日本で1番メジャーで歴史のあるプロスポーツといっても良いプロ野球。
野球ファンの中には、野球経験がある人も多くいると思いますが、女性ファンなど、全く経験のない人もたくさんいることと思います。
この記事では、野球未経験の人でもわかりやすいように「キャッチャー」について解説していきます。
扇の要とも表現されるキャッチャーですが、キャッチャーの役割とは非常に奥が深いので、しっかりと理解できてない人もたくさんいることでしょう。
そんな野球未経験のファンの人はぜひこの記事を読んで知識を深めてみてください。

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キャッチャーとは

野球のキャッチャーとは、ピッチャーの投げたボールを捕る役割のポジションのことを言います。
日本では「捕手(ほしゅ)」とも呼ばれ、守備番号は2番です。
キャッチャーは、野球のポジションの中で唯一反対側を向きグラウンドを見渡せるポジションです。
このことからキャッチャーは「扇の要」と呼ばれます。
またピッチャーとキャッチャーを夫婦に例えて、キャッチャーのことを「女房役」、レギュラーキャッチャーを「正妻」と呼んだりします。
日本のプロ野球では、キャッチャー出身の名監督が多く存在します。
なかでも、弱小チームだったヤクルトスワローズを優勝させた野村監督は自身がキャッチャー出身ということもあり、キャッチャーへのこだわりがとても強い監督でした。
名将野村監督の名言に「優勝チームに名捕手あり」という言葉があり、キャッチャーはチームにとって重要性の高いポジションということを表しています。
キャッチャーに向いてる人はどんな人?

まずは、キャッチャーに必要なことを整理していきます。
キャッチャーは、ピッチャーのリード、内外野手の守備位置の指示など、グラウンド内の監督ともいわれるポジションなので「リーダーシップ」は重要な要素です。
体格については、大きい方が好ましいでしょう。
ピッチャーからすると、体格が大きいキャッチャーの方が「的が大きく投げやすい」という利点があります。
また本塁でのクロスプレーの場合に、当たり負けしない体格があるのは有効です。
足の速さについては、内野ゴロのときにキャッチャーは一塁のベースカバーに走らなければならないので速い方が有利ではあります。
但し、速さよりも体力の方が必要性は高いかもしれません。
左利きのキャッチャーについては、小学生では見ることはありますが、高校、プロと年代があがると見ることはほぼありません。
理由としては、キャッチャーというポジションにおいて左利きだとデメリットが大きいからです。
左利きと右利きの投げる際の身体の向きをイメージして下さい。
左利きの場合、一塁側に背中を向けることになるので走者が見えづらくなります。
さらに三塁に送球する場合はもっと投げづらくなってしまいますね。
ちなみに、内野手においても、ファースト(一塁手)以外のポジションで左利きはほぼみることはありません。
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キャッチャーの守備のポイント

キャッチャーは、守備面での役割が9割方を占めているといっても大げさではありません。
守備面でのキャッチャーにかかる比重はとても大きいものです。
ここでは、守備面におけるキャッチャーの役割を明確に解説していきたいと思います。
- リード(配球)
- スローイング(セカンドスロー)
- ストッピング
- カバーリング
- バント処理

リード(配球)とは
リード(配球)とは、いわばバッターを打ち取るための戦略です。バッターに対しての攻め方、投げるコースや球種を決めていく作業です。
バッターの特徴、またどのコース、何の球種を狙っているのかを探りながら、ピッチャーの特徴、持ち球、試合状況などを踏まえてリードしていかなければなりません。
リード(配球)は、名将野村監督が一番重要としているキャッチャーの役割です。
ヤクルトスワローズ常勝時代の名キャッチャー、古田敦也選手は、打たれた後、ベンチで野村監督に「なぜあのボールを選択して投げさせた?」と聞かれたそうです。
答えられない古田選手に対して帰ってきた言葉は「意味のない(説明できない)ボールを投げさせるな」といったものだったそうです。
それほどリード(配球)とは、奥が深いものなのです。

スローイング(セカンドスロー)とは
キャッチャーならではの仕事に、「盗塁に対する送球」があります。
特に足の速いランナーは、盗塁を狙うのが定石です。
この盗塁をいかにしてアウトにするのかもキャッチャーにかかる比重は大きいです。
アウトにするために重要なのがスローイングのコントロールとスピードです。
このためキャッチャーには強い肩が求められます。
現代の野球では、盗塁をアウトにするのもピッチャーとキャッチャーの共同作業とされていて、ピッチャーは投げる動作を速くし、キャッチャーは、捕ってから投げるまでの動作をいかに速くするかが重要になっています。

ストッピングとは
ストッピングとは、ピッチャーが投げたボールがワンバウンドした場合に、後ろに逸らさず身体で止めることを言います。
ランナーが三塁にいる場合、キャッチャーがボールを後逸してしまうと相手に得点を与えることになってしまいます。
後逸してしまった場合にピッチャーの暴投(ピッチャーの責任)とジャッジされると「ワイルドピッチ」となり、キャッチャーによるキャッチミスとジャッジされると「パスボール」となります。
変化球で低めに投げて空振りを誘う球種もあるのでストッピングの上手なキャッチャーだとピッチャーは思い切った投球ができます。

