学校でも必修科目となっている「ダンス」ですが、1番大切なことはなんでしょうか。
大きく踊ることも、正確に踊ることも大切ですが、それをクリアするためにまずは「リズム」に乗ることが大切です。
今日は、悩みにあったリズムトレーニングをご紹介していきます。
なかなかリズムが取れない方や、本格的にダンスを始めたい方にもおすすめの記事です。
リズムの種類や取り方、コツやポイントを覚えて、上手に楽しく音楽に乗っていきましょう。

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リズムトレーニングとは

リズムを感じてとって運動するトレーニングです。ダンスを踊ることにとってもリズムはとても大切ですよね。リズムトレーニングは、スポーツの観点からも注目されているトレーニングです。お年寄りの方から小さいお子さんまで、リズムを取ることを通じて運動機能を高めたり、怪我の予防などの健康増進の効果が期待されており、新しいトレーニング方法として活躍しています。
今回は、ダンスに通じるようにリズムトレーニングを解説していきます。どのスポーツにとっても、運動をするにあたってリズム感の有無で、上達するスピードや上手さが変わってきます。センスを上げるために、リズムを練習すると言っても過言ではありません。
リズム感ゼロでも”リズム”は身につくのか?
リズム感がない方でも、練習を続けていくことでリズム感が身に付きます。誰しも、得意不得意があり、リズム感はその人に生まれつき備わったものと、考える方も多いかもしれませんが、練習すれば誰でもリズムを感じることができます。
リズムを取るのが苦手な方でも、まずは手だけで練習してみたり、段階を踏むことで体の様々な部分でリズムを感じながらダンスを踊ることも可能です。リズム感がないからトレーニングをしなかったり、ダンスを諦めないでください。必ず、リズムトレーニングは効果があるトレーニングです。
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ダンスに必要なリズムの種類
「リズム」と一言で言っても、ダンスに必要なリズムの種類は沢山あります。それを練習する方法も様々です。踊りたい曲やイメージによってもリズムの取り方が変わってきます。まずは、オーソドックスな基本のリズムをご紹介していきます。
リズムの主な2つの種類を解説します。
- 8ビート
- 16ビート
8ビートは、1、2、3、4などの>大きい拍を8回数えた部分です。この8拍が1つのグループとして数えられ、「1×8(ワンエイト)」となります。音楽は4拍で一小節ですが、ダンスは8拍で一小節分として成り立っています。この大きい拍は「表」とも言われ、ダンスでは「オンビート」と呼ばれています。
区切りの読み方は「1×8ワンエイト」で、次の小節に当たる部分は「2×8ツーエイト」と呼ばれます。
16ビートは、一小節分の長さは8ビートと変わりませんが、大きい拍(オンビート)の8拍と一緒に、裏の拍である小さい拍(エンカウント)も数えます。初心者の方やリズムを取るのが苦手な方には、少し難易度が高いかもしれません。エンカウントはドラムのハイハットの音や、大切なインパクトのある部分で使用することもあるため、必ず習得するようにしましょう。
【動画で解説】基本を身につけるリズムトレーニング7選
リズムトレーニングを以下の5つの動画から解説します。
- 手拍子リズムトレーニング
- 足と手を使ったリズムトレーニング
- 上半身を使ったリズムトレーニング
- 肩を使ったリズムトレーニング
- 膝を使ったリズムトレーニング
初心者やリズムを取るのが苦手な方は、手拍子から行ってみましょう。メトロノームやリズムを打ってくれるアプリなどを準備して、一定のリズムが取れるようにします。
始めはゆっくりのリズムから開始します。16ビートのような感覚で「1、2、3、4」と繰り返して口に出してみましょう。そして、表の拍であるオンビートに合わせて手拍子をします。口で数え続けることも意識しながら、手を叩きましょう。
次は、数えた状態で、16ビートで考えるうちの「2、6、10、14」「4、8、12、16」で手拍子をします。
次はエンカウントと言われる裏拍の練習です。「3、7、11、15」で手拍子をします。
