あなたは、テニスが東京オリンピックの実施種目であることを知っていますか?
前回大会の2016年リオオリンピックでは、男子テニス日本代表の錦織圭選手がシングルスで見事に3位となり銅メダルを獲得しました。
これは、1920年のアントワープオリンピックで熊谷一弥選手以来、96年ぶりのメダル獲得という快挙でした。
この記事では、テニスになじみがない人やテニス初心者でもわかりやすいように、テニスのルールや2020年東京オリンピック、テニス日本代表の中から注目の選手などについて解説していきます。

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テニスとは

テニスとは、コートの中央に張られたネットを挟んで、ネット越しにラケットを使ってボールを打ち合うスポーツです。
日本では「硬式テニス」と呼ばれ、漢字で「庭球」と表されることもあります。
12世紀~13世紀頃から、フランスやイタリアの貴族や僧侶の間で行われていた「ジュ・ド・ポーム」と呼ばれる屋内ゲームが起源とされています。
ラケットの原型となるものが出現したのは16世紀頃とされ、その前までは素手や手袋を使用していたようです。
テニスは、イギリスにも伝えられ、1874年にウォルター・クロプトン・ウィングフィールド少佐が、テニス用具やコート、ルールを考案し特許を申請しました。
その後、芝生(ローン)のコートが使用されるようになり、「ローンテニス」と呼ばれて普及していきました。
テニスのルール

2020年東京オリンピックの正式種目であるテニスですが、日本代表男子女子ともに出場が決まっています。
ここでは、テニスになじみがない方でも、わかりやすいように、テニスの特徴的なルールについて、3つのポイントに絞って解説をしていきます。
- 試合形式
- サーブについて
- 試合中に多く使用されるルールに関わる用語
テニスの試合形式は、「シングルス」、「ダブルス」、「混合ダブルス」の3種目があります。
シングルスは1人対1人、ダブルスは2人対2人の戦いで行う試合となります。
混合ダブルスは、男女1人ずつでペアを組んで行う試合のことをいいます。
おもにオリンピックで実施され競技です。
混合ダブルスは別名「ミックスダブルス」とも呼ばれます。
テニスでは、試合開始前のコイントスによって、1ゲーム目開始時のサーバーとレシーバーを決めます。
サーバーとレシーバーは、1ゲームごとに交替していきます。
プレーヤーは、奇数ゲーム終了ごとにコートチェンジ(コートを入替える)します。
テニスは、サーブから始まるスポーツです。
サーバー(サーブする選手)は、コートのベースラインの外側から相手コート内のサービスエリアにボールが落ちるようにサーブを打ちます。
レシーバーは、サーブがワンバウンドでボールを打ち返さなければいけません。
サーブが2回続けて相手コート内のサービスエリアに落すことができなかった場合、「ダブルフォルト」となり相手側の得点となります。
また、サーブしたボールがバウンドする前にレシーバーが触れた場合も相手側の得点となります。
サーブしたボールが、ネットに当たってから相手コート内のサービスエリアに落ちた場合は、「レット」となり、サーブをやり直すことができます。
ここでは、テニスの試合中によく使われるルールに関わる用語を紹介していきます。
フォルト:
フォルトとは、サーブしたボールがサービスエリアに入らなかったときに審判がコールするテニス用語です。
2回続けてフォルトすると「ダブルフォルト」となり相手の得点となります。
レット:
レットとは、サーブしたボールがネットに触れてサービスエリア内に落ちたときに審判がコールするテニス用語です。
ノーカウントとなりサーブをやり直すことができます。
ネット:
ネットとは、サーブしたボールがネットに接触したときに審判がコールするテニス用語です。
ネットに接触した後、サービスエリア内に落ちればレット、サービスエリア外に落ちるとフォルトとなります。
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テニスの注目選手