カバーリングとは
意外と知られていないキャッチャーの仕事のひとつとして、カバーリングが挙げられます。
キャッチャーが行うカバーリングとは、内野ゴロの際の一塁への送球に対するカバーリングです。
万が一、一塁への送球がそれた場合にしっかりとカバーリングに入っていることで、打者走者、またはランナーの進塁を防ぐことにつながります。
例外として、ランナーが二塁、三塁にいる場合は、本塁を空けることができないので一塁へのカバーリングは行いません。

バント処理とは
キャッチャーというポジションの性質から打球を処理する機会はあまり多くはありません。
そんなキャッチャーの少ない守備機会の中で多いのがバント処理です。
バントは、攻撃においてランナーを進塁させるための戦略なので、しっかりとミスなくバント処理することが大切です。
ランナーの進塁を防ぐことができれば相手の攻撃の芽を摘むことにつながりますが、バント処理に失敗してランナーもバッターもセーフにしてしまうと一気にピンチが大きくなってしまいます。
バント処理が勝敗を分けるといっても大げさではありません。
キャッチャーの必須アイテム紹介!
ここでは、キャッチャーにとっての必須アイテムである、「キャッチャーミット」「キャッチャー防具」「ファールカップ」の3点セットを紹介していきます。
これからキャッチャーを始めたい人はぜひ参考にしてみてください。
- キャッチャーミット
- キャッチャー防具
- ファールカップ
野球では守備のときにはグローブを着用します。これは野球のボールが非常に硬いので素手でボールを捕ることはケガをするリスクが高いのです。
グローブにはたくさんの種類が存在しますが、キャッチャー専用のグローブを「キャッチャーミット」と呼びます。
ここではキャッチャーミットを3種類紹介していきます。
材質 | PU/PVC |
原産国 | 台湾 |
色 | ブラウン |
利き手 | 右 |
種別 | 軟式 |
野球を始めたての方におすすめ
GPは「野球を始めるきっかけづくり」と「野球技術の上達」をサポートする野球ブランド。
GPは親子のふれあいをきっかけに子どもたちに野球の楽しさを伝えるとともに、
学生プレイヤーの「もっと上手くなりたい」という向上心を応援する上達サポート用品の企画・開発を目指しています。
草野球などの練習に適した本格ミット
部活・サークル・草野球のチームなどで練習をはじめるのに適用した、
一般用キャッチャーミットです。
モチモチとした感触と柔軟性に特化しており、扱いやすいのが特徴です。
上質な合成皮革
捕球面には本皮に近い肌触りや見た目が特徴のPUを使用し、
背面にはやわらかくモチモチとした感触と柔軟性に特化したPVCを使用しています。
厚さ1.8mm
薄めに作られているのでグローブをほぐしやすく、自分好みの硬さに仕上げることが出来ます。
軽くはじめたい方におすすめ
会社での草野球や部活、サークルなどまずは楽しんで始めたいという方におすすめ。
材質 | 天然皮革(表)ステアレザー、(平裏)デーステア |
原産国 | ベトナム |
色 | オレンジ×ブラウン |
利き手 | 右 |
種別 | 軟式 |
全ての軟式プレーヤーのプレーをサポート
人気定番デュアルキャッチシリーズ!
適度な柔らかさでM号ボールにも負けないしっかり感を備えた革を平裏、指裏にまで使用したオール天然革仕様。自然な手の動きで開閉できるパターン設計ですべての軟式プレーヤーの安定プレーをサポート。
平裏・指裏素材にまで天然皮革を使用しており、
手の平のフィット感・指入れ感がアップしています。
硬く速くなる傾向にあるM号打球もガッチリキャッチ!
本体レザーは柔らかく開閉が容易で、さらに親指・小指芯はシッカリ設計でM号打球にも負けません。
軟式野球公認球「M号球」対応
材質 | 天然皮革(表)国産牛レザー、(平裏)国産牛レザー |
原産国 | 日本 |
色 | トゥルーイエロー×ブラウン |
利き手 | 右 |
種別 | 硬式 |
読売ジャイアンツの小林選手着用!本格派最上級モデル
本格派最上級モデルプロステイタスシリーズ!
捕手の理想を追求したプロステイタスシリーズキャッチャーミット。
縦型でポケットが深めであり、読売ジャイアンツの小林選手も着用しています。
厳選された国産牛レザーに厚みのあるハード芯を使用し、捕球面の張りとベストな型をキープしています。
親指カーブマチ構造や独自の指カバー型、高耐久ウェッブが安定した捕球をサポートします。
捕手の理想素材
国産牛レザー、8mmハード芯仕様で捕球面の張りとベストの状態を維持。
高耐久ウェッブ
穴間隔が広く穴への負担を軽減。さらに穴位置が低く捕球時の擦り切れを抑制。
安定捕球構造
カーブマチを形成することで親指が先端部まで効き、安定した捕球が可能!
衝撃吸収カバー
指出し位置の実態にマッチさせた指カバー形状が捕球時の衝撃を緩和。
素材 | アルミ |
原産国 | 中国 |
色 | シルバー×ネイビー |
種別 | 軟式 |
