卓球やテニスと並びラケットスポーツとして有名なバドミントンですが、バドミントンをプレーするにあたって必要になってくのがラケットです。
ラケットを使ってシャトルを打ち返すため、ラケット選びは大切になってきます。
ラケットを選ぶにあたって、素材や重量、シャフトの硬さなどポイントはたくさんあります。
今回はラケットを選ぶにあたってのポイントやおすすめのラケットなどを紹介しており、これからバドミントンのラケットを買おうとしている人に是非読んで欲しい内容になっています。

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バドミントンのラケットの選び方

バドミントンをプレイするにあたって必要不可欠となるバドミントンラケット。
実際にスポーツショップなどに行くと様々な種類のバドミントンラケットが店頭に並んでいます。
購入を検討している方の中には「どのバドミントンラケットがいいのか?」と疑問に思っている方が多いのではないでしょうか。
ここでは以下のポイントからバドミントンラケットの選び方を解説していきます。
- 全体の重量
- シャフトの硬さ
- グリップサイズ
- ガットのポンド数
- 素材
全体の重量
バドミントンのラケットを選ぶにあたってまず大切になってくのが、ラケットの重量です。
ラケットの重さはUという記号で表されており、5U~2Uの4種類の重さがあります。
5Uは重量が75~80g、4Uは80~85g、3Uは85~90g、2Uは90~95gあります。
重さの差は少ないですが、バドミントンを長時間戦っていくと5gの違いがとても大きくなってきます。
軽めのラケットは操作がしやすく、バドミントン初心者や女性、小学生や中学生におすすめです。
対して重めのラケットは操作性が下がりますが攻撃的なプレーをしやすく、男性や体が出来上がってくる高校生などにおすすめです。
ラケットの重さはプレーを続けていくとパフォーマンスに影響してくるため、自分に合った重さのラケットを選ぶことが大切です。
シャフトの硬さ
バドミントンのラケットを選ぶにあたって重量の次に大切になってくるのがシャフトの硬さです。
バドミントンのラケットはスイングしたときにシャフトがしなるような構造になっており、シャフトの硬さによって扱いやすさやパワーの伝わりやすさなどが変わってくるため重要な項目になってきます。
シャフトが柔らかいラケットはスイングするとしなるため、しなりを生かした速いシャトルを打ち返しやすいといった特徴があります。
また、球持ちがよく、タイミングが取りやすいのでバドミントンを始めたばかりの初心者や女性、小学生や中学生でも取り扱いやすいくおすすめです。
対してシャフトが固いラケットはしなりが少ないため、自分自身のパワーをそのまま伝えやすく、球離れが早いためスイングスピードが速い人は速いスマッシュを感に打てます。
しかし、タイミングを取りづらいため、ある程度バドミントンに慣れてきた人やスイングスピードが速いパワー系の選手におすすめです。
グリップサイズ
続いてのラケットを選ぶポイントはグリップのサイズです。
ラケットの重さを表すUの末尾についている数字がグリップの太さを表しており、数字が小さいとグリップが太く大きいとグリップが細くなります。
ほとんどの選手は4~6の間のものを使っており、初心者の人は実際に握ってみてしっくりくる物を選べば大丈夫です。
グリップが小さいラケットは手の小さい人向きで、操作とグリップの持ち替えがしやすく、技を使って相手を揺さぶるような攻撃が得意な人におすすめです。
対して、グリップの太いラケットは手の大きい人向きのラケットで、パワーが伝えやすいため攻撃的な早いスマッシュが打ちやすく、パワーで押して攻撃する選手におすすめのラケットです。
ガットのポンド数
ラケットの全体の重さやシャフトの硬さ、グリップのサイズが決まったら最後にガットを張っていきます。
ガットを張るときの強さをボンド数といい、ガットを張る強さによってシャトルを打った時の感じや打球音、シャトルの飛び方が変わってくるため、ガットを張る強さは重要になってきます。
ボンド数が低いとガットの張りが弱く、ボンド数が大きいとガットの張りが強くなります。
ガットの張りが弱いと低めの打球音になり、弱い力でもよく飛びますが力を込めて打っても力強いスマッシュを打てません。
対して、ガットの張りが強いラケットの場合はしっかりとスイングをしないとシャチるが飛びませんが、力強く打てば力強いスマッシュを打つことができ、カーンという高い打球音がするのが特徴的です。
初心者などバドミントンを始めたばかりの人は16~18ボンドぐらいの比較的ガットの張りが弱めなのがおすすめです。
また、上達していくにつれて20~24ボンドぐらいにガットの張りを強くしていくのがおすすめです。
素材
オールカーボン製
競技用のラケットのほとんどがカーボン製のラケットです。
メーカーによっても変わってきますが、5000円台のラケットからあり、金属製のラケットにはないシャフトのしなりがあるのが特徴です。
