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【初心者必見!】弓道の始め方や注意点

スポシル編集部

公開日 :2019/04/01

更新日 :2020/06/15

弓道は日本の伝統武道の一つであり、人気のあるスポーツでもあります。とはいえ人気がある分、敷居を高く感じる人もいます。

いままで、弓道に憧れをもっていても事情や時間、あるいは年齢的に無理だと考えて、諦めている人もいるかもしれません。しかし弓道は、学生からでも定年を過ぎてからでも問題なく始められます。

とはいえ、なんの前知識もないのでは、始めようにも不安に思う人もいるはずです。そこで、弓道を始めるための第一歩となる、弓道初心者のための情報をまとめてみました。

目次

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弓道とは

弓道とは、日本の伝統的な競技の一つです。照準器のない弓を使用し、矢で的を射る、一見シンプルに見えて実は奥深い競技です。

弓具は弓と矢だけでなく、かけ、弓道着、胸当てなどがあります。大切なのは道具だけでなく、正しい形や姿勢、平常心を保って射ることがポイントです。

弓道は礼節を重んじ、自身の内面を磨くことを信条としています。そのため、競技という括りにあるとはいえ、弓道での敵は他人ではなく自分の心、という特徴があります。

弓道初心者の第一歩

弓道は老若男女問わず、個人個人の状態に応じた練習から始められます。弓道は1人で楽しめる競技なので人数合わせが要りません。公益財団法人全日本弓道連盟の公式ホームページには、全国の弓道場の住所や電話番号が載っています。

ただし、初心者お断りの道場もあるので、まずは初心者教室からが妥当です。念のため、電話で問い合わせることもおすすめします。
弓具は道場にあるものを借りられることがほとんどなので、最初から一式揃えなくても問題ありません。

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弓道に必要な道具

弓道に必要な道具には、矢、弓、かけ、袴、胸当てなどがあります。道具は使うことが至上とはいえ、各々の特徴や役割をきちんと知らなければ使いこなせません。

安全かつ十全に弓道を楽しむためにも、これから弓具について説明していきます。




  • かけ


  • 胸当て

矢は事故を招く恐れもあるので、自分の腕の長さに合った、状態のよい矢でなければなりません。矢尻のない矢、羽一枚でも取れた矢、矢束より短い矢、折れた矢は使用厳禁です。

矢に使用する素材は3種類で、アルミまたはジュラルミン、カーボン、そして竹です。矢の保ちは、初心者と熟練者とではまったく異なります。

初心者のうちは矢の消耗が激しく、矢の交換頻度も多くなります。そのため、安価なアルミ矢が好まれるのです。

反面、熟練者は矢を長く保たせられるので、竹弓が好まれます。

弓も安全上、自分に合った長さや張りの強さのものであるべきです。矢ほどでないにしろ、肩を痛めるなどの危険はあるからです。

弓の長さは、矢を引き込む長さである引き尺と身長で割り出します。初心者では自分に適正な弓を選ぶことは困難を極めるので、指導者に見立ててもらいましょう。

弓に使用する素材は、竹、グラスファイバー、カーボンです。竹は気候によって状態が変わることもあり、初心者には扱いです。

その点、グラスファイバーなら安く耐久性も竹より上で、反発力があるので初心者に向いています。

かけ

かけは、右手にはめる手袋状の弓具です。かけは弓を引くのになくてはならないもので、弓の上達のためにも自分にぴったりなものを選ぶことが重要になります。
かけにもいくつか種類があり、そのうち現在一般的な種類は、三つがけです。三つがけは、親指と人差し指、中指を保護します。

そのうち、親指の先から付け根までを指す、帽子と呼ばれる部分の長さと、親指の長さとが適正であることが求められます。

かけの材料は鹿革なので、湿気や汚れから守るために手入れはしっかり行いましょう。

袴は、弓矢の次に目を引く弓道の胴着です。弓道場に見学に行く際や練習であれば、ジャージなどの動きやすい服装でも構いません。

しかし、胴着こと上衣と袴は基本着用するものです。特に試合では、弓道における身だしなみも重要になります。袴のひだにすら、礼節などの武道の心得を表していると言われるほどです。

