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「体育会のコミュニティSmart」誕生
体育会学生がスポーツだけやっていればいい時代は終わりました。
その謳い文句とともに誕生した、「体育会のコミュニティSmart」。
猛スピードで変化を続ける現代の社会では今まで当たり前だったことが次々に新たな常識に取って代わられる社会。
そのような変化はもちろん体育会学生にも当てはまること。
これまで通りスポーツだけをしていればいいということはなくなりつつあります。
その一方で…
一方、体育会自体はまだまだ閉鎖されたコミュニティ。
古くからの慣習がいまだに根付いていたり、
いまだに封建的な社会というイメージが根付いていたり、、、
体育会のコミュニティの中で暮らす自分が、社会の中で取り残されているような気持ちを抱いている方は多いのではないでしょうか?
薄々気づいているけど、
「変わるための最初の一歩がわからない」
「実施に何から始めればいいかわからない」
といった声をよく耳にします。
「そんな状況をにある体育会学生のポテンシャルを引き上げて、もっと自由に、もっとアクティブに活躍できるスマートな体育会学生を増やしたい。」
このような思い想いをもとに ”Smart” は結成しました。
第一回イベント開催!
1月28日(月)、第一回目のイベントがDMM本社にて開催されました。
このイベントはこれからの体育会学生のキャリアを考えることをテーマとし、体育会学生が、
・もっと社会のことを知る
・もっと体育会学生同士の横のつながりを作る
・もっと自分らしさを持って行動できるようになる
といったことを目的にして開催されたもの。
スペシャルゲストとしてお招きした体育会出身の実業家の方々からのトークセッションや、体育会学生同士の交流会が行われました。
実社会で働く登壇者の考える、体育会学生のキャリアの歩み方とは?
体育会学生同士の交流会ではどのような未来が描かれたのでしょうか?
イベントスタート
今回のイベントの会場はプロジェクションマッピングなどの最新技術を用いた、近代的なオフィスとして名高い合同会社DMM様の本社オフィス。
会場の壁は一面の植物で開放感のある部屋でした。
18時半の開場とともに次々と体育会学生が集まってきます。
19時、ついにイベントスタートです。
全国各地から集まった100人程度の体育会学生たち
当イベントのモデレーターである中西氏、コミュニティの主催者である濱名氏、中山氏からの一言からイベントがスタート。
続いて体育会のコミュニティSmartについて、コミュニティが生まれた経緯や、コミュニティの目的などを説明。
その後、いよいよスペシャルゲストの方々が登場。
会場からは大きな拍手が起こる
続いて各登壇者の方々に経歴などを踏まえて自己紹介をしていただきます。
大倉氏は自らが運営するいわきFCのチームビデオを交えながら視覚的に説明をされていたり、各々自分ならではの自己紹介がなされました。
1人目の登壇者は、株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役兼監督の大倉智氏
早稲田大学 ア式蹴球部出身。日立製作所に入社し、社会人選手としてプレイしたのち、柏レイソルにてプロに転向。その後はジュビロ磐田、ブランメル仙台でJリーガーとして活動したのち、1998年にはアメリカ合衆国でもプレー。同年9月に引退。
引退後は、湘南ベルマーレ代表取締役などの経歴を経たのちに、スポーツの産業化を目標に、福島県いわき市で地域密着なスポーツクラブを立ち上げた。
2人目の登壇者は、株式会社シェアトレ代表取締役の木村友輔氏
現役の筑波大学3年生で、体育会蹴球部所属。
さらに、大学2年生の際にサッカー指導者が無料でトレーニングメニューを共有できるサービス「シェアトレ」を開発。
数々のビジネスコンクールでグランプリを獲得され、世界にもその舞台を広げる。
3人目の登壇者は、サーフィン業界初の企業アスリート、石川拳大氏
幼き頃からサーフィン競技に取り組む。高校時代には競技から一度離れたが、帰国後は神奈川大学に入学。大学では自らサーフィンチームを立ち上げて、学生全国大会で優勝などの成績を残す。
現在は日本情報通信株式会社<NI+C>所属の会社員サーファーとして日の丸を背負って活躍。
新しいスポーツ選手のあり方を描くサーファーです。
4人目の登壇者は、元サッカー日本代表の岩政大樹氏
大学一年生から東京学芸大学、体育会蹴球部にて活躍。在学中にはU-22日本代表に選出。
卒業後は鹿島アントラーズに入団。2008年には日本代表に初選出され、2010FIFAワールドカップ日本代表にも選出された。
Jリーグだけでなく、海外も含む様々なチームで活躍された。