シャフトのしなりがあるためしなりを活かした攻撃を行えます。
金属製のラケットよりも軽量なのが特徴的です。
アルミ製
金属のため床にぶつけたりしても折れる心配はほとんどありません。
アルミ製のラケットは鉄製のラケットに比べて軽く振りやすいのが特徴です。
競技用のラケットには向いておらず、レジャー用やバドミントン初心者が距離感やタイミングなどをつかむ練習に使うのに最適です。
スチールのラケットはガットの張り替えに向いていないため、基本的にガットが切れたら使い捨てになります。
鉄製
鉄製のラケットもありますが、鉄製のラケットは重くシャトルを打った時の衝撃が強いので競技用には向きません。
そのため、競技用のラケットで鉄製のラケットは少なく、おもちゃのラケットに多いです。
鉄製で作られたラケットはガットが切れた場合はガットを張り替えることはなく、そのまま使い捨てで使う場合が多いです。
バドミントンのラケットの寿命

バドミントンのラケットにも寿命が存在します。
バドミントンラケットの場合、シャトルを打つ時の衝撃が積み重なり、金属疲労で折れることがほとんどです。
週に2~3回程度の使用の場合で2~3年で寿命を迎え、毎日練習で使うような選手や学生の人の場合は1年で寿命を迎えることが多いです。
金属疲労などでしなりがなくなってきたらクリアーがうまく飛ばないため、なかなかクリアーがうまく飛ばないと感じた場合は寿命が近づいている可能性が高く、新しいラケットの購入を考えはじめましょう。
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バドミントンラケット人気おすすめ10選
素材 | アルミフレーム |
重量 | 平均105g以下 |
グリップ | G4/84mm |
全長 | 66.4mm |
レジャー目的や初心者の方におすすめのラケット
ヨネックス(YONEX) バドミントン ラケット B4000は軽量に作られている特徴があり、レジャー用としておすすめのラケットです。
そのため、レジャーとしてバトミントンを行う場合や初心者の方におすすめです。
最低限の性能しか備わっていないため、中級者以上の人が購入してしまうと使いにくいと感じてしまいやすくなり、使用しないことが無難です。
レジャー目的で使用するのであれば問題なく使用することができ、販売価格も安いため、購入しやすいです。
素材 | カーボンフレーム |
重量 | 平均88g |
グリップ | G5/81mm |
全長 | 10mmLONG |
バドミントに慣れていない方や初心者の方におすすめのラケット
ヨネックス(YONEX) バドミントン ラケット マッスルパワー9は初心者用のラケットとして販売されているため、そこまで高性能に仕上がってはいませんが、扱いやすさには優れています。
そのため、初心者の方でも快適に使用することができ、バドミントンの楽しさを体験することができたり、手が痛くなってしまうこともありません。
初心者の方がバドミントンに慣れるまでや自身のプレイスタイルが決まるまでのラケットとして使用することをおすすめします。
素材 | アルミフレーム |
重量 | 105g以下 |
グリップ | G4/84mm |
全長 | 66.4mm |
軽量化されているので扱いやすいラケット
ヨネックス(YONEX) バドミントン ラケット マッスルパワー5はコストパフォーマンスに優れているラケットであるため、安いラケットを購入しようと考えている人におすすめです。
必然的に安いラケットを購入したいと考えている人はレジャー目的であったり、初心者である場合が多いため、初心者向けのラケットに仕上がっています。
軽量化されていることでラケットが重く感じてしまうことがなく、初心者の筋力でも問題なく振ることができ、バドミントンを楽しむことができます。
素材 | グラファイトシャフト |
重量 | 115g以下 |
グリップ | 5G |
全長 | - |
よく跳ねるので初心者の方でもラリーを続けることができるラケット
MIZUNO(ミズノ) バドミントン ラケット CX55 73JTB756は安い価格で販売されていることもあり、レジャー用として購入することもできますが、ミズノが販売していることもあり、性能に優れている特徴があります。
そのため、他のメーカーが販売しているレジャー用のラケットと比べると反発力に優れており、よく跳ねます。
よく跳ねることで初心者の方でも楽しくラリーを行うことも可能であり、基礎技術を身につけるために最適なラケットでもあります。
素材 | 高弾性カーボンフレーム+ソニックメタル+EX-HMG |
重量 | 平均88g |
グリップ | 3U |
全長 | - |
ミスショットを抑え安定したプレイができるラケット
Yonex(ヨネックス) ナノレイ Z-スピードはスイートスポットが拡大している特徴があり、最大の力をシャトルに与えることができ、爆発的な加速を実現することが可能になります。
そのため、サーブやスマッシュの威力を高め、決定打を増やすことも可能です。
