世界的にメジャーなスポーツといえば、真っ先に上がってくるのはサッカーではないでしょうか?サッカーの4年に一度開かれる大会、W杯は今や世界的なお祭りとなっています。普段はサッカーファンではない方も、W杯の時期はサッカーの話で盛り上がるのではありませんか。
さて、サッカーの話をしているときにサッカー好きの間でよく話題に昇るのが、「誰が何番の背番号を背負うのか?」です。サッカーだけに限らず、バスケットや野球などでも背番号って意外と話題になるものです。今回はそんな、背番号とサッカーの関係について紹介していきましょう。
サッカーの歴史について徹底解説

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サッカーにおける背番号の意味
高校野球だとエースナンバーは背番号1とか、二桁の背番号は控え選手だ、なんてことがよく知られていますが、プロのサッカーの世界では背番号と役割に何か関係があるのでしょうか?
端的にいえば、「昔はあったが今は無い」というのが答えです。今は選手が自由に背番号を選んでつけることができます。もちろん、同じチーム内で同じ背番号をつけることはできませんから、希望が重なったら話し合って決めるようです。でも以前は、ポジションによって背番号が決められていました。例えば、1番はゴールキーパー、2〜4番はディフェンダー、5・6番はセンターハーフ、7・8番はウイング、9番はストライカー、10番はトップ下、11番はドリブラー。このような役割分担で背番号が決まっていたことがあったんです。
だから、試合によってつける背番号が違う、なんてことはよくありました。昨日の試合はトップ下だったから10番、今日はウイングだから8番というように、試合ごとに変わる選手もいたんです。今は基本的に自分の好きな背番号を選べますが、昔のイメージが今でも若干残っているといえるでしょう。
ユニフォームに背番号が付いている理由
さて、そもそもユニフォームに背番号が付いている理由って一体なんでしょうか?試合の中で敵チームと味方チームが区別できさえすれば問題ないはずなんですが、どうして?と思われる方多くおられますよね。一体どうしてなのでしょうか。
それはズバリ、「選手を特定するため」です。もし背番号がなければ、相手チームは誰が誰だかわからなくなりますよね?初めて試合をするチームの時は特にそうです。背番号を使えば相手チームの選手の名前を思い出したり、呼んだりすることなく「9番をマークしろ」とか「4番の裏を狙え」などスムーズに戦術を伝えることができます。戦術面で必要不可欠なんです。
他にも、審判のためにも背番号は必要です。試合中、審判は審判手帳に「8番イエローカード」とか「4番アウト、2番イン」など記録していかなければなりません。ミスを防ぐためです。そんな時にも活躍してくれるのが、背番号です。
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背番号は何番でもいいのか
では試合中の背番号は何番をつけても構わないのでしょうか?いいえ、そうではありません。何番でも好き勝手に背番号をつけて試合に出ることはできません。自分が登録している背番号をつけて試合に出なければいけないのです。
それぞれのプロリーグによって微妙にルールは異なるのですが、多くのリーグでは1〜99番の中で選んで事前に登録し、その背番号をつけて試合に出場します。登録した背番号以外で出場することは基本的に認められていません。W杯はもう少し選択の幅が狭まります。W杯に出場出来る登録選手数は、1国につき23人と決められています。背番号も23を超える番号をつけることは認められていません。ですから、1番から23番まで全ての背番号に選手が割り当てられているということになります。
逆に背番号に関して少し緩いのが、南米のプロリーグです。3桁の背番号も認められていますし、02とか08など1桁目に0を使うことも認められています。国によって異なる背番号事情に注目しても面白いかもしれませんね。
まとめ
今回はサッカーの背番号について、一緒に考えてきました。今は背番号そのものがポジションや役割を表すものではない、ということがわかりました。また、そもそも背番号って必要なのか?という根本的な疑問についても解決できたでしょう。戦術面や審判が選手を見分け特定するため、背番号はとても大切な役割を果たしてくれます。
背番号に関するエトセトラを、もっと詳しく掘っていけば面白くなります。「あの有名な選手の背番号に対するこだわり」とか、「新規加入してきた選手に背番号を奪われたかわいそうな選手」など、ぜひもう少し背番号について掘ってみて、サッカートリビアを増やしてみてください。
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