ナマズは身近な魚ですが、最近は食べるよりも釣るほうに人気が出てきています。
その体の大きさから、多くの釣り人がルアー釣りでナマズを釣って楽しんでいます。
とくに最近はトップウォータールアーの人気が上昇しています。
トップウォーターとはルアーの中でも水面を走らせるルアーのことをさしています。
ナマズは引きが強力で、トップウォータールアーで釣れたときの迫力と興奮は段違いです。
釣りは初心者に向いてないのでは。たくさんの道具が必要なのでは。
そんなことはありません。ナマズ釣りは非常に簡単で、ロッド(竿)とリール、ルアーがあればできます。そこでルアーの選定が重要になってきます。

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ナマズ釣りのおすすめ時期は?
ナマズが釣れる時期は、春先の3月から11月までです。しかし、時期のはじめと終わりごろは少し釣れにくいでしょう。もっともよく釣れるのは産卵期となる5月~7月が釣りやすく、よく釣れます。
ハイシーズンを逃しても焦ることはありません。4月~10月のはじめまでは、ナマズが釣れる時期なのです。代表的な、川、池、湖沼だけでなく釣れるポイントはいくらでもあります。意外と用水路が狙い目です。
せっかく大型魚を狙うのです、ルアー釣りをじっくりと味わいたいものです。
ナマズ釣りのコツを解説

コツはポイントを探すことです。ナマズは意外と住宅街の中にある水路にも住みついています。川、池、湖沼はもちろん、用水路もナマズ釣りの、ひとつのポイントです。
雨降りはナマズ釣りには向いています。水が濁ることで昼間でも水中が暗くなりナマズが活発に動くからです。同様に梅雨のナマズ釣りもいいでしょう。気をつけたいのは河川の増水です。無理をせずにナマズ釣りを楽しみましょう。
ナマズは夜行性で、しかも視力が低いので音に激しく反応します。水面を走りながら音の鳴るルアー、トップウォーターがいいでしょう。
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ナマズ釣り用ルアーの種類

