ソフトテニスをプレーするうえで必須な道具はラケットですが、そのラケットについているガットに注目したことはありますか?
ついついラケット本体に目が行きがちで、ガットはどれでもよいと思っている人もいるかもしれませんが、実はガットを変えるだけで、ボールの強さやコントロール性に大きな違いが表れるのです。
この記事では、ガットの素材別の特徴や、現在販売されているガットの中でもおすすめの商品を紹介しています。
目次

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ソフトテニスのガットとは

ソフトテニスのガットとは、ソフトテニスラケットの面に張られている糸を指します。
ストリングスとも呼ばれますが、一般的な名称はガットです。
ラケット面に張ってあるガットなんてどれも同じでは?と思うかもしれませんが、ガットにも実に様々な種類があります。
使われている糸の種類でも複数あり、素材が違うとそれだけでボールの飛びも変わってきます。
そして実際にガットを選ぶ際には、プレーヤーの好みはもちろん、コートでのポジションなど、様々な要素を頭に入れて選ぶ必要があるんですよ。
ソフトテニスのガットの種類
続いてはソフトテニスラケットに使用されているガットの種類について解説します。ここでは主に糸の構造について主に紹介します。
ガットの種類には主に3種類あり、それぞれ異なる特性を持っています。
モノフィラメント
1つ目のガットの種類は「モノフィラメント」です。
モノフィラメントタイプのガットには、太い芯が一本通っており、その芯の外側に糸が巻き付いているという構造になっています。
この太い芯のおかげで、モノフィラメントタイプのガットはスピードのあるボールを打つのを得意としています。また、シャープな打感が好みの人にもおすすめです。
ただ、あまりガットがしならないという特徴もあり、しっかりと肘や手首を使わないと、思ったようなボールが打てないというケースもあります。
マルチフィラメント
2つ目のガットの種類は「マルチフィラメント」です。
上記で紹介したモノフィラメントとは異なり、マルチフィラメント構造のガットには太い芯がありません。
その代わりにとても細い糸が数千本束ねられているという構造になっています。
そのため、打感がソフトになりやすく、ガットがボールを包み込んでいる時間も長くなります。
モノフィラメントのガットではパワー不足と感じた人でも、マルチフィラメントタイプだと、ガットの力も借りてボールを打てるため、力に自信がない人でもパワーのあるボールを打てます。
モノ&マルチフィラメント
3つ目のガットの種類は「モノ&マルチフィラメント」です。
ハイブリット型とも呼ばれており、、1つのラケットの面に特性の異なる2つの糸を張るスタイルです。
モノフィラメントのスピード感のあるボールも欲しいが、マルチフィラメントのソフト感も捨てがたいという欲張りなユーザーにおすすめです。
これにより、モノフィラメントと、マルチフィラメントのまさにいいとこ取りが可能になり、スピードのあるボールを打ちながら、コントロール性能も両立できるようになっています。
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ソフトテニスのガット人気おすすめメーカー

続いては、ソフトテニス用のガットを開発しているメーカーを紹介します。
それぞれのメーカーが異なる特徴を持ったガットをリリースしています。
実際に自分が購入するときに、どのメーカーのモデルが合いそうか参考にしてみてください。
ミズノ
まず1つ目の人気メーカーは「ミズノ」です。スポーツをしている人なら知らない人はいない有名メーカーですね。
ソフトテニスのガットでもクオリティに定評があり、最近では「モノスピード」などの最新モデルが高い評価を獲得しています。
そして以前よりも全体的にガットの張りが長持ちするなど、ユーザーにうれしい要素が多く詰まった製品を発売しており、今後もヒット商品を生み出していくとみられているメーカーです。
