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元プロサッカー選手藤田豊氏が歩むセカンドキャリア。ビジネスマンとしての軌跡

スポシル編集部

公開日 :2018/06/09

更新日 :2019/09/11

「プロスポーツ選手」は、子供の憧れの職業ですが、引退後の人生、いわゆるセカンドキャリアに苦労する選手は少なくありません。

今回は17歳の若さで鹿島アントラースでプロデビューを果たした藤田豊さんが、プロ契約から引退を経て、自分のライフスタイルを確立するまでの経緯について詳しく話を聞きました。

目次

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サッカー選手としてプロになるまで

誰よりも練習をした少年時代

兄の影響でサッカーを始めたという藤田さんは、当初はサッカーに対する思いは意外にも薄く、プロサッカー選手になろうとはまったく思っていなかったそうです。

そんな藤田さんがプロサッカー選手になりたいと思ったきっかけは、たまたま当選したフランスW杯で、ボールボーイを務めた経験でした。

ワールドカップを目の前で見て、

「絶対ここに立ちたい」

と、そのときはじめて夢を抱いたそうです。
その後、900人近く受けた鹿島アントラーズユースのセレクションで、見事わずか数名の合格者に選ばれました。

下手でもプロになれる。必要なのは「熱い思い」


現在の藤田さんが鹿島アントラーズユースのセレクションの時を振り返っても

「890人の中で、(このチームに)入りたいという気持ちだけは誰にも負けてなかった」

「自分に自信があるわけではないが、誰よりも練習してきたという自信はある。そこだけだと思う」

と自分の熱意を傾けることに対する努力は、揺るぎない自信があったと語ります。

そして高校2年生の誕生日を迎えた5月9日に鹿島アントラーズとプロ契約を果すと同時に、プロの試合に初出場しました。
その頃の自分を振り返って藤田さんは、

『日本代表になってW杯に出ることしか考えてなかった、セカンドキャリアとかはもちろんゼロ(全く考えていない)』

とサッカー選手としての人生しか考えていなかったと語ります。

決して甘くなかったプロの世界


ところが、当時代表トップクラスの選手の集まりだった鹿島アントラーズでは、思うように出場機会に恵まれず、ブラジルのチームへ移籍。1年間のブラジル修行を経て、21歳の時に当時J2のザスパ草津へ移籍。ザスパ草津での1年間も、出場機会に恵まれませんでした。

突きつけられた現実は、選手引退の道

22歳という若さで突きつけられた、いわゆる「戦力外通告」。
華々しいプロデビューを飾った藤田さんに、厳しい現実が突きつけられました。

「これからだなってときに切られたんで。ほんとゼロでした。」

22歳でいわゆるフリーターになった藤田さんは、Jリーグのセカンドキャリアセンターの紹介で保険会社に入社し、そこで営業する日々を送っていました。

つい数ヶ月前まで子供たちやファンからサインを求められてきた夢の職業から一転、ひたすら家を回って保険の営業をする毎日を送っていました。

「生活のためにやるしかないという状況で、当時は生き甲斐を感じることができなかったですね」

そんな中で「自分にできることは何か」を考えたときに、浮かんだのが子供にサッカーを教えること。
自分が厳しいプロの世界を見てきたからこそ、自分にしか伝えられないことがあるのではないかと考えた藤田さんは、保険会社で仕事をするかたわら、サッカースクールを始めることにしました。

唯一の生き甲斐を感じたサッカースクール

サッカースクールの生徒を募ったところ、最初に集まった生徒はたった1人だったそうです。

「その1人のためにサッカーを教えている毎週土曜の1~2時間が唯一の生き甲斐でしたね」

それから保護者の協力なども得て、3ヶ月後には38名の生徒が集まり、本格的なサッカースクールが始動しました。
この瞬間が藤田さんにとって「0が1になった瞬間」と語ります。

それから、テレビ出演やDVDの発売などのきっかけもあり、藤田さんが運営する「オブリガードサッカースクール」の知名度と評判は広がっていきました。
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サッカースクールを通して伝えたいこと

今サッカーしている人たち、プロ選手を目指している人たちに、伝えたいことを尋ねると、

「サッカーが上手い仲間もいたが、みんな途中でサッカーを辞めていった。最終的にプロになったのは自分だった。」

と、口を開いた藤田さん。

「誰にでもチャンスがあることを子供達に伝えたい。自分だから伝えられることだと思うし、それを伝えるために今も現場でサッカーを教えている」

と語ってくれました。

自分の好きなことをビジネスに

藤田さんは自分の人生のモットーを

    • 人と違うことをする
    • 好きなことをする
        と挙げました。

海外を旅することが好きだから旅行業を始めたり、これからも好きな国にお店を出したりする予定だそうです。

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ガチャガチャ式ワンコインお酒サーバ「サケガチャ」を開発

サケガチャとは


サケガチャとは、コインを入れてガチャガチャを回すとお酒が出てくるワンコインのお酒サーバです。
『サケガチャ』と、『サケガチャミニ』の2タイプがあり、サケガチャの方は早くも予約が埋まっているそうです。
サケガチャよりも多く生産できるサケガチャミニは、まだまだお店に導入・設置が可能だそうです。
サケガチャ公式サイトをチェック!!
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サケガチャが生まれたきっかけ

前述したサッカースクールのコーチに他にも仕事を提供する目的で、当時ブームだった『街コン』というパーティーを開催していた藤田さん。

スタッフ不足(特にアルバイト)が原因で、次々と飲食店が閉店していく現状を目の当たりにしたそう。
スタッフ不足により、店長が過度に働いたり、お店の衛生管理や新メニューの開発に時間が避けないといった悪循環に陥っている店舗が多かったそうです。

そんな飲食業界の課題を知ったある日、お酒の自販機を店内に置き、自分は暇そうにお店を運営していたおばあちゃんを見て、これなら解決できると考えました。

その自販機を製造した会社に問い合わせたところ、現在は開発していないと言われてしまいました。

「誰も作ってないなら自分で開発しよう。」

お酒の自販機にヒントをもらった藤田さんは、お酒とガチャガチャを組み合わせることに。
さまざまな人に知恵や力をお借りして、じつに3年の年月をかけて、商品化に至りました。

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人生のテーマは「楽しむこと」

自分が仕事をしていて楽しいと思える仕事でないと継続できない。そう考える藤田さんは、その事業の利益に関わらず、楽しいと思えない事業はどんどんやめていったと言います。

今回の取材を通して、『熱い想いを持ったことに真剣に取り組む』、『誰もやっていないことをやる』、『楽しいことをやる』など、明確な人生のテーマが決まっている藤田さんだからこそ、プロサッカー選手になれ、引退後のセカンドキャリアでも、楽しみながら確実に一歩ずつ、成功へと近づいていると身を持って感じました。

また、他のスポーツ選手も、セカンドキャリアでも大きな成果を残すポテンシャルがあると、確信したインタビューでした。

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