感染症予防としての役割はもちろん、喉の保湿や防寒といった面でも、ランニングマスクは役立ちます。ただし、ランニングマスクを着用することで身体にどのような影響が出るのか確認したうえで身に着けることが大切です。
こちらの記事では、ランニングマスクの効果や実際に購入するとき配慮したいポイントを詳しく解説します。
各メーカーが展開しているランニングマスクの中でも、快適な走りの実現やトレーニング効果の向上といった点にこだわった商品を紹介するので、ランニングマスク選びに迷っている人は参考にしてください。
目次

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ランニングにマスクは必要か?

あらゆる場面で感染症対策が求められている昨今、ランニング中にマスクをする人が増加傾向です。マスクをすることで飛沫が拡散するのを防ぐことが、感染症を拡大させないための方策として知られています。
そのため、人通りの多いところでランニングをする場合は、マスクを着用して走った方が他者から白い目で見られる確率は低くなることを覚えておきましょう。
マスク未着用のまま走ることが明確なルール違反というわけではありませんが、他の人からの視線が気になるときは着用した方が賢明です。
ランニング時のマスクは熱中症のリスクも

ランニング中にマスクを着用することによるデメリットとしては熱中症のリスクが向上する点が挙げられます。ランニングは走る時間や距離、速度が上がるほど体温が高まるスポーツです。
そこにマスクの着用が加わると、呼気に含まれる熱が体温の上昇に拍車をかけ、熱中症に悩まされやすいなる点に注意してください。マスクを着用したまま走るときは、適度な休憩やペース配分を心掛けることで、体温が上がり過ぎないように配慮しましょう。
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ランニングマスクの相場感

ランニングに適したスポーツ用のマスクは、クオリティやセット販売されている枚数によって変わってくるのが実際のところです。市場に出回っている商品をチェックしてみると、1,000~1,500円前後で手に入るランニングマスクが数多く存在します。
ただし、上記の相場よりも安いマスクも見受けられるため、よりリーズナブルなマスクを求めている人は低価格な商品を探してみましょう。反対に、ハイクオリティな商品になると2,000円を越えるケースもあるので、ニーズに見合った商品を手に取るようにしてください。
ランニングマスクの効果
ランニングマスクとして利用できるマスクには基本的に3つの効果が期待できます。どれも快適なランニングをサポートする効果です。ランニングマスクを手に取るときは、どの効果を重視するか決めたうえで通販サイトや各メーカーのホームページなどをチェックしていきましょう。
スポーツマスクの主な3つの種類を解説します。
- UVカット効果
- ウイルス感染予防
- 人目を気にせずランニングできる
UVカット効果

日中の屋外でランニングを行う場合、どうしても顔に日差しを浴びることになります。ジムなどでランニングマシンを利用するにしても、窓が大きいと日光に晒されることがあるので注意しましょう。
日焼けが気になる人や日差しを浴びるのが苦手な人が口元を守るためのグッズとしてランニングマスクは機能します。
紫外線の遮断に力を入れているランニングマスクは、UPFという指標で紫外線をカットする機能を表示していることを頭に入れたうえで、ランニングマスクを選びましょう。
ウイルス感染予防

感染症拡大を抑制する効果もまた、多くのランニングマスクが備えています。ランニング中は普段よりも呼吸が荒くなることから、飛沫が拡散しやすい傾向にある点に注意が必要です。
そのため、ウイルス感染予防を徹底するならランニングでの使用を前提としているマスクを購入するのが原則といえます。
各メーカーが販売しているマスクの概要をチェックする中で、用途にランニングが含まれているか確認しましょう。ランニングマスクは口元を覆う部分を二重にするといった工夫で、飛沫拡散の防止に努めています。
人目を気にせずランニングできる
日常生活においてもマスクの着用がマナーとなりつつある現代では、ランニングを楽しんでいる人にも同様の振る舞いが求められる傾向にあります。人通りが多い場所でランニングをしている最中、マスクをしていないと他者から白い目で見られてしまう可能性は否定できません。
ランニングマスクは、着用することで感染症対策に配慮していることをアピールできます。他の人からの視線を気にしながら走るのが嫌な人は、ランニングマスクを着用しましょう。
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ランニングマスクの選び方
ランニングマスクを購入するにあたって確認しなくてはいけない事項といえば、各ランニングマスクを比較するうえで重視すべきポイントです。
着け心地に関わる要素やメンテナンスのしやすさなど、毎日のように着用していくときに気になるポイントを確認しておきましょう。
ランニングマスクの選び方を以下の5つのポイントから解説します。
- ズレない・フィット感
- 通気性・吸汗速乾性
- 洗える
- バルブ付き
- 日本製
ズレない・フィット感

