「バインド」とは腕を使って他のプレイヤーと密着することを指す用語です。
本記事では、スクラムやモールで力を発揮するコツやルール等について解説していきます。
また、バインドの重要性などについても触れていきます。
ラグビーを上達したい方や、観戦をもっと楽しみたい方はご覧ください!
目次

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バインドとは?

バインドとは、腕を使って他のプレイヤーとしっかりと密着することを指す用語です。
自分のいる位置からできるだけ遠い部分を掴んで、腕全体で他のプレイヤーの体を抱え込む、という様子をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
ラグビーの試合では、スクラム、モール、ラックといった密集プレー時にバインドが行われます。
バインドの重要性?

スクラム、ラック、モールといったラグビーの密集プレーでは、集まった選手が一つの塊としてパワーを発揮できるかが鍵になります。
しっかりとバインドを行って固まらなければ、選手どうしの繋がりは弱くなり、力を合わせることができません。
また、そもそもスクラムやモールはバインドができていないとルール上成立したとみなされず、反則を取られてしまいます。
プレーの中身においてもルールの面においても、バインドが重要であることがご理解いただけたのではないでしょうか。
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バインドのコツ

バインドはラグビーを行う上で重要な行動であるため、しっかり身につけておくことをおすすめします。
バインドをしっかり行うことができていないと反則行為になり、不利な状況に陥ってしまうリスクがあります。バインドをうまく行うことができれば、試合を有利に運ぶことも可能です。
バインドは隣同士の選手と横にしっかり組み合うことです。両腕が隣の選手と密着させることがコツであり、掴む部分は最も遠い場所を掴みます。
こうすることで密着度が高まり、踏ん張る力も強くなります。密着する部分が少ないとバインドとはみなされないため、注意しましょう。
バインドをする際にはただ掴むだけではなく、しっかり力を込めて掴んでいないと本来の効果を得ることができません。
モールを形成するときのバインド?

ボールを保持したまま倒れていないプレイヤーを、敵と味方のそれぞれ一人以上がバインドして囲んでいる状態をモールといいます。
このとき味方側にとって大事なのは、味方どうしの隙間をなくすようにバインドすることです。
モールでは、密集したプレイヤーの中をボールが移動していくことになります。
したがって、相手から隙間が見えてしまうと、ボールに絡まれてしまったり、ボールを密集の外に出すことが難しくなったりという状況に陥るのです。
この状況をモールアンプレアブルと呼びます。
モールアンプレアブルからプレーを再開する際は、相手ボールのスクラムとなります。つまり、攻撃権が相手に渡ってしまうのです。
モールアンプレアブルを避けるためにも、しっかりバインドを行うことは不可欠です。
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バインド時に起こる反則:ノーバインド

バインドはラグビーを行う上で重要な行動ですが、少しやり方を間違ってしまうと反則なってしまいます。反則では相手チームのペナルティキックとなるため、一気に試合が不利になることも珍しくありません。
バインド時に起こる違反にノーバインドがあります。
ノーバインドとは正しくバインドが行われていないことを示しており、選手同士の間隔が空いていたり、ユニフォームを掴んでいるだけに適応されます。
スクラムに対してバインドを行うことはルール上決められているため、スクラム時にバインドが正しく行われていないとノーバインドとして認められてしまいます。
ノーバインドの知識を身につけることで試合を不利になることを未然に防ぐことができます。
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【初心者必見】ラグビーの反則を場面別にわかりやすく徹底解説
まとめ
スクラムやモール、ラックといったプレーはラグビーの華と言っても過言ではありません。
こうした密集プレーを制するためには、バインドによって選手たちが束となり、一つの塊として力を集中させることが必要となります。
密集プレーをものにできるかどうかによって実際に試合は大きく左右する要素されます。
バインドについて知っているとより深く試合を楽しむことができるでしょう。