この記事では、エギングリールを手にする際に、注目したい選び方のポイントを紹介していきます。
釣りを楽しむ人が増えてきている中で、釣り上げたい魚種によって道具を使い分ける必要が出てきます。エギングでは主にイカ釣り専用のリールを必要とする時に、選び方で大切にしたい4つのポイントがあります。
また、有名釣り具メーカーも含めたおすすめエギングリールも合わせて紹介していくので、これからエギングデビューを果たす人にとっても役立つポイントをまとめていきます。

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エギングとは

エギングとは、昔からある餌木と呼ばれる漁具を進化させていき、ルアーなどの仕掛けでイカ釣りを行う手法です。
主なターゲットはアオリイカとされますが、ケンサキイカやコウイカなども釣り上げられる魅力があり、岸からでも手軽に楽しめる釣りとしても注目されています。
基本的には年中楽しめるエギングですが、春と秋が産卵のタイミングと相まって最盛期とされ、釣り場とされる岸寄りに産卵を行うため個体数が増えるため、エギングを始めやすいタイミングともされます。
エギングリールの人気おすすめメーカー

好みに合ったエギングリールを選ぶ際に気になることは、釣り具メーカーが豊富にあるので、どれを選べばよいか目移りしてしまうことです。
そこで、エギングリールを選ぶ時に悩まなくていいようの、押さえておきたいおすすめメーカーを紹介していきます。
ダイワ
ダイワは1958年に創業し、釣り製品の開発を進めてきた中で「リールのDAIWA」と評される程の有名メーカーでもあります。
多くの種類の釣り製品を開発・販売を手掛けていく中で、最近ではロッドやリールが高密度カーボン素材にした釣り具製品の開発にも成功しています。
その中でも、釣り糸を巻き上げる初動が滑らかなマシンカットデジギア、高精度な加工により耐久性と釣り糸の巻き上げ力に評価が高いハイパーデジギアの2つが、ダイワのリールを先導しています。
シマノ
シマノは2021年に創業100周年を迎える老舗釣り具メーカーで、金属加工技術で釣り具や自転車部品などで高品質にこだわった製品を提供しています。
1971年にスピニングリールの開発・製造から始まり、シマノバランスロックやシマノ独自のマイクロモジュールギアを搭載したリールも製造されています。
力強さ・耐久性・軽量化に基づいた設計や製造の元、パワー伝達をスムーズに行えるリール開発に勤しむだけでなく、リールの回転効率にも特化した製品を提供し続けています。
プロックス
プロックスは1991年に設立された比較的新しい総合釣り具専門ブランドで、他のメーカーと比べても手頃な価格で釣り具用品を購入できます。
リーズナブルな価格だけでなく、製品の性能も目を見張る所があり、リールにも随所に独自技術が散りばめられています。
ギア比を変更できるギアチェンジシステムや、ラインを均一に安定して巻き取れるSODシステムなど、釣り人にとってストレスに感じる部分に手が届くポイントに、製造・開発に力を入れています。
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エギングリールの選び方

エギングを楽しむためには、各メーカーから販売されているリールの機能においても注目しておきたいポイントがあります。
番手・ギア比・自重・ハンドルといった、エギング初心者にとっては馴染みのない用語ですが、イカを誘い出して釣り上げるために最低限チェックしておきたいポイントです。
おすすめの番手は
リールを選ぶ際に、対応する番手を知っておかないと楽しみたい釣りに適したリールを手にできません。
エギングリールの場合、2500クラスを使用する人が多いとされますが、少し大きい番手となる3000クラスや4000クラスにまで及ぶこともあります。
その理由は、同じ番手でもメーカーによって対象サイズに誤差が出てくるためです。
例えば、ダイワの場合は2500番手から3000番手、シマノの場合は3000番手でも丁度良いサイズや性能として使用できます。
ハイギアとノーマルギアどっちを選ぶ
リールのギアにはハイギアとノーマルギアの2種類がありますが、エギングの場合はどちらを選択しても大きな差はありません。
ただし、2種類のギアそれぞれにデメリットがあるため、どちらのタイプが合うかで決まる所が出てきます。