ランニングマスクは走るときに着用するためのアイテムです。実際にランニングをしてみると、歩くよりも身体が上下に大きく揺れることがわかります。こうした動作を繰り返したときも、ずれることなく快適な着け心地をキープできることが、優れたランニングマスクの条件です。
実際に着用して確かめることができない場合は、ランニングマスクの素材に注目してください。伸縮性に吸触れた素材を使用しているスポーツマスクの方が、顔にしっかりとフィットする傾向にあります。
通気性・吸汗速乾性

ランニングは寒い環境で行ったとしても汗をかいてしまうことがあるほど激しいスポーツです。夏のように気温も湿度も高い環境では、ランニングマスクを着用したまま走ることで、熱中症のリスクが上昇する可能性があります。
快適なランニングを実現するには、通気性や吸汗速乾性に優れたスポーツマスクを手に取りましょう。通気性を備えたマスクであれば、大量の息を吐いたときもマスクの中が蒸れにくく、息苦しさを感じることなく走り続けることが可能です。
洗える

使い捨てではないタイプのランニングマスクを購入するなら、手軽にメンテナンスできる商品の方が長期的に使うことができます。ランニングマスクのメンテナンスの中でも、最も簡単なのが洗濯機を用いた洗濯です。
型崩れしにくい構造を採用しているマスクは、手洗いではなく洗濯機で洗うことができる確率が高めです。また、洗濯機を利用するときはネットが必須など、マスクごとに洗濯の際の注意点が異なる場合があるので、購入前に確認しておきましょう。
バルブ付き
バルブ付きのランニングマスクとは、バルブによってマスクの内部に入ってくる空気の量を調節することが可能な点が特徴のスポーツマスクです。取り込む空気の量をあえて少なくすることで、低酸素状態での運動を実現します。
肺活量の向上や高所での運動に身体を慣らすためのトレーニングを取り入れたい人は、バルブ付きのランニングマスクを着用したまま運動してみましょう。
ただし、低酸素状態で運動をすることにメリットを感じない場合は、通常のランニングマスクで充分に機能します。
日本製
口の中に入ってくる空気の質に大きく影響を与えるマスクは品質にこだわって選びたいところです。少しでも品質の高いマスクを身に着けたいなら、日本国内で製造されているランニングマスクを手に取りましょう。
日本国内で製造されたマスクの方が、安全面や品質に関して信頼できる度合いが大きいことが理由といえます。日本のメーカーが製造しているかではなく、日本国内でマスクを作っていることが重要です。
「日本製」や「メイドインジャパン」といった文言が日本国内で作られていることを表す目印になります。
ランニングマスクの人気おすすめ15選
ランニングマスクの効果や選ぶときに気を付けたいポイントを踏まえたうえで、実際に販売されている商品を見ていきましょう。
各メーカーが力を入れているポイントや自分がランニングマスクに求めている要素を照らし合わせることが大切です。
サイズ | S・R |
素材 | スポーツウェア素材 |
通気性と吸水・速乾性に優れたTENTIAL MASK
TENTIALから発売されているランニングマスクは、ポリエステル100%の生地で作られている点が特徴です。ポリエステル100%のおかげでしわができにくく、周囲の目を気にすることなくランニングに勤しむことが可能になります。
数多くのスポーツギアを世に送り出してきたTENTIALが展開するということで、スポーツウェアの生地をマスクに活用している点にも注目です。伸縮性に優れており、子どもから大人まで幅広い世代の顔にフィットします。
サイズ | XS/SM・SM/MD・MD/LG・LG/XL・XL/2XL |
素材 | ポリエステル100% |
マスクに水が染みにくい撥水加工
サッカーやラグビーなどのスポーツ用品を筆頭に数多くのアスリートの支えとなっているアンダーアーマーもまた、ランニングに使用可能なマスクを販売しています。アンダーアーマーのランニングマスクは、屋外でのランニングで雨に降られても、マスクが濡れにくい仕様です。
その理由は、口を覆う部分に施された撥水加工にあります。水を弾く機能が備わっているため、多少の雨であれば濡れるのを気にすることなくランニングを継続可能です。雨の日のランニングを快適にしたい人は、アンダーアーマーのランニングマスクを手に取ってみましょう。
サイズ | 15.25 cm x 17 cm |
素材 | ポリエステル |
通気性と着け心地にこだわったランニングマスク