この流れを1つが2回で合計8回続けた状態で行ってみましょう。まずは、ゆっくりと練習してアクセントをつける部分や、リズムを分解して練習することでリズムが身に付きます。メトロノームは50ぐらいのかなりゆっくりなスピードですが、基礎をしっかり理解するために最初からスピードを上げずにゆっくりやってみるのがおすすめです。
次は、手と足を使ったリズムトレーニングです。「ストンプ」という足を強く踏み鳴らす方法と、手拍子「クラップ」を混ぜながら練習していきます。ストンプは爪先ではしっかりと音が鳴らせないので、ベタ足でしっかりと音を鳴らしましょう。
1、2でストンプ。3、4でクラップでオンビートで行います。これが基本的な方法で、リズムトレーニングに合わせて体を動かしているので、直接ダンスにも繋がってくる基礎的な部分です。
これができたら、手足の動きを少し複雑にして、リズムを変えていきます。動画で行っているように、リズムトレーニングのような動きでも、スピードを上げて音楽に乗ることができれば、立派なダンスになります。
まずは基本的なリズムを練習して、できたら動画のような複雑な動きにも挑戦してみてください。
上半身を使ったトレーニングは、座った状態からスタートします。上半身を左右に振るような動きですが、体の力を抜いてリラックスした状態で行うことがポイントです。しっかりと肩の部分でオンビートになるように意識すると、苦手な方でもリズムに乗ることができます。軽く8の字を体で書くようなイメージでやるとやりやすいかもしれません。
ダンスを意識して、オンビートの3、4、7、8の部分では片方で二回繰り返すようにしてみましょう。リズムがある程度取れるようになった方は、最後の部分で細かくリズムを取ってみましょう。最後は音楽に合わせて、体を動かしながらトレーニングしていきます。
手や肩でなく、首でリズムを取ったり、自由に変えることも可能です。8の字をイメージしながら、腹筋や背筋、背筋とおなかまわりの捻りを意識することでシェイプアップ効果も期待されているトレーニングです
肩でのリズムトレーニングは、上下に肩を8ビート、16ビートに合わせて動かします。この時に、肩を意識しすぎて肩の位置が上がってしまったり、脇が締まっていると上手くできないので、リラックスして体の力を抜いて行いましょう。
この動作に慣れてきたら、オンビートで前に肩でリズムと取ります。必ず体でリズムを取っているときは、ビートを口で数えることを忘れないでください。しっかりエンカウントも口に出してカウントします。前ができたら、オンビートで後ろにリズムを取ってみましょう。
肩を動かすリズムや早さは1番始めに行っている動作から変わっていませんが、オンビートで動かす部分やリズムのアクセントになる部分を意識して練習してみてもよいでしょう。
ずっと肩を動かしていると肩が疲れてくるので、少し肘を使って動かすと自然に肩が持ち上がってくれるので、長く行う場合は参考にしてみてください。様々な肩でのリズムの取り方があるので、練習すればダンスにも応用できるようになります
膝と重心移動を使ってリズムトレーニングをします。まずは1拍目で片足をスライドさせます。この時に、軸になっている足が動かさないのではなく、曲げてリズムを感じ取りましょう。そして、3拍でももを上げるようなイメージでスライドさせていた足を上げます。
棒立ちではなく、手の動きなどを付け加えながら行うことで、ダンスのように体を動かすことができます。手の動きと一緒に重心移動にも注目しましょう。
スライドさせている時には、重心は下に。2、4拍は通常の位置に戻り、太ももを上げているときは重心は上にあります。ダンスでは重心移動も大切になってくるので、リズムトレーニングと一緒に重心移動も練習してみましょう。
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まとめ
今日は、リズムの種類やトレーニング方法をご紹介していきましたが、参考になりましたか?なかなかリズムに乗ることができない方は、まずはゆっくりとトレーニングから行ってみましょう。一緒に解説させていただいているポイントやコツを抑えながら、楽しく音楽に乗ることができる基礎を体に覚えさせましょう。