ヨネックス
2つ目の人気メーカーは、「ヨネックス」です。ソフトテニスだけでなく、バドミントンなどでもラケット等の用具で圧倒的シェアを獲得しているメーカーです。
ヨネックスの最近の製品の傾向としては、大多数のユーザーを対象とした王道モデルよりも、よりマニアックなモデルが多いという傾向にあります。
例えばV-SPARKというガットは、前衛向けのガットながら、あえて飛びを抑えて、しっかりとした打感を重視するというあまり今までにない特徴を持ったガットです。
このように、定番モデルと少し特徴的なモデルが混在しているメーカーと言えます。
ゴーセン
3つ目の人気メーカーは「ゴーセン」です。
ガットのメーカーとしての地位は絶対的で、どのモデルもとても高いクオリティに仕上がっています。
初心者からプロレベルまであらゆるレベルのユーザーに受け入れられるガットを開発しているメーカーと言えるでしょう。
さらに他のメーカと比較すると、ガットのテンション(硬さ)の持続性が長く、最高性能で使える期間が長いという特徴があります。
性能が良くてもすぐに買い替える必要があるのでは、あまり良いガットとは言えませんよね。
しかしゴーセンのガットは、良い状態が長く続くという特性を持ったガットになっています。
ソフトテニスのガットの選び方

続いては、実際にガットを選ぶ際の選び方を紹介します。
ガットは、上で紹介した3つの人気メーカーからはもちろん、ほかにもいろいろなメーカーからたくさんの商品が販売されています。
今回紹介するポイントを参考にすれば、ガットを選ぶときによりスムーズに選べますよ。
ガットの種類
まず1つ目の選び方は、ガットの種類から選ぶという方法です。
上で紹介したように、ガットにはモノフィラメント、マルチフィラメント、モノ&マルチフィラメントの3種類があります。
モノフィラメントはスピードのあるボールが打てて、パワーに自信がある人向け、マルチフィラメントはソフトな打感で多少パワーがなくともボールをしっかり打っていける種類のガットです。
自分がどのようなスタイルのプレーヤーなのかをしっかりと把握し、そのうえでガットの種類と照らし合わせ、最終的に自分に合うガットを選びます。
ガットの太さ
2つ目の選び方は、ガットの太さで選ぶという方法です。
ガットにも様々な太さがあり、当然ですが太さが変わると、ボールの飛びも変わってきます。
太さ別に特性を紹介します。
まず細いガットは、反発力がアップし、よりシャープな打感を得られます。
反発力が増えた分ボールのスピードも上がり、より攻撃的なショットが打てます。
ポジションとしては、相手に厳しいボールを打ち返す役割を担っている前衛のプレーヤーに細いガットをお勧めします。
そして太いガットは、反発力が小さくなり、ボールのスピードは落ちます。しかし、ボールが必要以上に弾かないため、コントロール性能はアップします。
ポジションとしては、前衛をヘルプする役割を担っている後衛のプレーヤーに太めのガットをお勧めします。
ガットの硬さ
3つ目の選ぶポイントはガットの硬さです。
ラケットにガットを張る際には、ガットのテンション、つまり硬さが決められています。
ガットのテンションが高いと、ガットが硬くなり、しなやかさが少なくなります。その結果ボールがあまり飛ばなくなり、コントロール性能がアップします。
反対にガットのテンションが低いと、しなやかさがアップし、ボールを打つ時にガットがしなります。その結果ボールの飛距離がアップする分、コントロール性能は低下します。
このようにガットの硬さは、ボールの飛びやコントロールに大きくかかわってくるため、自分に合うガットのテンションを見つけるのも大切な作業になります。
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ソフトテニスのガット人気おすすめ10選
ここからは、現在販売されているおすすめのガット10選を紹介します。
今回は主に先ほど紹介したヨネックス、ミズノ、ゴーセンの3つのメーカーのガットを中心に紹介していきます!