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体育会の未来を描くトークセッション
自己紹介の後、トークセッション本番へ。
トークセッションは4つのテーマについて、
それぞれの登壇者の方々からお話をお聞きすると行った形で行われました。
参加者は各々パソコンや手帳を開いてメモを取るなど、真剣な表情で話を聞いています。
手帳を手に話を聞く学生
体育会一筋の活動では失われてしまうものもある。
テーマ1:「体育会時代の過ごし方とやっておけばよかったこと」
大倉:学生時代は、平日は毎日部活に取り組んでいましたが、週末は遊びまくっていて毎週のようにクラブに通っていましたね。(笑)
今になって振り返ると、勉強ですとかサッカー以外にも自分の身になることを取り組んでいればよかったと思う。
けれど、サッカーをやっていて得られたつながりや、スタンスはこれまでのキャリアのなかで生きているので、その点ではよかったと思う。
木村:大学に入る前から社長になりたいとは考えていて、ひたすら経営者とか社長とかのコネを作ってました。
部活の朝練を終えた後に、毎週すぐに渋谷に向かっていました。
中西:社長との連絡はどのようにしたのですか?
木村:部活のOB経由で一人の社長とつながって、そこからその社長に社長の知り合いを紹介してもらっていました。
あとは企業にメールを送りまくりました。HPに乗っているメールアドレス宛に、自分がどのような者で、どんなサービスを提供しているのかといった内容のメールを送りました。500社はこんなようなことをしましたね。(笑)
石川:僕もフットワークを軽く、様々なイベントに参加するようにしていました。
一つ一つの瞬間を大切にするように心がけていて、新たに人と出会うきっかけがあったらすぐに向かうようにしていました。
岩政:私も大倉さんと同じように、サッカー以外にもっといろんな人に会ったり、いろんな事をやったりできたとは思います。
けれど、当時は今みたいな「部活以外にも何かに挑戦する」みたいな感覚はなかったですね。
部活やっているなら部活一本に集中しているというのが当たり前という感じでした。
でも、そんな感じにサッカーに熱中していたからこそ見えたこともたくさんあります。
あることに特化することで見えることが、分散すると見えなくなってしまうこともありますし、学生生活には後悔はないですね。
テーマ1の中では、岩政氏が話された
「あることに特化することで見えることが、分散すると見えなくなってしまうこともある。」
という言葉は、マルチに活躍することが当たり前となりつつある今、改めて考えさせられる印象的な一言でした。
1つ目のテーマから白熱したトークに
体育会学生に不足する、「思考力」、「実行力」
テーマ2:「社会に出て感じた体育会出身の強み弱み」
大倉:強み弱みという話からはちょっとそれてしまうんだけど、恥ずかしがらずに挑戦してみることってものすごく大切だと思う。
中西:例えば、体育会学生に対してどのような力持っていると良いなと感じますか?
大倉:何かを自分で考えてしっかりアウトプットできる力がついてると良いなって思う。
ちゃんと勉強したり、受験をしたりといったプロセスのなかでそういった力はつくとも思う。
推薦入試などの制度を否定するわけではないですよ?
ただ、それによって失われてしまう能力もあるということを忘れてはいけないですね。
木村:強みとしては、「体育会」という枠からはみ出しさえすれば、希少価値を手にできるところだと思います。
自分だったら、体育会×起業であるように、体育会×○○という組み合わせは何をいれても珍しい物になる。
○○のなかに入れるものはなんでも大丈夫だから、行動したもん勝ちだと思います。
挑戦したことは必ず自分に帰ってきまから。
弱みとしては、大倉さんの話と似た感じになるけども、自分で考えて自分で行動するという思考力が足りないところです。
体育会の日々の行動の中で自分で考えて行動する機会はなかなかないんですよね。
一方で社会に出たら自分で考える機会がとても多くなり、そこは弱いところだと思いますね。
これ要するに学習サイクルを回す力が弱いってことです。
そんな自分の経験を、選手が自分で考えていく指導に関するサービスを提供したりなど、ビジネスにも活かしています。
石川:サーフィンっていう競技は教育とかとはかけ離れたところにあると思っていて、サーフィン業界では高校にすら行かない人は多くて、大学に行く人はなおさら少ないんですよね。
でも、サーフィンだけやっていてもわからない世界は存在していて、競技以外のことに取り組むことも大切だと思う。
これはスポーツをやっていようがいまいが関係なく当てはまることだと思います。
ある熱中していることだけじゃなく、他にも視野を広げてみることってとても大切です。
中西:石川さんの話を踏まえて岩政さんどう考えますか?