弓道の袴は、ズボンのように仕切りがついている馬乗り袴とスカートのような行燈袴の2種類です。そのうち馬乗り袴が一般的で、色はもっぱら黒が選ばれます。

胸当て

胸当ては主に女性が着用する胴着の一つです。男性でも服装の種類によっては、安全のため胸当てが必要になる場合もあります。

胸当てを着用する目的は、矢を射た直後に弓の弦が胸に当たってけがをしないようにするためです。そのため、たわまずにぴったりと身体に合った胸当てであることが求められます。

胸当ての素材は、レザーとメッシュ、色の種類は白と黒です。胸当ては蒸れやすいので、蒸れを気にする人はメッシュの胸当てを選ぶとよいでしょう。

弓道の種類・ルール

弓道の試合には、個人戦、団体戦があり、それぞれに優勝あるいは勝敗の決着のつけ方が異なります。さらには、的中させるだけでなく時間制限も設けられています。

試合では、強い精神力が必要です。前もっての練習はもちろんルールも知っておくことで、対策も練れるでしょう。


  • 個人戦

  • 団体戦

  • 時間制限

個人戦

個人戦のルールでは、予選、本選ともに的中制を採用しています。的中制では、的の面のどの位置に矢が刺さっても関係なく、刺さった回数が成績となります。1回につき4本の矢が引けます。

的中制で当たりかはずれかの判断が難しい場合には、弓道競技規則で定められた基準を参考にできます。例えば、的面にあるはずれ矢を射てあたった場合などです。

個人戦には射詰競射もあり、簡単に言うと的を外した時点で敗北というものです。的中制同様、選手が順番に的を射、外すことなく当て続けた選手が優勝となります。

団体戦

団体戦も的中制を採用しており、チーム全員の的中数で勝敗が決まります。1チームごとの選手の人数は、3人あるいは5人です。

矢は1人につき4本射られるので、チームの総的中数は最大で計12本あるいは20本になります。団体戦には制限時間が設けられているので、のんびりはできません。

また、個人戦のように射詰競射はありません。ただし、なかなか勝者が決まらない場合のために、一本競射という1人1本ずつ引き、的中数の多いチームが勝ち、というルールもあります。

制限時間

制限時間は、団体戦においてチームの人数ごとに決められています。公益財団法人全日本弓道連盟の平成28年4月1日改定版の競技規則では、チーム人数が3人であれば、立射で各自4射の6分30秒以内です。

5人であれば、立射で各自4射の9分30秒以内となっています。

注意すべき点として、制限時間内に弓や矢などにトラブルがあった場合であっても、その対処は制限時間内で行わなければならない、ということです。

そのため、弓具は万全の状態にして、試合に挑みましょう。

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弓道の基本!八節

八節つまり射法八節は、弓を引くために必要不可欠な8つの一連の動作を言います。また、弓道における武の心得に関係するとともに、精神統一をする時間でもあります。

それでは以下にある、八節の一つ一つの動作を見てみましょう。


  • 足踏み

  • 胴造り

  • 弓構え


    • 打起し

    • 引分け



      • 離れ

      • 残身


足踏み

足踏みは、足を開き、正しい姿勢にする動作です。この足踏みがしっかりしていないと、後の動作、ひいては的中率に影響するので気を付けましょう。

まず、両足の先を60度に開き、幅を自分の矢束と同じにします。次に、両方の親指の先を的の中心と一直線上になるように構えます。この時、本弭という弦をかける弓の上部は、床上約10cmに留めましょう。

自分の矢束を調べるには、腕をまっすぐ伸ばしたまま、喉仏の位置から指先までの距離を測る方法があります。安全のために5、6cm足すことが推奨されています。

胴造り

第2の動作である胴造りは、足踏みを土台とした、射の基礎です。胴造りでは特に姿勢や重心、呼吸を正すことが重要です。

弓の本弭を左膝頭の位置に据え、右手は右の腰にとります。さらに、弦の位置と矢の方向を調べます。
肩と腰横の線と足踏みの線とは平行に重ねましょう。膝の後ろを伸ばすことも忘れてはなりません。次にへそから僅かに下の位置にある丹田に、心気をおさめます。

