中学生の硬式バットは意外と高く、初めて買うときはなるべく失敗したくないものです。
特に中学生は成長期。体の変化が著しいため、バットの素材や重さ、デザインなどどのように選べば良いか迷う方もいらっしゃいますよね。
そこで今回、中学用の硬式バットの選び方と人気モデル10選を紹介します。
あなたにぴったりの飛ぶバットやスイングのしやすいバットが見つかりますよ。

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中学用硬式バットの選び方のポイント

素材
素材には大きく分けてアルミ合金と超々ジェラルミンがあります。素材が違うと基本的に重さと飛距離が変わってくると言われています。
アルミ合金は比較的軽い金属でできており、バットの重さも軽くなります。少ない力でも早いスイングが可能です。
そのため、アルミ合金はパワーに自信のない子どもにおすすめです。
一方、ジェラルミンは硬質な素材を使用しているためバットの重さも重くなります。その硬さと重さゆえ、飛距離も出やすいと言われます。
ジェラルミン飛距離を出したい、パワーのある子どもにおすすめです。
重量
重いバットだから飛距離も飛ぶだろう、こう考える方もいると思います。
ただ、たとえバットが軽いとしてもスイングスピードが速く、芯にしっかり当たれば飛距離は出ます。
子どもに合わない重いバットは、ヘッドが下がったり、スイングスピードが遅くなったり、ミートが合わないなど、良い事がありません。
一般的にバットの重さは800g前後が主流とされています。
自分にあっているか
素材や重さも考える上で重要な要素のひとつなのですが、使用する本人が気に入るかどうかもバット選びでは意外と大事です。
「あのバットかっこいいな」、「これなら打つことが出来そう」、打席に立つ自分をイメージする事で練習も身になります。
気に入らないデザインのバットですとモチベーション低下にもつながりかねません。
練習をより実りあるものにするには、気に入ったデザインのバットを選ぶ事もひとつです。
バットの重心で選ぶ!

トップバランス
トップバランスというタイプのバットはバットの先端に重心の位置があるもののことを言います。
このタイプはバットの先端に重心があるので、遠心力が大きく、飛距離が出やすくなります。
また、このバットは長距離打者におすすめです。
ただ、このタイプは先端に重心があるため、実際の重量よりも重く感じるので、バットを振り抜くことが難しいと感じる人はあまりおすすめ出来ませんが、逆にバットを振り切れる人やバットの遠心力を使用するようなバッティングフォームをしている人等にはおすすめです。
カウンターバランス
カウンターバランスはバットのグリップ側に重心が位置しているタイプで実際の重量よりも軽く感じるため、振り抜きやすくミートしやすいのが特徴的です。
ただ、遠心力が効きにくいため、長打を狙うのには適していないのがデメリットです。
そのため、短距離打者の方におすすめです。
ミドルバランス
ミドルバランスはトップバランスとカウンターバランスの間の位置に重心が位置しているタイプです。
このタイプは上記の2つの中間的要素を備えており、比較的距離も出せて、バットコントロールもしやすいという特徴があります。
そのため中距離タイプの打者におすすめです。
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飛ぶバットとは?

