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近代五種のルールや見所とは?観戦方法や注目選手6人を詳しく解説!

スポシル編集部

公開日 :2019/10/31

更新日 :2019/10/31

近代五種という競技を知っていますか?耳にしたことはあるけど…という方は多いかと思いますが、
何をどのように争うのかまで説明しようとすると非常に難しいですね。

しかし、近代五種は1912年のオリンピック・ストックホルム大会で正式種目となった伝統ある競技で「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれています。

また、日本人注目選手もおり、オリンピックの舞台で世界と争うべく日々トレーニングを重ねています。
では、今回の記事は、近代五種のルールや見所とは?観戦方法や注目選手2人を詳しく解説!と題してお届けします。

目次

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近代五種のルール

近代五種はまず、フェンシング(ランキングラウンド)、水泳、フェンシング(ボーナスラウンド)、馬術の順番で競技を行います。そして、3種目の合計ポイントを1点=1秒に換算。タイム差でスタートする最後のレーザーラン(射撃・ラン)で勝敗が決まります。

つまり、レーザーランで最初にゴールした選手が優勝ということになりますね。

フェンシング(ランキングラウンド)は、全身全てが有効面となるエペで行われます。1分間一本勝負の総当たり戦で、勝率70%=250点が基準点。1勝すれば+6点、1敗すれば-6点となります。

水泳は、200m自由形で争われます。2分30秒を250点(男女共通)とし、1秒あたり2点増減します。

フェンシング(ボーナスラウンド)は、ランキングラウンドの順位の下位同士から対戦が始まり、勝ち残りで選手が変わります。1試合30秒一本勝負で1勝につき1点を獲得。ランキングラウンドとボーナスラウンドの合計点が、フェンシングの得点となります。

馬術は、貸与馬による障害飛越競技です。騎乗馬は抽選により決定します。12障害15飛越(ダブル、トリプル障害を含む)で行われ、高さは120cm。300点満点からの減点方式となります。拒止(障害の前で止まる)・逃避(障害を避けてしまう)は10点、障害の落下は7点が減点されます。

レーザーランは、射撃→ランニングを4回繰り返します。フェンシング・水泳・馬術の3種目の合計得点を1点=1秒として、タイム差でスタートします。

射撃では10m離れた約6cmの的に5発的中させます。撃ち終わるとすぐに800mのランを行い、走り終えると再び射撃へと向かいます。これを4回繰り返すわけですね。

ランのゴールラインを最初に通過した選手が優勝者です。
近代五種は近代オリンピックの父・ピエール・ド・クーベルタン男爵が軍隊訓練をもとに考案した競技で、総合的な身体能力を競います。異なる5種目を短期間に行うため「キング・オブ・スポーツ」とも呼ばれます。

一方、競技施設や多種目の用具を必要とするので、競技人口が伸び悩み、日本国内の競技人口は40人程度とも言われています。

また、これまでは種目ごとに違う会場で行われたり、1日1種目(5日間)という日程だったりしたため、観客にとっても観戦しにくい競技でした。

近代五種の観戦方法

近代五種の観戦方法と見所を、2020年東京五輪を念頭に置いて紹介していきます。2020年東京五輪では、男女合わせて3日間、隣接した2会場で行われる予定になっています。


  • フェンシング

  • 水泳

  • 馬術

  • レーザーラン

フェンシング

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フェンシング

まず、フェンシングのランキングラウンドから解説します。2020東京五輪では、男女とも3日間の初日、会場は武蔵野森総合スポーツプラザとなります。京王飛田給駅から徒歩5分の場所にあります。

オリンピックで行われるのは個人戦のみで、男女それぞれ36人が出場します。したがって、総当たり戦だと35人と対戦することになります。そのうち25勝(勝率70%)すれば250点、全勝だと310点という計算になりますね。

1分一本勝負。エペで争われますから、つま先や足の裏までポイントの対象です。一瞬も目が離せない非常にスリリングな戦いが繰り広げられます。

一気にたくさんの試合が行われるので、お目当ての選手を探すのが大変かもしれません。背中の名前をしっかり確認しましょう。

一方、ボーナスラウンドは女子が2日目、男子が3日目、会場は東京スタジアムとなっており、水泳の次に行われます。

ボーナスラウンドでは、ランキングラウンドの下位の選手から登場します。仮にランキングラウンドで最下位だった選手が全員に勝ってしまうと、35点が与えられる計算になります。“ボーナス”の所以ですね。

思わぬ大逆転が演じられる可能性もあり、こちらも目が離せない展開となります。

水泳

水泳はフェンシング(ランキングラウンド)の次に行われる種目です。2020年東京五輪では、オリンピック史上初となる東京スタジアムの仮設プールで行われることになっているそうです。

前述の通り、2日目に女子、3日目に男子の競技が行われる予定です。

水泳の他、フェンシング(ボーナスラウンド)・馬術・レーザーラン(射撃・ラン)が続けて同一会場で行われるため、観客が移動することなく楽しめるようになっています。

一瞬が勝負のフェンシングと違い、水泳は体力や持久力が試されます。

また、選手の中には水泳を専門にしていた選手も多く、ハイレベルな戦いとなります。基準点は2分30秒=250点ですが、トップクラスになると300点以上をマークする選手もいるようです。