記事内で紹介した選び方のポイントとも合わせて、自分に合うガットを見つけてみてください。
原産国 | 日本 |
カラー | 01:ホワイト |
組成 | 高弾性ソフトナイロンモノフィラメント、低硬度ウレタンコーティング |
サイズ | 長さ:11.5m ゲージ:1.22mm |
1つ目のおすすめソフトテニスガットは、「ミズノ(MIZUNO) ソフトテニス ストリングス MONOFIBER SONIC」です。
このガットは、ミズノから発売されている他のガットと比較すると、1.22mmという細めのゲージを採用している点が特徴です。
これにより、ボールをはじき返すときの弾き感がアップし、よりシャープな打感でボールにコンタクトできます。
どちらかというと硬めの感触が好きな人にはとてもおすすめのガットです。
原産国 | 日本 |
素材:タテ糸 | 特殊ポリエステル・アーメットブレンドウレタンコーティング |
素材:ヨコ糸 | 高弾性特殊ナイロンマルチフィラメント・高耐熱糸(CX)・ハイブリッド高性能樹脂 |
ゲージ:タテ糸 | 1.22mm |
ゲージ:ヨコ糸 | 1.24mm |
2つ目のおすすめソフトテニスガットは「ゴーセン(GOSEN) ハイブリッド 剛戦 X7V SS507」です。
このモデルは、縦の糸に特殊な極細ポリエステル素材を、横の糸に高弾性特殊ナイロンマルチフィラメントと、高耐熱糸を使用し、耐久性がとても高いガットになっています。
また反発性も高く、力強いボールが打てる点も特徴で、相手からの鋭く厳しいボールを打ち返すことが多い前衛のプレイヤーにおすすめのガットです。
構造 | モノフィラメント |
素材:芯糸 | ハイポリマーナイロン・アクセルチューブ |
側糸 | ハイポリマーナイロン(ワインディング加工) |
ゲージ(mm) | 1.25 |
3つ目のおすすめソフトテニスガットは「ヨネックス(YONEX) V-アクセル SGVA 716 シャインレッド」です。
前衛プレーヤー向けに制作されたガットになっており、ヨネックス独自の「アクセルチューブ構造」を採用し、ボールにコンタクトした際に手に伝わる衝撃が少なくなるように工夫されています。
これにより、ボールに当たり負けずに鋭いボレーを放てるようになっており、より攻撃的に試合を進められます。
素材:芯糸 | ハイポリマーナイロン |
素材:側糸 | ハイポリマーナイロン(ワインディング加工)、コーティング |
ゲージ | 1.25mm |
対象 | オールラウンド(前衛・後衛) |
4つ目のおすすめソフトテニスガットは「ヨネックス(YONEX) ソフトテニス ストリングス サイバーナチュラルスマッシュ」です。
前衛でも後衛でも使えるオールラウンドタイプのガットになっており、どのガットにしようか悩んでいる人にもお勧めできます。
飛びとコントロール性の2つが特に優れており、コントロール性も保ちながら、グッと伸びる鋭いボールが放てるガットに仕上がっています。
芯糸 | ハイポリマーナイロン:モノフィラメント |
側糸 | シリコーンコンポジット・ハイポリマーナイロン |
対象プレーヤー | 前衛・後衛向き |
5つ目のおすすめソフトテニスガットは「ヨネックス(YONEX) サイバーナチュラルシャープ」です。
前衛、後衛ともに使えるオールラウンドタイプのガットで、特に飛びを重視して作られているモデルとなっています。
スピード感のあるテニスを得意とするプレーヤーにおすすめで、シャープな打感でしっかりとボールにコンタクトする感覚が手に伝わってくるような仕上がりです。
また、反発性もしっかりと持ち合わせており、鋭いボールに対処する場面の多い前衛のプレーヤーも安心して使用できます。
素材 | 高分子ブレンド、スーパーホールド加工 |
ゲージ | 1.25mm(16LGA.) |
適正テンション | 30~35lbs |
6つ目のおすすめソフトテニスガットは「ゴーセン(GOSEN) オージー・シープ ミクロパワー」です。