アディダスから発売されているフェイスカバーは、ランニングマスクとしても使用可能です。3枚組で発売されているので、複数のランニングマスクを一度に購入したいときに重宝します。通気性に優れているため、呼吸が荒くなるほど激しく走るときに向いているランニングマスクです。
サイズ展開は2種類ですが、耳掛けの部分に伸縮性があるので窮屈さを感じることなく着用できます。洗うことで繰り返し使えるタイプのランニングマスクである点にも注目です。
サイズ | M・L |
素材 | ポリエステル |
FLUTECTが細菌やウイルスを除去
ohkiniが販売しているランニングマスクは、FLUTECTと呼ばれる生地で作られています。FLUTECTとは、繊維状のウイルスや細菌を除去する機能が備わっている生地です。ウイルスを除去する効果は洗濯後も失われることがないため、衛生状態を維持したまま長期的に使用できます。
FLUTECTに加えて、ダブルメッシュ構造を採用している点もohkiniのランニングマスクの特徴です。3層構造でありながら、速乾性や通気性に優れた素材を用いていることから、洗濯後も短時間で乾きます。
サイズ | フリーサイズ |
素材 | 伸縮性素材 |
防寒対策としても効果的なフェイスカバー
日焼け対策や防寒対策に力を入れたい人は、SILVERHORSEが販売しているフェイスカバーを手に取りましょう。SILVERHORSEのフェイスカバーは一般的なマスクとは異なり、いわゆるネックウォーマーのように首に巻き付け、顔の下半分を覆い隠すのが基本的な使い方です。
上記のように着用すると顔だけでなく首も温まるので、寒い環境での運動に適しています。息苦しさを感じにくい点や紫外線カットなど、使い勝手にこだわった機能も備えているフェイスカバーです。
サイズ | S・M・L |
素材 | ポリエステル・ポリウレタン |
ランナーに嬉しい機能を詰め込んだマスク
D&Mのランナーマスクは、その名の通りランニングに取り組む人の利用を前提とした機能を備えています。ランニングのとき、特に気になるのがマスクの通気性です。マスクによって空気の出入りが妨げられると理想とするペースで走り続けることが難しくなります。
D&Mのランナーマスクは、前面と内側にメッシュを挿入することで呼吸のしやすさを担保している点に注目です。また、口とマスクの間にスペースを確保しているため、唇にマスクが張り付くといった事態を回避できる点も魅力といえます。
サイズ | フリーサイズ |
カラー | 7色 |
銅糸の抗菌作用で清潔な状態を維持
ジャスミンが展開するランニングマスクは、銅糸を生地に織り込んでいる点が他のランニングマスクとの違いです。銅糸を盛り込むメリットとしては、抗菌力が挙げられます。
抗菌力に優れた銅を用いることで、マスクの衛生状態をキープすることが可能です。また鼻部分にワイヤーを入れることで、マスクを着用するときに問題となりやすい眼鏡の曇りを防いでいます。
口を覆う部分は優れた微細な編み目構造となっているため、通気性が気になる人も安心です。
サイズ | フリーサイズ |
タイプ | 厚手・薄手 |
ウィンタースポーツにも使える防寒機能が自慢
寒い時期にランニングをするなら、Diestordのフェイスカバーをはじめとした、首元もしっかりと覆うことができるタイプのランニングマスクがおすすめです。フェイスカバーとあるように、目以外のほとんどの部分をすっぽりと包み込むことができます。
ランニングを楽しみたい場面はもちろん、ウィンタースポーツでも充分に機能する防寒性が魅力です。広い範囲を覆うタイプのマスクは通気性に難があると思われがちですが、Diestordのフェイスカバーは快適な呼吸にもこだわって作られています。
サイズ | フリーサイズ |
機能 | バルブ付き |
有酸素運動に最適なバルブ付きマスク
AstroAIのスポーツマスクは、ランニングやサイクリングといったスポーツに取り組む人を応援する機能がふんだんに盛り込まれています。バルブによって呼吸をサポートするため、息苦しさを感じにくい点が有酸素運動に適している理由です。
4層構造のフィルターが花粉やカビといった空気中の刺激物を除去することで、花粉症の人が屋外でランニングしたいときに役立ちます。交換用のフィルターが6枚付いている点や、ノーズパッドによるフィット感の向上など、使い勝手の良さも魅力です。
サイズ | フリーサイズ |
カラー | ブラック |
25段階のレベル調整で低酸素トレーニングをサポート
