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大相撲の行司とは?行司になるには?ランクや階級はあるの?待遇や給料は?

スポシル編集部

公開日 :2019/08/20

更新日 :2019/08/29

今回は大相撲を支える「行司」について紹介しましょう。

力士同士がぶつかり合い勝負を決する大相撲、しかし土俵上で闘うのは力士だけではありません。その勝負を主導する行司も、自身の責務をかけて闘いに臨むと言えます。

装束に身を固め、掛け声で取組を導き、勝ったと判定した力士に軍配と勝ち名乗りを上げる…これが私たちの知る行司の姿でしょう。

そして行司の仕事は取組以外にも実に多種多様。最高位に立つ行司は、覚悟を意味する刀と道具を携え土俵に上がります。

そのような行司になるにはどうすればいいのか、その給料体型は…私たちの知らない行司の姿も併せてお話ししましょう。

目次

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大相撲の行司とは

土俵に上がった両力士を紹介して所作を仕切り、大きな掛け声で取組を進める…行司の存在が最も強調される場面ですね。

そして勝った力士が行司から名乗りを受ける場面に、人々は心打たれます。

しかし時にはどちらが勝ったのか判定の難しい結果になることがありますが、その際も行司は必ずどちらかに軍配を上げなければなりません。

状況によっては審判から「物言い」が付き判定が覆ることもあります。他にも取組中に力士の「廻し」が緩めば締め直し、なかなか勝負が決まらなければ一度停止して力士を休ませる「水入り」など責任は重大。

行司の仕事は取組の判定だけではありません。大勢の力士名を記述する番付表の作成や、本場所中の場内放送に「土俵入り」先導などの任務があります。

さらに本場所以外でも、全国各地で開催される地方巡業のスケジュール作成に移動交通手段の手配、各相撲部屋での事務や冠婚葬祭の礼状書きなど。

超多忙な行司によって大相撲は動かされているのです。

行司になるには?

行司に志望できるのは、義務教育を修了した19歳未満男子であることが必須条件。適格者と認められれば各相撲部屋に所属し、ここで事務や雑用など下積み仕事をしながら、発声練習や「相撲字」の習得、さらには相撲の歴史や勝敗の見極め方を学びます。

発声練習は場内いっぱいに響きわたる声色が求められ、相撲字は江戸時代から伝わる独特の字体を指導されるのです。

そして定員45人という狭き門をクリアすれば、晴れて行司としてデビューします。これも江戸時代から伝わる名跡の「木村」または「式守」を名乗り、まずは序ノ口など格下の取組へ臨むことになるでしょう。

ごく一握りの人しか務めることが許されない行司、どんなことにもくじけない強靭な体力と精神力が必要なのですね。

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行司にもランクや階級があるの?

行司の世界は上下関係の厳しい階級社会です。

下位から順に序ノ口格・序二段格・三段目格・幕下格と力士の階級にほぼ同じ。

十両格・幕内格となれば関取に該当し、さらに三役格となれば三役以上力士の取組を担います。

そして最高位となるのが「立行司」で、最後を締める「結び」の取組をさばくのです。

行司は直垂(ひたたれ)という衣装と烏帽子を身にまとい、軍配を携えて土俵に上がります。

この衣装も階級別となっており、直垂に着く菊綴(きくとじ)という飾り物と、軍配に着く房の色が序ノ口格から幕下格は青系統。

十両格では白が加わり幕内格から三役格は赤系統、立行司は紫系統となります。

さらに序ノ口格から幕下格は素足、十両格になって白足袋を履くことが許され、三役格では白足袋と草履を着用できるのです。

そして立行司は右腰に印籠、左腰に短刀を着けます。短刀には「判定を間違えた場合は切腹する」という覚悟が表現されているのです。

行司の待遇や給料

行司の給料や昇進は、その能力・成績などを評価し日本相撲協会理事長が決定します。

月給制でその基本額を見てみると、序ノ口格から幕下格は1万円弱から10万円未満。

十両格で10万円以上となり、幕内格さらには三役格と昇進すれば20万円から40万円未満。

立行司となれば50万円近くが得られ、その年収も1,000万円以上となることもあります。

また行司には幕下格以下では約2万円、立行司では約5万円の衣装代が支給されます。

そして十両格以上の行司は「有資格者」と認められ、付け人が付く上に地方巡業の際には個室が与えられるのです。

能力や成績がそのまま評価される行司、力士と同じく実力主義社会なのですね。

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行司の掛け声『はっきよい」とは?

「はっけよい、のこった」…相撲そして行司と言えば、誰もがこの掛け声を思い出すでしょう。

本来は「はっき(発気)よい」とされ、力士の動きが止まった時に「動け、頑張れ」と促すことが由来。

第二次世界大戦中は国民の戦意高揚のため「発気揚揚」と意味づけられたこともありました。

「のこった」は、相手に倒されそうな力士に「倒れないように頑張れ」と奮起させる意味があるようです。

両力士が悔いのないよう存分に闘ってほしいという、行司の想いが込められた掛け声なのでしょうね。

まとめ

平成25年5月場所千秋楽のこと。65歳定年を迎えた立行司・第36代木村庄之助に、横綱・白鵬と大関・鶴竜(当時)から感謝の花束が贈られました。

約50年近い行司生活を終え、無数の足跡を刻んだ土俵を去り行く木村庄之助。

テレビの前で観戦する相撲ファンのみなさん。さまざまな仕事を担いつつ大相撲を支える行司の存在に、ぜひ想いをめぐらせてみませんか。

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