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アルティメットディスクの投げ方の種類やコツを徹底解説!

スポシル編集部

公開日 :2019/09/04

更新日 :2019/09/04

みなさんは「アルティメット」というスポーツをご存知でしょうか?
1960年代後半にアメリカで誕生した、ボールではなく「フライングディスク」を投げ合い得点を競うスポーツです。

今回はアルティメットの基本動作となる、フライングディスクの投げ方4種類を紹介しましょう。バックハンドスロー、フォアハンドスロー、ハンマースロー、スクーバスロー。

それぞれに名前が付いており、各投法を特徴や身に着けるコツも混じえながら、アルティメットの世界に入っていきたいと思います。

目次

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アルティメットとは

みなさんが少年時代に遊んだことがある「フリスビー」。これを材質・形状とも高性能化しスポーツ用に改良したのが、アルティメットに使用する「フライングディスク」です。

アルティメットは他の球技同様、2チームで対戦し得点を競います。そしてこのフライングディスクを味方同士で「地面に落とさず、いかにうまくパスできるか」が得点へのカギとなるでしょう。

まずは野球のように攻撃側(オフェンス)と守備側(ディフェンス)を決めて試合開始。
長方形コート端のエンドゾーンで味方のパスをキャッチすれば1得点、計17点先取したチームが勝利となります。

敵陣で得点を決めるのはサッカーやラグビー・アメリカンフットボールを想わせるでしょう。
相手のパスを思い切りジャンプし、アクロバティックに阻止する守備はバスケットボールやバレーボールを連想させます。

ただ他の球技と明らかに違うのは、まずフライングディスクを持った選手は3歩以上動かず10秒以内に他選手へ投げること。ディスクを地面に落とせば攻守交代、勝負が決まるまで制限時間なし、さらには選手同士が故意に身体を接触し合ってはいけません。

そしていちばんの特徴は「審判がいない」こと、選手個々がジャッジを決める自己審判制なのです。

アルティメットの投げ方の種類と名前

アルティメットはフライングディスクを投げ得点を競うスポーツ。

独特の形をしたフライングディスクはボールと違って空気抵抗を受けやすく、普通に投げてもなかなか思うように飛んでくれません。

ここではアルティメットで最も重要な動作、フライングディスクの投げ方を解説しましょう。

4種類の投げ方がわかれば、あなたもアルティメットファンになること間違いなしです。

バックハンドスロー

アルティメット入門編、そしてアルティメットの最も基本的な投げ方と呼べるでしょう。

まずはディスクを親指は表側に、他の指は裏側に添えて軽く握るように持ちます。
この持ち方を「バークレーグリップ」と呼んでおり、初心者はこの持ち方から始め、体の内側から正確に投げる動作を身に着けましょう。

試合中は近距離または遠距離にいる味方選手に普通にパスする投げ方。ただディスクの飛ぶ高さとカーブが少ないため、相手選手に阻止される可能性は高いでしょう。

またどちらに投げていいか判断に迷う時は、人差し指をディスクのリム(周辺)に沿わすように当てる「クラシックグリップ」にして攻撃に備えます。

バックハンドスローをするとディスクは表側を上に時計回りしながら、地面と平行に降下します。

フォアハンドスロー

バックハンドスローを覚えたならば、次はこの投げ方に挑戦しましょう。アルティメットにはテニスと同じくバックハンドとフォアハンドがあるのです。

ディスクを親指は表側に、人差し指と中指はぴったり揃えて裏側にし「3本の指ではさむ」ように持ちましょう。もちろん薬指と小指でしっかりフォローします。「サイドアームスロー」とも呼ばれるように、利き腕を引き絞って体の外側真横から投げ出すフォーム。

試合中はバックハンドスローと同じく普通にパスする投げ方ですが、スピードが付くので相手選手に阻止される可能性も下がります。

フォアハンドスローをするとディスクは表側を上に時計の反対回りをしながら、地面とほぼ平行に降下します。

ハンマースロー

ここからはかなり経験を積んだ人向けです。

この投げ方は「アップサイドダウンスロー」とも呼ばれ、ディスクを親指・人差し指・中指ではさむフォアハンドスローと持ち方は同じ。ただ違うのは横手からではなく上手から、それも利き腕をまっすぐ上に伸ばして投げるというフォームです。

より高くより遠くへ飛ばせる投げ方だけに、試合中に実現したら「かっこいい」と思われるでしょう。しかし投げ放ったディスクの滞空時間が長い故に空気抵抗を受けやすく、その日の気象条件と風を瞬時に読み抜く力がカギとなります。

風を切り裂くようなロングスローは、相手ディフェンスを越えて得点に至る「3次元パス」に…これこそアルティメットの魅力でしょう。

ハンマースローをするとディスクは裏側を上に時計回りしながら、地面と平行に降下します。

スクーバスロー

こちらも経験者向けの投げ方です。

ディスクの持ち方はフォアハンドスローとハンマースロー、構えはバックハンドスローに同じ。しかし持ち方を微妙に変えることで、投げ放たれたディスクも微妙にカーブするという、最もハイテクニックなフォームと言えるでしょう。