東京オリンピックの正式種目であるテニスですが、2016年リオオリンピックでは、男子シングスで見事に錦織圭選手が3位となり銅メダルを獲得しました。
東京オリンピックでは、錦織圭選手に加え、女子シングルスに元世界ランク1位の大坂なおみ選手の出場が有力視されています。
ここでは、東京オリンピックに出場する男女テニス日本代表の中から注目の選手を紹介していきます。
- 錦織圭
- 大坂なおみ
- 西岡良仁
錦織圭(にしこり けい)選手は1989年生まれ、日本の第一人者といえる選手です。
世界ランキング自己最高位は、2015年の4位です。
これは日本男子史上初の世界トップ10入りであり、アジア男子歴代最高位でもあります。
5歳でテニスを始めるとメキメキと頭角を現し、小学生時代から日本のトップレベルで天才と称されていました。
13歳で多くの強豪選手を輩出する、アメリカのフロリダ州にあるIMGアカデミーに留学しました。
おもな戦績は、四大大会のひとつ全米オープンで準優勝、2016年リオオリンピックでは3位となり銅メダルを獲得しています。
大坂なおみ(おおさか なおみ)選手は1997年生まれ、日本女子テニスのトップランナーといえる選手です。
世界ランキング自己最高位は、2019年の1位です。
これは日本男子、女子史上初の世界ランキング1位であり、アジアでみても初めての偉業です。
さらに、2018年の全米オープンでは20歳にして見事に優勝を果たしグランドスラム初優勝を達成しています。
2019年の全豪オープンでも優勝しグランドスラム2勝目をあげています。
大坂選手は、2019年までは日米の二重国籍であったが、22歳の誕生日を迎えるにあたり日本国籍を選択しました。
西岡良仁(にしおか よしひと)選手は1995年生まれ、身長171cmと小柄ながら日本男子史上5人目のATPツアーシングルスの優勝者です。
世界ランキング自己最高位は、2017年の58位です。
4歳でテニスを始め、中学3年の秋には、尊敬する錦織圭選手と同じくアメリカのフロリダ州にあるIMGアカデミーに留学しました。
ジュニアナショナルチームでは、日本代表としてジュニアデビスカップなどで活躍し、2012年世界スーパージュニアテニス選手権大会では、シングルス、ダブルスともにベスト4という結果を残しました。
おもな戦績は、2014年の仁川アジア大会で金メダルを獲得しています。
テニスの開催日程
2020年7月24日に開幕する東京オリンピック。
テニスの開催日程は7月25日から8月2日までとなっています。
男子、女子シングルス、ダブルス、そしてオリンピックならではの種目である男女ペアで行う混合ダブルスがトーナメント方式で開催されます。準々決勝からはトーナメントの試合が行われます。
7月31日、8月1日、8月2日にメダルの獲得者が決定します。
東京五輪延期のため未定
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テニスの人気おすすめ雑誌
ここでは、まったくテニスの知識がないという方のために、テニスの人気おすすめの雑誌を2種類紹介していきます。
ここで紹介したテニスの雑誌を読むことで、テニスについて理解が深まることでしょう。
東京オリンピックでは、ぜひテニス日本代表を応援しましょう!
テニスマガジン 2020年 03 月号 特集:2020 TENNIS TOUR GUIDE & トッププレーヤー名鑑 (テニスマガジン別冊若葉号) を読むことで、東京オリンピックに出場するメダル獲得の有力プレーヤーを知ることができます。
テニスマガジン 2020年 02 月号 特集:[完全保存版]錦織圭 2019シーズン総決算号 「激戦の記憶」を読むことで、東京オリンピックの前年の錦織圭選手の活躍を知ることができます。
東京オリンピックを目前に控えた錦織選手のコンディションはどのような状態なのでしょうか?
まとめ
ここまで、テニスのルールや、東京オリンピックで注目の選手について解説してきました。
テニスの日本代表は、2016年リオオリンピックでは、男子シングルスで錦織圭選手がテニス日本代表として96年ぶりの銅メダルをもたらしました。
はたして2020年東京オリンピックでは、日本代表はメダルを獲得することができるのでしょうか?
ぜひみんなで応援しましょう!
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