馬術

馬術は、フェンシング(ボーナスラウンド)の次に行われる種目です。こちらも2020年東京五輪では、東京スタジアムで行われます。

競技開始の1時間前に抽選を行い、どの馬に騎乗するかが決められます。さらに、実際に馬と顔を合わせるのは競技開始20分前。騎乗の技術だけではなく、馬のタイプや性格に柔軟に対応する力が必要とされます。

300点を基準とする減点方式で行われるので、仮にノーミスであれば満点の300点を獲得することができますね。

ただし、パートナーは馬ですから、たとえトップ選手であっても思わぬミスが頻発します。順位の入れ替わりが激しい種目となります。こうした点も見所ですね。

ちなみに、国内大会では会場の関係から、馬術なしの4種目で行うこともあるようです。

レーザーラン

近代五種の最後の種目は、馬術の次に行われるレーザーランです。こちらも2020年東京五輪では東京スタジアムで行われます。

3種目で獲得した得点がそのままスタートのタイム差となりますから、順位が下の選手とどれだけ得点差をつけているかがポイントになります。

射撃→ランニング(800m)を4回繰り返して争いますが、射撃には50秒の制限時間が設けられ、疲労と緊張の中、素早く5発的中させることが要求されます。

最後の種目ですから、次第に疲労はたまっていきます。ですから、まず一回目の射撃をスムーズにクリアすることが重要になるのだそうです。

また、走力に自信がある選手は、前の選手を追うときのモチベーションも高いと言います。ゴールするまで勝敗がどうなるのか分からないわけですね。

観客もハラハラドキドキ、抜きつ抜かれつのスリリングな展開で会場は大いに盛り上がるでしょう。

注目選手

【注目選手・男子】
▽小野友行(おの・ともゆき、警視庁)
生年月日:1985年8月6日
出身:新潟県
身長:178cm
体重:75kg
主な実績:2015年全日本選手権優勝、2018年アジア大会6位入賞
メモ:日本体育大学在学中はトライアスロンの選手だったが、2011年に警視庁に入り近代五種へと転向しました。体力・持久力には定評があります。

▽嶋野光(しまの・ひかる、自衛隊)
生年月日:1988年9月12日
出身:神奈川県
身長:不明
体重:不明
自衛隊での階級:二等陸曹
主な実績:2016年全日本選手権優勝、2018年全日本選手権優勝
メモ:学生時代は競泳で活躍しました。その後、近代五種に転向した選手です。フェンシングの克服がカギとなります。

【注目選手・女子】
▽山中詩乃(やまなか・しの、自衛隊)
生年月日:1990年
出身:高知県
身長:157cm
体重:42kg
自衛隊での階級:三等陸曹
主な実績:2012年ロンドン五輪出場、2018年W杯ファイナルで日本人初となる6位入賞、2019年W杯ファイナル13位
メモ:元陸上競技の選手なので、ランニング能力が高い選手です。また、馬術が得意。馬を乗りこなす技術は世界のトップクラスという評価もあります。

▽島津玲奈(しまづ・れな、自衛隊)
生年月日:1991年5月28日
出身:熊本県
身長:161cm
体重:51kg
自衛隊での階級:三等陸曹
主な実績:2017年アジアアセアニア選手権では日本選手として初めて優勝。2018年アジア大会では4位入賞。2019年W杯第2戦8位入賞
メモ:高校時代は競泳選手でした。トップランクの泳力が強みです。

▽朝永なつ美(ともなが・なつみ、警視庁)
生年月日:1991年8月22日
出身:埼玉県
身長:169cm
体重:53kg
主な実績:2016年リオ五輪13位、2017年W杯第1戦4位
メモ:学生時代に競泳や陸上競技を経験した後、2012年に近代五種へと転向しました。わずか4年足らずでオリンピック代表となったわけで、ポテンシャルの高さを感じさせます。

【注目選手・女子番外編】
近代五種とフェンシングとの二刀流を目指しているのが、才藤歩夢(さいとう・あゆむ、マイナビ)選手です。1996年生まれの23歳。現在、近代五種とフェンシングの2競技で2020年東京五輪出場を目指しています。

また、華やかな容姿は女優の黒木メイサさんに似てる!といった声もあります。才藤歩夢選手のような美女アスリートが活躍することで、近代五種がもっと注目を浴びるようになるとよいですね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?
近代五種のルールと歴史、観戦方法や注目選手についてお伝えしてきました。

近代五種とはフェンシング・水泳・馬術・レーザーラン(射撃・ラン)の五種目で争う複合競技である。
フェンシング・水泳・馬術のポイントを1点=1秒に換算し、最後のレーザーランで順位が決まる。
2020東京五輪では男女合わせて3日間の日程で、武蔵野森総合スポーツプラザと東京スタジアムで行われる。
日本人の注目選手には、男子・小野友行、女子・山中詩乃などがいる。

今のところ、比較的なじみが薄い競技かもしれませんが、フェンシングとの二刀流を目指す才藤歩夢選手らが活躍すれば、注目度も倍増するはず。

多くの魅力にあふれた近代五種、ぜひ一度、観戦してみてはいかがでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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