とにかく姿勢を崩さないようにしましょう。身体が捻じれていると、正しい胴造りになりません。

弓構え

八節の第3の動作である弓構えは、矢の的中率に大きく影響します。弓構えの動作には3つのステップがあり、取懸け、手の内、物見の順に行います。

取懸けは右手を弦にかける動作です。次に左手の手の内が非常に大事で、弓を握る力加減が的中率に大きく関わります。3つ目の物見は、的へ顔を向けてしっかり的を見据えます。

また、左右の肘は軽く張り、大木を抱えるようにします。同時に、胴造りで述べた丹田に加え、足心、脚、腰に気息を充足することも、忘れてはなりません。

打起し

打起しではついに、弓矢を持ち上げる動作をします。打起しの方法は、正面打起しと斜面打起しの2通りがあり、ここでは正面打起しについて述べます。

打起しで注意したい点は、拳や胸、肩に力を入れないことです。まず、弓構えの状態から、掬い上げるかのように両拳を同じ高さにします。
拳の高さは約45度で、額の線よりやや上の位置にします。この時、両肩が上がらないように、力は抜きましょう。

矢は地面から水平の位置に保ちます。打起しでは気合を、足心、腰、丹田におきます。

引分け

引分けは、打起しで掬い上げた弓を、左右均等に引分ける動作です。引分けは打起しに続く動作なので、方法も2通りあります。ここでは先述の正面打起しからの引分けの方法を述べます。

引分けの目的には、先述の手の内を最適な状態にし、弓を押すようにして左右均等に開くことにあります。

地面と平行にした矢と打起しの形とを維持しつつ、弦を手首ではなく、右肘で引きます。この時も、肩や弓を握る力が必要以上に入らないように気を付けましょう。

会は矢を放つ直前の状態であり、引分けを維持し続けている状態でもあります。そのため八節のうち一番、力と精神力とが必要になる動作です。

射法八節を正しく行うのはもちろん、呼吸、気合、姿勢にも気を付けます。また、会では五重十文字という線が重要になります。

五重十文字は会に至るまでの動作で出来上がる状態です。弓と矢、弓と押手の手の内、弽の拇指と弦、胸の中筋と両肩を結ぶ線、首筋と矢の5つの線から成ります。

きれいな五重十文字になるように、これまでの射法八節を大切に行うことがよい射に繋がります。

離れ

離れは矢を放つ動作です。しかしこの離れでは、矢を離すぞと意気込んではなりません。上下左右に力が伸び合い胸郭を開いて、自然と矢が放たれるのが理想です。

矢が飛んでいくことを意識しすぎて、身体に余計な力を入れないようにしましょう。ただし、丹田への気力は溜めておき、呼吸と胴造りが崩れないようにも気を付けます。

離れでは縦横十文字の基本体型が重要です。先述の五重十文字を完成させるためにも、この縦横十文字は身に着けておく必要があります。

残身

射法八節の最後であり集大成である残身では、矢を放った姿勢をしばらく保ちます。そのため残身は、自分の反省すべき点などを確認し、次に繋げるための大切な八節なのです。

そして、矢を放った直後の姿勢を維持したまま、矢が当たったところを見ます。次に弓倒し、両拳を腰にとり、的から正面へ顔を戻します。

弓倒しの際に気合は保つように気を付けましょう。また、胴造りや両手のバランスは崩れていないか、縦横十文字が正しくできているかも重要です。

まとめ

ここまで、弓具や八節、試合の種目などを紹介してきました。どれも弓道で基本的なことであり、覚えておく必要のあることばかりです。

的を当てること、心身を鍛えることはもちろんのこと、安全に弓を引くためにも、正しくしっかりと身に着けましょう。

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