寒い時期の登山は、体温調整が非常に難しいですよね。
また、気温の暖かい時期でも、標高や時間帯、天候等によっては肌寒く感じる事があります。
そんな時に持っていくと絶対に重宝するインナーダウンを選ぶ時のポイントと、人気おすすめを10選紹介します。
優れた防寒効果を発揮するインナーダウンで快適に登山を楽しみましょう!

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インナー種類紹介

インナーダウンは、アウターの下に着ることのできるダウンです。
なので、アウターと合わせて着ることで、非常に高い防寒対策になります。
それだけでなく、インナーダウンが一番上のアウター代わりにもなるので、とても便利です。
ま簡単に収納できるものも最近は多いので、持ち運べにも好都合です。
現在、販売されているインナーダウンは、主に長袖、ベスト、パンツに分けられます。
中綿の素材には、ダウンと呼ばれる羽毛と化学繊維の2つのタイプがあり、高品質のダウンになればなるほど暖かさが増しますが、その分、値段も高くなります。
出典:amazon.co.jp
今回の記事で紹介しているインナーダウン(長袖)は、主に休憩中に活躍する防寒着です。
アウターとインナーの間に着用して保温効果を発揮する、ミドルレイヤーとして使用されます。
アウターの下に着るものなので、日中の持ち運びに備えて軽量化、コンパクトさに優れています。
特に登山用のものは、着用時にはしっかりと防寒できるように、袖口から空気が入り込まないようにしっかりしまっていたりと工夫がされています。
手袋をした手でもつまみやすいようにジッパーの形状をつまみやすくするなど、快適に活動できるように設計されています。
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特に休憩時や、テントなど屋外で宿泊する際に活躍するのがインナーダウンパンツです。
薄手なので、アウターパンツの中にも上にも着用することができます。
上着とセットアップで着用できるものも販売されています。
日中の移動時には使用しないことが多いので、コンパクトに折りたたんで持ち運べる専用サックがついているのものが便利です。
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夏場など長袖までは必要ない時におすすめなのが、インナーダウンベストです。
体幹部分はしっかりと保温しながらも、テント設営などの活動時にも腕が動かしやすいというメリットがあります。
半袖タイプのものもベストに含まれます。
登山用に作られたものは特に暖かいので、普段着のミドルレイヤーとしても人気が出始めています。
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フリースはインナーダウンではありませんが、登山用防寒着のひとつです。
インナーダウンに比べると防寒性は劣りますが、ストレッチ性が高く活動しやすいというメリットがあります。
通気性はインナーダウンよりも優れているので、夏場や、活動時のミドルレイヤーとして着用することができます。
ただし、脱いだ時はかさばるので、着たまま活動できる日帰り登山向きです。
登山用インナーダウンの選び方のポイント

