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【ラグビー用語解説】ボールの争奪戦!ラックとは何か?

スポシル編集部

公開日 :2019/02/28

更新日 :2019/09/07

「ラック」とはタックルされた選手が地面にボールを置いたボールを、両チームの選手が集まって奪い合うことで起こります。

本記事では、そんなラックに関するルールや注意点。反則行為や練習方法などについて初心者でもわかりやすく解説していきます。

初心者にもわかるように解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください!

目次

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ラックの定義は?

ラックとは基本的にタックルされた選手が「倒された」事が起点となって発生します。

タックスされた選手が地面に置いたボールを、両チームの選手が集まり奪い合う事こそラックとなります

この時、スクラムの様に敵味方で押し合ってボールを奪い合う事から、かつてはルーズスクラムと呼ばれていました。

ラグビーの集団密集は、主に3つ。


〇通常のスクラム(セットスクラム)
〇モール
〇ラック(ルーズスクラム)


ラックについてさらに詳しく解説していきますが、ラックを簡単に理解する条件について触れておきます。

「プレー中」に「※倒れた選手」を中心に発生する密集がラック、と覚えておきましょう
(※厳密には地面に置かれたボール)

ラックの人数について

ラックが発生すると、ルーズボールをマイボールにしようと敵味方がどんどん集まってきます。

ラックの人数は最低人数は決まっていますが(詳しくは後述)上限人数は特に定められてはいません。

現実にはありえないですが、フィールドの選手全員が密集しても反則さえしていなければルール上は問題無いと言えます。

ラグビーの試合中は、ラックは頻繁に発生します。
とにかく発生頻度が高く、それだけ重要なプレーの一つであるとも言えます。

ラックの人数は発生した状況や仲間のサポートによって都度変わります。
平均すると敵味方合わせて6~10人程度の密集をよく見かける事になります。

次はラックの最低人数にも関わる、「ラックが成立するための条件」について、詳しく紹介していきましょう。

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ラックの成立条件

ラグビーではラックが成立する条件が定められています。

ラックの定義とは
プレー継続時、地上のボールを中心とした周囲で敵味方それぞれ一名以上が、立ったまま身体を密着し密集しボールを囲んでいる」状態です。

簡単に言うと、タックルされて倒されるとボールを手放さなければなりません。
地面に置かれたボールを敵味方が取りに向かいます。

ボールを囲む様に相手と組み合う=ラック成立!

  • 地面に置いてあるボール

  • 組み合っている
  • この二つの条件を満たした瞬間にラックが成立となります。

    あまり見かける事は無いですが、極端な例を挙げると


    1.タックルされる
    2.タックルを受けた選手は倒れずに「立って」いる
    3.地面にボールをわざと置く
    4.ボールは地面で、タックルした人とされた人が組み合っている状態
    5.条件を満たした事でラック成立!


    お判り頂けたでしょうか??

    ラグビー初心者が、ラグビーのルールがイマイチ判らない・・と思ってしまう原因の一つが密集プレーだと思います。

    ラック、モール、スクラムさえ判ってしまえばラグビーをより一層楽しむことが出来ます。

    ラックの解消について

    ラックでボールの支配権を争いますが、ラックが解消されるタイミングは様々です。

    まず、ラックによってボールが外に出て支配権が確定した場合
    これは、ラックによるボール争奪戦に決着がついた結果による解消です。
    そのまま、ボールを持ったチームがプレーを再開し試合はインプレーのまま続行となります。

    次に、ラック状態で反則行為があった場合。
    ラックは非常に様々な反則が起きやすいです。

    手を使ってしまえばハンド、詳しくは後述しますがオフサイドも起きやすくなっています。
    反則が合った場合もラックは解消され、反則に応じた試合再開方法でリスタートとなります。

    ラックのまま押し合った結果、左右にあるタッチラインを出てしまった場合もラックは解消されます。
    この場合は、ラインアウトというスローインから試合が再開します。

    パイルアップも、ラック解消条件となります。
    あとで説明をしているため、こちらの解説は割愛します。

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    ラックはターンオーバーのチャンス!

    ラックが発生するという事は、ボールの支配権が無い状態のボール(ルーズボール)が地面に置かれている状態です。

    つまり、守備側から見ればラックが発生した場合は攻守の交代(ターンオーバー)の大きなチャンスとなります。

    タックルが成功し、タックラー(守備側)とボール保持者(攻撃側)の両名が地面に倒れた状態にある場合、倒れたままのプレイヤーは「プレーをやめなければ」なりません。

    倒されてもボールを離さない場合は、ノットリリースザボールという反則を取られてしまいます。

    ラックの成立条件はすでに説明しましたが、敵プレイヤーが倒れたボール保持者のサポートに来る「前に」守備側が素早くボールを奪ってしまう事も可能です。

    このように、ラックが成立前であればボールを奪取するプレーは「ジャッカル」と呼ばれ非常に大きなプレーです。

    しかし、ラックが成立してからは簡単にボールを奪う事は出来なくなります。

    なぜ、簡単にボールが奪えなくなってしまうのかについて次項で解説します。

    ラックでは手を使っていいの?