jasminの低酸素トレーニング用マスクは、より強度の高いランニングを望んでいる人におすすめです。吸入できる酸素の量を調節することで、高地トレーニングと同様の効果が期待できます。
バルブ付きマスクは初心者が扱うの難しいと思われがちですが、jasminの低酸素トレーニング用マスクは酸素の吸入量を25段階に調節できる点が特徴です。
トレーニング上級者はもちろん、初心者でも低酸素トレーニングを実施しやすい酸素の吸入量に調節できるので、これから低酸素トレーニングを取り入れようと思っている人は試してみてください。
サイズ | フリーサイズ |
素材 | ポリエステル |
夏のランニングに最適!抜群の通気性が魅力のランニングマスク
パールイズミの布製夏用マスクは気温や湿度が高い環境でランニングをするときに重宝します。ランニングは普段の生活よりも大量の空気を吸い込むと同時に、吐き出すことで血行を促進する効果がある運動です。
口から出ていく大量の空気がマスクの内側に溜まってしまうと顔の下半分が熱くなり、熱中症のリスクが高まります。パールイズミの布製夏用マスクは通気性にこだわって作られているため、ランニング中もマスクの内側が熱くなりにくい仕様です。
サイズ | S・M・L |
素材 | ポリエステル・ポリエチレンテレフタレート・ポリウレタン |
撥水加工とデュアルストラップに注目
McDavidのスポーツフェイスマスクは飛沫の拡散を防ぎながらランニングを楽しみたい人のニーズを満たすランニングマスクです。口元を覆う部分は3層構造になっています。口と密着するインナー部分は抗菌加工を施しているため、清潔な状態を維持したままランニングに臨むことが可能です。
アウター部分は撥水加工を採用していることから、屋外で多少の雨に降られてしまったときも、マスクに水が浸み込んで不快な思いをする確率が低下します。
耳だけでなく、首の後ろでもマスクを固定するデュアルストラップのマスクなので、ランニングによる上下動でもずれにくい点が魅力です。
サイズ | フリーサイズ |
素材 | ポリエステル、ポリウレタン |
紫外線カット機能と吸水速乾仕様でランニングを快適に
BREATH SILVER MASKのスポーツマスクは、長時間屋外で走るときに生じるストレスを軽減する機能に富んでいます。屋外でのランニングで気になる要素といえば紫外線です。
BREATH SILVER MASKのスポーツマスクは、紫外線カット機能が備わっているので、日差しが気になる人のニーズを満たしています。
また、汗を吸収し、すぐに乾かす素材を採用することで、口元が蒸れて熱を帯びてしまうのを防ぐことが可能な点にも注目です。
サイズ | フリーサイズ |
素材 | ポリエステル |
立体構造が型崩れを防止!快適な呼吸を持続
Tetoteの息らくらくマスクは、マスクを着用した状態で走ったときに感じる息苦しさを軽減することが可能なランニングマスクです。息苦しさを感じにくい理由としては、マスク本体の構造が挙げられます。
Tetoteの息らくらくマスクは立体構造によって型崩れを防ぎ、呼吸を繰り返してもマスクが口に張り付きにくい仕様です。トンネル状のフィルターポケットが備わっているため、フィルターの機能を強化したい人は市販のフィルターを挿入してみましょう。
サイズ | 小さめ・ふつう |
素材 | ナイロン・ポリプロピレン・ポリエステル製 |
ダブルラッセルが生み出す抜群の通気性
ZAMSTのマウスカバーは飛沫拡散防止を目的にマスクを着用しようと考えている人におすすめのランニングマスクです。走っているときに息苦しくならないように、高い通気性を実現しています。通気性を生み出しているのが、口元を覆っているダブルラッセルです。
また、薄さと肌触りの良さにこだわった2wayストレッチ素材を採用することで、長時間マスクを着用しているときにありがちな、耳が痛くなってしまう問題にも対処しています。ランニング中のストレスを軽減しながら、飛沫拡散を防止したいときに適したランニングマスクです。
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まとめ
最近のランニングマスクには、走っているときの飛沫拡散を防止するだけでなく、快適なランニングを実現するための機能が備わっています。
バルブ付きのランニングマスクや、一般的なマスクよりも広い範囲を覆うフェイスカバーなど、商品ごとの特徴を比較しながら、自分好みのランニングマスクを探しましょう。