ゴーセンが販売しているガットの中では、バランス型という位置づけで、耐久性、攻撃性のバランスが良いモデルと言えます。
しかしバランス型と言ってもそれぞれのレベルはとても高く、競技者でも十分満足できる性能を有している高いレベルのバランス型です。
ガットの表面には特殊樹脂加工を施しており、鋭いショットにも耐えられる耐久性を有し、素材は複数の素材をブレンドし、反発性能もとても高いガットになっています。
ゲージ | 1.30×1.28mm |
素材 | 高弾性ナイロンモノフィラメント・シリコーンコーティング×高弾性ナイロンマルチフィラメント・ウレタンコーティング |
原産国 | 日本製 |
7つ目のおすすめソフトテニスガットは「MIZUNO(ミズノ) ソフトテニス ガット HYBRIDFIBER DUAL」です。
このMIZUNO HYBRIDFIBER DUALは、縦糸と横糸の張り方によって、ガットの特性が変わるという点が最大の特徴になっています。
パッケージには、マルチフィラメントとモノフィラメントの2種類のガットが入っており、マルチフィラメントのガットを縦に張ると弾き感強めの前衛向けになります。
反対にマルチフィラメントを横向きに張ると、球持ち重視の後衛向けガットになります。
素材 | 高分子ブレンド |
ゲージ | 1.35mm |
長さ | 11.5m(37.7FT) |
生産国 | 日本 |
8つ目のおすすめソフトテニスガットは「ゴーセン(GOSEN) ハイ・シープ ミクロ」です。
ゴーセンの中でも売り上げナンバー1を誇る人気のモデルで、ガット選びに迷ったらまずコレ!とまで言われる定番のガットです。
人気の理由としては、強すぎず弱すぎない絶妙な反発力が挙げられます。
ガットの反発力は強い方が良いイメージがありますが、あまりにも強すぎるとボールがコントロールできなくなります。
その点ゴーセンハイシープミクロは、初心者でもボールをコントロールしやすい丁度よい反発力に仕上がっており、様々なレベルのユーザーから人気を集めています。
素材 | 高分子ブレンド、表面特殊樹脂加工 |
ゲージ | 1.25mm(16LGA.) |
長さ | 11.5m(37.7FT.) |
対象プレーヤー | 初中級者 |
9つ目のおすすめソフトテニスガットは「ゴーセン シンセティックガット MSフォース」です。
対象レベルとしては、初、中級者向けモデルとなっており、ボールをコントロールしやすいガットになっています。
また、弾き感とソフト感を両立させたガットになっている点も特徴で、オージーシープに使用している芯糸をさらに細く加工し、ボールを包むようなソフト感と、パチンとシャープに打てる打感を両立させています。
素材 | 高分子ブレンド、G.U.M.コーティング |
ゲージ | 1.27mm |
ガット性能 | 耐久性7、ソフト感7、反発力9、スピン/ドライブ9 |
カラー展開 | エアリーホワイト、グラビティブラック、スピリットブルー、スパークオレンジ |
最後のおすすめソフトテニスガットは「ゴーセン(GOSEN) ガット ガムゾーン 1.27mm」です。
2019年9月に発売されたゴーセンの最新モデルのガットで、既に高い評価を集めています。
まず挙げられるのはボールの食いつきの良さです。
他のガットでは強く振るとボールがコート外に行ってしまうのに対し、ガムゾーンでは、ボールがしっかりとガットに食いつき、コート内の狙った場所に強いボールが打てるという特徴があります。
強いショットが打ちたいがコントロールが不安という人は、一度試してみてください。
ソフトテニス用ガットの売れ筋ランキングもチェック!
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まとめ
ここまで、ソフトテニス用のガットの種類や選び方、そしておすすめのガット10選を紹介してきました。
ガットは、単なる糸ではなく、プレーの質に直結する大切なアイテムです。
今回紹介した商品やポイントを参考に、自分に合った最高のガットを見つけてみてください。