ここでは、ソフトボールのルールについて詳しく紹介しています。
ソフトボールのルールをブックを読むことでソフトボールのルールを把握することができますが、野球のルールを知っていればより簡単に把握することができます。
しかし、ソフトボールと野球ではルールに違う部分もあり、盗塁に関するルールに大きく異なります。
また、野球とはソフトボールの塁間はソフトボールの方が3分の1短いという違いもあります。
そのため、ソフトボールに興味がある人は参考にしてください。

スポンサードサーチ
ソフトボールの基本的なルール

ソフトボールの基本的なルールを身につけることで楽しくソフトボールを行うことができたり、観戦することができるようになります。
ソフトボールは野球と同じ9人一チームで行う球技であり、3アウトと取ることで攻守交代になります。基本的に9回まで攻守交代が行われるため、試合時間は野球とほぼ変わりません。
ソフトボールを行う場合は野球よりも柔らかいボールを使用し、グランドも全体的に小さくなります。
男性よりも女性が行うイメージが強い球技でもあります。
野球の場合は9人制しかありませんが、ソフトボールの場合は9人制と6人制のソフトボールが存在します。
人数は変わりますが、基本的なルールに変更はありません。
守備の人数が減るため、ヒットが出やすい傾向があります。
野球との違い

野球とソフトボールのルールの違いを知らない人も多くいるのではないでしょか。
一見同じルールの元行っているイメージがありますが、さまざまな違いがあります。
次に、野球とソフトボールのルールの違いを詳しく紹介します。
ダブルベースを採用している
野球とソフトボールの大きな違いにダブルベースを採用していることです。
ダブルベースとは、一塁にだけ設置されており、名前からわかるように二つのベースがあります。
一つは野球と同じ白色のベースですが、もう一方のベースはオレンジ色になります。そのため、観戦している側も違いに気付きやすいです。
打者はオレンジ色のベースを踏む必要があり、走者と一塁を守っている選手がぶつからないようにする役割があります。
野球より塁間が短くなっていることでぶつかりやすい可能性が高いです。
必ず「下投げ」でなければならない
投球に対するルールも野球と異なる部分があります。
野球の場合は、下投げでも上投げでも問題ありませんが、ソフトボールの場合は必ず下投げをしないといけません。
また、投球する前に静止しなければならないルールもあります。
野球の場合はマウンドが存在していますが、ソフトボールの場合はマウントの代わりにピッチャーサークルが存在しています。
投球を行う際にピッチャーサークル内で行う必要があります。
ピッチャーから打者の間の距離も野球よりも短く設定されています。
リードすることができない
野球の場合は投手がいかなる状態でもリードすることができます。リードとは、塁から足を離し、盗塁をうががう動作のことです。
野球ではリードすることが許されていましたが、ソフトボールの場合はリードすることができません。
リードすることはできませんが盗塁することは可能なため、塁に出れば盗塁のチャンスを狙いましょう。
ソフトボールで盗塁するためには、投手が投げると同時に盗塁する必要があります。
それ以上早く塁から足を離してしまうとリードとみなされ、違反になります。
ソフトボールでリードが禁止されている理由は塁間が野球の場合よりも短くなっているため、リードを許せば簡単に盗塁できるからです。
エントリー制を採用している
ソフトボールではリエントリー制を採用しています。リエントリーとは、スターディングメンバーを一度交代させても一度だけなら再び試合に参加できることです。
たとえば、先発で投手を行っていたAさんがBさんに投手交代し、再びAさんに交代することができることです。そのため、さまざまな戦術を組むことができ、試合の流れを変えることも可能です。
リエントリーは投手だけではなくすべてのポジションの選手に採用されているため、スタンディングメンバーは活躍できる幅が多いです。
スポンサードサーチ
用具に関するルール

野球とソフトボールではルールの違いだけではなく、使用する用具にも違いがあります。
見た目は同じように感じますが、ソフトボール専用の用具を使用しています。
次に、ソフトボールで使用する用具に関するルールを紹介します。
バットの大きさが違う
ソフトボールでも野球と同じようにボールを打つためにはバッドを使用します。
しかし、大きさに違いがあり、ソフトボールのバットの方が野球のバットよりも短く、細く作られています。
また、野球の場合は軟式と硬式のバットに分かれており、木材やアルミなどの素材が使われていますが、ソフトボールの場合は、アルミやカーボン製のバットが主流です。
金属製のバットを使用する際には、グリップ部分にテープを巻くことが義務付けられています。
ボールの重さが違う
ソフトボールで使用するボールは野球で使用するボールよりも大きく作られており、重さもあります。
そのため、握った際に握りにくいと感じてしまうこともあります。
ソフトボールのボールは1号から3号の種類があり、ボールにあったバットを使用しないとうまく打つことができないこともあります。
野球の場合は硬式と軟式の種類に分けることができ、それぞれボールの硬さに違いがありますが、ソフトボールの場合は硬さに違いはあまりにく、硬式ボールに比べるとかなり柔らかく仕上がっています。
競技場に関するルール

