あなたは、バレーボールの競技人口が年々減少していることを知っていますか?
全盛を誇った昭和時代には、世界で「東洋の魔女」と呼ばれるほどの強さを誇ったのが日本女子バレーボール代表でした。
令和に入った日本で、バレーボールの競技人口はなぜ減ってしまったのでしょうか?
この記事では、バレーボールになじみがない人、バレーボールが大好きな人のどちらの人でもわかりやすいように、バレーボールの競技人口について解説していきます。

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世界のバレーボール競技人口は?

日本では、プロスポーツである「野球」と「サッカー」の認知度が高く、競技人口でも野球、サッカー、さらにバスケットが上位を占めています。
一方で日本国内でのバレーボール競技人口は、ほかの競技の台頭や少子化という事情もあり減少傾向にあるようです。
では世界においてのバレーボールの競技人口に目を向けてみましょう。
公益財団法人日本バレーボール協会の資料によると、全世界でのバレーボールの競技者人口は男女合わせて5億人とされています。
これは世界1位の競技者人口となっていて、世界2位に4.5億人でバスケットボール、3位に2.6億人でサッカーと続いています。
世界に5億人とされるバレーボールの競技者人口の中で、日本国内でのバレーボール競技者登録人口は42万人となっていて全体の中で3番目に多い登録人口となっています。
参考:https://www.soumu.go.jp/main_content/000400700.pdf
カテゴリー別!競技人口の比較

小学生の競技人口は、日本スポーツ協会によるスポーツ少年団現況調査報告書によると、バレーボールの団員数が2002年には全国で約5万7千人だったのに対して2006年の約6万5千人をピークに減少を続け、2014年には約5万1千人となっています。
参考:https://www.japan-sports.or.jp/Portals/0/data/syonendan/doc/jjsa_report_2016.pdf
中学生年代では、日本中学校体育連盟のHPによると、平成19年に男女合計約24万人だったのに対して、平成24年には男女合計約21万人、平成29年は男女合計約21万人とゆるやかな減少傾向にあることがわかります。
参考:https://www.bird2010.com/entry/2018/08/03/103551
高校生年代では、全国高等学校体育連盟の平成30年の「加盟・登録状況」を参考に見ていくと男子は全体の8位で約4万6千人、女子はやく5万8千人と全体の1位でした。
参考:https://blog.rcn.or.jp/highschool-clubactivities/
やはり少子化ということもあり年々減少傾向ではありますが特に女子では根強い人気を誇っていることがわかります。
大学生では、全日本バレーボール大学男女選手権大会が開催されたり、大学の授業で行われるなど、バレーボールの競技人口は世界でも少なくはありません。
社会人では、他のスポーツ競技と同じように男女ともに10代での参加率がピークとなっていて20~70代での参加率は激減しています。
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男女の競技人口比較

バレーボールの競技人口を男女で比較してみると、結果から言ってしまえば女性の方が多いです。
スポーツを始めるきっかけとなる中学生の競技人口を見てみると、人気のあるサッカー、野球(ソフトボール含む)、バスケットボールについては男性の方が競技人口が多くなっています。
サッカー、野球(ソフトボール含む)に関しては圧倒的に男性の競技人口多いという結果となっています。
バスケットボールに関しては、女性の競技人口は少なくなく男性と近い競技人口となっています。
一方で、バレーボールに関しては男性の競技人口の少なさが目立っています。
男性の競技人口は女性に比べると1/3程度の割合という非常に少ない競技人口です。
しかし、近年では男子バレーボールを題材にした人気漫画の影響もあり減少傾向から微増傾向へと変化しつつあるようです。
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まとめ

ここまで、バレーボールの競技人口について解説してきました。
特に女性に伝統的な人気を誇ってきたバレーボールですが、年々、競技人口が減少しています。
特に小学生、中学生、高校生の年代においては、顕著に数字に表れています。
少子化という根本的な原因もありますが、バレーボール以外のスポーツの台頭が大きな原因と考えられるのではないでしょうか。