コート内の監督と言われるほど、チーム内で重要な地位を担っているポイントガード。
攻守にわたって、ハイレベルな技術を求められる難しさがあるからこそ、やりがいやチーム内での貢献度も大きく、勝ち取りたいポジションですよね。
そこでこの記事では、ポイントガードとボールキープ力について解説します。
まず、なぜポイントガードにはボールキープ力が求められるのかを解説し、その後にキープ力を高めるコツと練習方法を紹介します。
そして最後には、練習効率を高めるためのグッズの紹介もします!
目次

スポンサードサーチ
なぜポイントガードにボールキープ力が求められるのか

ポイントガードは、「コートの中の司令塔」と言われるほど重要であり、プレーの出来がチームの勝敗を左右する行っても決して過言ではないポジションです。
ポイントガードに、なぜボールキープ力が求められるかというと、最も重要なポジションであるポイントガードには、相手が徹底的に厳しいマークを付けてくるからです。
相手からすると、オフェンスにおいて、周りの選手を活かし得点への起点を作るポイントガードを潰せば、これ以上なく有利な状況をつくれるので、マークが厳しくなるのです。
そのため、その厳しいマークをかいくぐるボールキープ力が求められるのです。
ドリブルキープがうまくいかないドリブルの注意点
ドリブルをしている際の基本というのは、やはりボールを取られないために「ディフェンスから最も離れた位置にボールを置く」ことなのですが、少し身体の向きを間違えるだけで、スチールされやすくなってしまうので、注意が必要です。
ボールキープの際は、相手に対して身体を90度にしてドリブルするのですが、少しでも角度がズレて、相手に背中を見せてしまうと、背中側からボールをスチールされる可能性が高まってしまいます。
角度は90度が絶対で、それより開きすぎても閉じすぎても危険だという意識が、とても大切になります。
スポンサードサーチ
ボールキープ力を上げるコツとは
では、ディフェンスに圧力をかけられると、すぐにボールを奪われてしまうという人が、ボールキープ力を高めるためには、どういったことに意識を向ければいいのでしょうか。
ボールを奪われてしまいやすい人の大きな特徴は、常に「スタンスが狭い」ことにあります。
ドリブルの際のスタンスが狭いと、幅が取れないだけでなく、奥行きも出ず、相手ディフェンスの手がボールに届いてしまうので、すぐに奪われてしまうのです。
ですので、スタンスを広く取り、ドリブル時に幅と奥行きを取ることを意識すれば、相手の手がボールに届かなくなるので、キープできる確率が大幅に高まるのです。
ボールキープが上達するドリブル練習メニュー
次は、ボールキープが上達するドリブル練習メニューの紹介をしていきます!
上達するためには、やはり一にも二にも練習あるのみです。
効果的な練習を積み重ね、ボールキープ力を高めて、よりチーム内で重要なポジションを担っていける実力をつけていきましょう!
- レッグスルー
- ハンドリング
- ボールハンドリング
レッグスルー
最初に紹介する練習メニューは「レッグスルー」です。
足の間にボールを通し、股下でドリブルをするレッグスルーですが、ボールを身体に当てまいとする意識が強すぎて、大股で力んで練習してしまいがちです。
しかし、それだと実戦では使えないので、練習法としてリラックスして、まっすぐ歩きながら、レッグスルーを行う練習を取り入れましょう。
足の間にしっかりとボールを通せば、ボールが身体に当たることはありません。
リラックスし、力を抜いて、なるべく普通に歩きながらレッグスルーを繰り返し行い、慣れてきたら後ろを向くなどして方向転換も加えていきましょう。
ハンドリング
ボールを扱う感覚を養うために、ボールの中心である「コア」をしっかりと感じて、扱うという感覚がとても重要になります。
その感覚を養うための練習法を2つ紹介します。
まずは、ボールのコアを意識しつつ、身体の前でボールを持ちます。
そして、自分の内側にボールを持ってきて、右の脇下を通って、外側に持っていき、次に腕をねじって、最終的に頭の上に持ってくる、という動作を一連で行います。
これは、ボールのコアを扱えていなければ、途中でボールを落としてしまいます。
もう一つの練習法としては、手のひらと手の甲の上で、交互にボールを持つ練習法です。
バスケットボールのプレーでは必要ありませんが、コアの感覚を養うために、非常に重要な練習となります。
ボールハンドリング
バスケットボールは球技なので、やはりボールを扱う感覚がとても重要です。
その感覚を養うための、ボールハンドリングの練習方法を3つ紹介していきます!
