に対して、足が小さい場合はどうでしょうか?
足に関わらず、平均より大きくても困ることは多いですが、平均よりも小さい場合もまた然りです。
ここでは足が小さいメリット・デメリットを紹介します。
足が小さいメリット・デメリットを紹介します。
- メリット
- デメリット
メリット
足が小さいメリットはそんなにないと思っている人も多いかもしれません。
しかし、足が小さいとキッズシューズが入るので低価格で靴が手に入るというメリットがあります。また、足が小さいと見た目のバランスが良くなり、身長の割にスタイルが良く見えるでしょう。
女性に限っていうと、足が小さい女性を可愛いと思う日本人男性も少なからずいるので恋愛では有利に働くかもしれません。
デメリット
足が小さいデメリットは、足が大きい人同様に靴のサイズがないことです。
しかも、大きいサイズは海外メーカーで取り寄せも可能な一方で、小さいサイズの靴を生産する欧米のメーカーはほぼないと言っても過言ではありません。
海外で素敵な靴を見つけても泣く泣く諦めた経験がある人もいるでしょう。また、足が小さいうえに指が開きにくい人は疲れやすいという大きなデメリットもあります。
足が大きいとスポーツで有利か?【スポーツ別に解説】

では、足の大きさをスポーツの観点から見て見ましょう。
一見すると足が大きいほど踏ん張りが効いてどんなスポーツでも有利な気もしますが、実際はどうなのでしょうか?
サッカー・陸上・柔道の3つのスポーツと足の大きさの関係性を紹介します。
3つのスポーツと足の関係性を紹介します。
- サッカー
- 陸上
- 柔道
サッカー
サッカーでは、身長にも関係してきますが、足の大きさの傾向はポジションごとに異なるようです。
例えば、Jリーグだと足が大きい人が最も多いのはゴールキーパーで、28.5㎝以上の足のサイズの人のうち約半分を占めています。
次いでディフェンダー、フォワード、ミッドフィルダーと続きます。
これを見ると、手足の長さと大きさが必要なゴールキーパーや、相手と激しくぶつかるフィジカルが必要なディフェンダーは足の大きさが有利に働くと言えそうです。
一方で、足が大きいとボールの芯を足の甲に当てにくいので、コントロールを良くするには相当な練習量が必要でしょう。
陸上
次に、陸上選手の足のサイズを見てみましょう。
短距離の日本人トップアスリートを見てみると、桐生祥秀選手は25.5㎝、山縣亮太選手は26.75㎝、サニブラウンハキーム選手は30.5㎝と大きくばらつきがあることがわかります。つまり、足の大きさと走る速さにはあまり関係がないと言えるでしょう。
長距離でも同様に足の大きさに特徴はなく、むしろ小柄な選手が多いので足のサイズも小さめな傾向があります。
陸上では筋肉のつき方や使い方が大切になるので、足のサイズよりも足の形の方が大切なのかもしれません。
柔道
最後は柔道と足のサイズについてです。
柔道選手は足が大きい人が多そうなイメージですが、あながち間違いではないようです。
実際に、100㎏超級のオリンピック金メダリストの元柔道選手・井上康生さんは183㎝で足のサイズは31㎝もあります。
100㎏超級は体が大きいこともあり、足が30㎝前後の大きさの選手はザラです。
また、女子の52㎏級の阿部詩選手は158㎝と身長は平均的ですが、足のサイズは25㎝で大き目と言えます。
柔道では、足の大きさは安定感や踏ん張りが効くという点で有利に働くのかもしれません。
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まとめ
足の大きさの基礎知識をメリット・デメリットを中心に解説しました。
足が大きいことで損ばかりしていると考えがちですが、足の大きさは安定感がある証拠です。
実際、足の大きい人は年をとっても元気に動き回れる人が多いでしょう。
例え足の大きさと身長にギャップがあっても、足が大きいことを活かしたスポーツをするなど、強みに変えてしまえばよいのです。