ハイギアのデメリットはライン回収が手早いためにエギに無駄な動きが出ることや、強い潮流では巻き抵抗が強くなってしまうことです。
ノーマルギアのデメリットはハイギアよりパワーが弱いため、ライン回収が遅れてしまう所にあります。
自重は軽いリールがおすすめ
リールそのものの重量に当たる自重は、余程のことがなければ軽いに越したことはありません。
エギングは常にリールを操作する釣りでもあるので、自重が軽いほど疲れにくく操作しやすい点があります。
最近では、女性や子供もエギングを楽しむことが増えているため、負担がかかりにくい重量を選ぶことが大切です。
また、リールはロッドに備え付けるものなので、リールの自重が軽いことはロッドの操作にも大きく影響することも考えて選ぶようにしましょう。
コントロールしやすいダブルハンドル
エギングリールのハンドルには、持ち手が一つのシングルハンドルと二つのダブルハンドルがあります。
ライン操作を安定して行えるのはダブルハンドルのリールで、ラインの出入りを細かく調節しやすいメリットがあります。
シングルハンドルに比べて自重は重くなりますが、ラインを巻き取る際のリールを回し過ぎることは少ないので、微調整を行いやすくなります。
ライン調整とリールの安定感からシングルハンドルよりもダブルハンドルの方が扱いやすいです。
エギングリール人気おすすめ10選
各種メーカーから販売されているエギングリールでおすすめできる人気商品を10選を紹介します。
カラーデザインだけでなく、前記の選び方のポイントも注目しながら、好みに合わせたエギングリールを探す参考にしてみてください。
重量 | 210g |
ハンドル長 | 50mm |
ギア比 | 5.0 |
強さと軽さを合わせ持って使用感の良さがアップ
シマノのエギングリール・セフィアには、エギングに必要とされる強さと軽さの両方を兼ね備えた、使いやすさに定評があります。
アルミ素材で従来品よりも耐久性をアップさせたHAGANEギアを搭載し、パワー伝達をよりスムーズに行えるよう配置の見直しや支持性能のアップを盛り込みました。
当たりをより高感度にするマグナムライトローター、ラインの号数によらずスムーズな出し入れを実現するリッジドサポートドラグも搭載することで、ストレスを感じることなくエギングを楽しめます。
重量 | 250g |
ハンドル長 | 73mm |
ギア比 | 5.0 |
エントリーモードを超えた新生セフィア
シマノのエギングリール・セフィアですが、シングルハンドタイプでエントリーモードの域を超えた新生セフィアとして製造されました。
エギングにはアクションを付けるためのシャクリ操作を求められますが、ハードなアクションにも対応する耐久性があり、ラインを巻き取りもスムーズに行えるHAGANEギアを搭載しています。
防水効果を向上させることでリールの回転効率を下げることのないパフォーマンス力を体感できます。エギングのために鍛えられた強さを体感してみてください。
重量 | 340g |
ハンドル長 | 55mm |
ギア比 | 6.2 |
軽快なリール捌きを実現
ダイワのエギングリール・エメラルダス・エアは、ライトグリーンをポイントデザインに軽快なリール捌きを実現した1台です。
長時間の釣りを強いられても、エメラルダス・エアの強みである軽さが武器になり、リールと連動するロッド捌きについても軽快にこなせます。
スピニングリールとしては、新基準LTとして小型にはなっていますが、肝心のギア比は6.2と強力なパワーを発動させられます。
長時間の戦いになっても軽さとパワーに衰えはありません。
重量 | 220g |
ハンドル長 | 50mm |
ギア比 | 5.3 |
見る・持つ・回すの全てにポテンシャルが備わったモデル
ダイワのスピニングリール・レガリスの強みは、見て良し・持って良し・回して良しの三拍子が揃ったモデルとして人気があります。
リールそのものの軽量化につながるよう、ボディ・スプール・ハンドルといった細部まで全体的な軽量化を施した上で、ボディのマテリアルには新基準のLTも搭載しています。
ターゲットが掛かった際も、ドラグシステムATDを採用することで、獲物の引きにも滑らかに対応できるようになりました。
自重は220gで長時間のエギングにも疲れを感じさせません。
重量 | 278g |
カラー | シルバー |
ギア比 | 5.1 |