一つ目の方法は、「腰回し」です。
ボールを腰の高さで、両手で持ちかえながら、円を描くように身体の外側を一周させる練習法です。目線が下がらないように、大きく回していきましょう。
腰回しに慣れてきたら、「首回し」に移りましょう!
腰回しと同様に、首の周りで円を描くように回していきます。
最後は、「8の字回し」という練習法に移ります。
まず、ボールを頭の後ろ、後頭部のあたりで通した後、今度は腰の後ろでボールを回して、頭から腰にかけて8の字を描くように回していく練習法です。
スポンサードサーチ
ボールキープが高いプロのガード選手の試合映像(ステファン・カリー)
ボールキープ力が高いプロ選手として、大いに参考になるのが「ステファン・カリー」です。
ステファン・カリーは、北米の世界最高峰バスケットボールリーグであるNBAに、革命をもたらしたポイントガードと言われていて、特にボールキープ力を始めとしたオフェンス力が極めて高く、特筆すべき攻撃力を有した選手です。
3度のNBAチャンピオンだけでなく、NBA史上初の満票でのMVPを受賞している名ポイントガードです。
ドリブルスキルを上げたい人必見!おすすめグッズ
では、最後にボールキープ力を高めたい人におすすめの練習グッズを紹介します!
バスケットボールは、なかなか自宅での練習を行うことが難しいスポーツですが、自宅での練習を可能にするアイテムや、ハンドリング強化ができるアイテムを紹介していきます!
自宅で思う存分、ドリブル練習!
まず最初に紹介するのは、「エアドリブル」というアイテムです!
バスケットボールの大きな欠点は、家で自主練習を行うことが難しいという点ですよね。
家でボールをつこうものなら、すぐに親や近隣住民に怒られてしまうでしょう。
しかし、このエアドリブルを使えば、自宅で騒音なしにバスケのドリブル練習が思う存分できるのです!
やはり上達の近道は、練習以外にありません。
エアドリブルを使って、床にボールをつくことなくドリブルの練習を繰り返し行い、ライバルに一気に差をつけてしまいましょう!
実戦向きのドリブルトレーニングが可能に!
次に紹介するのは、「ドリブルゴーグル」です。
ドリブルゴーグルとは、ドリブル練習の効果を高めてくれるメガネのことです。
具体的には、このゴーグルを装着すると、視界が大幅に狭まります。
視界を狭めることで、ボールを見ることができず、視覚を使うことができなくなるので、触覚のみでボールを扱わなければならない状況を作り出すことができます。
バスケの試合中は、相手を見なければいけないので、ボールを見ながらドリブルを行うことはできません。
ドリブルゴーグルは、ボールを見ることができない中でのドリブルという、より実戦に近い状況を意図的に作ってくれるので、キープ力が高まるのです。
練習の幅が大きく広がる!リップコーン
最後に紹介するのは、「リップコーン」です。
プロ選手も練習で使用しているリップコーンは、練習のバリエーションが大幅に広がるので、いまやバスケの練習に欠かせないアイテムになったと言っても、過言ではありません。
そして、ドミネートのリップコーンは、グリップがつかみやすいため、ボールを持っていない側の手であるオフハンドの使い方の練習ができたり、底も広く安定しているので、地面に置いてスラロームの練習を行うこともできるなど、アイデア次第で練習のバリエーションを大きく広げることができるアイテムです!
スポンサードサーチ
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ポイントガードは、コート内の司令塔や監督と言われるほど重要なポジションなので、求められる技術はとても高いですが、だからこそ大きなやりがいを感じられるポジションです。
ボールキープ力を高めて、チームの中でより重要な位置を担えるように練習を積み重ねていきましょう!