スイートスポットにシャトルを当てて打つことで反発力やコントロールを維持することができるため、狙った落下点に打ち返すこともできます。
ミスショットを抑えることができ、安定したプレイをすることが可能です。
素材 | バサルト・ファイバー+カロファイト・ブラック+ウルトラハイモジュラスカーボン+カウンターヴェイル |
重量 | - |
グリップ | - |
全長 | - |
ステップアップする際におすすめのラケット
WILSON BLAZE SX8800 J CV SC BKBK 2はシャフトが柔らかく仕上げられていることでシャフトを沈めたいときに沈みやすくなります。
基本的なプレイスタイルの人におすすめであり、レシーブやトライブを主体に戦う人が使用することでラケットの性能を引き出すことができます。
初心者から中級者にステップアップする際にもおすすめのラケットであり、自身の技量に対応してくれることで高難易度のプレイも可能にしてくれます。
素材 | バサルトファイバー+カロファイト・ブラック+ウルトラハイモジュラスグラファイト |
重量 | 68.0g±2/7U |
グリップ | - |
全長 | 675mm |
高速ラリーが求められる上級者向けのラケット
Wilson(ウイルソン) バドミントン ラケット [フレームのみ] BLAZE SX9600は軽量化されているラケットであるため、高速ラリーを可能にします。
バドミントンはレベルが上がるといかに早く打ち返すことができるかを求められることが多く、スイングの速さを重要視する選手もいます。
その際に軽量化されているラケットを使用すればより早くスイングをすることができ、早い返球に対しても振り遅れることがありません。
高速ラリーを求められる上級者の方におすすめのラケットです。
素材 | - |
重量 | - |
グリップ | - |
全長 | 4U5 |
ショットを打つ際に振動が伝わらない設計に仕上がったラケット
Wilson(ウイルソン) バドミントン ラケット [フレームのみ] BLAZE SX7700J CVはショットを打つ際に振動が伝わりにくく仕上がっている特徴があります。
インパクト時に振動があるとコントロール力が低下してしまう原因になります。
しかし、振動を抑えることができるため、手元がぶれてしまうこともなく、安定したラリーを行うことができます。
ラリーやサーブ、スマッシュなどの精度を高めることができ、よりきわどいコースに打ち返すことも可能になります。
素材 | 高弾性グラファイト、グラファイト(ソリッドカーボンコンセプト)、RFカーボン、HGレジン |
重量 | - |
グリップ | - |
全長 | 675mm |
力強いラリーを可能にした上級者向けのラケット
[ミズノ] アルティウス ツアー ホワイト 奥原 希望選手使用モデル 73JTB73001はフレームの強度が高い特徴があり、打ち負けてしまうことがありません。
そのため、相手選手のスマッシュのような力強い返球に対してしっかり打ち返すことが可能になります。
上級者になるとスマッシュだけではなく、サーブやレシーブも力強くなるため、力負けしてしまう場合が多いです。
力負けしてしまうと敗北してしまう可能性が高く、力強いラリーを行うことができない人におすすめのラケットです。
素材 | バサルト・ファイバー+カロファイト・ブラック+リキッド・クリスタル・ファイバー |
重量 | 77.0±2g/5U |
グリップ | - |
全長 | - |
コントロール力を高めたい人やカウンターを得意としている選手におすすめのラケット
Wilson(ウイルソン) バドミントン ラケット [フレームのみ] 松友美佐紀 使用モデル FIERCE CX9000J CHERRY BLOSSOMはコントロール力に優れているラケットであるため、鋭いコースにラリーをすることもできます。
また、カウンター力にも優れている特徴があり、力強いスマッシュに対して鋭いコースのカウンダーでポイントを獲得することもできます。
コントロール力を高めたい人やカウンターを得意としている選手におすすめのラケットであり、思うようなプレイをすることができます。
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まとめ

今回はバドミントンをプレーするにあたって必要になるラケットの選び方とおすすめのラケットを紹介してきました。
バドミントンのラケットを選ぶにあたってラケットの重さやグリップの太さ、ラケットに使われている素材、シャフトの柔らかさが重要なポイントになってきます。
ラケットの重さが数グラム変わるだけで使用感も変わり、シャフトの柔らかさが柔らかいか硬いかでラケットのしなりを活かせるかが関わってきます。
攻撃のタイプによってあったラケットも変わってくるため、しっかりとラケットの重さやシャフトの硬さ、グリップのサイズが違うことによってどのような使用感の差があるのかを理解しておくことが大切です。
自分に合ったラケットを選んでバドミントンを思いっきり楽しみましょう。