重量 | 約460g |
全日本軟式野球連盟公認の少年軟式野球用キャッチャーマスク
全日本軟式野球連盟公認の少年軟式野球用キャッチャーマスク。
アルミ製の軽量モデルとなっています。
キャッチャーマスクは、キャッチャーフライのときには素早く外して放り投げたりするのでしっかりとした基準で作られたものを選ぶと良いでしょう。
SG基準対応品。
SGとは、「SGマーク合格品(対人賠償責任保険付)」といって消費生活用製品安全法の認定がなされた商品につけられる信頼と安全を保障するマークのことを言います。
原産国 | 日本 |
サイズ | 前面中央部の縦幅430mm、腹部の横幅490mm |
重量 | 約450g |
素材 | ポリエステル |
全日本軟式野球連盟公認の軟式野球用キャッチャープロテクター
全日本軟式野球連盟公認の軟式野球用キャッチャープロテクター。
アルミ製の軽量モデルとなっています。
日本の老舗野球用具メーカーゼットの軟式用プロテクターです。
体にぴたっとフィットすることで動きやすくなり、着脱もワンタッチで簡単にできます。
身体を防御するために保護範囲が広く、予期できないファールチップに対しての安心感を高めてくれるプロテクターです。
キャッチャーは怪我の多いポジションですが、ゼットのキャッチャー用プロテクターはケガのリスクを軽減してくれます。
原産国 | 日本 |
サイズ | 膝から足首部380mm、全長730mm |
重量 | 約1280g |
素材 | ポリエチレン |
全日本軟式野球連盟公認の軟式野球用キャッチャーレガーツ
全日本軟式野球連盟公認の軟式野球用キャッチャーレガーツ。
ポリエチレン素材で軽量モデルとなっています。
日本の老舗野球用具メーカーゼットの軟式用キャッチャーレガーツです。
キャッチャーは守備のときには、ずっと装着しているレガーツなのでつけ心地は非常に大切です。
膝のクッション性が高く膝の痛みを軽減し、ふくらはぎを包み込むパッド構造でフィット性を高めました。
ファールチップに対する保護範囲を広げ痛みを緩和し、フィット性を高めることでズレにくく違和感なくプレーできるレガーツです。
素材 | ABS樹脂、フチ/シリコーン |
重量 | 約126g |
サイズ | 160×130×55mm |
原産国 | 中国 |
日本の野球用具メーカーゼットのファウルカップ
予期せぬファウルチップからキャッチャーの急所を守ってくれるのがファウルカップです。
試合や練習中に、股間にずっと装着していなければならないので付け心地と重量はファウルカップ選びにはかなり重要なポイントです。
その他のポイントとしては、強烈なファウルチップから急所を守らなければならないので、強度は絶対的に必要な要素です。
ZETT(ゼット)は野球をやっているなら必ず知っている有名な日本の野球用具メーカーなのでゼットのファウルカップであれば信頼できるでしょう。
素材 | ABS カバー:シリコン |
重量 | 不明 |
サイズ | 上下幅15.9cm×左右幅12.6cm カップ高さ5.1cm |
原産国 | 中国 |
ミズノ ファウルカップ
予期せぬファウルチップからキャッチャーの急所を守ってくれるのがファウルカップです。
試合や練習中に、股間にずっと装着していなければならないので付け心地と重量はファウルカップ選びにはかなり重要なポイントです。
その他のポイントとしては、強烈なファウルチップから急所を守らなければならないので、強度は絶対的に必要な要素です。
MIZUNO(ミズノ)は野球だけでなく幅広いスポーツの用具を扱っているメーカーです。ミズノ ファウルカップレギュラー型 52ZB13810は一番お求めやすい価格のファウルカップですがミズノ製品であれば信頼できるでしょう。
素材 | ポリプロピレン・スチレン系エラストマー |
原産国 | 台湾 |
asics(アシックス) 野球 プロテクター ファウルカップ
予期せぬファウルチップからキャッチャーの急所を守ってくれるのがファウルカップです。
試合や練習中に、股間にずっと装着していなければならないので付け心地と重量はファウルカップ選びにはかなり重要なポイントです。
その他のポイントとしては、強烈なファウルチップから急所を守らなければならないので、強度は絶対的に必要な要素です。
asics(アシックス)は野球だけでなく幅広いスポーツの用具を扱っているメーカーです。
asics(アシックス) 野球 プロテクター ファウルカップ BPC231はアシックス社のオーソドックスなファウルカップです。
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まとめ
ここまで、野球のキャッチャーについて解説してきました。
日本ではキャッチャーのことを捕手とも呼びます。
キャッチャーは、扇の要と表現されるほど、現代野球では重要なポジションです。
グラウンドの監督と呼ばれるほど、キャッチャーはチームの命運を握っているのです。