スクーバは潜水を意味する「スキューバ」が語源。ディスクが肩より下の位置から上に向かって投げ出される様子を「水中から浮上する」ように連想したのが由来です。

試合中は主に10m前後のショートパスに用いられ、ディフェンダーの頭上を確実に越す最適な投げ方。それだけに正確なコントロールが着けられるかどうかが成否のカギとなり、もちろん風を読む力も不可欠です。

スクーバスローをするとディスクは裏側を上に時計回りしながら、地面と平行または斜めに降下します。

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フライングディスクの投げ方のコツ

ここまではディスクの投げ方4種類を紹介してきましたが、いよいよこれからは実践編です。

バックハンド、フォアハンド、ハンマー、スクーバ。それぞれの投げ方をさらに詳しく順番を追いながら解説しましょう。

これを身に着ければ、あなたも立派なアルティメットプレーヤーの仲間入りです。

バックハンドスローのコツ

まずはディスクを親指は表側に、他の指は裏側にし軽く握る感じで持ちましょう。

①体の位置を投げる目標に対して45度に向け、肩幅程度に足を開きます。
どの投げ方でもそうですが足を開きすぎないこと。姿勢が崩れてうまく投げられません。

②そして胸の前でディスクを手首に巻き込むような感じで構え、肩~肘~手首の関節を順番に伸ばすように、利き腕側の足(右投げなら右足)を目標に向かって踏み込みます。

③そのまま肩から手首へ体重移動させながら、利き腕のやや斜め上へディスクを放ちます。
この時大切なのは、反対側の足と下半身を軸にして、しっかり体を半回転させることです。

投げるときにディスクが胸から遠いと思うように飛びません。
コツは「ディスクが胸の近くを通過する」こと、右投げならば左へ向かってカーブしながらきれいに飛ぶでしょう。

フォアハンドスローのコツ

まずはディスクを表側の親指と、裏側の人差し指・中指の3本ではさむように持ちましょう。

①体の向きをバックハンドスローとは逆にして、ここでも肩幅程度に足を開きます。
この時、利き腕側の足(右投げなら右足)は後ろ側になっています。

②目標に向かってやや斜めに構え、利き腕と肩をしっかり引き絞りましょう。

③そして体の横を通過させるようにして腕を振り、手首のスナップを利かしながらディスクを放ちます。この時大切なのは、野球の横手投げピッチャーのように腕を振り回さないこと、
あくまで「手首のスナップを利かせる」ことです。

④投げたと同時に利き腕側の足を前へ踏み出し、腕を目標側にまっすぐ伸ばします。

この投げ方は何と言っても手首のスナップが重要。
コツは投げるときに手首をリラックスさせ「中指で弾く」ようにディスクを放つことです。
右投げならば時計反対回りをしながら、やや左へきれいにカーブするでしょう。

ハンマースローのコツ

まずはディスクをフォアハンドスローと同じ形で持ちましょう。

①反対側の足(右投げならば左足)を軸にして、利き腕側の足をやや後ろへ引きます。
そしてディスクを親指(表側)は左、他の指(裏側)は右にしてほぼ垂直に構えます。

②ディスクを持った腕を後ろへ引き絞り、自分の上方約45度の角度へ向かって放ちます。
この時大切なのは腕を勢いよく曲げずに伸ばすこと、しっかり腕を伸ばさないとうまく飛びません。そしてここでも手首のスナップを利かしましょう。

③ディスクがきれいに高く放物線を描き、右投げならば空中で左から右へカーブすれば、うまく投げられた証です。

この投げ方は上記の順番プラス風を読む力が必要なので、かなり練習を積まないとマスターできないでしょう。
コツは投げるときに利き腕の反対側上方(右投げならばやや左上方)へ放つことです。

スクーバスローのコツ

まずはディスクをフォアハンドスロー・ハンマースローと同じ形で持ちましょう。

①バックハンドスローと同じ姿勢をとり、肩幅程度に足を開きます。
ディスクは親指(表側)が下、他の指(裏側)が上になるという、バックハンドスローとは逆の構えになります。

②そしてバックハンドスローの要領で、利き腕側の足(右投げならば右足)を目標に向かって踏み込みます。

③肩から手首へ体重移動させながらディスクを放ちますが、バックハンドスローとは持ち方が逆なので、手首のスナップを利かせることが大切。体もしっかり半回転させましょう。

④投げ方によってカーブする方向が変わります。右投げの場合、左上方へ放てば右へカーブするでしょう。またディスクを水平に持ち、右上方へ放てば左へカーブします。

これもかなりの練習と経験が必要になります。コツはしっかりスナップを利かせ、投げた時に人差し指がぴんと伸びていることが理想的でしょう。

まとめ

さまざまなスポーツの要素を含み、投げる・走る・跳ぶの他には読む・考える・そして瞬発力が必要となるアルティメット。ここまで紹介して感じましたが、これほど高度で華やかなスポーツがあったとは新発見でした。

WFDF(世界フライングディスク連盟)には、2018年2月現在で77の国と地域の協会が加盟しており、日本は何と世界ランキング第6位。
目標は2028年開催決定のロサンゼルス夏季五輪種目になることです。

今何か新しいスポーツや物事を始めたいあなた、
新しい世界はアルティメットに大きく広がっていますよ。

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