岩政:自分は環境に左右されるものはないと考えていて、自分がその環境から何を感じて何を考えるかということが大切だと思う。
自分のいる環境をしっかり分析して、自分にとって良いものを選んで吸収して行くことが大切です。
体育会の強みとしては感動的な成功体験があることだと思います。
何が正解で何が正解じゃないかわからない中で生きていかないといけないのが競技の世界。
その中でいいパフォーマンスのために微調整を重ねていって、勝利や成功できたという経験を積み重ねられることこそ、他にはない体育会の強みだと思いますね。
中西:高いレベルで競技をしている人は自分のいる環境について考えてますか?
岩政:考えていますよ。日本代表のレベルになるとみんなそういったことを自分で考えて取り組んでますね。
体育会の弱みについての話の中では、もし自分で考えて、それを練習でアウトプットする取り組みを4年間続けられたら、とても力がつくのではないかという、体育会の可能性にも触れられていました。
パソコンでメモを取る学生もちらほら
体育会学生だからこそ求められる「自分のやりたいこと」
テーマ3:「これからの社会で求められる『スキル』、『スタンス』」
岩政:組織の中の一員として仕事ができて、なおかつ自分で考えた行動ができることが大事だと思います。
この二つのバランスをしっかり持って行くことがこれからも求められると思います。
石川:まず、自分の個性をどうやって活かして行くかが大切。
そして、周りにいる人の個性を偏見を持たずにしっかり見ることができるということが大事だと思います。
木村:僕は「内省力」、「自学力」、「実行力」の3つの力が求められると考えます。
「内省力」では、自分が何に興味があって何をやりたいのかをしっかり言語化できるようにする。
その上で「自学力」で、自分の興味があることに対しての勉強をする。
最後に最も大切で、多くの人ができていないことが「実行力」。
頭で考えていることを実行に移すことはなかなかできていないことだ思います。
中西:それは自分の経験から学んだのでしょうか?
木村:そうですね。
特に、大学生ってやらなきゃいけないことを追いかけてばかりになって、やりたいことを追いかけられていないように思えます。
自分のやりたいことをしっかりやって行くためにも3つの力は大切になると思ってます。
大倉:僕は、とても基本的なことになるのですが、
何よりもはっきり挨拶ができる、笑顔で人と接することができるということは、やっぱり大切になると思います。
人と人とのつながりをしっかりと大切にしていけることが重要だと思う。
中西:例えばどういう学生に会社に来て欲しいと思いますか?
大倉:自分のやりたいことをストレートに伝えることができる人ですかね。
何をして行くにしてもはっきりと自分の思いを伝えられるということは大切になると思う。
中西:日本代表としての経験もある岩政さんとしてはどう思いますか?
岩政:監督に言われたこととか、チームでのルールや約束とかを守りながらも、自分なりに考えた上で行動をできるということが大切であると思います。
木村氏の3つの力の話では、頷きながらメモをとる学生が特に多く見られました。
学生の未来に向けて
テーマ4:「最後に学生に伝えたいこと」
岩政:学生である今だからこそできることをしっかり取り組んで欲しいと思います。
失敗したことも、後から取り返せばいいですから。思い切っていろんなことに取り組んで見て欲しいと思います。
石川:僕も岩政さんと同じようなことになってしまうのですが、大学生だからこそできることを自分で探して、取り組んで行って欲しいと思います。
岩政氏、石川氏は大学生の今だからこそできることを
一生懸命取り組んで行った欲しいとのことを強調されていました。
中西:体育会と起業家を両立させている木村くんとしてはどう考えていますか?