登山用インナーダウンの性能を十分に発揮する為には、自分の体に程よくフィットするサイズ感を選ぶ事が重要です。
大すぎるサイズを選んでしまうと、インナーダウンと体の間に隙間ができ、保温性が低下します。
逆に小さすぎると、動いた時に中の綿が押しつぶされ、折角溜め込んだ温かい空気が逃げてしまいます。
また、インナーシャツ等を中に着込みたい時に自由が効かなくなる場合もあります。
可能であれば購入する前に、実際に試着することをおすすめします。
快適に着用するためには、通気性に優れたインナーダウンを選ぶことをおすすめします。
休憩中は寒くてインナーダウンを着ても、動き出すとどうしても汗をかいてしまい、蒸れてきます。
また、リュックサックを背負っていると背中や肩から蒸れが生じます。
移動中、頻繁に脱いだり着たりするのは面倒なだけでなく、それだけで体力を消耗してしまいます。
インナーダウンは素材にダウンとフェザーが混紡されている事が多く、ダウンはフェザーに比べて保温性は高いが通気性に劣り、フェザーはダウンに比べて保温性は劣るが通気性は高くなります。
例えば汗をかきやすい方は、フェザーの割合が多めのインナーダウンを選ぶと良いでしょう。
また、インナーダウン自体の機能として脇や肩等、汗をかきやすい部分は、より通気性の高い化学繊維を使用しているものや、袖が取り外し可能なものもありますので、機能性の高いインナーダウンを選ぶ事をおすすめします。
上に着るアウターの形状に合わせて、干渉しないインナーダウンを選ぶようにしましょう。
インナーダウンにもフード付タイプ、襟付きタイプ、襟が無いラウンドネックタイプ等、様々な種類があります。
フード付タイプや襟付きタイプの方が保温性は高いですが、上に着るアウターとの干渉を受けにくいのはラウンドネックタイプになります。
アウターがフード付である場合や首元の保温性機能が充実している場合、インナーダウンまでフード付タイプや襟付きタイプを選んでしまうと、アウターと干渉してしまい、非常に着心地が悪くなります。
インナーダウンの弱点として、雪や雨等による水濡れに非常に弱い性質があります。
そのため、上に着るアウターは防水、防風性に優れたものを選びたいところです。
自分の持っているアウターの形状に合わせて、インナーダウンを選ぶことをおすすめします。
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登山用インナーダウンの人気おすすめ10選
モンベルのおすすめインナーダウンです。重量は約204gです。800フィルパワー(※)の質の高いダウンと、超軽量のシェルが使用されており、非常に軽量でありながら高い保温効果を両立しています。
また、ジッパーにて袖を簡単に取り外したり、半分だけ開けてベンチレーションのように使用する事も可能です。
※フィルパワーとは、28.4gの羽毛をシリンダー内に入れ、1低果汁をかけた時の膨らみ度合いの数値を表します。数値が高ければ高いほど空気を多く含む事ができる上質なダウンである事を示します。
THE NORTH FACEのおすすめインナーダウンです。重量は約235gです。
中綿の素材にダウン54%と、高い保温効果と撥水性能を持つ化学繊維40%(残り6%はその他羽毛)を混紡しています。これにより、水に濡れても高い保温効果を持続する事ができます。
また、フード付タイプ、襟付きタイプ、ラウンドネックタイプがあるので、用途に合わせて選ぶ事が可能です。
マムートのおすすめインナーダウンです。重量は約470gとやや重めになります。
但し、胴体部分がダウン素材、脇と袖部分にPolartec Wind Proと呼ばれる、防風性、通気性を兼ね備えた高性能フリース素材を使用したハイブリッドインナーダウンです。
脇と袖部分に通気性の高い素材を使用していることで内部が蒸れにくく、デザイン性も非常に良いのでおすすめです。
パタゴニアのおすすめインナーダウンです。重量は約371gです。
800フィルパワーの上質なダウンを使用しています。
また、耐久性撥水加工と防水性/透湿性バリヤーを併用することで、表面から弱点である水分の浸透を防ぎ、且つ内側の上記を外に逃がす事ができます。
また、内側のチェストポケット自体に本体を収納することができ、持ち運びにも非常に便利です。
アークテリクスのおすすめインナーダウンです。重量は約200gと軽量でありながら、850フィルパワーの超上質ダウンを使用しているため、とても温かいです。
身体の芯の箇所にはダウンを、汗をかきやすく湿気がたまりやすい箇所には透湿性の高いアークテリクスオリジナルの化学繊維(コアロフト)を使用しており、いつでも快適に着ることができます。
フリーノットのおすすめインナーダウンです。重量は約250gです。
光電子Ⓡという化学繊維を使用しており、体温の遠赤外線を吸収して効果的に輻射させるだけでなく、蓄積した遠赤外線により効率的に水分を蒸散させ、蒸れる事なく快適な状態を保つことができます。
また、ダウンも国内基準の2倍にあたる厳しい基準をクリアした高品質ダウンを使用されています。
マーモットのおすすめインナーダウンです。重量は約283gです。
撥水加工を施した900フィルパワーの超高品質ダウンを使用することで水濡れの弱点克服をしつつ、軽さと温かさの両立を実現しています。
また、肩や脇下、袖口、裾切り替え部には3DeFXと呼ばれる伸縮性、通気性、保温性に優れた化学繊維を使用しており、動きやすく蒸れにくい快適な着心地を実現しています。
ホグロフスのおすすめインナーダウンです。
重量は約335gです。800フィルパワーのダウンを使用し、表生地には防水、耐久撥水加工を施して防水、防風性を高めています。
また、肩には伸縮性と透湿性に優れたPolartec Power Stretchと呼ばれる素材を使用し、快適に着る事ができます。ジャケット内側に収納方法が記載されており、袖の部分に小さく丸めて収納する事で持ち運びにも便利です。
ブラックダイヤモンドのおすすめインナーダウンです。重量は約410gです。
身体の部分にはプリマロフトRダウンブレンドを使用して温かく、フードや肩、袖の部分には保温性だけでなく通気性、伸縮性、耐水性の高さを兼ね備えたプリマロフトゴールドインサレーションを使用しています。
保温性、機動性、快適性ともに優れた登山におすすめのインナーダウンです。
自分にあったインナーダウンを選ぼう
登山におすすめのインナーダウンをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?各メーカーそれぞれ保温性、快適性を高めるための工夫がされているので、是非選ぶ時の参考にして快適な登山を楽しんでくださいね!