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テニスの四大大会で使用されている「クレーコート」について徹底解説!

スポシル編集部

公開日 :2019/04/30

更新日 :2019/04/30

テニスの試合が行われるコートですが、テニスコートと聞くと芝のコートを真っ先に思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実はそれだけではないのです。

あまり見たことがない方も多いと思われますが、「クレーコート」という種類のコートが存在するのです。クレーコートは四大大会やその他の大きな大会でもよく使われています。

今回はこのクレーコートのイメージがわかないという方のためにも、その特徴を詳しく解説していきたいと思います。

目次

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テニスの「クレーコート」とは?!


クレーコートとは、一言で説明すると全面を赤い土で覆ったコートのことです。クレーコートは傾向として主にスペインやフランスなど、ヨーロッパの国で多く使われているコートですが、南米のアルゼンチンやブラジルなどにもクレーコートが見られます。

クレーコートは様々な大会で使われているため、プロ選手にとっては非常になじみのあるコートと言えるかもしれません。もちろん大きな大会でも使用され、赤土のコートで最も規模の大きい大会と言えばフランスのパリで行われる「全仏オープン」が当てはまります。全仏オープンの赤土の最も大きなセンターコートには毎年多くの観客が詰めかけます。

「クレーコート」の特徴は?!


テニスコートにはまた、その種類によるボールの体感スピードの違いなど数々の特徴があります。それでは、クレーコートにおいて選手たちはどのような感覚を持ちながらプレーしているのでしょうか?その特徴を簡単にまとめてみます。

クレーコートの主な3つの特徴を解説します。


  • 球足が遅いためラリーが続きやすい!

  • コートに弾力を持つので疲労感が少ない!

  • 非常に天候に左右されやすい!

球足が遅いためラリーが続きやすい!


クレーコートの特徴としてまず挙げられるのが、球足(ボールの体感球速)が遅く感じられるということです。土がボールの勢いを大きく吸収してしまうため、ボールが遅く感じられます。

特にサーブの強い選手は強いサーブを打っても球速が落ちてしまうため、そのような選手にあまり向かないコートと言われています。球速が遅くなるという点から、ストローカーのような運動量が多くなる選手も比較的容易にボールに追いつけるようになるため、どちらかと言えば機動力を生かせる選手に有利なコートです。

世界でも有数のストローカーと呼ばれる日本の錦織圭選手も球足が遅くなるクレーコートを得意としており、好成績を収めています。

コートに弾力を持つので疲労感が少ない!


コートごとの土の構成にもよりますが、基本的にクレーコートは疲労が残りにくいという長所を持つコートです。なぜなら、クレーコートは弾力を持つのが特徴的で、地面も軟らかめに作られているため、コート上で運動した時の体の負担が少ないのです。

体の負担が少ないということは、必然的にケガも少なくなることにつながるため、特に機動力のある選手は足を動かし続けても比較的安心感のある中でプレーができると言われています。

例えば男子プロツアーのATPでは4時間以上の長丁場の試合となることも多く、大量のカロリーを消費するスポーツですから、疲労感が残りにくい点は非常に大きな利点であると言えるでしょう。いわゆる「体に優しいコート」と言ってもいいくらいのコートですね。

非常に天候に左右されやすい!


クレーコートは体に優しいことがメリットと紹介しましたが、一方で当然デメリットもあります。特にコートのコンディションの維持(メンテナンス)が非常に難しいのが悩みどころです。また、整備に手間がかかるコートとして知られています。

土でできているので、天候に左右されやすく、例えば雨が降るとボールが弾まなくなるので、しばらく使えなくなることが多いです。また、強風が吹けば砂が飛び、乾燥にも弱いことがメンテナンスを難しくしているのです。

実際、クレーコートを使用している全仏オープンではよく雨天順延がよく見られます。2017年の全仏オープンでは、錦織圭選手の3回戦の試合の第2セット後半で雨天順延となり、翌日見事勝利を収めたという試合がありました。

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「クレーコート」での戦い方!


さて、やはり試合に勝つにはコートでどのような戦術を練っていくかがポイントになることは間違いありません。クレーコートでも戦い方を工夫することにより、効率的なポイントの獲得を図ることができます。ぜひ覚えて説明できるようにしてみましょう。

戦い方の主な3つの種類を解説します。


  • コート全体をまんべんなく使い、相手を走らせよう!

  • トップスピンでコートの後方へ相手を追いやろう!

  • ネットプレーは最後の締めに、使おう!

コート全体をまんべんなく使い、相手を走らせよう!


