セパタクローは脚や頭を使ってボールをコントロールして、相手のコートに返す競技です。競技のイメージはバレーボールに似ていますが、違う部分も多くあります。
バレーボールは6対6で競技しますが、セパタクローは3対3です。
ボールのタッチを3回以内にして相手コートにボールを返す点は同じですが、セパタクローは同じ選手が3回連続してボールをタッチしても良いです。
勝敗は21ポイント先取の3セットマッチで決まります。
コートの大きさはバトミントンと同じ位でです。ネットの高さ、ボールの大きさは男女で少し違います。

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基本的なルール
セパタクローはバレーボールに似た競技です。ネットを挟んでボールを自分達のコートに落とさないで、相手コートの中にボールを落とします。
バレーバールと大きく違う点は、手や肩でボールを扱ってはいけない点です。ボールは足や頭で扱います。
タッチができる回数は3回でバレーボールと同じですが、セパタクローは一人のプレーヤーが3回連続でタッチをしても良いです。
対戦は3名対3名で行われます。セパタクローはバレーボールと違い、ローテーションがありません。ポジションは固定で高い専門性が要求されます。
得点・勝敗

セパタクローの得点は、フォルトを犯したレグの相手に1点が与えられます。得点はラリーポイント制で、サーブ権のあるなしは得点に関係ありません。
2点以上の差をつけて、21点目を得点したレグがセットを獲得できます。20対20になったときは、相手に対して2点差をつけるか、25点目を先に得点したレグがセットを獲得できます。
3セットを行い、先に2セットを取ったレグが勝者となります。セット間には2分間の休憩が取られます。
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選手交代

選手の交代のタイミングは、ボールがインプレーでなければいつでも行えます。
交代の方法は主審に選手交代カードを示します。選手交代カードには交代で外れる選手の番号を書きます。
交代は1セット中に2回まで可能です。交代で外れた選手をもう一度コートに戻すこともできます。一度に交代できる選手の数は1名か2名です。
レグ戦は最大5名で構成できるので、交代要員は2名います。
チーム戦では最大3名の交代要員を用意できます。
サーブ
セパタクローはサーブをする側のレグは選手の位置が決まっています。サーバは片足をサービスサークルの内側に置きます。他の2人はクォーターサークルの中に入り、サーバがサーブを打ち終えるまでサークルから出られません。
サーブはスローアーが投げたボールをサーバがサーブします。サーブした球がネットに触れて相手コートに入ってプレーは続行されます。
サーブは3本で交代で行われます。セットの得点が20対20になったデュースの場合、サービスは1得点ごとに入れ替わります。
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フォルト
フォルトを行うと相手側の得点になります。
主なフォルトとは
・ボールが手や肩に当たる
・身体や脚でボールを止めて抱える
・4回以上ボールに触れる
・オーバーネットをしてボールに触れる
・センターラインを超えて相手に触れる
・蹴ったボールが相手のコート内に入らない
です。
サーブに関するフォルトは多くあります。主なものは
・サーブがネットに当たり相手のコートに入らない
・サーブがネットを越えたが相手のコート内に入らない
・サーブが行われる前に指定のポジションから離れる
です。
タイムアウト
タイムアウトは各レグが1セットに1回づつとることができます。自分のレグと相手のレグを合わせて、1セットに最大2回タイムアウトが取れることになります。タイムアウトの時間は1分間を越えてはいけません。
タイムアウトをとることができるのは、チームマネージャーかコーチです。ボールがインプレーでないタイミングでタイムアウトをコールすることができます。
タイムアウトの間は選手のユニフォームとは違う服装をしている2名のみがベースライン付近まで入ることが許されています。
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コートのサイズ

コートのサイズは縦13.4m、横6.1mです。コートは床面から8mの高さまで障害物があってはいけません。
縦側のラインをサイドライン、横側のラインをベースラインと言います。
コートの周囲のラインは幅0.04mを超えないようにコートの内側に引きます。コート周囲から少なくとも3mは周りに障害物があってはいけません。
センターラインはコートを二等分するようにコートの真ん中に幅0.02mで引きます。
センタ-ラインの両端に、サイドラインから半径0.9mのクォーターサークルを引きます。
ベースラインから2.45m、サイ ドラインから3.05mの地点に半径0.3mのサービスサークルを左右二箇所に引きます。
ネット

ネットはセンターラインの延長上0.3mの位置に立てられたポストに張ります。ポストの高さは床面から男子用は1.55m、女子用は1.45mです。
ネットはポスト付近での高さは男子用は1.55m、女子用は1.45mです。ネット中央の高さは男子用が1.52m、女子用が1.42mです。ポストから中央にかけて僅かにたるませます。
ネットの材質はナイロン製で、編み目は0.06mから0.08mとします。
ネットは幅が0.7mで長さは6.1m以上とします。
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ボール

セパタクローのボールは、以前は天然の籐で編んだものを使用していました。現在はプラスチック製のものが使われています。理由は籐製のものは変形しやすく、大きさ重さを均一にするのが難しく、バウンドが不規則になるためです。
ボールは、12の穴を持ち、20の交点を持つ必要があります。
ボールの大きさと重さは男子と女子で異なります。
男子用ボールは円周が0.41mから0.43m、重さが170グラムから180グラムです。
女子用ボールは円周が0.42mから0.44m、重さが150グラムから160グラムと規定されています。
ユニフォーム
ユニフォームは相手チームと異なった色を着ます。色が相手と被った時のために、2色以上のユニフォームを準備する必要があります。
ユニフォームの上はジャージかシャツ、下はパンツです。ジャージ・シャツの裾はパンツの中に入れる必要があります。
ジャージ・シャツの前後には番号を付けます。使用可能な番号は1から36です。背番号は19cm以上、胸番号は10cm以上です。
キャプテンは左上腕にジャージ・シャツと違う色のアームバンドを着ける必要があります。
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まとめ
セパタクローは脚や頭でボールを操り、相手コートに返す競技です。3対3で行い、21ポイント先取の3セットマッチです。
競技イメージはバレーボールと似ていますが、細かいルールはバレーボールと違うものも多いです。