木村:自分、体育会と起業を両立させようとしたときに、先に起業しちゃってから監督に相談しにいったんですね。
そしたら監督から、「我々の部活はピッチ内での日本一を目指すと同時にピッチ外での日本一も目指している。お前のその活動は、ピッチ外での部活の活動を一層進めることになるから、ぜひ頑張ってほしい。」と言われて、承諾をもらえたんです。
このように、今ある枠を壊して新しいことを始める際、既成事実を作ってしまってから、現行のルールにどう合わせていくかを考えるとうまくいくと思っています。
以上4テーマのスピーチをもってトークセッションが終了。
続く質疑応答の時間では、
「良い指導者の定義」や、「ビジョンを立てる時の方法」
などに対する質問が学生から上がりました。
体育会出身の先輩がくれたヒント
トークセッションを総じて、
4方とも体育会学生やスポーツ選手として競技と向き合いながらも、
他の人とは違う道を選び、実行して来られたという印象を受けました。
変わりゆく社会の中で巧みに生き抜いていくヒントがそこにあるように感じました。
交流会、学生の想いが爆発
交流会スタート
トークセッションののち、当イベントの2つ目の目玉となる交流会へ。
各参加者が交流スペースに移動して行きます。
このイベントの交流会のポイントは、多種多様な参加者と自由に交流ができるところです。
様々なスポーツに取り組む現役の体育会学生から、ゲストとして様々な企業からお越しいただいた体育会出身の社会人の方々までが一緒になって交流会が行われました。
大盛況の交流会
交流会は終了時間が来ても、まだまだ話し足りないと言ったほどに盛り上がりを見せました。
話している内容をのぞいてみると…
学生同士では各々の所属団体での活動やそのの中で困っていることの相談、新しく始めようとしている事業などの情報共有などがなされていました。
また、4人の登壇者や社会人の方々と学生が個別に話をするようなシーンも見られました。
初めて出会う人がたくさんいる中で、横のつながりが生まれていたのではないでしょうか?
学生が岩政さんに直接話を聞きに行く
あっという間に時間は過ぎおよそ1時間の交流会は終了。
これにてイベントも終了へ。
クローズへ進み、全日程が終了。
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イベントを終えて
本日はイベントへのご参加ありがとうございました。
活気溢れる体育会学生の、成⻑への情熱を
ひしひしと感じられたイベントとなりました。
中でもトークセッションの盛り上がりがとても印象的で、普段胸の内に秘めてしまい、なかなか話す機会のなかった自分の考えを、思う存分言語化できる機会になったと感じました。
主催者より
本イベントの主催者であり、株式会社AspoleのCEOである中西氏
最後に、当イベントの主催者である中西氏から一言いただきましたのでご紹介します。
「想定を上回る学生の皆さんに来場頂き、非常に活気のあるイベントにすることができました。
当初は、交流会で消極的になってしまうのではないか?と心配しておりましたが、むしろ時間が足りないといった声を頂いたり、蓋を開けてみれば、熱量の高い交流会になりました。
特に印象に残ったのは、後日TwitterやFacebookなどで、今回のイベントを通じて様々なプロジェクトが動き出している事です。
このイベントを通じて、横のつながりや、一歩踏み出す勇気、キャリアを考える機会になっていればとても嬉しいです。
Smartでは、今後も引き続きイベントやコミュニティ運営を行っていきます。
そして、未来の日本を背負う若い意志をサポートしていきます。
会場を提供して下さったDMM様、ご登壇いただきました皆様、運営メンバーの皆、本当にありがとうございました。
次回に向けて
2時間程度と、少しの時間ではありましたが、
今回のイベントが改めて自分の体育会学生としてのキャリアを考え直す機会になったでしょうか?
体育界学生同士のつながりを作れましたか?
イベントを通してどんな発見があったでしょうか?
今日1日で得たものや経験を持ち帰って、部活での活動や、自分自身キャリア形成活動に活かしていってください。
体育会学生の常識を変えて、アクティブに活躍できる体育会学生を社会は今求めています。
今日の経験が体育会の社会を変えて行くための一歩を踏み出すステップになることを私共は願っております。
またお会いしましょう
私共Smartは次回に向けて、よりパワーアップしたイベントを準備して、ますますこのコミュニティを拡大させていければと考えています!
次回のイベントへのご参加も心待ちにしております!
重ねて本日は誠にありがとうございました。