飛ぶバットとして有名なのは自分に合ったバットが一番なのですが、素材で言うと「ビヨンドマックス」のような複合バットが飛ぶバットとして有名です。
このバットは高反発な素材を使用していて、簡単に長打が出すことが出来ます。
そのため、正しいフォームで、正しいスイングでなくても当たれば飛んでしまうので、基礎をしっかり身につけてからの使用をおすすめします。
中学用硬式バットの人気おすすめ10選
ルイスビルスラッガー TPX18SS(WTLJSL18M)の中学硬式用です。最大の魅力は振りぬきやすさです。
振りぬきやすさはバットによって様々ありますが、ボールに押し負ける事のない、しっかりと振りぬける事がバットには求められます。
長さ82cm重さ810gと平均的。こちらのルイスビルスラッガーTPXは中学硬式バットの中でも抜群の振りぬきやすさで人気の中学生用野球バットです。
この中学生用硬式野球バットは強打と打感の良さを兼ね揃えた超々ジュラルミン素材でできています。
柔らかくバットに吸い付くような打感が特徴です。
TTテクノロジーWIDE加工は、ボールが当たる部分の両サイドを薄くしているのでたわみ量が多く、一般的なバットよりもスウィートスポットが広いです。
ウレタン素材を挟む事で、しびれがさらに軽減。
キャップの凹みで振り抜きやすさをもたらします。
硬質な素材がインパクト時の力の分散を抑え、ボールに最大限のパワーを伝えることができる中学生用硬式野球バットです。
SSKは日本のメーカーで、野球用品を主に取り扱っています。SSKは中学硬式バットも取り扱っており、多方面から信頼されているメーカーです。
特に人気のあるのは「スカイビート」というシリーズの中学生用硬式野球バットです。
スカイビートは「オールラウンドバランス」と言われるバランスを採用しており、「ミドルバランス」より少し下部に重心があります。
パワーの少ない子どもでも使いこなすことができる中学生用硬式野球バットです。
言わずと知れたスポーツ用品メーカーのミズノの中学生用硬式野球バットです。
プロ野球選手も多く愛用し、種類も豊富な事で有名なので様々な中学生におすすめです。
特に「グローバルエリートVコング」は人気のシリーズで「Vコング02」は多くの人が使用しています。
この硬式バットのバランスはミドルバランスですがトップバランスに近い重心で、パワーのある人におすすめです。
続いて紹介する中学生用硬式野球バットは、久保田スラッガーです。
こちらの久保田スラッガーも野球用品の中では有名な存在です。
「Cycle Hitter」などはバランスの良い中学硬式バットです。
他の人と同じになることも少ないので、オリジナリティを求める中学生におすすめです。
ZETTからは「ビッグバンショット」をご紹介。
こちらのZETTはバット以外にもグローブやスパイクなど、多くの野球用品があります。
バットの種類は比較的少ないですが、こちらも非常にバランスの良い中学用の硬式バットです。
打った時の感触が良く、バッターとしては気持ちよくバッティングができる中学生用硬式野球バットです。
ウィルソンというメーカーはご存知でしょうか。ウィルソンはアメリカのメーカーで、テニスやゴルフで非常に有名でポピュラーなメーカーです。
また、野球用品やソフトボール用品にも力を入れています。
この中学生用硬式野球バットはデザインが少し特徴的で、デザインはオレンジゴールドと派手目なカラーもあり、こちらも他の選手と被ることは少ないでしょう。
ネオステイタスというZETT(ゼット)シリーズの中学生用硬式野球バットです。
ショットピーニング加工する事で、強度を上げ肉薄設計を実現した中学生用硬式野球バットです。
この加工をする事で柔らかな打球感が可能となりました。
また、重心位置をグリップ側に位置する事でより高速な振り抜きが可能で、先端側が幅広なため打芯が広く操作性の良いのがこのバットの特徴です。
新型3ピース構造、ジョイントパーツが打撃時の痺れを分散させる為、アグレッシブなフルスイングを実現します。
グリップ部側に高強度カーボンを使用する事で、ボールがバットにあたった時の逆反りを抑え、スイングパワーをそのままボールに伝え飛ばします。
ノンスリップ/ポリウレタン素材の表面に、粘りのある加工を行うことにより、滑りにくく、手袋無しでもフィットするグリップテープです。
クッション性もあり、手のしびれも緩和します。
ミドルバランス、中間ポイントにバランスを配分している為、シャープな振り抜きが可能、ロングヒットも狙える中距離打者におすすめの中学生用硬式野球バットです。
ミズノのJコングの中学硬式用が登場です。肉厚設計を見直した事で従来品よりも反発力がアップしました。
振り抜きやすさや打った時の感触が好評です。
デザインはシルバー、ブラック、ゴールドと3種類あります。
スペックが4つあるというラインナップで、重量タイプは83cm、84cm、軽量タイプでは82cm、83cmがあり、子どものバッティングスタイルによって長さ等が選べるのも嬉しい点です。
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自分にあったバットを選ぼう
これまで中学生用硬式野球バットの素材、重さ、デザインなどご紹介しました。
各バットに重さや素材、デザインといった特徴があるように、子どもにも特徴や目指している選手像がある事でしょう。
子どもの目指す選手像を意識して最適なバットを選べる事をおすすめします。