独自技術を搭載し様々なゲームにも対応可能
アブガルシアのカーディナルIIは、黒基調のシンプルデザインのエギングリールですが、ルアーゲームや餌釣りにも幅広くい対応させやすい特徴があります。
元々はカーディナルSXのリニューアルタイプでもあり、ロケットラインマネジメントシステムを搭載しています。
独自技術とされるスプールからラインをスムーズに放出させ、ライン巻き取りの際も最適なアングルで滑らかに行えます。
ロッドとの相性も良く、ライン放出時もガイドへのかかりもなくスムーズに通過できるよ加工されています。
重量 | 240g |
ライン巻き取り | 87mm |
ギア比 | 6.2 |
手頃価格で様々な釣りシチュエーションに対応
アブガルシアのスピニングリール・スーペリアで、従来品よりも手頃な価格で強度も増している新シリーズのエギングリールです。
アブガルシアの上位モデルにも採用しているソルトシールドベアリングや2WAYドラグを搭載し、ライトゲームからオフショアジギングにも幅広く対応できる魅力があります。
他にも、ディープのダウンショット、ミノーなどの高速巻き、小型青物のハイスピードブラッキングゲームなど、1台で臨機応変にスポットに合わせた釣りを楽しめます。
重量 | 295g |
ライン巻き取り | 78.5cm |
ギア比 | 5.0 |
SODシステムでラインに対するストレスを解消
プロックスのエギングリール・バルトムで、SOD・スローオシレーションギアシステムを採用したスピニングリールです。
ライン巻き取りの際にアンバランスさが悩みの種にもなりますが、SODシステムによって均一なライン巻き取りを実現し、ライン放出時のパワーロスを抑えられるようになりました。
そのため、投げ釣りなどでも遠方への飛距離を出すために大きな力を効率良く伝えられるようにもなります。
操作のしやすさから、初心者が扱う上でもおすすめしやすい1台です。
重量 | 280g |
ライン巻き取り | 74cm |
ギア比 | 5.2 |
マシンカットハンドルで持ち運びも楽々
ダイワのエギングリール・スポーツラインは、シングルハンドルで軽量かつコンパクト仕様になっています。
持ち運びの際に折りたためるマシンカットハンドルを採用して便利であるため、時間や場所を選ばずに釣りを楽しめる1台です。スプールはアルミ製で軽量化され、ベアリングには根間らかな2ボール1ローラータイプになっています。
元来、気軽に釣りに行けることをコンセプトにしたシリーズであり、1号PEラインも付属されているので、購入してすぐに釣りを楽しめる商品でもあります。
重量 | 490g |
ライン巻き取り | 50cm |
ギア比 | 5.5 |
重心位置の安定感が生み出すライン操作のしやすさ
アイループのダブルハンドルリールの特徴は、中心に位置する重心がバランス良く安定したライン操作を実現していることです。
ダブルハンドルのためラインの巻き取りも安定した等速巻きが行え、不意の当たりにも慌てることなく対応しやすくなっています。
また、リアドラグシステムを採用しているので、エギングだけでなく泳がせ釣りなど様々な手法にもベールを上げたまま自然にラインの放出を行えます。
ただし、クラッチOFFの場合はリアドラグそのものが機能しないので注意しましょう。
重量 | 242g |
ライン巻き取り | 100cm |
ギア比 | 5.5 |
重心位置の安定感が生み出すライン操作のしやすさ
プロマリンのエギングリール・トランサーエギで、シングルハンドタイプですが滑らかなリールの巻き心地と低価格とは思えないパフォーマンス力に驚かされます。
他のメーカーと比較できないほどの低価格で販売されていますが、リールを巻き上げる回転性能が高く、引っ掛かりも少ないので使用におけるストレスはあまり感じられません。
また極端な左右へのぶれも抑えられるため、リールそのものの安定感も良くギアの回転比についても他のメーカーに劣らずパワーを発揮してくれます。
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まとめ
エギングは必要な釣り具を装備するだけで、手軽に楽しめる釣りの一つです。
ただ、装備を揃えるためには、最低限備えておきたい知識があるだけで、最適な釣り具を揃えることに近づきます。
高性能のリールを携えてエギングを楽しみましょう。