アーチェリーのルールについて解説します。一言にアーチェリーと言っても競技方法は様々です。
そこで、ターゲットアーチェリー、アウトドアアーチェリー、インドアアーチェリー、フィールドアーチェリーの4種類について点数やルールを分かりやすく説明します。
同じアーチェリーでも違ったルールが適用され、点数の方式も異なります。
様々なアーチェリーの競技方法を理解し、普段行っている競技と違ったやり方のアーチェリーも楽しんでみてはいかがでしょうか。
目次

スポンサードサーチ
ターゲットアーチェリーの点数について

ターゲットアーチェリーの点数は1点ずつの円に分かれています。
ターゲットアーチェリーには、アウトドアターゲットとインドアターゲットという二つのルールがあります。これは屋外か屋内かという違いがメインです。
距離によって的の大きさが定められています。
男子で90m、70 m、女子で70 m 60 m の距離の場合は直径122cm、幅6.1 cmの同心円状の得点帶になっています。
得点は中心から10.9点8点7点と減少し、黒の円の中だと1点となり白や的を外した場合は0点となります。
これは短距離も50m、30mでも同じです。この場合の直径の距離は80cmとなっています。
中心から1ポイントずつ減点していくとおぼえておきましょう。
アウトドアターゲットのルール

アウトドアターゲットは屋外の平らなところで行います。主にグランドや運動公園で行われることが多いです。距離は、
男子:90m 70m 50m 30m
女子:70m 60m 10m 30m
このように徐々に距離を短くしながらそれぞれ36回ずつ矢を放ちます。144回矢を放つ合計得点の多い選手が優勝です。
またハーフラウンドという競技方法もあり、
男子:50m 30m
女子:50m 30m
それぞれ36回ずつ矢を放ち72回行います。
さらにオリンピックラウンドというものがあります。これは大きな大会の決勝ラウンドとして主に用いられます。
二人の選手が交互に矢を放ち12回の合計得点で決着をつけるものです。このラウンドでは30秒以内に矢を放たなければいけないというルールもあります。
ターゲットアーチェリーのルールのポイントとして、距離を短くしていくことが言えるでしょう。
スポンサードサーチ
インドアアーチェリーの点数について

インドアアーチェリーとは室内で行われるアーチェリーです主に体育館などで行われます。
インドアアーチェリーは的までの距離が18m、的の直径は40cmと短く初心者の方でも当てやすいのが特徴です。
アウトドアアーチェリーができない冬場に盛んに行われていいます。ちなみに18mなのは20ヤードをメートル換算したためなのです。。
大きな大会や全日本選手権などになると5点以下のエリアをカットし、縦に並べて3回屋を放ちます。
競技者は30から60回矢を放ち総合得点で争います。そして制限時間2分以内に3回ずつ矢を放ちます。これを10回ずつ繰り返します。満点は60射で600点です。
めったにないことですが、競技者は並んだ的に一頭ずつ矢を放たなければならず、仮に同じ的に2本刺さった場合、得点が低い方の矢の得点を採用し高い方の得点が無効となります。
距離が短いので初心者や初級者の方でも気軽に参加できるのが嬉しいところです。
フィールドアーチェリーの点数について

フィールドアーチェリーは山の中や草原などの自然の地形を生かし標的を設置したコースを回って矢を放つ競技です。弓の形状によってリカーブ、コンパウンド、ベアボーンの3部分があります。
競技によって5m から60m の距離の間に標的が設置されています。距離指示があるマークコースと距離指示がないアンマークコースがあります。
アンマークコースの場合は距離をしっかりと把握し、特徴読み取って打つことが鍵となります。標的の大きさは距離に応じて別れており、直径20、40、60、80m の4種類があります。
そして直径の1/5の中心部分が黄色、その外側が黒色の二つの色環帯に分かれます。黄色の部分は二つに分かれ、中心部分が6点その外側が5点です。黒色部分は四つに分かれ4点3点2点一番外側が1点です。つまり中心部分6点そこから外に行くにつれて1店ずつ原点にしていくわけですね。
それぞれのコースを4名1グループで標的に3本打ちながら回ります。大きな大会の決勝ラウンドでは設置された別のマークコースで決勝ラウンドの最初のステージが行われます。上位4名が1対1の対戦を行っていくわけです。
室内アーチェリーは屋外アーチェリーよりも裾野が広く、参加しやすいので大会に参加してみたい方はこの形式から始めると良いでしょう。
スポンサードサーチ
アーチェリーを楽しもう!

いかがでしたか?アーチェリーと一言で言っても様々な得点形式や競技形式があります。まずは参加しやすいインドアアーチェリーの大会を目指し、練習を始めてみてはいかがでしょうか。
なかなか敷居が高いと思う方もいるかもしれませんが、まずは初めて見ることで新たな発見があるかもしれませんよ。