ソフトボールで使用する競技場は野球の競技場とは異なる部分が多くあります。
練習をする場合は同じグランドを使用することもありますが、公式試合を行う際はソフトボール専用の競技場で行います。
次に、競技場の関するルールを紹介します。
ホームとの距離が近い
上記でも紹介したようにソフトボールの場合はピッチャプレートからホームまでの距離と塁間が短く配置されています。また、男子と女子でもそれぞれの距離が異なりますが、知らない人が多いです。
ピッチャープレートからホームまでの距離は男子14.02m・女子13.11mと決まっています。
それぞれの塁間の距離はピッチャープレートとホームの距離と同じではないといけません。
ちなみにバッターボックスの広さや形にも違いがあり、ソフトボールの方が狭く設定されています。
野球よりも狭い
ピッチャープレートからホームまでの距離が異なるように、ホームから外野フェンスまでの距離もソフトボールと野球では異なります。
ソフトボール男子のホームから外野フェンスまでの距離は68.53m以上、女子が60.96m以上と決まっています。ボールが飛びにくいため、野球よりも狭く作られています。
野球の場合は、ホームから外野フェンスまでの距離に差がある競技場も少なくありませんが、ソフトボールの競技場はすべて同じ距離に作られており、ホームランになりやすい場所はありません。
スポンサードサーチ
ソフトボールのルールブックおすすめ5選
ソフトボールのルールを学ぶためには、ルールブックを購入することをおすすめします。
しかし、どのルールブックがおすすめなのか判断できない場合が多いです。
次に、ソフトボールのルールをわかりやすく紹介しているおすすめのルールブックを紹介します。
ページ数 | 255ページ |
出版社 | 成美堂出版 |
イラスト | あり |
わかりやすいソフトボールのルール は基本ルールから試合進行まで詳しく紹介しているため、何も知らない人でもソフトボールについて詳しく知ることが可能です。
そのため、これからソフトボールに挑戦しようと考えている人におすすめです。
文章だけではなくイラストや写真でも説明されているため、より分かりやすく仕上がっています。
子供でも理解しやすい文章が使われており、子供でも手軽に読むことが可能です。
各ポジションについても紹介されていることで自身がそのポジションに適しているかを把握することもできます。
ページ数 | 63ページ |
出版社 | 学研教育出版 |
イラスト | あり |
野球・ソフトボール/ルールとテクニックはDVDも同封されているため、イラストよりもより動きを把握することができます。ルールではイラストと文章で解説されており、テクニックは文章・イラスト・DVDで解説しています。
特に、テクニックに関する解説が詳しく紹介されており、より細かいテクニックを身につけることができます。そのため、ほかのルールブックよりも深くソフトボールに踏み込んだ書籍でもあります。
実際にソフトボールを行おうと考えている人が読めば、技術を向上させることも可能です。
ページ数 | 159ページ |
出版社 | 大泉書店 |
イラスト | あり |
いちばんわかりやすいソフトボール入門はワイド版で発行されているため、文章が読みやすいだけではなく、写真やイラストが見やすいです。
そのため、子供でも見やすい書籍に仕上がっており、子供にソフトボールのことを学ばせる際におすすめです。
基本的なルールはもちろんですが、試合を有利に運ぶための技術も紹介しています。
紹介されている試合運びやそれぞれの動作のポイントを掴むことで試合展開を良くすることができます。
ルールを学ぶだけではなく、実践向けの書籍でもあります。
ページ数 | 159ページ |
出版社 | 成美堂出版 |
イラスト | あり |
DVD付 いちばんやさしいソフトボール入門はソフトボールのルールはもちろんですが、上達するための練習の仕方も紹介されています。
そのため、これからソフトボールを始めようと考えている人におすすめの一冊です。
ルールとテクニックを一冊で身につけることができ、同封されているDVDでより正確にテクニックを磨くことができます。
日本女子代表チームのコーチでもあった人物が執筆や監修を行っているため、内容に信頼を置くことができます。
ページ数 | 64ページ |
出版社 | 学習研究社 |
イラスト | あり |
新版・絵でわかるジュニアスポーツは大きなイラストが描かれているソフトボールのルールブックです。イラストが大きく、動作ごとに連続して描かれているため、動きをイメージしやすい一冊に仕上がっています。
イラストはテクニック編だけではなくルール編でも多く描かれており、どのようなことがルール違反なのかを把握しやすいです。
文章だけでルールを説明されても分かりにくい場合が多いですが、文章に加えイラストも描かれているため、ルールを把握しやすいです。
まとめ
本記事では、ソフトボールの基本的なルールについて簡単に解説してきました。
ソフトボールは野球のルールさえ知っていれば行える球技と考えている人もいますが、ソフトボールにはソフトボールのルールが存在しています。
そのため、間違ったルールでソフトボールを行ってしまうこともあります。
2020年の東京オリンピックでは復活する種目でもあるので、ぜひ簡単なルールを抑えて楽しく観戦しましょう。