この記事では、野球の花形であるショート(遊撃手)の魅力についてみなさんにお伝えします。
広い守備範囲をカバーしたり、内野の司令塔としての役割を果たすショートについてより深く理解するともっと野球が楽しめるでしょう。
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目次

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ショート(遊撃手)とは
ショートとは、二塁と三塁の間を守る内野手です。守備範囲に飛んできたボールを処理するのはもちろんのこと、ダブルプレーを完成させるために内野手と連係プレーをしたり、ランナーをアウトにするため外野手と連携してカットマンという役割も果たします。
このように、ショートには多様な役割が求められます。ショートを守る選手は、チームで中心的な役割を任される選手が起用されることが多く、まさにチームの要としてグラウンドに立つ自覚も要求されます。
ショート(遊撃手)の重要性
ショートは9つある野球のポジションの中でも、最も重要なポジションの一つということができます。野球にはセンターラインという重要な概念があります。これは、センターラインを守る選手(=投手、捕手、二塁手、遊撃手、中堅手)が守備の時に大きな役割を果たすという考えに基づいています。
その中でもショートは、バッテリーと内野手そして外野手の結節点に位置しグラウンドの上で放つ存在感はかなり大きいものとなっています。
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ショート(遊撃手)の語源
ショートの語源は英語のショートストップ(short stop)から来ています。かつては今のような守備位置ではなく、ピッチャーとセカンドの真ん中の位置に守っていました。この守備体系からショートストップという名前が付けられたといわれています。
ちなみに、日本語の遊撃手という名前は、ショートストップは戦列で時期を見て待機し、動き回ってあちこちを固める“遊軍”のようだと思った中馬庚という人物が名付けました。
ショート(遊撃手)に求められるスキルとは
ショートの選手に求められる能力は大きく分けて2つあります。一つ目は高い身体能力です。広範な守備範囲をカバーしないといけないので敏捷性が不可欠です。さらに、三遊間深くからの遠投やカットプレーなどでは強く正確な送球が必要なので、肩の強さも必要です。
2つ目は状況判断能力です。先ほどからも強調しているように、ショートは司令塔的な役割をはたさなければなりません。なので、ボールをどこに転送するのか判断したりチームメイトへの声掛け等状況を冷静に判断しなければなりません。
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ショート(遊撃手)の有名選手
ここからは、有名なショートの選手を紹介します。野球をされている方は自分の理想のプレーヤーを想像しながら練習することは上達への近道です。野球の観戦がメインの方もショートの有名な選手を知ることで、より一層野球観戦が面白くなります。
日本球界
まず、日本球界で有名なショートの選手を3人紹介したいと思います。往年の名選手・吉田義男氏や、宮本慎也・現ヤクルトヘッドコーチをはじめとして、数え切れないほどの名選手がいますが、今回は現役の選手に焦点をあてて紹介します。
坂本勇人
まず紹介するのは、ジャイアンツ最高のショートとの呼び声も高い坂本勇人選手です。なんといっても彼の一番の魅力は広い守備範囲と華麗なグラブさばきです。
ジャイアンツの中心選手としてだけでなく侍ジャパンの不動のショートとして活躍しているトップクラスのプレーヤーです。彼は守備において多大な貢献をしているのはもちろんですが打撃においても一流で、2016年には史上初めて、セントラルリーグのショートの選手として首位打者を獲得しました。
松井稼頭央
次に紹介するのは、メジャーリーグのニューヨーク・メッツでも活躍した経験を持つ松井稼頭央選手です。彼は、MVP1回に加え、ベストナイン7回、ゴールデングラブを4回も受賞している、日本を代表するショートです。
高い身体能力を武器に華麗な守備を披露し、打撃の面においても、広角に打ち分ける高い技術力と長打を量産する史上最強の1番打者です。2013年のWBCのメンバーとして活躍した松井稼頭央選手は、グラウンドを離れてもリーダーとしてチームをけん引しました。
中島卓也
最後に紹介するのは、日本ハムファイターズに所属する中島卓也選手です。彼の特徴も広い守備範囲で、UZRという守備判批の広さを表す指標は球界でもトップクラスの数値です。中島選手は、正確な守備が持ち味で、2015年にはベストナインにも選出されています。
さらに、走塁の能力にたけており盗塁の技術は球界でも随一です。2015年には盗塁王を獲得しています。シーズンの犠打数62という2016年に記録したこの数字はパリーグ記録となっています。
メジャー
次に、野球の本場・アメリカの世界最高峰のリーグMLBから素晴らしいショートストップの選手を紹介します。日本のショートの選手の身体能力ももちろん高いですが、MLBの選手はその比ではありません。興味を持った方は動画サイトなどで本場のパワーをぜひ味わってみてください。
コーリー・シーガー
コーリー・シーガーは、ロサンゼルスに本拠地を構えるロサンゼルス・ドジャースの期待の若手です。彼は、現在最も高い評価を受けているMLBの若手ショートストップで15年のデビュー時から非常に高い期待を背負って華々しくデビューしました。
そして、16年には満票で新人王を獲得しています。彼の最大の特徴はMLBショートストップとして最高クラスの打力です。過去には1試合に3本塁打を放ち、規格外のパワーを見せつけたかと思うと9回2アウトからノーヒッターを阻止するなど、勝負強さも持ち合わせています。
オジー・スミス
オジー・スミスは、あまりにも華麗なその守備のスタイルから「オズの魔法使い」と呼ばれた伝説的なショートストップです。デビューイヤーに新人王投票で2位に輝き翌年から彼の伝説の幕があけました。
その年に初めてゴールドグラブ賞を獲得すると、13年連続でゴールドグラブ賞を獲得するというとんでもない記録を打ち立てました。この記録はショートとして最多のMLB記録でいまなお破られていない偉大な記録です。
ブランドン・クロフォード
ブランドン・クロフォードは、サンフランシスコ・ジャイアンツに所属し2年連続ゴールドグラブ賞を受賞したこともあるメジャーを代表するショートストップです。彼の柔らかいグラブさばきには定評があります。
また、2017年のWBCではアメリカ代表として活躍し初優勝に貢献しました。彼は、バッティングでも活躍しておりデビュー戦でグランドスラムを放つなど、華々しいデビューを飾りました。
野球 ショートのまとめ
いかがだったでしょうか。ショートというポジションの説明から始まり最後は伝説的なショートストップから現在活躍しているトッププレーヤーを紹介しました。野球の花形であるショートに注目して、今後も野球を思う存分楽しんでください。
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