ナマズ釣りと言えば、カエルやミミズをエサに釣りをしていました。しかし、今はルアーで釣って楽しむ人が増えています。
かつて、トップウォーターの種類はノイジー系トップウォーターはカップ系とハネモノ系、そしてバド系をひとくくりにしていました。しかし、今はカップのついたものがノイジー系、羽根がついたものをハネモノ系とわけるようになっています。
ほかにもフロッグなどの種類があるので、紹介していきます。
ノイジーとは、やかましいさま、想像しいさまという意味です。
リールをただ巻いていくことをストレートリトリーブといいますが、リールを巻いていくとノイジー系トップウォーターは前面についたカップが水をとらえ、大きな音を立てるのが特徴です。
水面を激しく動き、ナマズを引き寄せます。ナマズ釣りのためにあるトップウォーターです。ナマズ釣りといえば夜を連想しますが、昼間でも使えるすぐれものです。
トップウォーターの中でも、本体の両側についた羽根が水の抵抗を受けて開くトップウォーターのことです。かなりの音量があり、ナマズを誘う効果は絶大です。
湖や大きな池、増水した川にも適しています。ノイジー系で釣りの成果がないときに使ってみるといいでしょう。きっと効果が現れます。
ほかのルアーから乗り換える人も多くいます。必ず、ひとつは用意しておきたいトップウォーターです。
ウェイクベイトは顔の下にある板が特徴で、引き波を立てるトップウォーターです。
音と引き波の波動はかなりのアピールがあります。基本的にはただ巻きです。
ウェイクベイトは、ノイジー系やハネモノ系に反応がないときに使いたいトップウォーターです。ナマズが水面まで来ないとき、ノイジー系、ハネモノ系が表層を走るのに対して、少し水中を潜ってくれるからです。
フロッグとはナマズの好物であるカエルの形をしたルアーです。ナマズ釣り初心者が昼間に使うのに適しています。ボディが中空になっているので、浮くことが特徴です。
ナマズが昼間、隠れている草や岩の陰に向かってノイジー系やハネモノ系のトップウォーターを使うと草にからまってしまいます。ところがカップやハネのないフロッグであれば、草にからまる心配がなくポイントに思い切って投げることができます。
大きなナマズを釣るための大きなルアーのことです。20センチを超えるものあります。値段もけっして安くありません。専用のタックルも必要になってきます。
悪いことばかりではありません。ルアーが大きいということは、釣れるナマズも大きいということです。
ほかのトップウォーターには目もくれず、ビックベイトだけで勝負する人もいるくらいです。
ナマズ釣り用のルアー人気おすすめ5選
ナマズ釣りにルアーは必須アイテムとなっています。
ひと口にルアーといっても、カップ系やハネモノ系、またカラーなど個性的なルアーが数多くあります。ナマズ釣りの人気が高まり、種類が増えたことによって、どれを選んでいいのか迷うほどです。ナマズ釣り専用のルアーも発売されています。
定番や人気ルアーなど、ここでは初心者の方でも安心して選べるルアーを紹介します。
ナマズ釣りの代名詞ともいえるジッターバグ。ノイジー系のトップウォーターです。
リールを巻いていくと、カップ系の特徴である、カポカポという音が発生します。ナマズはこの音に引き寄せられて水面へと上がってきます。
ジッターバグは、ただ巻きするだけで音が発生します。狙ったポイントに投げやすく、ナイトゲームの暗さでも、どこにジッターバグがあるのかわかります。
気をつけたいのは、遠くに投げたとき、水深が浅いと底の石にぶつけて破損することがあるので注意する必要があります。
ジッターバグはフッキングをよくするために、リアのフックを後方にずらすなどの改造も楽しめます。
ナマズ釣りの弱点であるフッキングの悪さを改善したヒゲダンサー。ナマズ釣り専用といえます。
ジョイント構造のノイジー系トップウォーターです。ジョイントでつながったボディ同士のカコカコという独特の音は、前面にあるカップの音と相まってナマズを水面まで誘い出します。
ナマズ釣り専用としてフッキングの悪さを研究、改善しているので自分で改造をする必要がありません。釣りだけでなく改造も趣味の人には不満が残るかもしれません。
そのためヒゲダンサーは、初心者や経験者でもすぐに釣りたい、あるいは改造が面倒な人に向いています。
ノイジー系で釣れないときに使えるのがハネモノ系のトップウォーターのバタピーです。
バタピーは発光体であるケミホタルを2本装着できるのがポイントです。真っ暗な場所や、逆に明るい場所での視認性にすぐれています。
流れの速い場所で使用できるトップウォーターがない中でもバタピーは使用可能です。
バタピーは音のアピールが大きいため、ナマズの動きが少ないシーズンのはじまりと終わりにも有効です。
クローラー系のため、水面まで伸びた雑草に引っかかることには注意が必要です。
逆にいえば広い池や湖沼は思い切りキャストできるため、ストレスのない釣りができます。
ナマズ釣り専用としてにつくられたウェイクベイトです。
ウェイクベイトが得意とする水中を潜ることで大きなリップで水を左右にかきわけ、よろよろ歩くような走りをします。結果として見た目の愛らしさからは思いもつかない音を鳴らし、ナマズにアピールします。
やはり基本は、ただ巻きですが、ドッグウォークやナチュラルドリフトにも向いています。
タックルボックスにひとつは入れておきたいトップウォーターです。
ヒゲプリマは、そのド派手なカラーやクリアボディにも注目です。
フロッグは初心者にも扱いやすいルアーです。ルアーはときとして場所を選びます。ダイワスティーズが得意としているのは夏の昼間の時間帯です。
樹脂製なので壁にぶつかったり、浅瀬の岩に当たったりしても壊れることがありません。また、草にからまることがないため、水面まで伸びた草木があっても気にせずキャストできます。
ほかのフロッグよりもフラット面を広くして水押しを強くしています。ダイワスティーズも、ただ巻きが基本です。ドッグウォークするのは初心者にとっては面白い釣りになるでしょう。
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まとめ
ナマズ釣りはルアーを使うことによって、エサや仕掛けを使わず、けっして難しい釣りではありません。
遠くに行かなくても、近くにいくらでもポイントはあります。必要となる道具も、それほど多くありません。気軽にはじめてみてはいかがでしょうか。