    ルーズボールを守備側プレイヤーが素早く奪取する事をジャッカルと呼ぶ事は説明しました。
    ジャッカルは、倒れた相手プレイヤーに素早く襲い掛かりボールを「手で」奪い去ります。

    ところが、相手プレイヤーがボール地点へと到達し、組み合った瞬間からラックが形成されます。
    ラックが形成されると「手でボールを取る」行為は反則行為となります。

    そのため、ボールの支配権を争うために両陣営が押し合います。

    ラックが形成されると、地面にあるボールを自陣側のラック最後尾へと出さない限り「手で拾う」事が出来ません

    観戦時、密集して押したり押されたりをしている理由はボールを奪うために争っていたという事です。

    手を使えず、ボールをマイボールにするために一生懸命相手を押し込むプレーと判れば、観戦をしていても「あれはルーズボールの支配権を争っているのだな」と理解して観る事が出来るようになります。

    ラック形成前の一瞬は「手が使える」
    ラックが形成されたら「手を使ってはいけない」

    これは非常に重要なルールですから、しっかりと覚えておきましょう。

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    ラックパイルアップとは?

    ラックを形成し、ボールの支配権をめぐって激しい攻防をしますが、インプレー(試合の流れが止まらない状態)で行うため、
    団子状になりプレーの続行が不可能な状態になる事もあります。

    例えば、ボールを奪い合う為に選手たちが重なり合って倒れてしまった場合。
    例えば、ラックでお互いに押し合うが実力が拮抗しすぎて全く動かない状態になってしまった場合。

    このように、 これ以上プレーが進まないとレフェリーが判断した場合、「パイルアップ」が宣言されます

    パイルアップが宣言された場合、セットスクラム(通常のスクラム)を組みなおす事で試合が再開されます。

    スクラムのボール権利は直前のラックで「押し込んでいた」チームが得る事になります
    判断はレフェリーに委ねられますが、基本的には客観的に見た時にプレーが止まる前に有利だったチームのボールでスクラムを組みます。

    また滅多にありませんが、上記判断が難しい場合には、パイルアップした場所で判断する事もあります。

    センターラインを起点として、どちらが相手陣地に迫っているか?という判断から攻撃チームを決定し、攻撃側ボールのスクラムで試合再開といいう判断です。

    ラックでよく起こる反則:オフサイド

    ラックでは様々な反則が起こりやすくなっています。

    ラグビー観戦で初心者が観ていて判らない、と思ってしまう点も密集プレーからのホイッスルではないでしょうか?
    「あ、密集した」
    「押し合っているね」
    ピピー
    「あれ??反則??」
    この反則が一体何を意味しているかが初心者に判りづらい点だと思います。

    反則は様々で、反則ごとにペナルティの程度も変わりますが「オフサイド」という反則を解説します。

    まず、オフサイドという反則をした場合は相手チームにペナルティキックを与えてしまいます。
    ラグビーにおけるオフサイドという概念はシチュエーションによって変わるため、非常に判りづらいと言われています。

    ラック時のオフサイドは比較的解り易いと言えます。
    地面に置かれたボールを中心に敵味方が組み合ってラックが形成されます。

    この、形成されたラックを「ひとつの塊」と考えて下さい。
    この塊に参加する場合、必ず「自陣側」から参加しなければなりません。

    ラックの横や、敵陣地側からラックに参加した場合「オフサイド」を取られます。

    攻撃する進行方向に対して、真後ろからしかラックに参加できない、と覚えておきましょう。

    ↓オフサイドの詳しい解説はこちら
    【ラグビールール】オフサイドについてケース別に徹底解説!

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    練習方法

    ラックは試合中に何度も発生するため、しっかりと練習しておく必要があります。

    試合観戦をしていると、観客が「オーバー!」と叫ぶ事がしばしばあります。
    オーバーとは、ラック状態となりボールと拾うために集まる相手選手を押し返す事を指します。
    クリーンアウトと呼ばれる事もありますね。

    ラックの練習は非常に重要ですが、攻撃側・守備側・タックラーの動き・ボール保持者の動きと状況を考えた動きをそれぞれ練習する必要があります。
    ミニゲームなどで、攻撃時・守備時それぞれの動きやオーバーで相手をしっかりと押し込む力を鍛えていく必要があります。

    具体的な練習方法を記述すると、状況別や攻防別で非常に長くなるため今回は割愛させて頂きます。

    練習方法として、意識したい事はオーバーで押し負けないフィジカルを鍛える部分的な練習。
    そして、プレーの流れで発生するラックへの反応速度を高める状況判断力や反応を向上させる練習。

    総合的な練習方法だけでなく、地道なフィジカルトレーニングも大切になってきます。

    試合でラックは頻繁に発生するため、しっかりと練習しておきましょう。

    まとめ

    ラグビーのラックは非常に重要です。

    守備側がボール保持者へとアタックをしかけ(タックル)、成功しブレイクダウンに持ち込むことがラグビーにおける攻守交代のメインとなります。

    攻撃側としても、タックルでブレイクダウンに持ち込まれてもいかに素早くサポートに入り、どれだけ早くブレイクダウンからボールを出せるかが重要になります。

    守備側にとってはボール奪取のチャンスですが、攻撃側にとっても、守備陣形が崩れて突破口となる重要な局面となります。

    攻守ともに、ラックからどう展開するかによりチャンスにもピンチにもなります。

    しっかりとラックを練習し、激しいボールの争奪戦で優位に立ち試合を楽に進めましょう。

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