クレーコートは球速が遅いことに関連して、ラリーが続きやすくなります。コートの特性上、確かに疲れは残りにくいですが、ラリーが多くなるので体力を消耗するのです。

そのため、クレーコートではなるべく多く相手を走らせることを心がけていくと、相手は次第に体力を削られていきます。なるべくラリーを我慢して続けていくと、相手からチャンスボールがめぐってくる可能性が高くなります。チャンスボールが来る時と言うのはラリーによって体力を消耗させられた時なので、そこで強いショットを打てば得点できる確率が上がります。

先にも説明しましたが、クレーコートはイレギュラーバウンドが多いのでテイクバック時になるべく脱力して対応しましょう。

トップスピンでコートの後方へ相手を追いやろう!


クレーコートは球足が遅くなるので、平らなフラット系統のショットはあまり効果がありません。一方で順回転のトップスピンは跳ねやすいという性質があるので、トップスピンのボールを打てば相手を後方に追いやることができます。

アウトにならないよう、ベースラインの後方から鋭いトップスピンをかけて打ち、相手を後ろに追い出しましょう。

ここまでできたら、あとはネットの前に優しく落とすドロップショットが非常に有効になります。相手が後方に移動するということは前方はチャンスですから、ドロップショットのポイント獲得率も高くなります。ラリー中の緩急をつけるという意味でもドロップショットはメリットがあるかもしれませんね。

また、角度をつけたアングルショットも通常より前方にボールを落とすため、クレーコート内では使えるようにしておくといいでしょう。

ネットプレーは最後の締めに、使おう!


テニスにおけるネットプレー(ネットに近づいて点を取りに行くこと)は、ネットに出てきた横を抜かれてしまうパッシングショットを打たれるリスクがあります。このパッシングショットが打ちやすいのがクレーコートなので、ネットプレーには注意が必要です。

何度も言うように、クレーコートは基本的にボールの球速が遅いコートです。つまり、球足が遅くなる分だけ構える時間を取りやすくなります。その状態で振り抜けば、相手がネットプレーをしてきても簡単にパッシングショットを打ててしまうというわけです。

こういった理由から、クレーコートでのやみくもなネットプレーは極力避け、ストロークで相手を崩した時にネットダッシュすることをおすすめします。ネットプレーでのショットはパッシングショットを打たれないよう、なるべく浅いネット方向の浅いボールで仕留めることが必要になるでしょう。

クレーコートには、チャレンジシステムがない?!


テニスには審判の判定に納得いかない時に、異議申し立てビデオ判定としてチャレンジシステムを設けています。しかし、実はこのチャレンジシステム、クレーコートでは採用されません。

なぜかというとクレーコートは土でできているため、その土にボールの跡がつくことでボールが落ちた位置を判断できるからです。プロテニスツアーでもクレーコートの大会ではショットが落ちた位置の判断が難しい場合、審判が直接その位置を確認しに行きます。

どのような規模のクレーコートの大会でもチャレンジシステムを採用しておらず、四大大会でも唯一全仏オープンにはチャレンジシステムがありません。

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クレーコートで最強と呼ばれている「ナダル」選手!その理由は?!


さて、プロテニスツアーのATPの中でもクレーコート上で最も優秀な功績を残してきたのはスペインのラファエル・ナダル選手です。クレーコートではもはや誰もナダル選手に勝てないとも言われていますが、一体どこがすごいのかまとめてみたいと思います。

強靭な、下半身の筋力とフットワーク


ナダル選手は四大大会の優勝回数が17回のレジェンド級の選手であることはテニスファンの間でよく知られています。

中でも全仏オープンの優勝回数が11回と非常にクレーコートに強い選手です。全仏オープンだけではなく、その他のクレーコートの大会でも優勝回数が多い選手です。

ナダル選手の下半身に注目してみてください。他の選手にはなかなかない強靭な筋力とコートカバーリングの広いフットワークがクレーコートでの強さを支えています。もともとスペインはクレーコートが多いため、慣れという面でもナダル選手には有利に働くコートなのでしょう。

フットワークとスピンのよくきいたボールでコート上に正確に放たれるショットで観客の心を一瞬にして惹きつける選手です。

詳しくは以下の動画を見てみましょう。

まとめ


いかがでしたか?
クレーコートはまだテニスをよく知らない方はなじみがないかもしれませんが、毎年6月には全仏オープンもテレビで放映されているので、クレーコート上で選手たちがどのように戦っているか気になる方はぜひ見てみましょう!

きっと見ごたえのあるラリー戦が繰り広げられるはずです。

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